世界一周(チケット)の旅 ‐ リスボン
9月19日(月)
タンジェ(モロッコ)のホテルを7時に出て、
歩いて港に到着。339 DHでチケットを買い、
乗船したけど、7時発のフェリーはまだ出ない。
出帆したのは8時を回っていた...。
1時前にアルヘシラスに到着。早速、途中の
セビリア行きのバスの時間を聞いたら、なんと
夜の12時発。
リスボン行きは16時発で、53ユーロなので
発券をお願いしたけど、調べたら満席だという。
試しに鉄道の駅に行ってみると、セビリア
行きは出発まで2時間。でも途中のボバディー
リャという駅で2時間半時間調整が必要。
バスだと3時間くらいで着くのに、鉄道で
7時間も掛けていくのは気になったけど、
アルヘシラスでバスを待っているよりはマシ
なのでチケットを購入。約21ユーロ。
ボバディーリャまでの景色は想像していた
より素晴らしかった。
カルスト台地や起伏を繰り返す大地は広大
で、圧倒される。
しかし、残念なことに、列車の窓が相当汚れ
ているので、ご覧の通り、ガラス越しの撮影に
耐えられない。駅で停車している間に窓を拭こ
うかと思ったくらい。
ボバディーリャに到着。でも、ここで2時間半
を潰すのは相当難しい。インターネット・カフェ
などないし、街の長さも300mくらい。
荷物を引きずりながら、街を歩いてみると、
町並みがどこか日本の長屋を思い出させる。
駅にはパブがあるので、ビールでも飲んで、
時間が過ぎることを願う。
写真はソーセージのようなものなので、昨晩
のような話題性はない?
セビリアには11時前に到着し、タクシー
でバスターミナルに向かった。
運が良ければ、アルヘシラスから出たバス
に乗れるかと思ったけど、やはり満席。でも、
翌日11時のバスは予約出来た。36ユーロ。
ホテルはかなり歩き回って探したけど、満室
のところが多くて、なかなか決まらない。結局、
バス・ターミナルそばのホテルにチェックイン。
37ユーロだけど、かなりボロかった。
9月20日(火)
バスは予定通り、11時にセビリアを出発。
途中、ドライブインで1時間待って、バスの
乗り換えとなった。
その間、ステーキをいただく。まあまあかな。
1時間後に到着したバスには、マドリッド
から来た乗客が乗っていた。無理してマドリッド
に行くことも考えたけど、同じだった。
バスはそのまま休憩など取らずにリスボン
に到着。このバスのドライバーにはなれない...。
リスボン到着前には、海の中をずーーーっと
渡るバスコ・ダ・ガマ橋を通る。
今回行けなかったけど、マイアミの7マイル
ブリッジもこんな感じなのかな??
リスボンの東側にある、オリエンテ・バス・
ターミナルに無事到着。
「無事?」そうなんです。昨日から急に腹が
痛み出し、昨日も、この日も1日7、8回トイレ
に駆け込む状態。しかも、食べた後、すぐに
腹が痛くなり、出るのは液体...。
汚い話で申し訳ないのですが、本当に死ぬ
かと思った...。
このバス・ターミナルは建築好きなら、事前
知らなくても、見た瞬間にハッとするくらいの
とても優雅な仕上がり。美しい!
オリエンテ駅は98年に開催されたリスボン
万博の玄関口として作られたとのこと。
万博会場では、今でもシザの作品とかを
見ることができるようである。
駅の構内も素晴らしい!!スペース効率を
考えると、どうなのか分からないけど、近未来
感に溢れている(?ほら、ガンダムとか)。
今、誰がこの駅をデザインしたか、ネットで
調べていたら、絶句!なんと、カラトラバ
だった!(セビリアで見たアラミージョ橋も彼)
正直、そんな気がしていたんだけどね。
見所は他にもあるので、次回は必見だね!
ホテルはインスラーナというところにした。
決して綺麗なところではないけど、バイシャ
地区のど真ん中で、1泊40ユーロ。
フロントでコイン・ランドリーを聞いたら、
リスボンにはないという...。
仕方ないので、試しに観光案内所にいって
みたら、1軒だけあり、場所を教えてもらった。
写真はそのお店(洗濯屋さん)。お休みと
は聞いていたけど、場所の確認。
途中、ケーブルカー・グロリア線を見て、
ビックリ!急な傾斜に合わせて、車両の
床が水平になるように持ち上げられている。
写真では見ていたけど、実際に見ると、
呆れるくらいにバカバカしく、また、可愛いく
思える。
さあさあ、ファドの時間です。まずは先程の
ケーブル・カーのそばにある有名なお店に
いってみたら、定休日だったり、料理が異常
に高くてダメ。
写真は行く途中で見たサンタ・ジュスタの
エレベーター。
ファドで有名な店はやはり高いので、晩飯
は別の所で摂り、テーブル・チャージがある
クルベ・デ・ファドなら入りやすいかなと思い、
行ってみることにした。場所はカテドラルの裏。
9時半頃にドリンクだけで入店。すると、
注文したものが運ばれて来ないうちに、
急に店内が暗くなり、ファドが始まった。
最初は若い女性。上手いけど、声の伸び
がイマイチ。また、高音域で音が外れる。
始まったと思ったら、3、4曲で終わって
しまった。
15分後、2人目は60過ぎの男性が歌い
だす。枯れた声が店内に響く。
演奏中はこの通り、真っ暗。
3人目は別の女性が登場。声の伸びが
素晴らしい。苦しそうに発する言葉の意味は
分からないけど心に響く。
少し上を見て唄う彼女の口先を良く見る
と、音譜または文字が見えそうである。
4人目は、さっきまでタバコを吸いながら、
楽譜を見ていたジーパンのお兄ちゃん。
すごい声量。リスボンの新沼謙二といった
ところか。
段々レベルが上がるので、このままでは
帰れないと思っていたら、5人目は最初の
女性。でも、今回は声は伸びるし、音程も
狂わない。
残念だけど、12時を回ったので帰ることに。
ハウスワインのハーフボトルとポートワイン
2杯でテーブルチャージ込みで37ユーロ。
9月21日(水)
朝起きて、洗濯屋さんに向かう。洗濯と乾燥
で9ユーロなら、仕方ないかと考えていたら、
きれいにプレスされていた。感謝!
洗濯を待つ間、ロシオ広場そばにある店で
朝食。豚肉を挟んだパンといった感じ。
一旦ホテルに戻って、荷物を置いてから、
カテドラル周辺にある教会をいくつか回った
後、ベレンに向かう。バイシャからだと1時間
弱かな。
途中、カイス・ド・ソドレ駅に近付いたところ
で、魚を焼く臭いがする!なんとイワシを
炭火で焼いているのだ!!
もう悩まずに入店。
日本にいる時から楽しみにしていたので、
発見できて嬉しかった。イワシは皿に盛られ
て出される。バジャドリッドで食べたのよりも
かなり大きめ。また、焼く前に内臓を取り出さ
ないので、臭みが強い。
もちろん美味かったけど、バジャドリッドの
時のように、我を忘れて食べるほどではなか
った。
ここでも焼く時に、荒塩を使っている。どの
のどんな塩を使っているかは聞けなかった。
お店の名前はSolar do Kadete かな?
ネットで確認しようとしたけど、ダメだった。
もちろん、店内にも席はあるけど、皆、外の
席に座っていた。
路面電車のような電車でベレンに到着。
まず向かったのが、ジェロニモス修道院。
でも、その前に街の景観に声を失う。こんな
美しい街は行ったことも、聞いたこともない。
ウィーンやバーゼルも美しいけど、この街
は唖然とするくらい美しい。
ジェロニモス修道院。マヌエル様式と呼ぶ
らしい。青空の下、建物の白さが眩しい。
南門の左側から入ると、すぐにサンタ・マリア
教会があり、広大で荘厳な空間が現れる。
なんでも、写真に写っている支柱はヤシの木
をモチーフにしているらしい。
サンタ・マリア教会の北側には回廊がある。
ちなみに、この日も腹の調子が悪く、ここの
トイレに入ったら、あまりにもきれいでビックリ。
装飾的ではないものの、とても清潔だった。
キューバでは考えられない...。
回廊の2階を歩いていたら、教会部分の
ところに入り口があり、入ってみたら、なんと
教会を眼下に見渡せる。そして、正面には
十字架が...。
下の階で見学していたときは、気がつかな
かった。
修道院を出て、海岸線を歩く。
ベレンの塔の向こうは大西洋。
またまた呆れるくらい美しい光景。
どこかのカレンダーで使われている
ような光景を、当たり前のように街中
で見ることができる。
ホテルで軽く休憩してから外に出てみる
が、回りはレストランだらけ。あまりの多さ
に決められず、街を徘徊するだけ...。
小さな店に人だかりができていて、皆、
小さなカップでなにかを飲んでいたので、
入ってみた。ちょっとドキドキ!
ぬぼーっとした親父にひいてしまったけど、
シェリー酒の立ち飲み屋だった。どうやら、
シェリー酒のメーカーの直営店のようで、店に
置いてあるのはシェリー酒1種類だけのようだ。
そうです、みんな食前酒を立ち飲みして
いたんです。これも、食文化?
店を決められないので、ホテルのフロント
に教えてもらったMuni という店に行って
みたらお休み...。仕方ないので、お隣りの店に。
まずはクレメ・デ・マリシュコという魚介類
のクリームスープ。
かなり期待していたのだけれど、塩っぱく、
あまり魚介類の味がしなかった。クリーム・
スープなのに滑らかさも感じなかった。
メインはカルネ・デ・ポルコ・ア・アレンテ
ジャーナという、豚肉とアサリの炒め物。
しかし、残念ながら、肉は堅く、アサリの味も
表に出てこない。まあ、全部で16ユーロなら
こんなものかな。
でも、ハウス・ワインはまずいし、グラスは
白く信じられない位汚れているので、ほとんど
飲まなかった。明日は少し高めの店にしよう。
さあ、ファドである。例のケーブル・カーに
乗り、「地球の歩き方」でもトップクラスと紹介
されている、ア・セヴェーラにドリンクのみで
入店。
早速始まった!と思ったら、民族衣装を着た
おじさんとおばさんが太鼓の音に合わせて
踊り出したり、観客も一緒に唄うように求め
たり、昨日のような緊張感は全くない。
昨晩の店では上演中は店員は奥に控えて
いた。観客も黙って歌声を聞いていたけど、
ここは全く逆。上演中も店員は歩き回るし、
なぜか女性2人で来ている客は、ダラダラ
話したり、笑ったりしているので、思わず
「シッ!」といってしまったくらい。客の質が
最低・最悪なこともあり、ミニマム・チャージ
の18ユーロを払って店を出た。
いらいらしながら音楽など聞いていられない。
そのまま帰るには早いので、クリーニング
屋のそばで偶然発見したホット・クラブという
ジャズの店に行ってみた。写真は初日に撮影。
この日にはライブがないはずだけど、ピアノを
弾いている人がいる。店員に聞いてみると、
予定もなく、ふらっと演奏をしに来る人がいる
らしい。とても良いノリだと思う。
テーブル・チャージはないし、酒は安い。
ライブがある時は、チャージが7ユーロくらい
らしい。
しばらく、カウンターで立って飲んでいた
けど、とても落ち着いた雰囲気で飲むことが
できた。
一度しか来れなかったのが残念。次回は
ライブに来てみたい。
12時を廻ってしまったので店を出たけど、
なかなか気持ち良い店だった。
Hot Clube de Portugal
ホテル・ボタニコやアレグリア広場のそば
www.hcp.pt
10時~2時まで営業。日・月が定休日
9月22日(木)
この日はトマス・タヴェイラの建築を見ることに
して、まずドン・カルロス・ビルに行ってみた。
場所はサントス駅のそば。裏はゴーカート場に
なっている。
中に入って、ガードマンに聞いてみると、建てら
れた時はオフィス・ビルだったけど、現在は大学
の施設になっているとのこと。
中を見学できないかと、交渉したけどダメだった。
でも、まあ、全体的にあまりぱっとしない印象。
次のアモレイラス・タワー・コンプレックス
には歩いていくことに。
途中、急な昇り坂をハアハアいいながら
歩いていると、突然国会議事堂が現れた。
ガードマンはいないし、セキュリティは甘い。
日本もこんなんでいいんじゃない?どうせ、
ろくな人間がいないんだから...。節税!!
そのすぐ先にはエストレーラ聖堂がある。
体調は依然悪く、体は重いけど、傾斜の
きつい坂を登り続けると、アモレイラス・
タワー・コンプレックスが突然現れた。
ただ、建物との間には工事現場が広がり、
まだるっこしい感じ。
建物に向かって歩いていると、道路の右側
には風変わりなビジネス・ビルが。青と白と
いうのは、ここではデザインの基本テーマ?
コンプレックスの1、2階部分はショッピング・
モールとなっているので、入場は自由でタダ。
とても広大なので、迷ってしまう人が多いと
いうのも納得。
写真中央にある黄色いオブジェはタヴェイラ
の作品。
この作品を鑑賞するのに相応しい場所を
捜し求めて、1時間位起伏の激しいこの
一帯を歩き回ったけど、見つからなかった。
淵上さんはどこから撮ったのだろうか...。
この後、タヴェイラがデザインした国立
課税局ビルを見にエントレ・カンボス駅に
行った。周辺を歩き回り、聞きまくったけど、
結局発見できなかった。準備不足だな。
体調が悪いので、昼飯が遅れてしまった
が、3時過ぎに、ホテルのそばにある、
Concha D'ouro という店に入った。
まずは昨晩と同じ、クレメ・デ・マリシュコ
という、魚介類のクリーム・スープ。
昨日のものとは異なり、とてもクリーミー。
具は中ぐらいのエビが2匹しか入っていない
けど、基本的には期待通りの味。
これは塩抜きした干しダラと野菜を茹でた、
バカリュウ・コジード。タラのほうも淡泊
ながらも期待通りの味だったので、とても
ハッピーな気分になった。
食後にはチョコレート・ムースを食べて
17.35ユーロだから、昨晩の店と比べても、
あまり変わらない。
この店は店員も愛想が良いし、意外と
良いかもしれない。
Cervejaria Concha D'ouro
住所: Rua Augusta, 238-240
電話: 213 428 369
毎日営業 午前1時まで
体調が戻らないので、ホテルに帰って、
次に訪れるギリシャとトルコの日程を考える
ことにした。またまた、かなりハードになりそう
である。
その後、ホテルの予約のために、インター
ネット・カフェに向かう途中、ふと気がつくと、
外はかなり暑いのに、タクシーの窓が開いて
いた。省エネのためかなあ。
8時になったので、昼に行ったレストラン
にまた入った。タラをオープンで焼いた
バカリュウ・アサードと、昨晩も注文した
カルネ・デ・ボルコ・ア・アレンテジャーナを
注文。さっき食べたばっかりなのに、メイン
を2つも注文してしまった。
でも、待っている間に、生ハムが美味そう
だったので、こちらも注文。ハムも柔らかか
ったけど、パンが意外にフアフアで柔らかく、
ハムに良く合う。美味い!
バカリュウ・アサード。タラは塩抜きして
いるはずだけど、かなり塩っぱい。でも、
オーブンで焼かれているので、香ばしく、
どんな酒にも合うと思う。
でも、ちょっと淡白かな?
カルネ・デ・ポルコ・ア・アレンテジャーナ
は「赤ピーマンのペーストで味付けした豚肉
とアサリを炒め、コリアンダーとレモン汁で
仕上げた...料理」(地球の歩き方)。これも
昨晩のものとは別物。とってもジューシー!
これだけ注文すれば、28.60ユーロも納得。
その後はファドの店に行く予定だったけど、
腹が一杯で動けず、ホテルで休んでいる間
に寝てしまった…。
9月23日(金)
20日にファドを聴きに行ったクルベ・デ・
ファドのウエイターに強く奨められたことも
あり、シントラに行くことにした。
リスボンからは地下鉄と電車で1時間弱
でシントラに到着。
最初は王宮に行くつもりだったけど、バス
を降りる場所を間違えたため(?)、まずは
ペーナ宮殿を見学。
いろいろな様式が混ざっているのがウリ
なのだけど、やっぱりゴシック、ルネッサンス、
マヌエルに、イスラム様式も加えられている
ので、もうバラバラ。逆に、ウィーン編で報告
したフンデルトヴァッサーの作品ようにも
見える。
ペーナ宮殿からちょっと下がったところに
ムーアの城跡がある。バスが出たばっかり
だったので、歩いていくことに。
ここからの眺めは素晴らしい。だけど、
かなり風が強かったので、Tシャツでは
寒かった...。
この建物は王宮。...だと疾が、食感が良いので大満足!!
でも、会計したら、パスタが13.50ユーロ
だった!?
王宮はあまり見るところはない。敢えて
言えば、天井が尖った煙突とのようになって
いる調理場くらいかな(写真右側)。
シントラはとても綺麗な街だったけど、
私はリスボンの普通の町並みが好き。
この日にシントラにいったので新市街や
アルファマ地域にいけなかったのが残念。
まあ、次回だね。
晩飯はまたまたConcha D'ouroへ。
日替わりスープはジャガイモがベースの
野菜スープ。体に良さそう。
ミックス・サラダを挟んで、メインは
シーフード・リゾット。昨日から、廻りの
客が食べているのが気になっていました。
これが美味い、美味い。もう最高!!
その後、デサートとコーヒーを戴き、会計
は21.60ユーロ。ビールも2杯飲んだしね。
美味いし、安いし、大満足。逆に日本で
なぜこのような店ができないのか、不思議
なくらい。また来たいな。
さあ、ファドの番です。ファドといえば、
アルファマなので、パレイリーニャ・デ・
アルファマに行ってみた。店に着いたのは
10時前。でも、ドリンクだけの入店は10時
半からだというので、ガキンチョのサッカーを
見て暇潰し。結構ウマイ。
10時半になったので、店の入口で待って
いると、店内は狭く、小さいテーブルにお客
がたくさん座っている。店の入口付近まで席
があり、あまり歌い手の声が聞こえない...。
結局、中には入らずに帰ることにした。多分、初日に1番良い店に入ってしまったようである。考えてみれば、飲食代別で17ユーロ取るんだから、高級店だったということかな。そういう意味ではこの店の方が、一般的なファドの店なのかも知れない。
ジャズの店(ホット・クラブ)に行こうかとも考えたけど、アルファマからでは遠いので、また今度ということにした。
ポルトガル
ポルトガルに来てみる前は、経済が低迷しているし、スペインのさらに端っこにあるので、なんで、人々はこんなところに住んでいるんだろう...いっそのこと、スペインに吸収されてしまえば良いのではないかと考えていたくらいだった。
実際に来てみて、自分の考えがいかに浅はかだったか分かった。ここには豊かな文化があり、人々は自分のリズムで生きている。東京のように、自分のリズムを忘れ、あくせく走るように歩く人なんて見かけなかった。
旅行から帰ってきて、訪れた国のランキングをつけたら、ポルトガルが一番になった。美しい街並みや美味い料理については紹介したけど、街角で地図を見ていると、必ず誰かが話しかけてくれるような、人々の優しさはなかなかサイトでは伝えることができない。
ということで、リスボンは私の一番のお奨めの場所になり、世界でも数少ない、住んでみたい街になった。物価もそれ程高くなかったし、治安もそれほど悪くなさそうだ。引退したら、暫く来てみようかな。そのためには、今からポルトガル語を勉強しなくては...。