麻婆豆腐の鬼 2008 2nd Qtr 麻婆豆腐で横浜中華街を制覇する手応えを感じてきました。
★★:普通です ★★★:なかなかです ★★★★:お奨めです ★★★★★:おいしい店を教えてください
4月1日(火)
群馬県太田市方面に出張になったので、昼飯は大泉町で久し振りにうなぎを食べることにした。井田 徹治著の『ウナギ』を読んで、世界的に絶滅寸前の危機に陥っていることを知り、しばらく気兼ねして食べていなかったのである。この本自体は研究のレポートのような形で体系的にまとめられているけど、読み物としても面白かった。お奨めである。
入ったのはうなぎ 小堀。大泉の目抜き通りである、国道354号沿いにある。広々とした店内は席もゆったりとしていて、居心地がよい。
メニューには、上うな重(2,900円)、うな重(1,800円)、うな丼(1,400円)が載っている。平日だけど、ランチはない。微妙な価格設定だな。ちょっと悩んで、うな重を注文。15分くらいで運ばれてきた。
正直、群馬で1,800円の割にはうなぎが小さいかな。食べてみると、ほっくりしていて、身は厚く、なかなか美味いではないか。淡水魚臭さもないので、山椒なしで食べられる。
一方、多少ヌルヌルとした食感が残るかな。味付けは砂糖の甘さが表にでてくるけど、それほどは気にならない。
う〜ん、★★★+。12時をまわったらお客がガンガンやってくるではないか!人気店なのかな?
トイレは男女別で広くてきれい。下手なデパートより立派だと思う。 Web: http://www.unagi-kobori.com/
サイトを見ていると、国産のうなぎを使っているのがウリのようだけど、『天然』とは書いてない。であれば国産の定義は?
完全養殖はまだ商業レベルではない。稚魚を日本で捕まえて、国内で養殖したら国産?
その稚魚はグァム島そばで産まれていると考えられているのだから、国産とは言い難い。また、天然うなぎにも、ヨーロッパ種がかなりいるとのことだし...。
素人が下手な知識を得るとろくなことがない。でもまあ、興味を持たれた方は先述の『ウナギ』を一読するのをお奨めします。
打ち合わせが終わり帰路に着いたけど、せっかく大泉に来たんだからラーメンでも食べようかと思っていたら、かなり派手な看板を発見。あまり考えないではいってみることにした。
お店の名前はそば彦。お店の下では釣り堀もやっているようだ…。
うどんとそばがメインながらも、かつ重(そばかうどんがついて1,200円)やうな重(同じく1,500円)もある。そばは、もり(600円)があったけど、大根そば(800円)が載っていたのでこちらにした。
山小屋風の店内はもちろん高級感などはないけど、これでそばがうまければマニア心を擽るところ。
まさか…とは思っていたけど、大根おろしじゃなくて、千切り大根を軽く茹でたものが一面に盛られている。火が通っているので辛みはない…。そばはまさに田舎そばといった感じで、細切りからきしめんの幅まで変化に富む。しっかり噛んで飲み込まないと、喉をつまらせてしまうかもしれない。
味は…? 正直、自分が好きなタイプではないな。もちろん、好みが別れるとは思うけどね。
食後にはコーヒーが付くけど、その前に蕎麦湯を飲んでいるので飲み干せなかった。
話題性を含めて ★★★+。会計の時に、なぜ大根おろしじゃなくて千切り大根なのかと、ご主人と女将さんに聞いてみたら、この地域には、突然のお客が来たときなどに、そばの量を増やすために千切り大根を使うことがあるとのことだった。そういわれると、なんだかありがたみが出てくる。
4月2日(水)
横浜中華街の市場通りにあるお店は、これまで結構評価が高かった店が多い。この日は前から気になっていた三蔵飯店に入ってみた。店内は高級感はないけど、広々としていて印象がよい。
メニューを見ると、想像していたより料理の数が少ない。価格設定は中華街では平均的かな。ちょっと悩んで、麻婆豆腐(1,000円)と五目焼飯(800円)を注文。
すごい量! まさかLサイズ?
あっ、美味い。最初は辛さを感じなかったけど、しばらくしたら段々辛くなってきた。食べ続けているとあまり辛くないけど、間をあけるとジワジワ辛さが染みてくる感じ。本場四川風とは全然違うけど、味噌味がきいていて、ご飯が進みそう。豆腐は木綿かな?あまり軽い感じではない。
一方の焼飯は驚く位少ない。エビが2匹載っていて、一見豪華そうだけど、味付けはあっさりしていて、食べると質素な印象になる。鉄のような臭みを感じるので、単品じゃあ食べたくないな。麻婆豆腐との相性は悪くないけどね。
麻婆豆腐だけなら ★★★+。だけど、目玉料理もないし、店としてのお勧め度はあまり高くないな。★★★。
4月3日(木)
中華街には平日も休日も混んでいる店があれば、平日はガラガラなのに、休日になると不思議に混んでいる店がある。紅花はその後者。やはり、木曜日には客はほとんどいない
店内の雰囲気からして、あまり美味いものを期待できそうもないこともあり、麻婆豆腐セット(1,050円)があったので、注文することにした。もう1品考えたけど、餃子が4つで630円は高いので、 肉入り野菜炒め(900円)にした。
野菜炒めは醤油が焦げたような、香ばしい香りがする。食べてみると、意外と美味い。街中の定食屋の味とはちょっと違う。
麻婆豆腐はカレーライスのようにも見えるし、そんな感じの香りがする。う〜ん、こっちも結構美味いなあ。食べてみても、インドカレーのような風味と食感がする。豆腐はフワフワ。また、生姜の味が強くでている。
そういえば、麻婆豆腐とインドカレーは似ているな。意外と麻婆豆腐を作った麻(アバタ)婆さんはインドカレーの話を聞いて、中華の具材で豆腐カレーを作ろうとしたら、偶然に麻婆豆腐を発明していたりして??
両方とも挽き肉を使っているし、これだけ辛い料理は中華には珍しい。四川は比較的インドに近いし、インドで食べたカレーはいわれてみれば、少なくとも見た目は近い。
なんてことを思わず考えてしまうような味でした。★★★+。
4月5日(土)
11時前にチャリで平塚にある自宅を出発して、12時過ぎに小田原漁港に到着。早速、2階にある食堂にいってみるとすごく混雑している。ガチャガチャして落ち着かないので、出ることにした。
漁港周辺を歩いていると、食堂 谷という店を発見。路地を入った住宅地にあるから、もしかしたら見つけづらいかも。海鮮丼が930円というので店内に。値段が安いので、具材や量がちょっと心配…。
店内は港町の定食屋という感じで、威勢の良い女将さんが元気にしゃべりながら走り回っている。
へ〜っ、結構豪華ではないか!マグロ、ハマチ、タコ、イクラ、ホタテと具材の量と質は文句なし。特にマグロとハマチは最高!小鉢も食べ応えがある。一切れだけど、マグロのホホ肉と思われる刺身も載っている。これでご飯がもう少し多ければいうことなし。
この日は特別に女将さんが全てのお客さんにエボダイを振る舞ってくれた。サイズは小さいけど、脂がのっていて、美味い美味い!
普段、干物類は食べないんだけど、これならご飯も、お酒も進みそう!
この店は料理だけじゃなくって、大声を張り上げながら走り回る女将さんも目当てのお客さんがいそう。★★★★+。お店として今後マークして行きたい。 住所:
小田原市早川1丁目4-10-3 電話: 0465-23-8566
久しぶりに真鶴岬の先端にある三ツ石に行った後、最近、二宮の国道1号沿いに開店したラーメン店
生竜(うりゅう)に入ってみた。
塩らぁめん(650円)がメニューの右端にかかれているので、こちらが基本のスープのようだ。ちょっと悩んで、春季限定 潮あさりそば(850円)を注文。
美味そうではないですか! まずはスープをいただいてみる。ちょっと濃いめの味だけど、磯の香りが鼻から抜けていく。麺は細めの縮れ麺。ちょっと弱い気もするけど、無化調のスープとのバランスはよい。でも、このスープなら細いパスタでも合いそうだ。
★★★★。また来てみよう。 住所: 二宮町山西214-2 電話: 0463-72-3305
4月6日(日)
二宮の国道1号線沿いにあるえびやはいつも結構お客さんが入っていることもあり、前々から気になっていた。
この日もチャリに跨ったものの、出発が遅れたこともあり、試しに入ってみることにした。
お店的には和風のローカル・ファミレスという感じかな?
でも店内にはマンガが散在し、大テーブル前にはテレビが置かれている。蕎麦でも食べようかと入ったけど、かつ丼(800円)があったので注文。
これで800円?カツが小さい。肉は薄くて、臭みを感じる。味噌かなにかの下味をつけているのかな?
カツも肉もグニャグニャで気持ち悪い。
カツは多分揚げたてじゃあないな。この手の店で、こんなに不味いのは初めて。さすがに完食できなかった。
★なし。
二宮で食べたカツ丼のデキがひどかったので、口直しに小田原早川口にあるラーメン庄太郎に入ってみた。これまで何度も店の前を走ったことがあるけど、全然存在に気がつかなかった。どうやら老舗のラーメン店のようである。
ちなみに駐車場はないので、バイクやチャリ向きのお店といえるかも。
ラーメン(500円)からネギ味噌チャーシューメン(1,000円)まで様々なバリエーションがあるので迷ってしまう。店員にお奨めを聞いたら、岩のりラーメン(700円)というので、こちらをお願いした。ちなみに、毎週日曜日はラーメンデイで、普通のラーメンは300円。
岩のりラーメンを全体写真で見るとイマイチなので、麺上げの写真をのっけます。
生姜がきいた和風のスープは濃いめだけど、キレがある。そして、細いストレート麺が美味い。細いのにつけ麺にしても良いくらいシコシコとした食感。チャーシューは筋張っているけど、とてもジューシー。
一方、やっぱりスープは塩っぱいかな。 ギリ
★★★★。住所: 小田原市早川2-5-2 電話: 0465-23-2240
晩飯は伊勢原にある照國 江戸一へ。カツ丼関連ではすでにレポート済だけど、この日は湘南海鮮丼(1,480円)を注文。
ご飯が少ないけど、1つ1つの具材が大きく、好印象。カツオやタイ、サバだけでなく、タコの足とかもぶつ切りで載っている。
かなり待たされたけど、★★★★。
4月8日(火)
この日は朝から大雨と強風で、昼間は東海道線の二宮〜小田原間が運転を見合わせていたくらいであった。
真っ直ぐ家に帰ろうかと思ったけど、東海道は運休のために本数が減り、無茶苦茶混んでいるというので、京浜東北で横浜中華街にいって、彩香に入ってみることにした。
この店はかなりの人気で平日の夜でも、いつも満席。でも、こんな天気の日なら、まだ雨も降っているし、みな家に帰るだろうという読み。
中華街に着くと、さすがにお客は少ない。大通りの真ん中付近にある彩香に到着すると…。満席だ…。信じられない…。ちょうどお客がでるところに入店したので、待つことはなかったけど、本当に満席だったのだ。
店内はパステルトーンでまとめられていて、まるで一昔前の清里のペンションのよう。麻婆豆腐(1,200円)とあんかけチャーハン(1,100円)を注文。
麻婆豆腐は豆腐がプリプリで口の中で溶ける。かなり辛いけど、中華味噌がきいていて、かつ塩分が抑え目なので、ほんのり甘い味付けだけど嫌みがない。とろみ加減は絶妙。
あんかけチャーハンのあんは、こちらも甘めの味付け。チャーハンはパラパラではなく、全体的にネチョッとした印象。細いネギのようにみえる食材は食べるとインゲンのような食感。ただ、なんでか分からないけど、魚臭いのは減点対象。正直、麻婆豆腐との相性は、同じようなとろみ具合なのであまり良くない。
麻婆豆腐は ★★★★。チャーハンは★★★かな? でも、行列までして入る店とは思わないけどね。
4月10日(木)
仕事の都合で平塚で昼の時間になった。であれば、平日しか入れない味の大西に行くしかない!
1時過ぎに入店。相変わらずの人気で、ほぼ満席。早速メニューを見ると、カツ丼をまだやっていた(1,150円)。でも、やっぱり中華丼は消されたまま。一度食べてみたかったな。
キッチンを見ていると、ご主人が堂々とラーメン丼に化学調味料を入れている。意外だけど、これまで全然気がつかなかった。
衣はカリカリ、肉は厚くてジューシー。臭みも感じない。味付けは甘塩っぱいけど、すぐに慣れる。量はカツ、ご飯ともに多いくらい。玉子が半生なのは私の好み。
★★★★+。 味的にはほぼ満足なんだけど、ランキングにも書いてあるように、見た目が悪すぎる。まあ、それが大西らしいともいえるんだけどね。
夕方になっても昼に食べたカツ丼のせいで全く腹がすかない。会社をでて、中華街に向かったけど、この日は朝から雨だったせいか、お客の数は少ない。
珠江飯店(しゅこうはんてん)もいつもは平日の夜でも満席に近いけど、この日は空席が多かったので入ってみることにした。店内は高級感があり、店員の応対も慇懃。席もゆったりとしている。
麻婆豆腐(1,800円)とあんかけ五目チャーハン(1,200円)を注文。あまりお腹がすいていないのに3,000円かあ…。
麻婆豆腐の色は赤くなく、琥珀色といった感じ。辛さは唐辛子というより、ザーサイぽい。色も似ているしね。豆腐は軽く、あまり主張しない。なんか不思議な感覚。
でも、あんかけチャーハンの方がもっと不思議な感じ。あんの色は麻婆豆腐より緑がかっていて、インドのチャンディガールにいったときに見つけた沼のような色。はっきりいって2つの料理とも視覚的に食欲をそそられない。
実際に食べてみると、不味くはないし、オリジナリティはあるんだけどな。量はかなり多いのは良いけど、結局3分の1くらい残してしまった…。
★★★。高得点だった菜香の姉妹店なので期待していたんだけど、正直残念。
4月11日(金)
横浜中華街に到着後、どこに入ろうか散策する。関帝廟通りを歩いていると、聚英(しゅうえい)の店頭に、この店の海鮮そばはいろいろなテレビ番組で取り上げられている旨の貼り紙があったので入ってみることに。ということで、海鮮そば(1,050円)と 麻婆豆腐(1,200円)を注文。
7時前とはいえ、金曜日なのにお客は私独りだけ。店内は面積的には狭いけど、席をゆったり、整然と取っているので、狭っ苦しさはない。
麻婆豆腐の量は少ないな。見た目はミートソースのようだ。食べてみると、とろみが強いけど、味は結構食べやすい。ちょっと塩っぱくて、辛めかな。豆腐はフワフワ。欠点がない一方、特徴があまりないな。
海鮮そばはあっさりスープに伸びやかな細いストレート麺がよく合う。最高のデキ! 女将さんによれば、『スープにはお金をかけている』という。かなり淡白だけど、物足りなさは全く感じない。わざわざ遠くからでもこれを食べにくる価値あり。
量は両方とも少なめ。麻婆豆腐は ★★★★。海鮮そばは ★★★★★!病み付きになりそう!
4月12日(土)
チャリに跨り、三浦方面へ。横須賀の自衛隊武山駐屯地から国道134号線を離れて、峠を越えて、衣笠に到着。あまり来ることがない街なので、チャリで大通りを流したけど、美味そうな店が見つからない…。
仕方ないので、諦めて池上十字路を左折して、和か菜の前を通る街道で葉山に戻ることに。その道中、和か菜のすぐそばにとんかつ しょうさんの看板がまだあるのに気がついた。以前来たときにも看板を発見したのに、お店を見つけられなかったことがあった。
だけど、なんだか、とっても気になったので、周辺を探索することに。…でも、やっぱりお店は見つからない…。
半分諦めかけて上を見上げたら…。なんと、ペットショップの2階にあるではないか!でも、入り口が見つからない…。まるで非常階段のような、建物の右側にある階段を上って店内に入ると、本当に非常階段で、いきなり非常階段から登場したモジモジ君のような恰好のオヤジに店内にいるお客はびっくりしたようだ。店内の客のほとんどの視線を感じながら席に着く。
店内はほぼ満席。メニューを見ると、残念ながら、カツ丼もメンチカツもない…。ロースかつ定食(980円)と特選ロースかつ定食(1,400円)のどちらにするか悩んだけど、特選にする事にした。
忙しい時間なのかもしれないけど、20分以上待たされた。
肉は柔らかくって、本当にジューシー! 肉らしい香りはするけど、変な臭みは全くない。ご飯はお櫃にはいって来たけど、もちろん完食!お代わりもできるようだ。
ソースは自家製なのかな?フルーティーな風味がある。リンゴでもすって混ぜているのかもしれない。
とってもオーソドックスで、話題性は入り口がどこにあるのか分からないことくらいだけど、美味かった!満足! ★★★★+。
また来てみよう。ちなみに、正式な入口は建物の左側にある階段。でも、今、写真を見ても、どこに入口があるかどころか、お店の看板さえよくわからない。
住所: 三浦郡葉山町一色599 電話: 046-875-9677
4月13日(日)
朝から雨混じりのとても寒い日だというのに、横浜中華街はすごい人混み!こりゃ、人気店は入れないと思い、裏中華街に向かうことに。本格上海料理 新天地は焼きそばで有名な梅蘭市場通り店からさらに外れたところにある。
外に置かれているメニューを見ると、かなりお手頃な価格設定。店内に入り、麻婆豆腐(680円)と四川風担担湯麺(700円)を注文しようかと思ったら、鉄板焼きそばが東京Vミシュランで3位になった(ということはビリ?)という貼り紙があったので、担担湯麺の代わりにこちらにした。他にお客は1組だけ。広々とした店内は寒々しい…。
まずは麻婆豆腐が運ばれてきた。思っていたより量が多いな。ラー油の赤い色がとても魅力的に見える。食べてみると、結構美味いではないか!味は濃いめで、中華味噌の味がしっかりでているので、白いご飯との相性は良さそう。
店員さんがテーブルの上にスペースを作り出したので、なにがはじまるのかと思っていたら、焼きそばがジュウジュウというよりパチパチいいながら運ばれてきた。
音が静まったところで食べ出す。こっちもかなり美味いではないか!かなり細めのストレート麺はあまり特徴はないけど、鉄板に触れていたところは黒く炭化していて、まるで固焼きそばのような食感になっている。一皿で2つの味を楽しめるという塩梅。黒くなるのが嫌だったら、早めに混ぜればよいと思う。
運ばれてきた時は凄い量だと思ったけど、粛々と食べ続けていたら、あっという間に完食していた。お隣の梅蘭の焼きそばよりこっちの方が好きだな。あちらは4分の1で飽きたからね。
値段を考慮して、麻婆豆腐は ★★★★。焼きそばは★★★★+!
4月19日(土)
横浜中華街 関帝廟そばにある高級中華料理 華都飯店は、入口一杯に貼られたセットメニューのために、セットメニューしかやっていないと思っていた。でもよく見てみると、単品メニューもやっているようである。ちょっと入りづらい店構えだけど、歯をくいしばって店内に。
中に入ったら、1時半とはいえ、お客が誰もいない。立地も店も悪くないので、不思議なくらい。先述の通り、セットメニューしかやっていないかと思うからかな?
それともガラス張りなので、食べている姿が外から丸見えだからかな?
店内は広々としていて、なかなか高級感がある。
麻婆豆腐の大が1,470円、小が1,155円と意外に手頃。 もう一品を何にしようか悩んだ結果、五目チャーハン(735円)にした。担担麺や水餃子も美味そうだけど、今度にしよう。健康診断も来週だしね。
チャーハンはとてもあっさりしていて、胡椒がきつい以外は特徴がない。でも、もちっとしていて、なかなか好印象。
麻婆豆腐はかなり辛い。食べていたら汗がでてきた。これには温かいお茶より、ビールだろう。ココナッツミルクかパクチーだか分からないけど、ほんのりタイ料理のような風味がする。チャーハンとの相性は味も量もバッチリ!
豆腐は木綿のようなものが使われているけど、この味付けなら、このくらいしっかりした豆腐の方が相性が良いだろう。
★★★★。美味しかったけど、賑やかさ、話題性に欠ける。食べ終わる頃には、汗だく。
晩飯は厚木にあるとんかつ たつ屋にまたいってみた。前回、宮沢 賢治の山猫軒と名づけた店。その時は3月14日だったから、約1月経ってしまった。もちろん、注文したのは前回同様かつ椀(わん)定食(1,500円)を注文。
相変わらず凄い量!この日の肉は脂付近が筋張っていたけど、基本的に柔らかくって、ウルトラジューシー!味付けが甘めなのも前回同様。でも、ちょっと獣臭いかな?
評価は今回も ★★★★+。でも、もうちょっと店内が明るくならないかな?写真が修正しても暗すぎる。
住所: 厚木市小野2236‐3 電話: 046‐248‐4823
4月20日(日)
チャリに跨り、逗子マリーナへ。ゆうき食堂には開店時間の11時半に着いたんだけど、既に行列ができていた…。
なんだか行列する気もしないので、そばにあるめしやっちゃんにいってみたら意外と空いている。海鮮丼(980円)を久しぶりに注文。
マグロも上質だけど、カツオは臭みが全くなく最高!シラス、イカ、タコも新鮮で美味い! ★★★★★。この質で、この値段は安い!
しかし、この日に腰を抜かしそうになったのが、隣りの席の人が注文したかきあげ丼(880円)。あちらの方が自分より先に運ばれてきたのに、こちらが海鮮丼完食した時点ではまだかきあげに奮闘中で、ご飯には至っていなかった…。これで880円とは…。(写真は撮れませんでした) 住所:
逗子市小坪5-9-1 電話: 0467-25-4302
4月22日(火)
中華街に到着し、どの店に入ろうかと徘徊していると、光龍飯店の店頭にこの店の皮付き豚バラ肉のかけご飯(945円)がどっちの料理ショーで紹介されたという貼り紙があった。この手のものはあまり当てにならないことは分かっているけど、まあ、いつかは入らなくてはいけないんだし、入店することに。一緒に麻婆豆腐(1,155円)を注文。
店内は高級感のようなものは全くないけど、居心地が悪いわけではない。担担麺(787円)の貼り紙があるな。麻婆豆腐が美味かったら、次回は試してみたいな。意外と直ぐに運ばれてきた。なかなか美味そうではないか
豆腐はかなり軽い。中華味噌の自然な甘味が前に出てきていて、ご飯が一緒ならドンドン進みそう。意外に見た目よりも辛いけど、私にはちょうど良いくらい。
豚バラ飯が運ばれてきた…うっめ〜っ!八角が強めに出ているけど、シナモンのような風味になっている。全体的にはビーフストロガノフのような感じかな?奇異な感じは全くなく、ガンガン行ける。凄く美味い豚肉は口の中に入れたら溶けてなくなる。
唯一残念なのはご飯の盛りが少ないこと。思わず半ライスを頼んでしまった
しかし、この麻婆豆腐は美味いな。食べても食べても、飽きが来ない。半ライスをさらにお代わりしようかと思ったくらい。
★★★★★! 一気に食べたら、気持ち悪くなってきた…。明らかに食べ過ぎ。
4月24日(木)
会社を出た後、同僚と五反田駅そばにあるファイアーママに向かう。最近、よくテレビで取材されているけど、大仁田 厚のお母さんが経営している店。
人数が多かったのでいろいろ頼んだけど、みな結構美味い!なのに、店内が暗くて、写真が修正しても暗いのが残念。
イチオシ料理のネギに溺れたオイルサーディンスパゲティーニ(1,500円)は一見野菜炒めのように見せるけど、山盛りに盛られたネギの下には和風味のスパゲッティーが隠れていて、食べるときはかき混ぜていただく。もちろん美味いんだけど、期待値が高かったのか、大声をあげて、はしゃぐほどではない。
半熟卵とベーコンを使ったビスマルク(1,350円)はピザ生地が薄くてパリパリ。本当は生地の薄いピザはあまり好きではないんだけど、この店のほんのり甘い生地は特別。良くも悪くもお菓子のようで、ついつい『もう一切れ』と手が伸びてしまう。
途中、大仁田 厚のお母さんが各テーブルを回って丁寧に挨拶をしている。で、当の大仁田
厚はというと、ファンとの集いでもやっているのかな、20人位でテーブルを囲んで、いろいろ話し込んでいる。各テーブルへのサービスは全くないけど、それはそれで自然な感じ。本人の店じゃないんだしね。
でも、彼が上にある事務所に移る瞬間に目があったので、ガッツポーズをしてみたら、笑って彼もガッツポーズをしてくれた。やっぱり、憎めないタイプの人のようだ。
単に料理だけではなくて、お店として ★★★★+。
4月25日(金)
会社をあがって、中華街へ。この日も特に入りたい店がないので、関帝廟通りにある台湾料理店 富筵(ふえん)に入ってみることにした。
1階は高級感はなく、海外の中華のテイクアウト店のよう。1階以外は不明。
麻婆豆腐(1,500円)。担々麺も気になったけど、この店オリジナルの梨花丼(りかどん 950円)を注文。鶏ササミ肉のさっぱりあんかけ丼らしい。
麻婆豆腐がグツグツいいながら運ばれてきた。う〜ん、悪くないけど、椎茸の味が表にでてきているのかな?豆腐が少なく、あんが全体の大部分を占めるので、あまり豆腐料理という気がしない。
梨花丼もとろみがかかっているけど、こちらはかなり味がさっぱりしているので、味的には麻婆豆腐との相性は悪くない。ただ味付けが淡白な分、鶏肉の臭みを感じる。上にかかっているのは玉子の白身を使ったかき玉のようだ。
最初はたまにはさっぱり味も良いかなと思っていたけど、結局、物足りなくなり、麻婆豆腐をかけて食べてしまった。
う〜ん、★★+。
4月26日(土)
昼間は晴れるといっていたけど、11時になっても雲が重い。なので小田原で発見したうなぎ店に行こうかと思い、チャリを取り出して、空気を入れようとしたら、リアタイアの空気が完全に抜けている。日曜日にタイヤを交換し、三浦まで走ったばかりだというのに。ついていない…。
スペアカーはあるけど、なんか気になったので、チャリに乗るのはやめた…。
後で確認したら、空気を入れるバルブのすぐ横に小さな穴があいていた。こんなところ、リムで噛んだり、パンクしたりするわけがない。なんでだろ?チューブが不良品だった??
朝飯がまだだったので、平塚にあるパン屋さん、レピドーに行ってみら、プチチェダーが復活していた!!もしかしたら、ちょっとついているかも。
チャリに乗るのを諦めたので、クルマで以前からマークしていた小田原にあるうなぎ屋にいってみることにした。そしたら、1時半位から大雨が降ってきた!もしチャリに乗っていたら、ビショビショになっていたところ。やっぱりついてた!
国際通り青物町にある割烹料理うなぎ 鳥かつ楼には2時前に到着。小田原のうなぎ店はレベルが高いので期待も高まる。
店構えは目立たないけど、中に入るとカウンター席がずらっと並び、その奥にはお座敷があるようだ。まさにうなぎの寝床のような感じ。そして、なかなか高級感がある。
メニューを見ると、竹が1,800円、松 2,400円、特上 2,950円とかなり高めの価格設定。でも、昼間はランチメニューがあり、うな丼が
1,050円、うな重は1,400円。ちょっと悩んで、ランチのうな重を注文。カツ丼も1,300円であるので、食べてみたいけど、独りで来たら注文できないだろうな。
20分くらいで運ばれてきた。
柔らかいけど、あまり蒸かしていないようで、魚らしい食感が残っている。でも、ちょっと歯当たりが堅いかな。また、このエリア特有の表面を焦がすように焼いたりはしていない。もちろん、淡水魚の臭みなど感じない。
最初はうなぎの量が少ないと思ったけど、食べ終わればちょうどよかった。ご飯やお椀も上質。ただ、茶碗蒸しはかなり冷やしてあった。こんなの初めて。
会計の時に、若大将に焼き方について聞いてみたら、『すみません、蒸しが足りませんでしたか?』と謝られてしまった。通常は30分位かけるところだけど、ランチは急がれているお客様が多いので、短めにしているらしい。微妙なところ。★★★+。
晩飯は横浜中華街にある百八十六番餃子にまたいってみた。前回は担々麺と餃子を食べたかったんだけど、心を鬼にして麻婆豆腐とチャーハンを食べたから、本当に楽しみ!
黒ごま担々麺(880円)とスタンダード餃子(390円)を注文。中華街では餃子はどこの店でも700円位するけど、この店はそこいらのチェーン店並みに安いな。
麺がかなり太い。スープは濃厚で辛みが結構強い。あまりラー油を使ってなくて、コクもない。これは私の定義では担々麺じゃあないな。
一方、担々麺だけで5種類あるから、私の好みのタイプもあるのかもしれない。だけど、前回の評価も含めて考えると、そう何度も来る気がしない。
餃子は皮が薄くて、どんな味かと期待したら、具はネッチョリとしていて、餃子の王将とおんなじ印象。
両方とも ★★★ だな。もちろん、不味くはない。
4月27日(日)
この日は高校時代の友人宅で焼き鳥パ〜ティ〜!僕は大好きなんです、彼の焼き鳥が。これまで何度レポートしたことがあったけど、平塚にある鶏肉専門店
鳥仲から買ってきた、串に刺された鶏肉を庭先で焼くだけなんだけど、これが美味い!鳥仲の店頭でも焼き鳥を焼いているけど、全然比較にならない。
この焼き鳥を最初はビール、後で赤ワインでいただくと、もう至福のひと時です。
でも、どんだけ彼の焼き鳥を絶賛しても、読者の方のほとんどは食べることはできないので、この位にします。
4月28日(月)
この日から1週間強、ゴールデンウィークです!!かなり長い方だと思うけど、普段はほとんど祭日休みを返上しているんだからね。で、考えてみたら、カレンダー的にはこの日は平日だということに気がついた。
だったら、平日は開店前から長い行列ができる
ゆうき食堂 に行ってみることに。11時半過ぎに到着したらほぼ満席だけど、相席させていただいたので、待たずに席につけた。2点盛りはマグロとブリで注文。1,000円。
やっぱり美味いなあ。1,000円でこれだけ美味い刺身を食べていたら、都内の寿司屋なんてバカらしくて行ってられないな。まあ、あちらは匠の技を堪能するのかもしれないけど。
ご飯が相変わらずパサパサしているのを除けば満足。★★★★+!
4月29日(火)
中華街にある華勝楼は個室しかないお店。そして、いつも入口にはベテラン女性店員が2人立っているから、ちょっと覗いてみることもできない。ハッキリいって、中華街一入りづらい店だと思う。
この日は2人で入店したけど、入口から店内を2つに分けるように廊下が続き、廊下のその両側に個室が並んでいる。もう絶対に独りでの入店は無理。初めてなので、一番安い4千円のコースと麻婆豆腐を注文。
麻婆豆腐の豆腐はフワフワで、味付けはあっさりしているのに物足りなさはない。最高ではないですか! 挽き肉だけでなく、いろんなものが刻まれていて、滋味溢れる。また、料理として品のようなものを感じる。
中華料理といえば、油っこい、しつこいという印象だけど、この店は全体的にあっさりしているのに物足りなさは全くない。エビチリもプリプリで最高!
一番安い4千円のコースでも十分に楽しめた。でも一番安いコースが4千円というのは敷居が高いかな?
麻婆豆腐としては ★★★★+。
4月30日(水)
貯まったマイレッジでこのゴールデン・ウィークにプサンとソウルにいくことに。
出発は5月1日なんだけど、出発2日前にフライトの時間を確認すると、なんと羽田空港発だと思っていたら、成田空港だった…。時間は11時過ぎだから、余裕をみたら、平塚駅始発電車で行かないといけないくらい。そうすると、駅までタクシーになるし…。
タクシー料金と、早朝にバタバタするリスクを考えて、成田駅そばにある成田菊水ホテルを予約することにした。前日(30日)も休みだしね。
ということで、この日は移動日。と、思っていたら、ソウルでアテンドしてくれる知人を紹介してくれた飲み友達から連絡が入り、赤坂で軽く飲むことに。彼女も同じ日に台北に出発するので、いつもみたいにグダグダになることもなさそうだ。
入った店はコム ア ラ メゾン(COMME A LA MAISON)というカジュアル・フレンチの店。というか、フランス・ランド地方の料理にかなりこだわっているお店。
メニューを見ると…かなり量が少ない…。しかも、注文してみると品切れとかで、結局お店の人が最初から決めていたような料理に落ち着く。
鴨の心臓とピキオ(赤ピーマン)の串焼きは新鮮なハツが串刺しで焼かれていて、コリコリとした食感とともに、肉汁が口の中にドバッと溢れる。こりゃ、美味い。
そしてホホ肉の煮込み。ワインボトル1本を注ぎ足しながらというソースは深いコクと適度な酸味。これにホホ肉が本当に柔らかく煮込まれているんだから、不味い筈がない。こっちも無茶苦茶美味い!
★★★★!ちょっと値段は高めだけど、また食べてみたい。 住所: 港区赤坂6-4-15 シティマンション赤坂1F 電話:
03-3505-3345
店を出て、京成上野駅には9時半に着いたけど、
時刻表を見たら成田駅に一番早く着くのが10時
ちょうどのイブニングライナー。30分も電車を待つ
なんて、上野も意外と田舎だな。
成田駅に着いたら、もう11時。
成田菊水ホテルは一泊5,000円なら、まあギリギリ
で我慢ができるレベル。朝飯はひどいけど、部屋は
広いし、ベッドも大きい。他のホテルは皆満室だった
しね。
5月1日(木)
さあ、いよいよ韓国プサンに向けて出発。相変わ
らず晴れ男である。
機内に乗り込み、やっと離陸したと思ったら、昼寝
をする間もなくプサン空港に到着。
なんの旅情も感じない…。
空港で両替をして、リムジンバス乗り場にいく。
バスのルートは3つあるとトラベルストーリーに
書いてあったけど、停まっていたバスはそばにいた
ドライバーに聞くと、ホテルのある中央洞行きでは
なくて、中央洞行きは10分位で来るとドライバーに
教えてもらう。
10分位したらバスが来たので乗り込む。外観では
わかりづらいけど、ヒュンダイ製のバスは乗り心地
も良く、カラーは??だけど、高級感がある。
一方、バスには日本語のアナウンスがあると本
に書いてあったけど、運転手が独り言のように喋る
だけだし、おまけにドライバーは韓国語しかしゃべら
れない…。
だんだん乗っているお客の数が減っていく一方、
リゾート地のような海岸線に出た。明らかに中央洞
という感じではないので、ドライバーに『中央洞?』と
聞くと、やっぱり日本語どころか英語も喋れない…。
どうするのかと思っていたら、観光地風の場所に
あるタクシー乗り場でバスを停めて、目の前に停まっ
ている『タクシーに乗れ!』という
仕方ないのでバスは降りたけど、自分がどこに
いるのか地図を見ても分からない。その状況で
タクシーに乗るのは危険だと思い、周囲の案内板
等を見てみるけど、ハングル語表記しかない。
結局かなり長い時間がかかって、海雲台そばの
冬柏公園にいることがわかった。せっかくだから、
重い荷物を背負ってプチ観光。
バスの前と横には英語で行き先が書いてある
ので、必ず確認すること。当たり前だけどね。
地下鉄に乗り、中央洞にある東横インに向かう。
実はこのホテルがオープンすることを出発直前に
中華街に向う京浜東北の中の広告で知り、ネット
で予約したのだ。
通常55,000ウォンがなんと20,000ウォン引きの
35,000ウォン!(約3,500円) 安い!
もちろん、ホテルの地図とかを印刷してもってきて
いたんだけど、カバンから取り出したら、会議開催
通知だった…(間違えた!)。
たまたま旅行代理店があったので教えてもらえた
けど、もし、教えてもらえなかったらヤバかった…。
場所は釜山駅と中央洞駅のちょうど真ん中。
部屋からは釜山港と国鉄の釜山駅が見える。
なかなか良い眺めではないか!
まずはこの旅の最大の目的である、新大久保
駅での事故で亡くなった李 秀賢さんのお墓参り
に向かった。
お墓がある釜山市民公園墓地は中央洞駅から
だと乗り換えのない、梵魚寺駅で下車。
だけど、地下鉄が地上に出てからも、かなり乗り
続けなくてはいけないので、かなり遠かった。
やっと梵魚寺駅に到着したら5時をまわっていた
地上に出て、墓地に向かう坂の途中には花屋
さんが連なり、鮮やかな色の花を売っていると
思ったら、みんな造花。
言葉が通じないなりにおばちゃんと話をすると、
花束でなく、柱に貼り付けてある小さい花輪を
奨められたので購入した。
坂をさらに登り続けると、2股に分かれるが、
ここは右手に進む。
駅から歩き始めて15分くらいかな。道路左側に
『義死者 李秀賢 墓所』という案内標識が現れる。
このすぐ下に李さんのお墓がある。
李さんに対する感謝の気持ちを、自分なりに
行動で示したくてプサンに来たけど、墓石の李さん
の写真を見ていたら、『そんなにかしこまらないで
ください』といわれているような気がした…。
実際、そうなんだろうな。李さんは難しいこと
を考えて、人命救助にあたったわけではない
と思う。仮に、彼がプサンで同じような状況に
出っくわしたとしても、新大久保駅のように体が
勝手に動いて人命救助に向かっていたんだろ
うな。
とはいえ、私は彼のことは絶対に忘れない。
また、友人宅に遊びに行くように来てみたいな。
晩飯はうなぎをいただくことにした。
中央洞にあるムドンサンといううなぎ専門店
に向かったんだけど、トラベルストーリーの
地図を見ながら探してもなかなか見つからない。
結局、プサン観光ホテルのそばにあるという
ので、そのホテルに聞いて、やっとわかった。
使っているうなぎは、韓国で食されるネバネバ
の粘液を出す大うなぎではなく、日本で食される
のと同じような品種に見える。
このうなぎはどこで獲れて、どうやって養殖
されているのだろうか?
もちろん、韓国料理なので、黙っていても
キムチやサンチュなどの小皿はついてくる。
ちなみに、キムチは臭みがあって、赤坂で
食べたほうが美味いと思う。
韓国のサンチュには日本のものと違い、ゲル
マニウムが含まれているのでダイエット効果が
あると聞く。食べてみると、やはり日本のもの
より野草に近い感じで、臭みが強い。
ステーキ皿に盛られて運ばれてきた。
身が薄く見えるけど、食べてみるとふっくらして
美味い!サンチュを巻いて、コチジャンと生姜を
載っけても、ふっくらしたうなぎの食感が薄れたり
しないのが不思議なくらい。
ビール1本飲んで会計したら19,000ウォン!
うなぎは美味いんだけど、それ以外がダメだった
(合わなかった)ので、★★★★+。
とはいえ、十分楽しみました。
プサンタワーの入場料は3,500ウォン。安い!
東京タワーと違って、夜遅くまでやっているのも
ありがたい。
運動をしたので、三味といううなぎ屋のそばの
店にはいってみた。
韓国でカツ丼を食べるのは初めて。値段は
5,000ウォン。
衣は驚くくらい薄いけど、カリカリした食感で、
悪くない。ご飯はツユダクなので、先ほどの店
ほどは表にでてこないけど、やっぱり麦飯の
ような食感には違和感がある。
玉ネギとともに長ネギが大量に使われ、玉子
とじになっているので、なんだかすき焼き丼の
ような感じもする。
運ばれてきた時は、量が多いと思っていたけど、
ダラダラ食べていたら完食してしまった。★★★。
5月2日(金)
もう、しっかりオヤジ領域に入っているので、
朝も早い。散歩こそしなかったけど、明るくなる
ころには準備万端。
部屋から見る、朝のプサン港は結構活気が
あるように見える。
6時にチェックアウトして、歩いてチャガルチ
市場に向かう。
韓国は交通量の多い交差点のほとんどは、
歩行者は地下道を通らなくてはならず、さらに
日本に比べてかなり深いのだ。それはプサン
も同じ。エスカレーターなどないから本当に
疲れる。
チャガルチ市場に到着するころには朝日が
差してきた。やっぱり、魚市場周辺は活気が
あるな。
まるで上野のアメ横ビルのような感じで、
唐突に市場のビルが建つ。良くいえばモダン。
悪くいえば、市場の建物という感じがしない。
もう少しなんとかならなかったのかな?
早朝だけど、中に入れるようなので、入って
見ることにした。
一見、整然と業界類が並べられている
ように見えるけど、魚が生きたままで浅い
水槽に入れられているので、時々バシャ
バシャはねて上着やカメラに水しぶきが
かかる。
残念なのは、朝早かったため、市場の
中も、その周辺にも朝飯をいただくところ
がなかった。
仕方ないのでホテルに荷物を取りに行くと、
ロビーの奥でお客が朝食をたべている。
周辺には朝飯を頂けるような場所はなかった
ので、フロントで状況を説明してカレーライスを
いただいた。
いわゆる、カレー粉で作ったような味だけど、
晩にもタダで食べられるらしい。35,000ウォン
で2食付き!おかげでホテル内はカレー臭!
ホテルからプサン駅までは荷物を
背負って、徒歩で到着。
思っていたよりモダンで、球面の
ようなサファードが特徴的。
そして、意外に機能的なのにビックリ
した。
韓国の新幹線にあたるKTXはかなり頻繁
に本数があるためか、次に早いセマル号は
午前中だと2本しかない。
KTXじゃあ味気ないので、ノンビリと
ムグンファ号で行くことにした。27,700ウォン。
日本の鉄道と違い、飛行機のようにゲート前
で待って、コールがあると、ゲートを通ってホーム
に向かう。
へえ〜っ、結構いい感じじゃない!もっと
E電(古い!)のようなローカルな感じかと
思っていたので、ある意味では残念だけど、
5時間半乗るんだから、この位の席じゃない
と疲れるもんね。
でも、シートの裏側にテーブルがないので、
お弁当を食べるときは苦労しそう。
発車後、最初は気にならなかったけど、
時々、キムチの匂いがプ〜ンとしだした。
見てみると、キムチ弁当のような駅弁を
食べている。
ちなみに、テーブルがないから、おかずを
座っているシートに置いて、白米は手に
持って食べている。やっぱり大変そうだ。
しばらくすると、隣のオヤジが急に大声で
怒り出した。どうやら、前に座っている子供
がはしゃいでリクライニングをガシャガシャ
やっていたためのようだ。
なんか、韓国らしい光景だな。よその子供
を叱る風景なんて日本じゃ見ないもんな。
でも、母親がそれに大声で反論している
のは日本ぽいかもしれない…。
平野部から山間部にはいっても、車窓から
景色を見ていて飽きることがない。なんだか
日本と似ているようで、ちょっとどこか違う。
川はゆっくりと流れるし、山は手付かずのまま。
そうだ、ここはユーラシア大陸の一部だった。
あと日本だと、田んぼの中に突然現れる
野立て看板がないのも大きいかも。
ほぼ定刻に到着。かなり腰とか疲れたけど、
なかなか楽しめた。
ただ、例の説教オヤジが降りた後は前に
座っていたガキが大はしゃぎ。親も一緒に
なって騒いでいたのでどうしょうもない。
また、着メロを韓国の男性が歌う、演歌の
ような曲にしているオバサンが多いのもなん
とかして欲しい。
地下鉄に乗って、明洞に到着。
この日泊まったサボイホテルはこの先の
交差点を左に曲がってすぐのところにある。
便利なのは良いけれど、通常ネット経由で
1泊7,700円なのが、GW中は11,540円と
東横インのちょうど3倍。
部屋に入った瞬間にタバコくさくって、むせ
かえる。そんなに新しくって、広々としている
とは思っていなかったけど、成田で泊まった
5,000円のホテルよりひどい。特に、バスルーム
で隣の声がはっきり聞こえるのは問題あり。
また、そのバスルームの入り口がかなり低い
ので身長が180cmくらいある人は頭をぶつけ
ないように注意が必要。
夜は日本で紹介してもらった男性とホテル
で待ち合わせた後、チョンニョンドアンドと
いうライブハウスに連れて行ってもらった。
彼によればソウルでジャズのライブをやって
いるのはこの店を入れて3ヶ所だけとのこと。
場所は大学路(テハンノ)という学生街にある
ので、周辺には活気がある。
入れ代わりでバンドが変わっていくのか、
交代でやっているのか分からないけど、
2つのバンドを拝見。1つめはジョン・トロピエ
を思わせる、ギター・トリオ。メンバーは若い
けど、なかなか見応えがある。
料理はちょっと高めだけど、かなりデカイ。
結局、2人でこのサラダとピザしか注文しな
かった。テーブルチャージはかかっていない
この店に連れてきてくれたキムさんは引退
したら、こんな感じのライブハウスをやって
みたいといっていた。
もし、これで経営が成り立つならば、なかなか
魅力的な計画でなないかと思う。
2つめのバンドもテクニックは凄いけど、
シリアスなジャズというより、エンターテイ
メント系のノリ重視。まあ、これはこれで
盛り上がったけどね。
キムさんにここに連れてきてもらって本当
に良かった。逆に彼が日本に来たときは
案内してあげなきゃね。
5月3日(土)
朝起きて、昼食のお店が開く11時まで
時間があるので、徳寿宮を見学。
入場料は1,000ウォン。安いよなあ…。
プサンタワーも安いと思ったけど、物価
を考えても、安いと思う。
写真は大漢門。なかなか立派で見ごたえ
がある。
見どころはいくつかあったけど、その1つ
がこの中和門だと思う。中国の様式と日本
の様式のちょうど中間という印象。
屋根の下端のラインがまるで円弧のように
両端にせり上がっている。
水平でいって、クイッとせり上がる日本の
歴史的建造物とは大きく異なる。
そんなことより、なんといっても特徴的なの
はこの装飾的な色つけ。色をつける前の
形状は、見る限りオーソドックスで、日本で
見られる建築物と大きな違いはないとは思う。
だけどこの色つけは、伝来経路は違うけど
やはりタイの寺院とかと共通点があるのでは?
最新の高層ビルを背景に昔御堂を見ると
まるで浜離宮にいるような錯覚に陥る。
佇まいが、とっても日本の古い家屋に近い
ものを感じる。
この建物もアイデアに溢れ、なかなか見ど
ころが多い。なんといっても、スライド式なの
に全開になる扉とかは日本にもあったのかな。
いよいよ昼飯の時間になりました!いろいろ
悩んで、前回来たときに入れなかった珍かつ
にいってみた。
場所は明洞2街の南大門路沿いから、細い
路地にはいったところ。
カツ丼定食(8,800ウォン)を注文。
なかなか美味そうではないか。
この店では玉ネギと長ネギに
エノキダケが厚く敷かれた上に
カツが玉子でとじられている。
味付けはかなりあっさりしている。
衣は薄く、まるでサンプルのように
美しい。
一方、肉はかたくはないんだけど、
パサパサで、まるで鳥のササミの
よう。 ★★★。
味付けは好みの問題だけどね。
カツ丼を食べたので、プサンに帰ることに。
帰りはせっかくだから韓国の新幹線である
KTXで帰るつもりだったんだけど、通常の
チケット(45,200ウォン)は週末のためか売り
切れていた。
そのため、ファーストクラスの追加料金
(26,500ウォン)を払って乗車。
14時15発で、釜山着は17時01分。
まだ晩飯前だな。
車両はヨーロッパで乗りなれた(?)
TGVと同じに見える。
何気ないスナップに見えるけど、韓国
では主要駅は軍事施設扱いなので、撮影
は禁止。なので、かなりドキドキだった。
もちろんファーストクラスなので、テーブル
はシートの後ろに付くけれど、室内全体と
しては安っぽい。こちらは九州新幹線には
遥かに及ばない。
また、ほとんどの座席のリクライニング
機構が壊れているようで、倒すときは車掌
さんと2人がかりになる(私のも)。この辺り
は昔のフランス車っぽい。
通路上部のモニターには、速度が画面
左上に表示されるけど、かなり頻繁に300
kmを超えて走行していた。
TGV系に数年前に乗った時には、新幹線
と比べて静かで、振動が少なく驚いたけど、
その後改良が進んだのか、乗り心地はさら
に改善されているように感じた。
韓国はTGVを選んで正解だったと思う。
照明は全体的に暖色系で統一されている
けど、天井の間接照明は暖色系と寒色系が
不規則に並んでいて統一感がない。この辺
が韓国のデザインのレベルなんだろうか。
どうせだったら、2色に色が変わるLEDに
変えて、速度に合わせて暖色系から寒色系
に変わるような演出は如何だろうか。
プサンには定刻通りに到着。
再び東横インにチェックインしたあと、プサン
港へ。港に沿うように出店している屋台は、もう
開店の準備ができたようである。
韓国語ができたら、絶対顔を出したいところ
なんだけどね。
写真では分からないけど、7時ちょうどに
魚市場の2階に入ったら凄い賑わい。
みんなグループで来て、ヒラメの刺身とかを
大皿で食べているけど、独りでは明らかに
食べきれない量…。
それに、独りで来て食べている人なんか
いないし…。
勢いに負けて、市場を出て、目の前にある
お店に入ってみた。名前は読めないけど、
もらった名刺にはうみかいしゅうと書いてある。
でも、名詞に日本語読みを書いて、意味が
あるのかな??
おばちゃんに通されて、奥のテーブル席に。
さしみ定食(15,000ウォン)があるのはあり
がたい。また、チゲ(鍋)が付いてくるのは、
独り客には本当にありがたい・アゲイン。
もちろんここは韓国だから、黙っていても
キムチやもやしだけでなく、サンチュまで
付いてくる。
ぶつ切りの刺身をサンチュと大葉
の上に載っけていただくのが釜山流。
写真は刺身が1切れしかのってない
けど、2切れの方がサンチュとのバラ
ンスが良いようだ。
パクつくと…、辛〜い!長ネギだと
思って、一緒に巻いたら、青唐辛子
だった!独りで失笑。
鍋はキムチチゲあたりかと思ったら、
玉子の形からして、こちらもカレイが
入っている!
カレイから自然な甘味が出て、刺身
並みに美味かった。ちなみにこのチゲ
は日本の味噌汁のようなもので、例えば
冷麺を注文してもついてくるようだ。
仮に韓国の物価を7割くらいとしても、
この定食だと2000円くらいだもんな。
プサンの人は良いものたべているな!
キムチも美味いし、韓国独特のご飯も
気にならない。もう最高だね!プサンなら、
これから独りでも生きていけそうだ!
★★★★★!今回のツアーでNo.1!
土曜日ということもあり、プサンの街中
は人で溢れている。屋台もたくさん出て
いて、お客で賑わっている。もしかしたら、
なにかのお祭りがあったのかもしれない。
大通り沿いにある、おかめという和食
レストランのショーウインドウを見てみる
と…。
トンカツ(ハバラ肉)やら、ハンバーダ
ステーキなど、思わず失笑…。
10年前にオーストラリアに住んでいた
頃には怪しい日本語が印刷された中国
製、韓国製の食品が溢れていたけど、
最近はあまり目にしなかったので、ある
意味新鮮。
ん?チニリミニトソニスともり??
ここまでくると、唖然としてしまう…。
写真と英語を見ると、『チリミートソース
とご飯』と表示したかったのかな?
ここまでくると、なにがなんだかわから
ない。
5月4日(日)
いよいよ韓国ともお別れである。
プサン市内にお土産屋がなかったので、
早めに空港に来てみたけど、ロッテの売店
くらいで、量的にも、質的にも不満。
言い方を換えたら、この辺りビジネスの
機会があるんじゃないのかな?
昼食は空港の2階にあるレストランで
海産物鉄板たこどんぶり(8,000ウォン)
を注文。
かなり辛いといわれたけど、最終日だし
問題なし。最近は麻婆豆腐を食べ慣れて
いるしね。
といいながらも、食べ終わる頃には汗
だくになっていた…。
飛行機が離陸したと思ったら、あっと
いう間に日本に到着。しかし、雲が重い
なあ…。
関東地方のゴールデンウイーク中の
お天気は私が韓国にいった途端、曇り
か雨の日が続いたという。韓国ではあれ
だけ晴れたのになあ…。
さすがは晴れ男。
ということで、出発前はあまり気が乗らなかったんだけど、いざ現地に到着したら、思いっきりエンジョイしてしまった。自分の前向きなところに感謝しなくては。また近いうちにプサンのチャガルチ市場にいってみたいな。
あっ焼き肉食べるのを忘れた!!
5月5日(月)
日本に帰ってきたと思ったら、すぐにガサイレ再開!
五反田に行列ができるステーキ店があるという。なんでも、黒毛和牛 A5ランクを使っているのに、それほど高価ではないという。ならばと、飲み友達を誘っていってみた。場所は五反田駅から5分位歩いたところ。
(実は六本木の国立新美術館でモディリアーニ展を見た後、タクシーで行けば有名店だから分かるだろうと思ったんだけど、カーナビではでてこないし、運転手さんも同僚に聞きまくってくれたんだけど、分からなかった。
仕方ないので、五反田駅で降りて、駅前の交番で聞いたらすぐ分かった。さすがこういうところは日本の警察は凄い。)
店の名前は和牛専門店 ステーキ・ハンバーグ ミート矢澤。店に着いたら行列ができていたけど、意外と回転がよく、思ったより早く入店ができた。
並んでいる間、最初は私はサーロイン300g(7,560円)、友人はフィレ200g(6,720円)を注文しようと思っていたんだけど、ハンバーグも気になっていた。そうしたら、後ろで並んでいた若者が悩んだ末、『両方注文する!』と友人に話した。天才とは意外なところで遭遇できるものである。
こちらも無断でアイデアを拝借し、サーロイン200g(5,040円)とフィレ150g(5,040円)に量を減らして、黒毛和牛ハンバーグ200g(1,470円)も注文した。 ライス・パンのセットは630円。
店内は高級感こそないけど、居心地よい。なによりも店員もお客も『美味い肉』という同じ価値観を持っている感じがして、一体感とともに、緊張感がある。3点が同時に運ばれてきた(素晴らしい)。
サーロイン(写真右)は肉なのにフワフワして、ナイフと一緒に動いてしまうので、切るのに手間取る!
うま〜い!単に柔らかいだけでなく、ウルトラ・ジューシー。脂なんか5回噛んだだけで、口の中からなくなっている!
友人と試しに一切れずつ肉を交換してみる。フィレ(写真左)好きの友人は柔らかいと連発していたけど、肉汁が出ない分、私としては盛り上がらないなあ。やっぱり、私はロイン(ロース)系だな。
ハンバーグが運ばれてきた時から、上に肉汁が浮いていたのは気がついていた。それが、時間が経つにつれ、肉汁が増えていくではないか!で、切ってみたらビックリ!洪水どころか、水風船といった方がよいと思う。
食べたら、こちらももちろんウルトラ・ジューシーで、変な話、サーロインと甲乙つけられない。ステーキとハンバーグを両方注文する作戦は大成功!実は値段も安くなる。
もちろん ★★★★★! http://www.kuroge-wagyu.com/my/
5月7日(水)
中華街にある中華菜館 同發新館はなかなか入りづらい店ではあるけど、思い切って入店。すると、まるでタイムトリップしたかのような店内。昭和モダンという感じかな。今にでも、懐メロの生演奏が、または社交ダンス大会が始まりそうである。
白いテーブルクロスには、ビニールが掛かっていないし、カーペットなどは高そうだけど、あまりにもオープンで、なんだか落ち着かない。
あんかけチャーハン陸海空焼飯(干し貝柱・椎茸・チャーシュー・焼鴨入り)はイチオシの料理のようだ。1,370円。麻婆豆腐は 1,890円。 高い!
麻婆豆腐は特に特徴はないけど、あっさりとしていて、麻婆豆腐だけでガンガン食べ続けられる。量はかなり多い。
あんかけチャーハンは見た目に派手さはないけれど、食べ始めると、ずっと食べ続けてしまう。チャーハン自体は普通の玉子とご飯を炒めたもの。ほとんど味付けは無く、しっとりしている。
どちらの料理も椎茸が使われているためか、味に深みを感じる。
麻婆豆腐は ★★★★ から少しマイナス。あんかけチャーハンは ★★★★。
5月8日(木)
横浜中華街にある福臨閣は本当に最近できたばかりの店。連休明けの平日なのに、結構お客さんが入っている。この日は少しお客さんが少なかったので、入ってみることにした。
店内は新しいから気持ちが良いけど、どちらかといえばファミレスぽい。
海鮮入りチャーハン(1,200円)と麻婆豆腐(1,200円)を注文。昨日と同じようなあんかけチャーハンも1,000円である。さて、どんな料理がでてくるのかな?
麻婆豆腐は、他店と比べるとビーフシチューのような不思議な赤味がかった色をしている。豆腐の食感も不思議。軽いんだけど、歯当たりが固い。絹ごし豆腐を水抜きしているのだろうか?
から〜い!辛さが後からやって来た。そうだよな、これだけ赤いんだからな。
チャーハンも見た目は悪くない。ご飯は炊飯器で作ったチャーハンのようにボソボソとしているけど、海鮮入りのあんがあっさりとしていて美味!麻婆豆腐との相性も悪くない。
やはり麻婆豆腐は水抜きしているようで、時間が経っても水が出てこない。なかなか好印象。
一方、味的にはこれだけでガンガン行くのは無理。量は麻婆豆腐、チャーハンともに多いので、ちょっと残してしまった…。(ちなみに昨晩も…)
麻婆豆腐は ★★★★。あんかけチャーハンは ★★★★+。
5月11日(日)
久しぶりに吉祥寺に行ってみた。なかなか良い感じのレストランがあの吉祥寺
伊勢丹にあるというので、半信半疑で行ってみることにした。
お店の名前はガーデン カフェ & ダイニング BO-TAN。3階にある吉祥空園SORAに面したロケーション。天気も良かったので、本当に気持ちよかった。ランチは1,380円、1,680円もあるけど、1,980円のランチCを注文。メインは宗谷牛ハンバーグ又は蟹クリームコロッケというので、もちろんハンバーグでお願いした。
ハンバーグはもちろん柔らかくって美味いんだけど、なんといっても窓越しの爽やかな光景と、そこいらの一流ホテルもビックリの慇懃な店員の応対で、なんだか柔らかいオーラに包まれているような感じ。とてもまだるっこしいところもあるんだけど、吉祥寺駅前で発見した楽園だな。
いろんな意味で、★★★★+。
帰り際には橋本のとんかつ かつ伴に立ち寄る。店構えは田舎のそば屋風。店内は席にゆとりがある分、席数は少ない。
カツ丼はメニューにないので、煮かつ定食(1,350円)をお願いした。ちなみにロースかつ定食は1,180円。
カツはかなり煮込まれているので、衣にはカリカリとした食感は全くない。また、肉は厚くボリュームがあるけど、火が通り過ぎて、パサついている。
味付けは甘めでツユダクだけど、我慢できる範囲。小皿でヒジキがついているのがありがたい。ご飯、味噌汁、漬け物は文句なしの出来。
脇役がこれだけしっかりしているのに、肝心の肉がパサパサでは合格にはできない。★★★+。会計をしたら1,417円。いまだに外税かよ!
5月14日(水)
会社を出て、横浜中華街の市場通りにある飲茶・点心・広東料理 青海星に入ってみた。店内は不潔な感じはないけれど、高級感は全くない。
麻婆豆腐かけチャーハン(980円)もあるけど、 麻婆豆腐の単品(980円)にして、海鮮あんかけチャーハン(1,180円)を注文。
うーん、麻婆豆腐は不味くはないけど、最初からチャーハンにかかっていて欲しくない。単品にして正解。豆腐は軽くて、印象は悪くないけど、とろみは強く、塩っぱい。結構辛い方だと思う。
あんかけチャーハンのチャーハン自体はパラパラでなかなかイケる。あんの味付けも、あっさりとしていて悪くないけど、残念ながら『海鮮』という感じはなく、エビはあまり新鮮には見えないし、彩りが今ひとつ。ご飯とあんの色がほぼ同じなことも影響していると思う。
両方とも★★+かな。これなら、わざわざ中華街にくる必要はない。
5月16日(金)
横浜中華街にある萬福大飯店は南門シルクロードと関帝廟通りの交差点に店を構える。あまり上品とはいえない店内。金曜日だというのに、客は私だけ。
麻婆豆腐(1,050円)と海鮮入りつゆそば(1,050円)を注文。
麻婆豆腐はネギ味噌か、焼き味噌のような味噌の強い香りがする。食べてみるとかなり辛い。そして、同じ位塩っぱい。豆腐はフワフワで好印象。また、とろみが強くて、後から来たそばを食べている間にまるで御手洗団子の醤油のように固まってしまった。
海鮮入りそばの方は、海鮮料理らしい香りがするし、食べてみると中太のストレート麺には珍しくコシがあってなかなか美味い。スープはもちろんあっさりとしていているけど、物足りなさはない。
このそばは★★★+だけど、麻婆豆腐は★★+かな。
5月17日(土)
同僚に小金井に有名なうどん店があるというので行ってみることにした。店の名前は手打うどん 平作。大きな桜の木の下にちょっと控えるような感じで店を構えている。山小屋のような店内は、天井が高く、わざわざ遠方から来た疲れを癒してくれる。
それほど来る機会もなさそうなので、メニューを見ながらどれにしようか悩んでいると、後から来たお客さんが皆、1人でもり2枚とか平気で頼んでいる。そうなんだ、そういう店なんだ。ということで、なべやき(1,350円)ともり(550円)を注文。
もりは細いのに凄いコシ。そうめんのような漬け汁にネギと生姜が良く合う。来て良かった。
鍋焼きの汁は塩分控えめで、甘味が強め。具はネギとほうれん草(?)だけでなく、エビ、椎茸、玉子、餅も入ってかなり豪華。
★★★★★! 老若男女にお勧めです。
晩飯は横浜中華街にある状元楼に入ってみた。店内はできたばかりということもあるとは思うけど、かなり高級感がある。メニューを見てみると、鮑料理とかが普通に載っていて、意外にブルジョワジー!
筍とさやいんげんの干貝柱辛味和え(1,200円)は写真よりショボイかな。店内が暗いので、発色が悪く、なにを食べているんだかわからない。とはいえ、食感がとても良いので、好印象。他の前菜は皆2〜3千円するから、貴重な存在だと思う。
タラバ蟹の黒豆ソース炒め(3,500円)は紹興酒の香りと味が強く出ている。そして、残念なことに殻付きなので、とても食べづらい。箸で突っつくのも上品でないし、口に持って行って、チュウチュウすするわけにもいかない。なんだかテンションだけ高まって空回り…という感じ。
四川風マーボー豆腐の土鍋煮込み(1,600円)は量がかなり多い。味噌の味が強く、味噌を焦がしたように香ばしい。そして、かなり辛い。さらに味が濃い。
蟹肉とホタテ入りレタスチャーハン(写真なし:1,200円)はパラパラだけど味がしない。試しに麻婆豆腐をかけたらベストマッチ。
評価は…う〜ん、ちょっと難しいけど、★★★+。 サイト: http://www.jogen.co.jp/jgr_yokohama/index.html
5月18日(日)
真鶴港そばに気になるお店を前回発見したので、チャリに跨り現場に向かう。
真鶴港には12時過ぎに到着したけど、その『丼』というお店は12時から1時半まで貸し切りだという…。仕方ないので、周りにある店を散策したけど、行列ができているか、あまり手頃な料理がなかったりで、イマヒトツ。
他にも真鶴駅周辺に気になる店が何件かあったことを思い出し、戻ってみると、割烹 福寿司がなかなかよい店構えなので入ってみた。ランチのセットは、なんと1,050円で海鮮丼、海老天丼などから選べる。
店内は思っていたより広々としていて、高級感もある。海鮮丼を頼んだけど、隣で食べている人の握り寿司が美味そうだな。
30分近く経って、ようやく運ばれてきた。
美味そうではないか!盛り付けがとっても上品。載っているのは、アジ、ハマチ、イカそしてイサキあたりだろうか。マグロは載っていないけど、真鶴港ではあがらないからな。ただ、見た目が似ているので、なんだかいろいろなものが載っているような感じはない。でも、その1枚1枚の味は、もう新鮮で、美味い!
★★★★★!量は少なめだったけど、納得の1,050円。また来てみたい。
5月22日(木)
石川町駅で降りて中華街に向かう途中、どの店に入ろうか考えながら歩いていたら、金華園のショウウインドウにトマトタンメンがあるのを発見。う〜ん、店はボロいけど美味そうだ。入ってみることにした。(箸が浮いているぞ!)
トマトタンメンは750円。麻婆豆腐(800円)ももちろん注文。店内の14型のブラウン管のテレビの下には週刊マンガが置いてある。いわゆる、街中の中華料理店と同じで、緊張感は全くない。
サンプルと違って、あまり赤くないぞ!ケチャップのような香りがする。細めのストレート麺は良いんだけど、安っぽいミートソースを使ったようなスープはいただけない…。美味くはないけど、完食できるレベル。
店内に貼ってある記事をみたら、なんとこの麺は自家製手打ちとのこと…。う〜ん、正直、無駄な努力。麺にこだわるのも良いけど、まずはスープのレベルアップを優先した方が良いと思う。
一方、麻婆豆腐はなかなか美味い。八角なのかな?中華らしい風味で、椎茸を多く使っているためか、味がしっかりしている。味が濃くて、塩っぱいけど、ご飯と一緒ならちょうどよいかも。
麻婆豆腐は★★★+。
5月23日(金)
この日は久々に前の会社の同僚に誘われて虎ノ門にある元華にいってみた。本当に久し振りだな。
やっぱりシャキシャキの食感とトロリとした濃厚な棒々鶏ドレッシングが絶妙な棒々鶏サラダと無茶苦茶ジューシーでボリューム満点の餃子は絶対外せない(値段をメモするのを忘れてしまった)。
後は、何を頼んだのか覚えていないけど、どの料理も美味くって、ビールや紹興酒にピッタリ!量も4人位で食べるのにちょうど良いくらい。
唐揚げにタルタルソースを掛けたもの(写真下・左)の上には、なんと福神漬けを刻んだものが載っているではないか!!食べてみたら、唐揚げにも、タルタルソースにも合うんだな。
ところで、元華のお隣にはビッグラーメン 虎ノ門店がある。元華同様、あまりきれいな店舗じゃないけど、男性専科(写真下・右)は一部の大食い/ラーメンマニアの中ではとても有名。値段は以前は850円だったと思う。写真では良く分からないけど、豚骨ベースのスープの中には麺が2玉入り、その上に1,300グラムの野菜が載る。
以前挑戦した時、友人と2杯注文すると、刻まれた野菜が山盛り入ったブルーのポリバケツが厨房に運ばれてきた。何に使うのかと思ったら、中の野菜を炒めた後、全てラーメンドンブリの上に載せてしまった…。
食べ始めるけど、なかなか減っていかない…。このままでは麺がのびてしまうので、野菜を上からでなく、横から一点集中して食べて、野菜の山に横穴を開けて、なんとか麺とスープに到達!
それからは麺中心に食べ続け、一気に完食!!
変な話だけど、自分を誉めてあげたい気分に浸っていたら、店長が現れて、『あっ、完食だねえ!でも、ラーメンを完食する人は結構いるけど、ゆで卵まで完食できる人は年に2人位しかいないんだよね…。え、出てなかった??すぐに出すよ!』
そういわれて、引き下がるわけにはいかない。でも実際食べてみると、ゆで玉子の体積はちっちゃいのに、本当にとどめの一撃という感じ。
泣きながら完食したけど、お店から自宅までは背中を伸ばせず、前かがみで歩いて帰った…。
元華の方は、ビールの後、紹興酒を1人1本空けるくらい飲んで、1人3,000円くらいだから、安いチェーン展開している居酒屋なんかで飲む気がしなくなる。本当に楽しい空間で、店を出る頃には元気が出てくる。★★★★★!
5月25日(日)
平塚から厚木に国道129号線で向かって、戸田の交差点を左に曲がり、伊勢原方面に向かい、しばらく走った左側にらーめん研究所がある。これまで何度かレポートした日の出製麺所の手前。
お店の存在は前々から知っていて、ずっと気になっていたんだけど、入るのは初めて。掘っ建て小屋の中にはカウンター席しかなく、まるで屋台のような雰囲気。
基本的なスープは6種類あって、さらに6番を除き黒醤油を使ったバージョンや塩もある。また、麺の太さもスープで異なる。悩んで、基本だと思われる1番に黒醤油でお願いした。750円。
豚骨を鶏がらスープで焚き出したという醤油スープは、すっごく骨太なのにあっさりとしていて、上手く表現できない。塩分が控えめで、余分な脂を使っていないからかな。本当にすごいコクで、スープを飲み干すと、良質の鶏がらスープ独特のネチョネチョがする。
味的には野球の清原みたいな体育会系なのに、SMAPの草g 剛のようにあっさり、さっぱりなのだ。こんなラーメン食べたことがない。
★★★★★! 間違いなく、また来ることでしょう。 住所: 神奈川県厚木市下津古久337‐1 電話:
046‐205‐7405
晩飯は横浜中華街へ。まだまだ中華街制覇には遠いけど、メモでもつけていないと、どの店に入ったことがあるのかわからなくなってきた。
そんな状況で上海飯店の前を通ったので、店内を見たら、いかにもアジアンな感じの小汚い店内。こんな汚い店、これまで入ったことがないのを確信できたので、入ってみることにした。
麻婆豆腐(950円)とエビチャーハン(840円)を注文。
甘酒のような香りがするな。なんだろう、紹興酒あたりかな?見た目は悪いけど、軽い豆腐はマイルドな味付けに合うし、強めの生姜が味をしめる。意外と単品でも、黙々と食べ続けてしまう。
チャーハンは目の前で鍋をパンパンいわせながら作られただけに、ご飯は固めでパラパラ。基本は塩味のあっさりとした味付けだけど、意外と物足りなさはない。
あっさり系同士だから、麻婆豆腐をチャーハンにかけて食べても悪くない。量はともに多めだと思う。
気持ち的にはこういう店を合格にしたいけど、★★★+。
5月26日(月)
会社を出て、横浜中華街へ。ちょっと迷って、福満園本店へ。店内はシンプルで、どこかの中華系ファミレスといった感じ。月曜日だけあってお客は少ない。
麻婆豆腐(普通の辛さ)は1,050円だけど、麻婆豆腐(本場の辛さ)があり、1,570円。ちょっと悩んで、『本場』を注文。実は既に福満園新館で両方とも試しているので、傾向を掴めればどちらでも問題がない。五目チャーハンは840円。
写真をみる限り担々麺が美味そうだな。今度来た時に食べてみようかな。
しばらくして運ばれてきた。うっ、辛そう!でも甘い香りがするな。早速食べてみる。
うん!辛いけど、美味い! 豆腐はフワフワで口の中で溶ける。ちょっと塩っぱいけど、中華味噌の味がしっかりでている。味的には新館の味とほぼ同じ。味に深みを感じるのは、私が辛いものに慣れてきたからかもしれない。
その一方、豆腐の量が少ない。豆腐だけ食べたら、すぐ完食してしまう。
チャーハンの方はスープで焚いたのかな?炒めた時についたとは思えない色をしている。ただ、食感がボソボソしていて、まるで間違えて『保温』で炊いてしまったような感じ。
ところで、この店、お皿の中華らしい彩りが可愛らしい。中華街のお店は、料理で勝負しているためなのか、意外と白一色のお皿を使っている店が多いので、新鮮に見える。
麻婆豆腐は★★★★+。新館より本店の方が味に深みがあった。一方、チャーハンは★★+。
5月28日(水)
この日は群馬県太田市の方へ出張だったので、この前発見した大泉にあるうなぎ 都屋に入ってみた。
掘っ建て小屋のような外観だけど、店内は幾分まとも。テーブル数は結構あってビックリした。また、店員も若い女性が数人いて、こちらも意外。やっぱり老夫婦が細々と、というのを先にイメージしてしまう。
残念なことにランチメニューはなく、高い方だと特上うなぎ定食が2,980円、あらい付になると3,360円。お手頃なものになると、並うなぎの1,700円。店の外観や、場所とかを考えたら結構高いな。うな丼
980円という感じだけどね。
この地域はうなぎを蒸さないで、茹でるというが、どんなかんじなのかな?20分くらいで運ばれてきた。並のせいか、うなぎがちょっと小さいな。食べてみよう!
甘塩っぱいタレが塗られまくられている。印象は佃煮のよう。ということは焼きは結構はいっているけど、焼く前に煮ているのだろうか。脂が落ちて、ボソッとしている。また、少し淡水魚臭い。★★+。
という評価なのに、平日にも拘わらずお客がどんどんやってくる。また、予約の電話もジャンジャン架かってくる。先日入ったうなぎ屋も12時を回ったら、客がガンガンはいってきたけど、お昼にうな重って、大泉では当たり前なのかな?ブルジョワジー!
5月29日(木)
横浜中華街にある広東料理 邨昌(とんしょう)は、関帝廟裏の中山路から香港路に向かう、細い路地の途中に店を構える。一般の観光客はまず足を踏み入れることはないと思う。
店内に入ると、案の定、客は私だけ。麻婆豆腐は単品が1,000円だけど、お得なセットがあって、ご飯やスープ、シューマイか付いて880円。ちょっと味は期待できそうにないので、セットにしようかと思ったら、海鮮トマト麺が美味そう…。
そこで、麻婆豆腐を単品にしようかと思ったら、店員にセットの方を薦められたので、ライスは小盛りでお願いした。食べられるかな?厨房では電子レンジや、トースターと思われる『チン!』という音がしたり、くしゃみが聞こえてきたりと、客の数の割には騒がしい。
麻婆豆腐は見た目は全く美味そうではないけど、意外と食べられる。あっさりしていて、塩っぱかったりしないからだろう。また、ご飯が美味いのも救いである。
期待のトマト麺はとても美しい出来栄え。スープを飲んでみると、こちらもあっさりしていて悪くない。ほんのりと甘いけど、全く嫌な感じはしない。麺を食べようとすると…ちょっと太めのストレート麺は玉になっている…。
玉になった麺をスープでほぐしていたら、今度はスープの味が薄くなってしまった。また、麺はちょっと伸びている。器の大きさに対して、麺の量が多いかもしれない。
一方、トマトの酸味がまるでプラムのような甘さで、味的にはちょうどよいアクセントになっている。
食べきれるか心配だったけど、完食してしまった。ラーメンのスープに何度も醤油か酢を入れようかと考えたけど、結局、何もいれずに飲み干してしまった。麻婆豆腐もトマト麺も ★★★。
6月1日(日)
先日入ってみたらーめん研究所にチャリでまた行ってみた。前回が1番だったので、この日は2番を注文しようと思っていたら、売り切れ。なので、5番を黒醤油で注文。
5番は鶏寸胴6と魚介寸胴4のスープに中細麺の組み合わせ。どんなのが出てくるのか楽しみ!
うんめ〜っ!運ばれてきた時は、真っ黒なスープにビックリしたけど、食べてみるとコクがあるのにあっさりしている。塩っぱさなど全くなく、むしろ自然な甘さを感じる。魚介類の臭みなど全く感じない。
細めの麺は縮れが強く、多加水で弾力があり、個性の強いスープによく合うけど、もう少し太くても良いかなと思う。
★★★★★!この店で唯一改善を希望するなら、麺の量。恐らく120〜140グラムくらいしかないと思う。住所: 神奈川県厚木市下津古久337‐1 電話:
046‐205‐7405
その後は相模川沿いに厚木周辺の山間部を走ったけど、まるで四国の四万十川の支流沿いのような光景に出くわした。神奈川県は想像以上に奥が深い。
6月3日(火)
横浜中華街で餃子で有名な山東(さんとう)はいつも店頭に行列ができているけど、朝から雨のこの日はさすがにガラガラ。こんなこともあるんだな。
店内は高級感はないけど、イスとかがゆったりしているので居心地は悪くない。本当は水餃子(735円)とビール!といきたいところだけど、クルマを運転しなくちゃいけないので我慢我慢。麻婆豆腐(1,050円)と水で乾杯!
あっ、美味い!一口で分かる美味さなんだけど、うまく説明できない。他店では食べたことのない味付け。豆腐は軽くて、あまり主張しない。
水餃子は特製のタレでいただく。なので、テーブルの上には醤油や酢は置いていない。皮は厚くてモチッとしている。具はたっぷりで、肉汁はあまり溢れたりしない。どちらかというと饅頭に近い。そして、ボリュームもかなり多い。
好印象だった麻婆豆腐だけど、時間が経つにつれ豆腐から水がでてきたようで、水っぽくなり、印象が大きく変わる。
とろみはなくなり、スープのようになってしまった。
さらに、ご飯はパサパサでいただけない。…なのに、お代わりしてしまった…。麻婆豆腐はあれだけ美味いと思ったのに、水が出た後は食べる気がしない。
★★★!味付けが濃かったためか、化学調味料のせいなのかわからないけど、食後すぐに喉が乾いて仕方なかった…。
6月4日(水)
しばらく行ってなかったので、恵比寿にあるぼった屋さんに久し振りにいってみた。
これまで何度かレポートしてきたので、細かい報告はしないけど、やっぱり美味いな。いろいろな料理があるけど、やっぱりネギ焼きとぼった焼きは外せない。
残念なことに、店員の出入りが激しいのか、毎回作ってくれる人によって出来上がり品質が違うけど、平均でみればなんとか我慢できるレベル。
後はもう少しドリンク類を安くしてくれればよいのに…。今回は
★★★★ にしておきます。
6月5日(木)
またまた、恵比寿にある縄のれんにいってしまった。完全に気に入ってしまったようだ。この店には飲兵衛のハートをしっかりつかむ何かがあるようだ。立ち飲みだけど、そんなに安いわけじゃあないしね。
店に到着したら、6時前だったので、まだ暖簾が出ていない。それでも中に入って良いというので、中に入って、営業が始まるのを待つことに。
いろいろ試してみたけど、イチオシはやっぱりニンニクが効いた煮込みとジューシーなハラミかな。このハラミならいくらでも食べられる。
★★★★★。良い意味でも、悪い意味でも、大人の(オヤジの?)空間。
6月6日(金)
ネットを見ていると、中華街にある愛群(あいぐん)という店の牛バラ肉ご飯は最高との書き込みがあった。なので、早速いってみることに。
しかしながら、お店は汚く、テーブルも4つしかない…。書き込みがなかったら絶対に入ってないと思う…。メニューを見ていると、なんと麻婆豆腐がない…。仕方ないので、牛バラ肉ご飯(900円)とシュウマイ(630円)を注文。
確かにちょっと甘めの味付けで美味い。ご飯も中華街にしてはまともな方。そして、バラ肉は口に入れたら、溶けてなくなった。一方、肉もご飯も少ないのは残念。
シュウマイは小粒だけど、なかなか美味い。だけど、自家製とは思えない外観。
★★★★。牛バラ肉ご飯が美味いのは認めるけど、それなら、近所の4月22日にレポートした光龍飯店の豚バラ肉のかけご飯の方をお勧めします。
6月7日(土)
どうやら、最近富士吉田のうどんがブームのようである。オフロード・バイクに乗っている頃に開店したふもとやがずっと気になっていたんだけど、スタンプラリーのリストに載っていたので行ってみることにした。
しかし、談合坂手前まで中央高速は渋滞が続き、到着してみたら臨時休業…。ついてない…。
そこで、比較的そばにある玉善亭に入ってみた。
うどんは3時まで。それ以降はほうとう屋さんになるという…。二毛作というべきか、ポリシーがないというべきか…。恐らく、地元の食文化に合わせての営業だと思われる。
店内はちょっと山田うどんに似ているかな?吉田のうどん(普通のうどん)はなんと350円!! 月見(430円)にかきあげ(100円)をトッピング。
ちなみに、月見の玉子もトッピングと同じ温泉玉子。鰹節の味がかなり前に出ている。最初はツユの味がピントがあっていないように感じたけど、辛子をいれたら味がしまった感じになった。
うどんはあまり白くなく、それほどコシがあるわけではない、どちらかというと、ほうとうに食感が近いかな。天ぷらは揚げたてで、カリカリと軽いのがうどんに合っている。
吉田うどんを食べたのは初めてだし、★★★ くらいかな。
忍野にいってみようということになり、広々とした農地を走っていると、菜の花畑で一面黄色くなったと思ったら、見たこともない赤い花や青い花が咲いている!そして、その花達とともに白い花も咲いている。なんなんだ、この場所は?天国か!?
と、ファンタジーの世界に浸っていても、腹は減る。晩飯はせっかく河口湖に来たんだし、晩飯は地養豚を使ったとんかつを食べに紅鶴に行ってみた。昨年の5月12日以来だから、1年振りだな。
前回は鶴ロース(2,900円)を注文したけど、メニューが変わっていて、馬刺しが付いたセットがない。店員に聞いたら、トンカツの肉自体は、200g(ロースだと1,850円)でも、300g(同2,550円)でも使っている肉は同じというので、ロースカツ定食を200gで注文した。 20分位待って運ばれてきた。
残念ながら、前回と比べると見た目はかなり小さい。だけど、肉自体は柔らかくって、ジューシー! 臭みがないのに肉の味がする。筋張ったところがないので、脂のまわりでも、少し噛んでいると、気がつくと溶けてなくなっている!
ただ、低温でラードを使わないであげているのか、カリッとした感じはなく。熱くて口の中が火傷しそうになることはない。
★★★★+。でもせっかく来たなら、やっぱり300gをお勧めします。
6月8日(日)
このところ日曜日の昼飯といえばラーメン研究所である。これまで高得点をあげているけど、なにしろ、スープが6種類あるので、とりあえず一通り食べないとレポーターとして落ち着かない。
この日は4番を黒醤油で注文。豚骨寸胴4、鶏寸胴3、魚介寸胴3というコンビネーション。『当研究所の全てをこの一杯に。トリプルスープの醤油ラーメン』とメニューには書いてある。細麺をつかっているためか、すぐに運ばれてきた。
煮干しの香りと味が最初に表にでてきた。しかし、豚骨と鶏スープの味はわからない。やっぱり自分にはダブルスープあたりが限界かな。むしろ黒醤油の味の方が強く感じる。
一方、伸びやかなストレート細麺の食感は最高!口の中にはいっても、まだ一本、一本が主張している。
う〜ん、これまで食べた2杯よりはお奨め度が落ちるかな
★★★★+。住所: 神奈川県厚木市下津古久337‐1 電話:
046‐205‐7405
6月9日(月)
中華街大通りの中でも揚州飯店 本店のあるエリアは、華正楼や聘珍楼などの高級店が建ち並ぶ。また、通りから客席の一部が見えるけど、平日の夜でも結構お客が入っているので入りづらい。
歯をくいしばって店内に入ると、店構えは結構立派だけど、店内は特に高級感はない。派手さがないので、とても落ち着くけど、デパートのテナントのようにも感じる。
メニューを見ると、一品料理の価格設定はちょっと高めだな。一方、麺類やご飯物は比較的安め。麻婆豆腐(1,200円)と牛肉煮込みご飯(850円)を注文。
麻婆豆腐が運ばれてきた。香ばしい味噌の香りがする。なかなか美味そうだ。
美味い!いわゆる本場四川風とは大きく異なるけど、まるで八丁味噌のようなしっかりとした味付けで、これならご飯がガンガン進みそうだ。さらにいえば、ご飯でなくても、キュウリでもよく合いそうだ。
一方、牛肉煮込みご飯の方は、八角の味が強くて、今一つと思ったけど、食べ続けているうちに。気にならなくなる。こちらも美味い!。
量は2皿とも充分。というか、肉も麻婆も量が多くて、ちょっと飽きてきたくらい。両方とも完食したら、気持ち悪くなってきた…。しかし、両方とも味付けがしっかりしているので、相性はよくないかな。
正直、先日入った支店は全然美味いとは思わなかったけど、流石に本店は別のようだ。両方とも
★★★★+。
6月10日(火)
どうやら、らーめん研究所にはまってしまったようだ。仕事で退社がちょっとだけ遅くなり、中華街にいく時間ではなかったので、平日の夜にいってみることにした。
この日の昼飯はまたまた群馬県藤岡市にある大村屋。いつものようにゴマだれのうどんとカツ丼を食べたので、ラーメンくらいがちょうど良いかも。
8時半頃らーめん研究所に到着。営業していたので、安心した。それにしても派手な電飾だな。藤棚のようだ。とても妖しい。今回は6番(750円)をチャー玉丼セット(250円)と一緒に注文。
店内の黒板にランキングが書いてあって、6番は5月の1番人気。『鶏寸胴10割 鶏スープだけで味わう、極上鶏塩ラーメン』が6番の謳い文句。また、この6番だけが塩しかスープを選べない。当然、期待は高まる。
なるほど上質。極細の縮れ麺は、縮れが強く、食感がインスタント風なので、好みが分かれるかもしれないけど、あっさりとしたスープは塩味が強くないのに、物足りなさは感じない。
一方、玉子の黄身とチャーシューを刻んだものが載るチャー玉丼セットの完成度はラーメンに遠く及ばない(写真上右:写真では刻み海苔が邪魔してなんだか良く分からない…)。
6番が人気が高いのは分かったけど、やっぱり3番あたりの黒醤油の方がお奨めだな。なんか迫力のような物がない。★★★★。もっとも、埼玉県新座市にあるぜんやや横浜の綱島にある桃源と比べての採点だから、その辺のお店とは比較にならないデキです。
6月11日(木)
代表的な日本食を外国人に3つ聞いたら、『寿司』、『すき焼き』、『天ぷら』あたりだろうか?『しゃぶしゃぶ』という人もいるかもしれない。カウンター席で寿司をお好みで食べるの機会はなかなかないけど、回転寿司なら肩肘張らず、いつでもいける。味の方もまあ、まずまずということろだろうか。それでなければ、これほど流行ってないだろう。
一方、この中で意外と縁遠くなってしまったのが天ぷらじゃないかと思う。特に昨今の健康食、ダイエット・ブームで『揚げ物』といえるこの料理は、まず家庭で食べることが減ったのではないか。そして、料亭でいただく機会はほとんどない。
街中で気楽に天ぷらを食べられる店は、全国的にはてんやくらいだと思うけど、意外と店舗数が少ないんだよな。
前置きが長くなったけど、この日の晩飯は新宿
伊勢丹そばにある天ぷら つな八に入ってみた。以前、ランチで入ったことがあるけど、なかなか好印象だった。
メニューを見てみると、天麩羅膳(1,995円)から、上天麩羅膳(2,730円)、特撰江戸前膳(3,990円)あたりがメインかな。他にも単品メニューがあるので、組み合わせてもよい。上天麩羅膳を注文。
天ぷらは食べるスピードに合わせて、次々と運ばれてくる。
天ぷら自体は全く油っぽくないし、素材のまま揚げたものを食べているので、むしろヘルシーな気がする。天ツユだけでなく、3種類の塩もテーブルに置かれているので、素材に合わせていろいろ試してみるのも結構楽しい。
『お揃い』と呼ばれるご飯、味噌汁、お漬け物は、夜の部は頼まないと出てこないようだ。要注意。もしかしたら、頼まないと出てこないか、運ばれてきても、天ぷらを食べ終えた後になるかも。
なんといっても、店内の雰囲気はこの店の一番の魅力だろう。(良い写真がなくって残念)
雰囲気だけでも楽しみたいなら、1,260円のランチでも十分だと思う。以前はもうひとつ上のメニューがあったけど、サイトを見る限り、今はないようだ。また、全国に支店があるのは知らなかった。★★★★+。サイト: http://www.tunahachi.co.jp/
6月12日(木)
この日に入った台湾家庭料理 萬和楼の場所は道路を挟んで、関帝廟の隣。これだけ立地条件が良いのに、正直、店内はきれいとはいえず、雑談としている…。そして、中華街なのに、ビリー・ジョエルのコピーソングがBGMで流れているくらい、混沌としている…。
台湾牛肉麺(1,080円)がウリのようだけど、ランチにある麻婆丼が夜にはないので、麻婆豆腐単品(1,100円)と台湾魯肉飯(780円)を注文。
麻婆豆腐は油がかなり浮いているけど、味は悪くない。適度な辛みと、ほのかな甘み、そして強めの生姜は絶妙で、ご飯に掛けたらガンガン進みそう。パクチーも使っているかも。
一方、食べてから、すぐに水分がでてきた。味の印象がかなり変わるな。
台湾魯肉飯の方はほぐした豚肉と椎茸を煮たものが載っている。ちょっと色気がないけど、なかなか美味い。そして、麻婆豆腐との相性はわるくない。基本的に引き立て役である。量は両方とも少なめ。
味的には両方とも ★★★+。だけど、なんかマニアックな店内の雰囲気が気になる。多分、また来ると思います。
6月13日(金)
横浜中華街にある順海閣本店はこの前入ったけど、順海閣酒家はまだだったので、入ってみることに。値段はやはりちょっと高め。でもお店としては順海閣本店よりは遥かに入りやすい。店内は地味だけど、落ち着いた雰囲気。昨日の店とは違って、リチャード・クレーダーマンのようなピアノ曲がBGMで流れている。
麻婆豆腐(1,575円)とともに、海鮮煮込みそば(1,260円)を注文。本店でも麻婆豆腐は今一つだったので、あまり期待しないで待つことにした。
麻婆豆腐が運ばれてきた。本店より美味そうだ。
食べてみると、小振りに切られた豆腐はフワフワ。味付けは甘辛く、トロみが強い。食べ続けると、意外に辛くてビックリする。量は値段の割には少ないかな。煮込みそばが運ばれてくる前にほぼ完食。
一方、煮込みそばの方は極めて普通。具には大きめのエビやホタテの貝柱が使われているけど、味が美味くないので、ありがたみはない。これならそこいらのデパートのレストラン街でも食べられるだろ。もしかしたら、そちらの方が美味いかも。
う〜ん、両方とも ★★★。
とはいえ、軽い食感の豆腐を使っているのに、水っぽくならなかったのは流石。良い豆腐を使っているからかな?
6月14日(土)
この日は先日わざわざ富士吉田まで出向いたのに、臨時休業で入れなかったふもとやに入ってみた。場所は浅間神社から山中湖側に進むと、ちょっと先の右手に現れる。廃業したコンビニの裏手のようだ。山中湖側から来ると分かり辛いかも。
広々とした店内。団体客でもOKなのがこの店のウリの一つ。カウンター席もあるけど、基本は座敷席。まずは入口にある予約表に名前を書いて、順に呼ばれるのを待つ。名前を呼ばれたら、セルフサービスで水とともに、私の大好きな大根おろしを皿に山盛りにして席に着いている。
自分の名前が呼ばれたので、水とともに大根おろしを取りに行ったら、大根の浅漬けだった。とはいえ、それはそれで、粘り気のない千枚漬けのようで、なかなか美味。パリパリとした食感でうどんを待つ間にお代りをしてしまった。
最初のうちは気がつかなかったけど、注文を取りに来ないので、不思議に思っていたら、注文はテーブルに置かれている注文票に自分で書き込んで、厨房に持っていくシステム。2人でいったので、肉うどん(450円)と、つけうどん(400円)、天ぷら2枚(各100円?)を注文。
料理は店員が運んでくる。スープも器も熱い熱い。
ツユはかなりあっさりとしている。う〜ん…期待したのとちょっと違うな…。まあ、これが富士吉田のうどんなのか.…。
天ぷらは揚げたてじゃないし、先週のお店の方が味のレベルが高いと思う。うどん自体も時間が経つと、ちょっとベタベタしてくるし、讃岐や藤岡のうどんような凄い腰はない。やはり、先週のお店のように、ほうとうみたいな食感というべきか。
つけうどんの方が水でしめている分、うどん自体にコシを感じるけど、うどんが絡まっているのを発見。なんだかテンションが下がるな…。
まだ2軒しか入っていないけど、正直、吉田のうどんがこれほど盛り上がるほど美味いとは思わない。★★★。載せたい写真はまだあるけど、この評価だったら、この位にしましょう。
6月15日(日)
昼飯はいつものようにチャリに跨り、厚木のらーめん研究所に向う。この日は2番を黒醤油で注文(750円)。豚骨寸胴6 鶏寸胴4 豚骨スープに鶏スープを合わせたオーソドックスな醤油ラーメン。どんな作品が出てくるのか…。
アーッ!美味い!美味い!この店のナンバーワンかも知れない。濃厚なスープはしつこさがなく、キレがある。そのスープと中太の縮れ麺との相性が良いと感じたのもナンバーワンだと思う理由の一つ。
★★★★★!すぐに食べに行くべし!
ラーメン完食後、チャリで鎌倉周辺を走ってみた。気温的にはまだまだ夏には遠いけど、すでに海の家、夏の準備が始まっていた。基本的には夏は好きなんだけど、年のせいか真夏は辛くなってきた。やっぱり、一生6月が良い。
6月16日(月)
長城飯店は横浜中華街の関帝廟のすぐそば。店頭にメニューを置いていないので、麻婆豆腐をやっているのかどうかわからない。たまたま出てきた店員に聞いたら、やっているというので入店。
メニューを見るとなかなか皆美味そうだ。麻婆豆腐は単品で1,200円であるけど、セットが950円であったので、こちらを注文。
麻婆豆腐は一人にはちょうど良い量。味付けは甘辛くって、ご飯が進むけど、ちょっと辛めかな。辛いのがダメな人には無理かも。
通常、セットには不味い点心がついて来るけど、この店は蒸し鶏で、まるでもう1品ついたような印象。味も悪くない。残念なのはご飯。パサパサで、いただけない。
また、時間が経つと、豆腐から水がどんどんでてきて、運ばれてきた時とは全くことなる代物になった。本当に残念。
最初は合格にしようかと思ったけど、★★★に大減点。
6月17日(火)
横浜中華街にある廣翔記 四川館は今年できたばかりの店。フカヒレ専門店なのに四川館とは、ちょっと変な感じ。本店はすぐお隣にある。店内は新しいためもあり、居心地がよい。ファミレスぽいけど、明るくまとまっている。
鉄人の元祖陳マーボー豆腐(1,890円)とアワビとフカヒレのチャーハン(1,260円)を注文。担々麺もメニューに載っている写真をみると美味そうだけど、両方とも激辛だったら、逃げ場がないからね。う〜ん、美味そうだ!
うま〜い!!辛いけど、豆腐が本当にフワフワなので、まるで別の料理のよう。チャーハンも塩味がきいていて、なかなか美味い。麻婆豆腐との相性もバッチリ!そして、量も多いくらい。
シャキシャキのレタスの食感もよいアクセントになっている。ちょっと油っぽいのが気になるけど、ある意味焼き飯らしい。
ただ、アワビとフカヒレのありがたみはわからない。仮に入っていなくても、あまり印象は変わらないと思う。一方、これだけ豆腐がフワフワしているのに、豆腐から水がでてこないのは流石。
悩まずに ★★★★★!量が多いのに、麻婆豆腐とチャーハンの両方を完食したら気持ち悪くなってきた。明らかに食べ過ぎ。また今度、担々麺でも食べにこよう。 サイト:
http://koushouki.jp/
6月20日(金)
横浜中華街にある廣翔記は、最近できたフカヒレ専門店。3日前に入った廣翔記 四川館は同じ並びで、すぐそば。
フカヒレマーボー豆腐(本場の辛さ 1,680円)と一緒に、最初はチャーハンを注文しようかと思ったんだけど、火曜日から担々麺が気になっていたので、フカヒレ黒胡麻タンタンメン(1,050円)にすることにした。
恐らく麻婆豆腐はかなり辛いだろうから、担々麺が辛かったらどうしよう!逃げ場がない!
タンタンメンのスープは緑がかっていて、一瞬引いたけど、あっさりしていて美味い。ありがたいことに、あまり辛くない。むしろ、ほんのり甘く、麺は茶そばのような印象。腰のようなものはないけど、これはこれで悪くない。
麻婆豆腐は四川館のものとは印象が微妙に異なる。あちらの豆腐は四角く、ざっくりとした切り方なのに、こちらは絹ごしで細長く切られている。辛さもこちらは飲み物なしでも、麻婆豆腐だけでガンガン食べ続けられる。もちろん結構辛いけどね。
辛さ対策としてノンアルコールビールを頼んだけど、ほとんど飲まなかった。まあ、ノンアルコールビール自体が不味いしね。でも、なんで、ノンアルコールビールはこんなに不味いんだろう??
しばらくすると、豆腐から水がでてきた。使っている豆腐が違うんだろうな。量は普通より多めかな。なんとか両方とも完食。そしたら、汗が出てきて止まらない。
麻婆豆腐は ★★★★。タンタンメンは ★★★+。ところで、この2つの料理にとって、フカヒレはどういう意味があるのだろうか。火曜日も同じことを考えたけど、単に食べ辛いだけだと思う。 サイト:
http://koushouki.jp/
6月21日(土)
前々から気になっていたまぐろの王様に行ってみた。お店は大東京綜合卸売センター。えっ、『大東京』??かなり恥ずかしいネーミング。とはいえ、敷地内に無料パーキングがあるのはありがたい。
注文したのはまぐろ丼・王様(大)2,000円。
運ばれてきた時にまわりにいた女性客から『すっご〜い』歓喜の声があがった。(ちょっとヒーロー気取りだった) そしてチョイ悪風の男性店員に『がんばれよ!』と声をかけられた。(結構うれしかった)
まずは、両隣の味噌汁のお椀や、コーヒーカップと大きさを較べて欲しい。ご飯だけでもかなりの量がある。
早速食べ始めると、ご飯の上にはマグロの切り身が敷かれ、その上に中落ちがタワーのように盛りつけられている。マグロもご飯も美味しいんだけど、その量が半端じゃあない。
だいたい3分の1くらい食べたところで満腹中枢が動き始め、半分も食べればほぼ満腹。あとは栄養の摂取というより、意地というか、自分との戦い。ある意味、セルフ・サド&マゾである。
最初のうちは中落ちより、マグロの切り身の方が美味かったので、こちらを中心にして食べ続けていたけど、さらに食べ続けると、これまで上質だと思っていたマグロの切り身の方にも、『端っこ』と呼ぶべき、匂いがきつく、あまり美味くない部分が現れてきた…。
あとは水分の助けを借りて、マグロもご飯もなんとか完食!評価は…う〜ん、★★★★。使われているマグロのレベルはそれほど高くないけど、2,000円はそれをもってしても安いと思う。
住所: (大東京綜合卸売りセンター) 府中市矢崎町4‐1
6月22日(日)
このところ日曜日といえば、厚木にあるらーめん研究所。これで7回目だから、一応スープは全てトライしたことになるはずだけど、どのスープを食べてないのかわからない…。
仕方ないので、今まで黒醤油で食べてきたので、1番を塩で頂くことにした(750円)。『豚骨寸胴と鶏ガラスープ』の組み合わせである。
甘味のある、あっさりスープは多加水で縮れの強い麺に負けていない。一方、黒醤油と較べると、押し出しが弱いかな?
しばらく食べたところでニンニクと豆板醤をいれてみたら、味に深みが出たけど、これなら『松壱家』にいって塩ラーメンを食べた方がよい。よって、この店としては一番低い評価の ★★★★。
店を出て、過去のデータを調べたら、3番がまだ試していないことが分かった。それじゃあ、来週は3番にしようかと考えたけど、結局気になり、昼の部の閉店間近にらーめん研究所に再び入店。
3番は『豚骨寸胴6に魚介寸胴4。豚骨と魚介の黄金コンビ
らー研定番の醤油らーめん』。まずは黒醤油で注文(750円)。
煮干し系の香りがぷーんとした。豚骨スープが上質なので、見た目はこってりしているけど、実はすっきりしていて、キレがあり、臭みなどない。これは上質だ。
一方、全体的にみると黒醤油と煮干し系の味が強いかな。なので ★★★★+。にしておきます。
6月23日(月)
横浜中華街にある中華料理 六福楼はあまり入りたくない店構えだけど、単品で麻婆豆腐をやっている以上、いつかは入らなければならない運命。であればと、割り切って入店。
麻婆豆腐は1,000円。五目かけご飯は700円。
まずは中華丼が運ばれてきた。なんだか良い匂いがするなあ…。美味い!美味い!こんなに美味いのに、なんで客が全然いないのかな?
麻婆豆腐の量は凄い。他店の2倍くらいありそうだけど、さすがにあまり美味そうではない…。
ん?こっちもかなり美味いではないか!まずは舌が火傷しそうに料理が熱い。豆腐はフワフワ。挽き肉はちょっぴり臭みがあるけど、量がたっぷり使われているので、料理に肉の味がでている。逆に量的にはあまり多くはないんだけど、刻んだ長ネギの食感がシャキシャキしていて、良いアクセントになっている。
さすがに時間が経つと、豆腐から水がでてくるけど、味的には他店ほど影響がない。
とはいえ、満点をつけるほどの味ではない。麻婆豆腐は★★★★。 中華丼は★★★★+。土曜日にマグロ丼・王様を完食したこの私がこの日は麻婆豆腐を残してしまった…。あと結局、私がお店にいる間、他の客は一人も来なかった…。
6月24日(火)
会社を終わって、中華街にいってみたら、入ろうと思っていた店がみんな休みだった。火曜日が定休日の店が多いのかな?
そこでこれまで尻込みしていた華正楼の新館に入ってみることにした。店内は落ち着いた雰囲気。なかなか悪くない。
メニューを見てみると、麻婆豆腐は1,890円。さすがに高い! ちょっと悩んで、五目チャーハンを注文することにした(1,260円)。事実上、麻婆豆腐を食べるなら一番安い組み合わせだと思う。それで3,000円以上かあ…。
麻婆豆腐は辛さを選べるというけど、5段階という感じではなく、辛くない、普通に辛い、凄く辛いという感覚的なもの。凄く辛いやつをお願いといったら、『大丈夫ですか?』と驚かれてしまった。ちょっと面倒だったこともあり、『普通に辛い』でお願いした。とってもファジーである。
豆腐は木綿になるのかな。包丁で切っているけど、ざっくりとした印象。味付けは悪くないんだけど、味が豆腐にしみこんでいない感じ。また、やはりそれ程辛くなく、麻婆豆腐だけでも食べ続けられるくらい。
チャーハンはちょっと残念な印象。このくらいなら、その辺のラーメン店でも食べられるレベル。正直、全然美味くない。
『値段が高い店が美味い店』という概念がまた自分の中で崩れ落ちた気がした。
この店の一番のウリは比較的上品なお客かな。これだけ高くて、美味くもない料理を食べても文句一ついわないんだから(かなり嫌味っぽい)。麻婆豆腐は
★★★。チャーハンは★★。
6月26日(木)
この日は午前中に地元で会議があったので、お昼にらーめん研究所に行ってみた。この日も一番客のようだ。
1番を普通の醤油で注文。大盛りで800円。これで1番の3つのスープは制覇だな。
黒醤油に較べると、やはり深みとキレがない。言い換えれば、柔らかい印象。やっぱり1番は黒醤油だな。
1番にはニンニクと豆板醤を店が推奨していることもあり入れてみると、少し味に深みがでた。
う〜ん、★★★★。この店としてはかなり低めの評価。
ところで、店内に貼られている紙をよく見たら、なんと麺も自由に選べることに気がついた。であれば、1番はそれ程スープが強くないので、中太の方が良いと思う。
6月28日(土)
浅草にイチゴカレーの店があるというので、怖いもの見たさで行ってみることにした。せっかく、前々から気になっていた店に行くのに、なんだか気が重い。なんでかよく考えたら、平塚から浅草まで罰ゲームを受けに行くようなものだからということに気がついた。なるほど気が重くなるはずだ。
浅草に着いて、お店に向かう途中、『ぎょうざカフェ うつのみや亭』を発見。残念ながらお休みだったけど、さすがにイチゴカレーを生み出した街だけある。どんなメニューなのか見てみたい。
強い日差しを浴びながら、お店に到着したらなんとお休み…。まさかこの手のお店が土日にお休みとは思わなかったけど、確かに真昼間だというのに、お店の周りは人通りが驚くくらい少ない。
仕方ないので浅草に戻ったら、神谷バーが目に入った。そういえば、一度も入ったことがないな。ということで、入ってみることにした。店内は真っ昼間なのにほぼ満席。当然のように相席になる。というより、相席が前提のような雰囲気だから、別に必要以上に気を使う必要はないようだ。
もちろん、中生(750円)と電氣ブラン(260円)を注文。電氣ブランはともかく、中生が750円とは、この手のお店としてはかなり高い。観光地プライスだね。
まずはメンチカツ(680円)に挑戦!衣がカリッカリで、本当にビールにピッタリの食感。一方、肉汁が溢れたりなんてしないから、中身はあまり特記事項はない。バーの雰囲気に酔って、黙って食らいつけ!
辛子をたっぷり付けて、辛さに咽び泣いて、ビールで流し込め!
その他にもいろいろ試したけど、スペアリブ(1,380円)はサンプル通りのすっごいボリューム。すこし燻製が入っているようで、良質なベーコンといった感じ。味付けも絶妙で、こちらもビールにピッタリ!絶対おすすめだな。値段も、ボリュームと話題性を考えれば安いくらいだと思う。
ということで、特別におまけとして、メンチの断面とスペアリブの拡大写真もアップしたので、上の写真(中・右)をクリックしてみてください。あっ、仕事中とか、腹が減っている時はやめた方がよいかも...。
まあ、この店の評価は今更私がつけるまでもないでしょう!!とても楽しかったです!!
(2枚の写真を見ながら、ご自宅でビールを飲むという手もあるな)
晩飯は赤坂に移動して(実は水上バスを使って、浜離宮経由で)、久しぶりに兄夫食堂(ヒョンブ食堂)に行ってみた。前回は海鮮チゲだったこともあり、今回はカムジャタン中(3,150円)を注文。
後日、この店のH.Pを見てみると、この店のベスト・メニューの1つのようだ。『韓国仁川(インチョン)の代表料理で250万人の市民に愛されてる鍋料理。一軒沖(おき?)にガムジャタン店があるといわれるほどです。豚の背骨肉を煮込んだ鍋で、辛さをジャガイモと野菜で和らげた味。最後に鍋の汁でおじやを作って食べれるのももう一つの楽しみだ。』と説明文があった。サイトは: http://www.hyungboo.com/
もちろん、海鮮チヂミ小(1,280円)も注文!
やっぱり、海鮮チヂミは無茶美味い!写真では分かってもらえないかもしれないけど、具沢山で、口に入れた瞬間にその具を繋ぎとめていた糸が解き離れ、それぞれの具が口の中で主張する。ホクホク、フカフカで病みつきになりそう。日本で一番美味いかも...。(言い過ぎ??)
一方、カムジャタンは微妙…。もちろん、味自体は美味い。だけど、豚の背骨についた肉をしゃぶりついて食べる際に、手にビニール手袋をはめて、背骨を1個、1個はずして食べる様はちょっとグロテスクかもしれない。韓国から来ている相方は美味い!美味い!といっているけど、こちらは内心腰を引き気味…。
でも、やっぱり本場韓国のようになんにも言わなくても、キムチ他、いろいろな小皿が並べられるのはうれしいし、この小皿が美味いのだ!これだけでも酒を飲み続けられる。壺に入って出てくるキムチはかなり甘い味付けながら、自分の中では日本一だと思っている。チヂミ、チゲ、お通しだけで充分満足できた。
いまさら私が言うまでもないけど、★★★★★!鍋の違和感だって、言い方を換えれば本場の味を日本で味わえるってこと。
6月29日(日)
日曜日のお昼は厚木にあるらーめん研究所。この日は2番を醤油でお願いした。700円に大盛り100円追加。
黒醤油じゃないと、やっぱりスープにキレとコクがでないのかな?
でも、普通の醤油でも物足りなさはない。とてもまろやかな味。とはいえ、やっぱりちょっとスープが弱いかな。でも、この店のレベルが高いことは確信できる1杯。
できれば、黒醤油と普通の醤油のハーフ & ハーフをメニューに追加して欲しい★★★★+。
晩飯は横浜中華街に行ってみたけど、入ったChinese Restaurant 興昌(なんだ、この店構え、店名は!)は麻婆豆腐をやっていない…。あまり美味い料理も期待できそうにもなかったので、ラーメンとチャーシュウ丼を注文。
麻婆豆腐で中華街制覇を目標にして自己研鑽してきましたが、この店はその過程をレポートするだけで、特記事項はありません。まあ、一言でいってしまえば、二度とこの店に入ることはないと思います。あしからず(評価外)。
6月30日(月)
横浜中華街にある謝甜記(しゃてんき)はお粥のお店。有名店なのか、いつでも結構お客で混んでいる。基本的にはお粥はあまり好きじゃないのだけれど、店頭のメニューを見てみると、麻婆豆腐をやっているので入店してみた。
豚肉粥あたりが定番なのかと思い注文(683円)。麻婆豆腐は1,050円。エビ焼売は4個で347円。なんと『さしみ』もあって、210円。さしみ?でも、こちらはお粥用だという。
意外にお粥自体に味が付いていて安心した。塩味と玉子というか、トウモロコシのようなほのかな味がする。パクチーのような味もするな。豚肉というけど、挽き肉の塊がちょこっと入っているだけ。
刺身は白身魚が結構載っているけど、お粥に入れて食べるというので、入れてみたら、どこに行ったんだか分からなくなった。味的にもあまりありがたみがない。まあ、210円だから良いか…。焼売もなかなかのデキ。
麻婆豆腐は凄いボリューム!でも、見た目は美味そうじゃあないなあ…。食べてみると意外にこちらも美味い。まるで醤油せんべいのような味。でも、すぐに豆腐から水分が出てきたので、この店の麻婆豆腐は、運ばれてきたら、豆腐優先で一気にかっ食らってもらいたい。
麻婆豆腐は値段と量を考えて★★★+。お店としては特徴があるので★★★★。
さすがに麻婆豆腐のレポートが最近減っています。
ちょっと中だるみかもしれません…。
一体、中華街には何件麻婆豆腐をやっている
店があるのでしょうか…。
< To Be Continued >