沖縄そば刑事 ガサイレ日誌 in 沖縄2話には聞いていたけど、沖縄本島には米軍施設が本当に多い。でも神奈川周辺にも結構ありますよね。横須賀、厚木、東京だけど横田とか。あと六本木もありました!?


10月29日(水: 今日はこのツアーの目玉の一つ、海中道路に行きました。

   朝起きてすぐに海中道路に向かった。といっても、
  もちろん水中を走るわけではない。天気は今日も快晴
  である!
   15kmくらい走って、やっと到着。でも、走り始めてすぐ
  に何か違和感、または不協和音のようなものを感じた。
   恐らく、ここを自動車や観光バスで50km位で流すに
  はとても気持ち良いかも知れないが、チャリで走るには
  あまり向いていないようである。チャリで走っていると、
  まるで江ノ島に行く橋のような感じで、単なる自然破壊
  にしか感じない。ちょっとシニカルかな?




   昨日と同じジリジリと肌を焦がすような日差しの中、
  胡屋に向いまた走り出す。途中、
世界遺産として登録
  されている
勝連城跡に立ち寄ることにする。
   ここは琉球王朝成立時に最後まで反抗した有力按司
  (あじ)・阿麻和利の居城跡らしい。現在はサンゴ石灰岩
  の切積石の城壁が残っているだけである。しかし、ここ
  からの眺望はすばらしい。崖っぷちに建立されている
  ので、城壁に立ったりすると、膝が笑うくらいのスリルが
  味わえる...。
   ここは見学無料で、周囲に保護のためのフェンスなど
  もない。でも逆にいえば、スケール感は小さい。




   ここが世界遺産なら、なぜ富士山が登録されなかっ
  たのだろうかと思ったが、考えてみれば、世界遺産に
  登録されないからといって、そのものの価値が変わる
  わけでないことに気がついた。
   理由の分からない
姉妹都市を海外の都市と日本側
  が大金を払って結んだりするのとあまり変わらない。結
  局、お役所の文化交流のための視察旅行とかのネタに
  されたり、観光で使い回しにされるだけなら、登録され
  ないほうが良いのかもしれない。
   ちなみに他にも中城村(なかぐすくそん)には世界遺産
  の
中城城蹟(なかぐすくじょうあと)がある。



   胡屋に戻り、昨日は定休日で入れなかったに向
  かった。ゴルフの打ちっぱなしのフェンスの前にお店を
  構える。佇まいは名店ならではのものを感じる。
   そばのメニューは、サイズ違いの2つだけ。中盛は
  500円。麺は東京でよく見られる、細めの平打ちタイプ。
  上品なカツオの味が口の中に広がる。 三枚肉は泡瀬
  の店よりさらに柔らかく、口の中でとろける。
   まっぷるマガジンによれば、遠方のカツオは香りと味
  が強過ぎるので、やわらかな香りとあっさりとした味を
  出すために近海の本部産のカツオを使用。添加物は
  使っていない。



   さらに、飲み干した器のそこに細かなカスが残らない
  ほど澄んだスープに仕上げるため、豚骨を洗い上げて
  いるという。塩も数種の自然塩を試した末に、柔らかな
  風味を壊さないごく普通の塩に落ち着いたという。今の
  ところ東の横綱といった感じ。
★★★★
   2時を過ぎるとお客さんがすごい量で入ってくる。
  見ていると、客さんの約半分が
骨汁(しかし、すごい
  名前だな...)という料理を注文している。見る限り豚の
  バラを煮込んだものの上に野菜を載せたような感じで
  あるが、みな骨にしゃぶりつくように食べている。今度
  来ることがあったら、試してみよう!



 実は今回沖縄に来た本当の理由は、北中城村村長である 喜屋武 馨(きゃん かおる)さんのNAVI 2002年12月号P184~189(二玄社発行)に掲載されていたインタビュー記事(文: 駒沢 敏器 氏)を読んで、どうしても村長にお会いしてお話をしたくなったためである。以下は喜屋武村長のコメントの一部抜粋である(ぜひバックナンバーでも購入して、全部読んでみてください : 写真は雑誌にお断りしないで使わせていただいています)。

   (沖縄の復帰に関して)「復帰して少しはよくなるかとは思ったの
  ですが、実は同じ顔をした日本人がある意味ではアメリカよりもさら
  に巧妙で姑息なやり方で沖縄を支配するだけでしたね。ああなんだ、
  
日本はアメリカの植民地で、その植民地が沖縄なのか、と思い
  ました」

   「(復帰前は) 日本とひとつになりたい、何としてでも復帰したいという
  思いは、日本そのものというよりは平和憲法の理念にあったのです。
  その理念の実現として復帰が考えられた。





 しかし(米軍基地は)未だにここにある。しかもそれを、日米安保条約によって好きなようにさせている日本という国家もおかしい。
 僕たちに平和憲法が適用されてないのと同じですから、これはまた
法的な差別でもあります。自由平等の基本的人権が保障されていない」

   (憲法に関して、さらに)「これほど素晴らしい平和憲法はないと僕
  はいまでも信じていますよ。憲法に問題はない、それを運営している
  みなさんが愚かなのです。単なる理想論だという方もいますが、いま
  の時代、兵器で決着などつくのでしょうか。平和を望む世論、つまり
  
非暴力以外の何をもって平和がもたされるというのか、僕は聞
  きたいくらいです」
   「暴力というのは無知と想像力の欠如そのものですね」




 「普天間基地の移設問題のときに、県民のなかにも『ヤマトへ持っていけばいいじゃないか』という声はありました。しかし沖縄がそれをいってはいけないのです。暴力の連鎖はこの沖縄で断ち切りたい。同じ目には絶対に遭ってほしくないというのが、県民の総意です。


 大橋 巨泉が『沖縄の人々に対して恥ずかしいので、沖縄の地を踏んでいない。「どの面 下げて」という気持ちが強い』などの発言をしている。私もそう思っていた。だから、これまで沖縄にはいったことがなかった。
 しかし、喜屋武村長の記事を読んで、そして沖縄の人たちの平和に対する気持ちを知って、逆に『沖縄に行かなくては、実際に行って、少しでも沖縄の人たちの気持ちを理解しなくてはいけない』と考えるようになった。

 かといって、空港からホテルに向かい、ビーチでくつろぎ、国際通りで買い物しても何も見えてこないだろう。
 一番良いのは、できれば徒歩で、できるだけ長期間滞在するのが良いのはわかっている。しかし、いろいろ考えた上で『
チャリで本島一周』が自分が現在置かれている環境の中では最善の選択と考えたのである。

 幸い、喜屋武村長は再選され、いまだ現役であることは昨晩泊まったホテルで確認しておいた。もちろんアポなしなので、あとは村長が村役場にいて、私に会う時間があって、実際に会う気になっていただけるかである。

   北中城村役場にはお昼過ぎに到着。もし在席して
  いて、時間を作ってくれたら何を話そうかと、心臓を

  バクバク
させてその総務に行ってみると......
   残念、村長は29日一日中外出されているとのことで
  あった...。確かに、村長の公用車を停める駐車場は空
  いていたので、少しは覚悟していたけど、仕方ない。
   「分かりました、ありがとうございました」と伝えて、1度
  下に下りたが、折角だから、簡単なメッセージを書き、も
  う一度上がって、受付の女性に村長に渡してくださいと
  置いてきた。
   空があまりにも青かったことに、今気がついた...。


 実際にはお会いできなかったけど、少なくとも役場に実際にいって、面会を申し込んだんだから、まあよしとしよう。残念な反面、ちょっと気が楽になった気がした。
 基本的には私はチキンなので、こういうことは苦手である。未だにマクドナルドなどで、あのアルバイトの女の子の全く機械的な問いかけにドキドキしているんだからだらしがない。なんかお店の前で台の上に載せられたような気がするんだなあ...。誰もきいちゃいないのは分かっていても、店員やお客さんの全員が自分の発言に注目しているような気がしてしまうのである。

   その後はまた海沿いに出て、国道329号線を下り、
  西原町に出たが、今日泊まる場所がこの先にはあまり
  ないことに気がついた。そこで、急遽スケジュールを
  変更し、一度那覇に戻ることにした。2日目に無理した
  ことと、連日晴れの日が続いたお陰である。
   そして那覇に向かう途中で訪れたのが、首里にある
  
御殿山(うどぅんやま)。実は首里はかなり高い丘の上
  に広がっているので、西海岸からここまで来るのにえら
  い苦労した。汗だく、というより汗が出切った感じである。





   まるで漱石の家に来たような雰囲気であるが、店内に
  入ると本当に書生になったような気がした。なんでも、
  この建物は築120年以上で、以前は首里城のお役人の
  休憩所として使われていたそうである。
   そうそう、この店も
一個人2000年8月号に掲載されて
  いたお店である。北海道から沖縄までかなりのお店に伺
  ったが、これまで外したことがない。だから、次の店に行
  ってみたくなるという、ポジティブなスパイラルである。
   あとは北関東と、長野、博多に行けば、やっと制覇でき
  る。来年中には達成したい。




   晩夏の日差しに映える庭の草木を見ながら沖縄そば
  をいただくのは悪くない。写真で分かる通り、もう食べる
  前に高得点である。
   不思議なもので、ブリキのヤカンや、色鮮やかな箸な
  ど、怖いくらい雰囲気に合っている。もちろん、そばの
  器と湯呑も素朴で誰かの作品かと思うくらいである(いい
  過ぎかな?)。







   そばの汁の方は見た目はあっさりで、色がかなり薄い
  が、実はとてもしっかりした味。基本は豚骨で、カツオ、
  昆布、泡盛などを加え、化学調味料は使わない。確かに
  昆布の独特の味わいがしっかり出て、物足りなさを感じ
  ない。
   麺はかためで、日本そばのような歯ごたえ。これだけ
  こだわるお店だけに、もちろんガジュマルの木を燃やし
  て作った灰との上澄みをかん水代わりに使っている
   最初から紅しょうがが入っているのは意外である。500
  円で食べられる匠のこだわりといえるだろう。




   せっかくの雰囲気だし、ちょっとゆっくりしたくなった。
  冷やしぜんざいは見ていると結構地元の20才くらいの男
  子も食べている。思わず注文!冷やしぜんざいデビュー
  である。250円。
   もちろん期待通りの味だけど、あまり甘くないので、
  後味もさっぱりしている。
   住所は首里石嶺町1-121-2。電話は098-885-5498。
  月曜日が定休日で、営業時間は11時30分~16時くらい
  まで。場所は分かりづらいので、事前に十分に調べて
  置くこと。そばで地元の人に聞いても意外に知られて
  いないようである。
★★★★+(難しい...)。



 身も心も一休みをすることができたので、新鮮な気持ちになって、もう自分の体の一部とは思えなくなってきた重い脚にムチを打ち首里城に向かった。

 
首里城 入り口には自転車置き場などについてなにも書かれていなかった。仕方ないので、入り口からかなり入った先、守礼門のそばにある案内窓口までチャリを押していって聞いてみることにした。
 窓口が近くなって、どこに置いたらよいか聞こうとしたら、いきなり、テンションを急に上げた女の子が、あたかも私が常識外れのことをしているかのように、立ち上がり、駐輪場はないと叫んでいる。さっさと出ていってくれ!といわんばかりである。
 どうすればよいのかと聞いてみると、駐車場のそばでその辺りにいる人に聞いてみてくれという。これまた仕方ないので、指示通りに駐車場のおじさんに聞いてみると、なんと
敷地外の空いているところに停めてくれとのこと!具体的な場所などは全く指示なし。立派な公営の地下駐車場があるのに...。
 平静に歴史的な建築物を見学する気分ではなくなったので、全く見学せず、那覇市街地に向かった。今日はかなり怒りっぽい。

 後でタクシーの運転手などに聞いたのだが、沖縄の人は自転車には乗らないそうである。乗っている人がいたら、内地から結婚などで移り住んだ人ではないかということ。こんな坂のきつい街には自転車が合わないとのことであった...。

   意外にも那覇のホテルはほとんど満室だった。でも、
  なんとか
ホテル マリンウエスト那覇というビジネス・ホ
  テルを予約することができた。朝食付で税込み5,670円。
   マンションの1室のような部屋だが、明るくきれいなの
  で満足。フロントもとても親切で、いろいろなことを聞いて
  も期待以上の回答・対応をしてくれる。
★★★★
   たまにはカツ丼を食べなくてはと、国際通りでお店を探
  す。なんでも、沖縄のカツ丼はニンジンやピーマンとかを
  使い、野菜炒めのような感じらしい。
   
とん子という店の看板が国際通りにでている。他に選
  択肢もなかったので、入ってみた。カツ丼850円。



   こんなカツ丼みたことない!衣がかなり薄く、玉子が
  かかっている部分が少ないのでカリカリ。玉子は1つ
  落としたというが、下に落ちたらしく表面には半生の白み
  しか見えない。また、煮汁が最高!コクがあり、甘味を感
  じるが、砂糖のような変な甘さではない。
   ご主人に話を聞いてみると
フツウにカツオと昆布を使っ
  ているとのこと。野菜炒めのようになる、沖縄の典型的な
  カツ丼は邪道のようなことをいっていた。
   評価は★★★★+肉が堅かったのが減点の理由。
  せっかく肉に良い脂が載っているのに残念。当然バラツ
  キがあると思うので、減点は★半分だけにしました。



 長い一日だった。朝、海中道路に行ったなんて信じられない。走行距離はだいたい80kmだと思う。


10月30日(木: 今日から沖縄南部になります。

 今朝も7時起床。朝飯が付いていたのでいただいたが、わざわざ沖縄まで来て食べるようなものではない。 那覇から東海岸の与那原に抜ける国道329は想像していたより傾斜は緩く、降りてチャリを押すことなどなかった。昨日とは大違い楽勝である。
 昨日、国道から離れて首里に向かった西原に一度戻り、タスキがつながったことを確認してUターン。南に向かい進み始めた。

   与那原町とか那覇とかいう言葉をかなり頻繁に聞い
  たためか、以前仕事上で知り合った与那覇さんのこと
  を思い出した。彼女は典型的沖縄美人であるとともに、
  性格的にもとてもしっかりした人だった。今はどうして
  いるのだろうか...。そんなことをふと思い出すのも旅の
  醍醐味のひとつなのだろう...。

   あれほど騒がしかったセミの音が那覇より南の地域
  ではしないのも不思議、というよりとても寂しい。






   記憶が確かではないのだけれど、知念村に入って
  からまたアップ&ダウンの連続。脚はあいかわらず
  なので、無理しないで押すことにする。結果的には
  押し続けることになってしまった。
   無理しないのも、長生きのコツ?

   疲れまくって、涙も出なくなった時には、ファミリー
  マートでシークァーサー・アイスを買って食べるので
  ある。美味過ぎるくらい美味い!






   この写真は今回のツアーのベスト・ショット。沖縄ならでは
  の瓦屋根。よく見ると、写真上部には魔よけのシーサーが...。


  




   玉城周辺からはさらに坂がきつくなる。脚は筋肉が
  張っているというより、石のように硬くなっている。

   筋肉痛とものすごい発汗でバテバテになりながらも、
  なんとか
平和祈念公園に到着。しかし、就学旅行
  のガキどもが本当にうるさい。場所をわきまえろ!

   
平和祈念資料館で展示品を見学しようとすると、
  なんと信じられないことに
入場料を取っている!
  ここは
見せ物小屋か!
   こんなところでイライラしていても仕方ないので、表に
  出て、
平和の礎の前に。



   いうまでもないが、戦没者の名前が刻まれている。
  何かにひかれるように奥のほうに歩いていった。
  そして、絶句してしまった...。
   
米英人の名前もあるではないか!まっぷるには
  国籍には関係なくと書いてあったので、無理やり連れ
  てこられたアジアの人のことだと思っていた...。
   彼らに直接的には命を奪われた犠牲者の家族が、
  これを許していることが信じられないとともに、自分の
  中で何かが崩れるような感じがした。
   確かに彼らも国の命令で沖縄来て命を落としたと
  いうことであり、本当に平和を祈念しているのであれ
  ば、敵味方などは関係ない。命の尊さは同じである。


 戦没者に殺したいくらい嫌いなヤツがいる時には、どうすればよいのかと聞いたら、「その人を愛しなさい」と答えられたような錯覚に陥った。

 そんなことを考えながら自転車に跨って、ペダルをこいでいたら
ひめゆりの塔に到着。入り口の横にあるブースの中で花を売っている年配の女性に聞いたらブースの横に自転車を置いても良いというので駐輪し、お花を買って中に入る。
 やはり多くの方が命を落としたところだけあって霊的な雰囲気がある。先ほど那覇より南でセミが鳴いていないと書いたが、そのセミの祖先が沖縄戦を見ていて、あまりの凄まじさに鳴くのを忘れてしまったとかだったらどうしよう...。

 しかし、相変わらずバカ中高生がうるさい。いっそ、このひめゆりの塔平和祈念公園などの場所を修学旅行などで見学する際は、本当に見学したい生徒は中に入り、バカ騒ぎを続けたい生徒はバスの中でカラオケでも、昼寝でもしてれば良いと思う。詰め込み型の教育が今でもいろいろいわれているが、バカはバカなんだから、それに合わせて扱えば良いのである。無理に嫌がる生徒を連れてくることはないのである。そこのバカ学生!こんなところで地面につばを吐くな!
 もちろん、そのバカな中高生の中でも1割くらいは本当に真剣に見学していた。

 
ひめゆり平和祈念資料館に入ろうとしたら...また入場料を払わなくてはいけない!喜屋武村長もおっしゃっていたが、平和の重要性を訴えるのが沖縄県民であったら、その重要性についての話(説明)を聞きにきた人になぜお金を請求するのだろうか? 全く理解できない。ここも大人300円であるが、たとえ10円でもNo!である。でも、虫の知らせという分けでもないが、また誰かに引っ張られるように中に入った。

 相変わらず、バカな中高生が本当にうるさい。しかし、バカバカいっていたけれど、人生における時間が十分で、体力的にはいうことなし、精神的にはこれから鍛えなくてはいけない
小中高生は絶対に無料にするべきである。
 私の本当の気持ちをいえば、家で毎日テレビ・ゲームをやって、
一日に何人も殺している彼らにこそ中を見てみるべきである。沖縄開発庁経由で道路を作るために湯水のようにお金をバラ撒いているなら、その一部をこちらにまわすべきである。まあ、修学旅行で来ていれば、生徒は入場料など払わないので、全く気にはしないとは思うけど...。

 館内では説明員の年配の女性による話を聞いている時は、もう涙が出そうであった。本当に今タイプしながらでも涙が出てきそうである。
心から戦争をしてはいけないと皆に、そして一人、一人に訴えている。沖縄に来て良かったと感じた。こんな方々は東京にはいない...。
 本当は、今こそ東京に来て、いろいろなことを皆に語りかけていただきたい。そのお話を聞いてもイラクに派兵する必要があると考える人が大多数であれば、派兵が本当に必要なのだろう。すぐに、十分な装備と人数を派遣しなければいけない。

   雪花菜(せっかな)はひめゆりの塔の道路を挟んで
  逆側にある。一見いわゆる地方のドライブイン風の店
  構え。まず見落とすことはないだろう...。

   住所は糸満市字伊原370-1。電話は098-997-4072。
  ここは陶芸家でもある大城 節子さんのギャラリーでも
  あり、沖縄そばも大城さんの作品で味わえる。沖縄
  そば550円。






   麺は5ミリ幅くらいで、歯ごたえはあるほう。スープ
  もあっさりで、とても上品な味。カツオの味や香りは
  押さえ気味。インパクトは弱いが、十分にウマイ。
  
★★★










   


 お店を出ると、連なるお土産屋さんのひとつに
ブルーシール・アイスクリームが置いてあるのを発見。初ブルーシールである。かなり濃い目の味で、舐めるというより、食べるといった感じがする。フル・ボテイでお腹がいっぱいになってしまった。

 食べながら、そのお土産屋さんの周りを歩いていると、裏の駐車場で
さとうきびを売っていた。むっかーし、沖縄海洋博があったときに、沖縄を紹介する映像の中で、沖縄の子供達がさとうきびを美味しそうにしゃぶっていた。その映像を見たときに、沖縄に行くことがあったら、絶対食べてみよう!と思ったのである。
 ちなみに昔は沖縄の子供は皆さとうきびをしゃぶっていたが、今ではほとんど食べる子はいないそうである。実はこのツアーでもここに来る前になんどか聞いてみたが、時期ではないので置いていないということだった。

   この出店では、さとうきびだけでなく、ゴーヤー・
  ジュースやシークァーサー・ジュースも売っている。
   売り子の女の子が、弟の友達と話すような感じで
  修学旅行できた男の子にジュースを作っている。
   さとうきびジュースでなく、スティックを注文したら、
  ちょっとビックリして、冷蔵庫から輪切りにしたさとう
  きびを出してきた。そして、さらにナタのようなもので
  周りの竹のように硬い部分を含めて、縦に3分割
  してくれた。
   ちなみに、この娘はずっと東京にいて、最近戻って
  きたそうである。



   さとうきびはバニラの味。かなり筋張っているのは
  想像していたが、ここまでだとは思わなかった。噛ん
  で、甘みがなくなったら、カスを吐かなくてはならない。
   でも、このバニラの味、先に食べたアイスの味に
  近いものを感じる。
   出店の娘に写真を撮ってもらった。顔や手が真っ赤
  だけど、もちろん酒を飲んでいるわけではない。
   グローブをしていたので、手の甲だけ白いのが
  分かるだろうか?そういえば、この日の朝に強力日焼
  け止めクリームを買ってつけだした。遅すぎるのは
  明白である。



   ひめゆりの塔から那覇までは、もちろん坂はある
  けれど、それほどきついとは感じなかった。しかし、
  那覇に入ってから、またあのエゲツナイ坂が続く。
   那覇空港が現れたところで、目の前にあまりにも
  エゲツナイ坂が現れたので、それを避けるため国道
  を外れたら、道に迷ってしまった。結局、また国道に
  でてしまったので、全くの無駄である。
   途中ジャスコの向かいに
通堂があったので入るが
  不味い。麺は伸びきった感じ、豚骨スープも味が
  はっきりしない。まあ、もともと九州の人間が作った
  沖縄ラーメンだから仕方ないか...。



   那覇に戻ってから、またホテルを探すが、昨晩泊ま
  ったホテル・マリンウエストは予約で一杯だという。
   試しにまっぷるマガジンに載っていた那覇ビーチ
  サイドホテル
に連絡してみると空いているという。
  とりあえず、行ってみることにする。一泊5,500円。
   雑誌にはマンション風の外観しか載っていないが、
  中はキャッシュレスとしたフロントや室内を含め、十分
  に満足がいくレベルであった。
   そばにゴルフの打ちっぱなしやレストランなどがあり、
  チェックイン後も充実しているが、国際通りに遠いのが
  難点。それを加味して
★★★★。お奨めである。



   ホテルにチェックインが終わって、今度は夕食。
  再びチャリで那覇市と浦添市の境界線付近にある
  ゆーじ小(ゆーじぐぅわー)と歓会門(かんかいもん)
  本店に向かった。
   しかし、周辺を2時間くらい走り回ったが見つから
  ない。ついに、両方の店の営業時間を過ぎてしまった
  ので、諦め、国際通りに向かった。
   国際通りに到着し、少し歩いてみたが、良さそうな
  店がなかったので、一番目立っている
ていだに入った。
   でも、入った瞬間にこの店は沖縄料理の専門店
  でなく、ファミレスであることに気がついた...。



   仕方ないので、試しにソーメン・チャンプルの
  ようなものを注文したが、不味い。ソーメンを油で
  炒めただけのものにシーチキンのような物体が
  トッピングされているのが余計腹が立つ。
   後で聞いたところ、この料理は沖縄では、結構
  メジャーな料理らしい。
   一方、海ぶどうをやっていたので、ここでも注文
  するが、あっという間に食べたので、あまり味を
  覚えていない。
★+





   これではしまらないので、国際通りを流していると、
  これまたとっても目立つ看板を発見!宮古そばの
  どらえもんに入る。まるで裏口のような入り口から
  階段を上がり、店内に。三枚肉そば650円。











   量がかなり多いので、死ぬ気で食べてなんとか
  完食。宮古そばの定義はあまり覚えていないが、
  少なくとも量は多めのようである。
★★+


   ということで、今日も終わりである。今日もとっても
  長かった。走った距離はいろいろ那覇で走り回った
  ことを加味しても70kmくらいかな。

  あっ、忘れてた!これで沖縄本島を
  ほとんど1周である。パチパチ!


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