カツ丼ファイター その後 2003 4Qtr このクォーターの間に2度ガサイレをしたので、かなりレポートが遅れてしまった。
★★:普通です ★★★:なかなかです ★★★★:お奨めです ★★★★★:おいしい店を教えてください
10月3日(金): 2003年の第4クオーターのスタートです。
この日に行ったのは、神保町にある青新軒。場所は三省堂書店の裏辺り。名前は中華料理店のようだけど、とんかつ屋さん。かつ丼は880円。上かつ丼に当たる、ロース重は1,100円。ヒレ重は1,200円。もちろん、ロース重を注文。
衣は竹を割ったように?あっさり剥がれる。味付けは甘く、ギリギリ食べられる範囲。
肉は厚く、弾力を感じるが、かなり堅め。 カツの切り口を見ると、勝慢に近く、脂身もブロックでとても美味しそう。なぜこんなに味が違うのか?
復刻版ホンダCB400Fとかスズキ・刀といった感じかな?
このロース重が1,100円というのは高いといったら、お店の人はそれだけコストがかかっているといい返してくるかもしれない。値段も考えて★★。
10月4日(土): いよいよ沖縄ツアーの出発日が近づいてきました。
インターネットで検索していると、池袋の丸井のそば、繁華街の中に定食道場 ひらおかというお店があるようだ。実際に行ってみると、やはり繁華街のど真ん中にあるが、交差点の角なので、意外と発見しやすかった。
ランチメニューのカツ丼は700円。 夜は居酒屋になるようである。お店のおやじの言葉使いも荒い。
玉葱を玉子でとじた上に揚げたてのカツを載せた、ちょっとユニークなスタイル。しかし、そのカツがあまりにも薄く、ハムカツのよう。火の通りのためかもしれないが、日本一の薄さかもしれない。衣がカリカリなので、悪くはない。評価
★★。でも2度と来ないだろう。
10月11日(土): もちろん、沖縄行きの主な目的の一つが沖縄そばです。食べまくってやる!。
渋谷駅の東口を出て、歩道橋を越え、恵比寿方向に向かって歩き出すと、すぐの左側にかつ吉渋谷店がある。地下ということもあり、水道橋のお店と同じ雰囲気。
実は、昨夜、恵比寿・ガーデンプレイスにあるかつ吉恵比寿店にもいってみたが、替わりかつ丼はランチタイムのみとのこと。そこで、ロースカツの一番安いヤツを注文。漬け物はちょこっとしか付いてこなかった...。もちろん、カツのほうは期待を裏切らないデキであった。
で、この日、渋谷店で注文したのは替わりかつ丼1,300円。ここも、水道橋店と同じように、漬け物とサラダがすごい量で付いてくる。
ここでも、らっきょとキムチ、そしてサラダをたらふく食べていると、かつ丼が運ばれてきた。一言でいえば、とろろ掛けカツ丼といった感じ。それにほうれん草などの添え物が載っかる。 ロース肉をつかったカツ自体がジューシーで柔らかくおいしいので、なにをやってもそれなりのレベルにある。スポーツ選手でいえば、ボー・ジャクソンか、マイク・ジョーダン(古い?)といったところだろうか。
お店、味、値段、どれをとっても4★レベルだけど、このメニューは★★★。とろろがカツのさらなる旨さを引き出しているとは思えない...。
10月12日(日): 短パンて、何歳までOK?
先日、竹下通りにカツ丼をやっているお蕎麦やさんを発見。この日にチャリでお昼時にいってみると、あいかわらず高校生(に見える女性)で混み合っている。その日は短パンだったので、毛むくじゃらの脚をさらしてティーンの聖地を歩くわけにはいかず、出直すことにした。そのくらいの気は遣っているんです。
仕方ないので、別のお店がないかと、松濤周辺で探索。そして、唯一やっていたのが増田屋だった。注文したのは上カツ丼1,100円。ちなみに、並は850円。
すごいボリュームに圧倒される。肉はロース。厚いのに、意外と柔らかい。衣は煮込まれ、肉から剥がれやすい。味付け、ご飯は特記するようなことはなし。★★+...。
10月18日(土): 2CVの車検です。87年に初期登録したから、16年目になるのかな...。
いつも2CVを車検に出しているお店がくじら軒となりに引っ越してしまった。せっかくだからくじら軒に入りたいところだけど、くじら軒のとなりにあるお蕎麦屋さん、日乃利(ひのり)に入った。最寄の駅は横浜市営地下鉄「センター北」駅になる。手打ちそばがウリらしいが、カツ丼もやっている。850円。
女将さんと、その姪で切り盛りしているようなお店なので、家庭的な雰囲気。くじら軒には行列しているけど、こちらのお客は私だけ。
カツは揚げたてではない。 でも、煮汁の味付けが絶妙!でも、肉は堅くなっていて、衣が簡単に剥がれてしまう...。ここまで堅いと大幅減点。食後も舌がピリピリする。店の雰囲気も悪くないので残念。★★★。
10月29日(水): 『沖縄編』でもレポートしましたが、いよいよ沖縄での初カツ丼です。
(2004年夏のレポートをそのままコピーします)
沖縄に来てから、毎日沖縄そばを2杯以上食べる生活が続く。たまにはカツ丼を食べなくてはと、国際通りでお店を探す。なんでも、沖縄のカツ丼はニンジンやピーマンとかを使い、野菜炒めのような感じらしい。
とん子という店の看板が国際通りにでている。他に選択肢もなかったので、入ってみた。カツ丼850円。
こんなカツ丼みたことない!衣がかなり薄く、玉子がかかっている部分が少ないのでカリカリ。玉子は1つ落としたというが、下に落ちたらしく表面には半生の白みしか見えない。また、煮汁が最高!コクがあり、甘味を感じるが、砂糖のような変な甘さではない。
ご主人に話を聞いてみるとフツウにカツオと昆布を使っているとのこと。野菜炒めのようになる、沖縄の典型的なカツ丼は邪道のようなことをいっていた。
評価は★★★★+。肉が堅かったのが減点の理由。せっかく肉に良い脂が載っているのに残念。当然バラツキがあると思うので、減点は★半分だけにしました。
11月3日(月): 沖縄から帰り、またカツ丼の毎日が続く...。
以前、自転車に乗って走り回っている際に発見した、本蓮沼にあるとき和にいってみるが、残念ながら準備中になってしまっていた。3時をまわっているから、文句もいえない。
雨の中、板橋本町まであるいてみるが、カツ丼をやっているお店はみつからなかった。
仕方ないので、地下鉄に乗って、巣鴨の巣鴨地蔵通商店街を歩いていると、地蔵尊隣に地蔵そば 大橋屋を発見。他に良い店もないので、入ることにした。明るい店内で、入りやすいのであろう、女性一人のお客もいる。カツ重950円。
照明のせいもあるかもしれないが、やたら黄色い。味付けはあっさりしているが、なんだかはっきりせず、物足りない。カツは薄く堅い。評価は普通だけど、ちょっと高いので★+。ラーメン界での定説、人が集まるところに旨い店なしはカツ丼にも当てはまるのであろうか...?
11月7日(金): だめだあ〜っ!沖縄が恋しくて、仕事にならない!
高輪に新月というお蕎麦屋さんがあるのだけれど、何度か前を通ったが、いつも準備中になっていて、入れなかった。今日は仕事が早く終わったので、チャリで直行!
幸運にも(?)お店はやっていた。勝重は900円。上は1,300円。もちろん、上を注文。
カツは生温かく、玉子は半生なので、気持ち悪い!ヌルヌル地獄といった感じ。なんとか完食したけど、消化は悪そう。評価★。現実は本当に厳しい。
11月9日(日): 沖縄から帰って来てから1週間になるが、いまでも三線の音色が鳴り続けている...。
鷺沼駅の改札を出て、すぐのビジネスビルの1階奥、東急の裏にとんかつ 稲がある。「とんかつ屋」さんらしい、和風で全体的に茶色がかった店内。 かつ丼はランチタイムはコーヒー付きで1,300円
第一印象は勝漫を思い出させる。玉子は半生。そしてカツのほうはとても柔らかい。肉はロースだけど、柔らかくするために叩き過ぎて、繊維が全て切れ、ハンバーグみたいになってしまうことはない。また、 味付けはあっさりでも、物足りない感じはない。
カツ、ご飯 完食すると、器には「夢」の文字を発見する。このカツ丼を食べてどんな夢をみるのだろうか。まあ、言葉的には悪くないか。
不思議なことにあまりドライブがかからなかった。半生の玉子の量が多かったせいかもしれない。茜とくらべると500円違うので、★★★★。 ここはチェーン店で、横浜に3店舗。ここの他に港北ニュータウンと仲町台駅前がある。
11月15日(土): 銀座は意外とカツ丼タウンのようです。。
今日は会社が終わった後、銀座とんかつ かつ好に入店。有名店でないので、あまり期待しないで待つことにした。特製カツ丼定食 1,180円
ちょっと火が通り過ぎのためか、堅めで筋を感じる。普通のカツ丼とは約300円の価格差であるが、サラダは付かないし、大根の味噌汁、漬け物も同じようなので、その差は全て肉に向けられていると思われる。銀座でこの値段ならば★★★+。店員の態度も気持ちよいので4つ★にしたいくらいである。満足!
11月24日(祭): そろそろカツ丼にも飽きてきたなあ...。そういうタイミングで、名店に出会うのです。やめられない!?。
本蓮沼駅から浦和方面に向かって歩き約10分。道路左側、志村警察署前にとんかつ とき和が現れる。 定食屋のような店内ではあるが、清潔だし、女将さんも明るいので入りやすいと思う。 かつ丼は750円。上かつ丼は950円。もちろん、上かつ丼を注文。
上なのに、見た目はあっさりした印象。まあ、変に生玉子を落とされるよりマシだけどネ。玉ネギはあまり火が通っていないようで、シャキシャキした食感。玉子は少しだけ柔らかいところが残っている。
肉はかなり柔らかく、筋を感じない。でも肉らしい食感を失ってはいない。火加減が絶妙なためのようで、肉にほんのりピンク色が残っている。また、大根おろしが付くので、箸休めには丁度良いし、消化にも良さそう。
一方、味付けが濃いためなのか、化学調味料のためか、舌かちょっとピリピリするのが残念。
でも評価は余裕で★★★★。カツ丼になった状態で肉にピンク色が残っているのは、かなり試行錯誤を行った結果だと思う。マンガを読みながら食べたら気が付かないようなことだが、そういう努力は評価に値する。
これは店主がカツ丼を単なるとんかつのサイド・メニューとは考えていないということを代弁しているともいえるだろう。合掌。 住所:
板橋区志村1-8-8 電話: 03-3969-2717。
12月3日(水): 仕事で五反田に行ったので、当然新しいお店の探索です。
お昼休みの時間に、五反田周辺を歩いてみたがなかなか良いお店が見つからない。仕方ないので、五反田の駅をロータリー側に降りて、線路沿いを恵比寿方面に歩きだしてすぐの地下に発見したとん亭に期待しないで入ることにした。天井は低く、店内は全体的に油臭い。
残念ながら、普通のカツ丼はやっていない。ソースカツ丼900円。
肉は柔らかく、とってもジューシー。衣も当たり前だけどカリカリとした食感。
一方、かかっているソースはかなり酸味が強く、量も多い。
店舗が地下にあるためか換気が悪く、たばこの煙にむせながら食べていると、食欲がなくなってくる。
店員は明るいオバチャン3人で、家庭的な雰囲気は悪くない。
評価 ★★★。場所を考慮しても、ちょっと値段が高い。
12月5日(金): これまた、仕事で駿河台に行った。楽器屋に寄らずに換えるのが本当につらい...。
今日は平日のお昼に駿河台に来たので、洋食 松栄亭に行くことにした。以前、土曜日に来たことがあるのだが、カツ丼は平日のランチ・メニューということで、食べずに出てきたことがある。
いかにも下町の洋食屋さんという店内。最近改装したようで明るく、清潔感がある。
カツ丼は730円ハシを縦に置くのは洋食屋としてのこだわり?
ドンブリは小さめ。写真は照明のせいで黄色くなってしまったが、実物はもっと食欲がわく。玉ネギの甘い香りがする。カツは揚げ立てのようで、衣が美味い。肉は柔らかく、肉らしい味がする。甘くて、濃いめの味付け。
ドンブリとしては3つ★だけど、明るい店内とお店の雰囲気に★★★+。
12月7日(日): 気がつけば、もう年末。お蕎麦屋さんに入ると年越しそばの張り紙がある。
平塚に行った際に若竹というお蕎麦屋さんに入る。上かつ丼 900円
普通のかつ丼は750円。10分くらい待っても出てこないので、ちょっとイライラし始めたら、カツを揚げる音がする。揚げたてなら、まあいいか...。
やっと運ばれてきた。味付けは濃いめだけど悪くない。せっかくの揚げ立てなのに、煮込んでいるので、肉が堅くなってしまっている。また、その煮込み過ぎのせいで、衣が簡単に剥がれる。評価
★★+。
12月24日(水): 今日はクリスマス・イブ。でもインドネシア出張中なので、あまりそんな感じがしない。
今日はクリスマス・イブ。日本にいたら、街中クリスマス・ソングが流れていることだろう。全く、日本の人口のほとんどがクリスチャンじゃないのに、恥ずかしくないのかねえ。これじゃあ、普段は巨人ファンと豪語している人が、結局阪神が優勝したので、銀座で「六甲おろし」を熱唱しているようなもんである。
インドネシアは国民のほとんどが熱心なイスラム教なので、こんなことはないだろうと思い、デパートにいってみると、クリスマスソングは日本ほどではないにしても、コーラス隊や、派手なデコレーションが行われている...。そういえば、オフィスでも6時を過ぎたら、クリスマス・ソングがかなり大きなボリュームで流れていた。
ちなみに、インドネシアでは、クリスマスの週は年に1度のバーゲン・ウィークである。
といいながらも、この日の深夜には日本に帰らなければいけない。ガサイレ・インドネシア編でもレポートしたけど、その出発までプラザ・インドネシアで暇つぶし。昼食はテナントで入っている、基本的には回転すし店SUSHITEIに入った。牛肉のカツ丼はRp35,000。だいたい500円くらいかな。料理を作っている若い男の子達が皆透明なビニールの手袋をしている。
暫く待たされたけど、イライラしてはいけない。なんといっても、ここはインドネシア。多少のことじゃ驚いてはいけない。そして、かなり待った後、なんとか運ばれてきた
カツの量が明らかに少ないのが残念。味付けは少し甘めだけど、味自体は悪くない。ご飯もしっとりしていて、全体的に奇異に感じるところがない。★★★+。豚を食べない国でがんばっていることに対しての健闘賞である。
12月31日(水): そして今日は大晦日。いろいろあった一年でした。
今日は大晦日。かつ丼も食べ納めである。 国道246号線沿い、駒澤大学そば、太子堂にあるお蕎麦屋さん 大むらに入った。注文したのは上かつ丼 1,000円。ちなみに並は800円。
店の雰囲気は普通のお蕎麦屋さんであるが、店内が異常に暗いのが気になる。
ご飯の量がすごい!1.5合くらいあると思う。でも味はイマイチ...。 カツをとじる玉子の他に、1個別に目玉焼き状態で載っている。
肉は少し筋があるが柔らかく、肉らしい味がする。量は並と同じと思われる。
もしかしたら、カツは揚げたてかもしれない。味付けは濃いめだけど、悪くない。舌がピリピリしたので、化学調味料を多めに使っているかもしれない。
評価 ★★。これで、本当に今年のシーズンは終了である。お疲れ様でした。
1月12日(祭): 年もあらたまり、心機一転がんばりたいところですが...。
平塚駅そばの紅谷町商店街にあるお蕎麦屋さん あさひ屋。 上カツ丼は1,200円。普通のカツ丼は800円。そばとのセットもある。
かなり待たされて、運ばれてきた。揚げたてかもしれない。
生玉子が載っているが、実はうずらの卵だった。
甘味を強く感じるが、味付けが濃いのでごまかされることができる?
揚げたてと思われるカツはかなり煮込まれているのでグニャグニャ。
基本的には脂が少なく淡白なのだが、部分的にはリブロースのような弾力と肉らしい味を感じる。一体、どこの部分を使っているか分からない。
ご飯、味噌汁などは普通のデキ。評価 ★★★。
1月23日(金): 今日は千葉の方に出張になりました。
千葉みなと駅から国道沿いに東京方面に向かい、すぐのところにとんかつ屋さん 梨果園がある。かつ重はランチメニューで850円。
味付けは濃いめ。カツは少し堅くなっているが、ジューシーで肉らしい味がする。今日は会社の人が一緒だったので、いろいろとメモが取れなかったが、味とボリュームなどは悪くない。★★★★。 住所: 千葉市美浜区幸町1-30-1 電話:
043-243-5481
2月4日(金): 今日は浜松の方に出張になりました。シリーズ最終回。
普段はあまり出張などしないのであるが、今日も浜松の方に出張となりました。浜松といえば、うなぎなどいろいろ名物はありますが、そこで敢えてカツ丼です。インターネットで調べて、丼八お店に向かいました。もともとお米屋さんがやっているお店らしく、ご飯が美味いという。これは期待である。場所も駅ビルにあるというので便利である。
浜松について調べたがなかなか見つからない。いろいろな人に確認した結果をまとめると、そのお店は以前は駅ビルにあったらしいが、今は丼らくと名前を替え、アクト・シティー地下1階にお店を開いているという。カツ丼780円。
味付けは薄めで、甘味がきつい。肉も脂身が少なく、パサパサしている。★★。味は普通だけど、店構えなどを考えると、ちょっと高い。あと、舌がピリピリするのは化学調味料?
< Fine >
長い間、カツ丼ファイターを応援いただきありがとうございました。
P.S. なんかカツ丼に熱いものを感じなくなってしまったんです。ちょっと、暫く食べるのをやめてみようかと考えています。一方、強力な新シリーズを計画中なので、期待してください!