ATSUGI BASE 2018年4月~6月
★★:普通です ★★★:なかなかです ★★★★:お奨めです ★★★★★:おいしい店を教えてください
蒲田は話題になるとんかつ店が多い。
4月12日に訪れたまるやま食堂は…。
やっぱり生っぽく、断面がピンクどころか、血が固まった
ところがある。一瞬引き気味になったけど、食べだしたら
美味くって、箸が止まらない。また行きたい!
4月4日(水)
小田急のフリーペーパーで紹介されていたイタリアンにいってみたら超満員。水曜日なのに珍しい。よほど地元民に愛されているか、小田急のフリーペーパーに影響力があるためだろう。もしくは両方?
なので、どこの店に入ろうかと近隣を徘徊していたら、アジアンレストラン バナナリーフという店に入ってみることにした。百合ヶ丘のベトナム料理店に足繁く通っていたこともあり、どんな店なのかとても気になる。
店内に入ると意外と広くて、閑散としている。テレビではフィリピンのCNNのような番組が大音量で映し出されているので、不思議な緊張感がある。どうやら、フィリピン料理のお店のようだ。
店員さんもフィリピン人のようで、日本語があまり上手くない。お客はほとんどいないけど、いるのはみなフィリピン人風。『ここはどこ?』という感じ。
まあ、それも楽しいけど。
メニューを見ると、料理の数は多いけど、頼みたくなるようなものが少なく、値段が高い。
まずは前菜として、揚げ春巻き(800円)が運ばれてきた。
残念ながら、ベトナム料理のようにレタスは付いて来ない。味付けは少し塩っぱいけど、ベトナム風に近いかな。基本はエビ風味だけど、パクチーのような風味も感じる。冷凍物かも。だったとしたら、無茶苦茶値段が高い。
テーブルに置いてある、ニンニクが入ったお酢で食べることを奨められたけど、それほどの劇的変化はなかった。
チキンカレー(850円)はココナッツミルクが効いていて、ほんのり辛い。熱帯雨林地域なのだから、もっと辛いのかと思っていたので、少し拍子抜け。
残念なことにチキンが硬く、鶏肉の味がしない。他の料理用として、ダシを取った後のようなくらい、鶏の味がしない。また、野菜もかなり硬い。
ビーフン野菜炒め(800円)は見た目通りの味。少し塩っぱいかな。プチプチのビーフンというより、フィリピン風の焼きそばという感じ。
フィリピン風野菜炒めエビ風味(950円)も塩辛い…。鰹節か魚粉のようなものが掛かっているようだ。塩っ辛いので、皿を斜めにして食べたけど、食後はかなり喉が渇いた。
フィリピン料理店というのは意外に少ないので、話題性があるけど、やっぱり値段が高いし、この味では★★★。
4月7日(土)
チャリに乗ろうかと思ったけど、南風が強すぎる!
チャリを諦めて、海鮮丼でも食べようかと、本厚木駅の北側にある 平塚魚市場食堂に行ってみたら、閉店していた…。海鮮丼はリーゾナブルだし、アジフライも美味かっただけに残念。昼間は結構お客が入っていたから、通しで定食屋で営業すれば結構流行っていたかもしれない。本当に残念。
昼飯は取らずに、横浜で小用を済ませ、東久留米に向かう。
最初はひの食堂に向かっていた。店構えは小汚いけど、食べログで評価が高い店。外観にうるさい相方が親戚の看病で昨日ソウルに戻ってしまったので、今がチャンス!と思っていたのだけど、電話をしてみたら、閉店していた…。
そこで、とんかつ だるまに目的地変更。細い街道沿いにお店を発見したけど、クルマを停めるところがない。周辺をグルグル回って、やっとイトーヨーカドーの駐車場に停めることができた。晩飯には早いので、たっぷりお買い物をしてからお店に向かった。
外観はすぐにでも閉店しそうな雰囲気だけど、店内に入るとなんだか空気が温かい。照明が暖色系のためか、白木を使ったインテリアのためなのか、居心地が極めて良い。とんかつ店らしい雰囲気。
大将が1人で切り盛りしているようだ。カウンター席が6席と6人掛けのテーブル1つだから、なんとかなるのかな。
5時開店で、5時18分に入ったのに、もうとんかつにかぶりついているお客がいる。フライングしたのではないかと疑ってしまう。
メニューを見ると、残念ながらカツ丼は載っていない。
一番高い黒豚ロースかつ(1,600円)は単品の値段なので、350円追加して定食にしてもらう。ちなみに、普通のロースかつ定食は1,300円。
まずはカウンターに置いてある、塩でいただく。衣は極めて薄く、カリッと揚がっている。少し、焦げ始めているのではないかと思うくらい、香ばしい。
衣が肉から簡単に剥がれてしまうのが残念だけど、カツの断面を見ると、肉汁が溢れている!
肉が厚くて、柔らかいので、薄くて硬い衣と一緒に食べるのがなかなか難しい。その分厚い肉は弾力があり、肉らしい味がする。
これだけ美味いのに、食べログの評価は3.05。本当に食べログの評価はあてにならない。
★★★★+。あとは好みの世界かな。やっぱり私は衣と一緒に肉を食べたい。住所: 東久留米市幸町1-1-2 電話: 042-477-8088
4月8日(日)
この日も相方がいないので、1人でローラー作戦! この日は昭島市にある かつ膳 に行ってみた。
ナビの案内で拝島駅そばまで来てみたけど、周辺が都市計画が最近実施されたようで、案内の内容とはかなり異なり戸惑う。
お店自体はかなり良い雰囲気。広々としていて、席のスペースも余裕がある。わずかながらに高級感も感じる。
しかし、残念なことに、メニューを見ると、かつ煮定食はあるし、天重もあるのに、カツ丼、カツ重が載っていない…。
女将さん相手に、カツ丼ができないのか聞いてみたら、煮カツをご飯の上に載せてくれるというので、お願いした。裏メニューということだな。
注文したら、小鉢がたくさん運ばれてきた。まるで、韓国料理店のようだ。いつもはメインの料理が運ばれてくるまで待つのだけれど、美味そうで我慢できず、思わず手を付けてしまった。やっぱり美味い!
ソースが2種類あるように見えるけど、小さい方はドレッシング。まあ、間違える人はいないか。
すごく美味そうだ! 食べてみると、期待していたよりしっかりしている。
肉はあまり厚くないけど、柔らかい。両端には揚げたてのカリッとした食感が残っている。
中央部分は火が入り過ぎているためか、パサパサしているけど、両端はジューシー! でも、箇所によって肉の厚みが全然違っていて、ビックリする。
厚い方はまだ生っぽかったのだけど、なぜだろう? 別に揚げたものを混ぜて使ったのだろうか?
★★★★の下位。値段は定食と同じ1,050円だった。 住所: 昭島市松原町5-1-20 電話: 042-541-2910
4月12日(木)
ソウルに帰省していた相方から連絡があり、ソウルでのお葬式に参列することになった。
夕方4時に羽田発の飛行機を予約したけど、せっかくソウルにいっても、今晩は葬式飯になるので、恐らく箸が進まないだろう。
ということで、蒲田でとんかつをしっかり食べて、ソウルに向かうことにした。
向かったのは、まるやま食堂。蒲田駅から200メートルというので、歩きだしたけど、それらしきお店がない…。なんとこの時初めて、降車したのが京急蒲田で、お店はJR蒲田駅のそばだと気が付いた…。看板があり、JR蒲田駅までは約1キロ…。
途中に美味しそうなお店があったら入ろうかと思ったの だけど、結局お店に到着してしまった。店頭には短いけど行列ができている。店内は若いお客で一杯で、活気がある。行列はできるけど、それほど長くはならないようだ。
ちょっと気張って、極上ロースかつ定食(以下ランチ価格 1,500円)を注文。このお店で一番高い料理は特上ヒレとんかつ定食(1,800円)。カタロースとんかつ定食(1,500円)もある。今度試してみたい。。
暫くまわりのお客の注文を聞いていると、まるとくロースカツ定食(1,000円)が人気のようだ。運ばれていくのを見ていると、かなりデカイ! 普通のとんかつ定食なら850円。
コの字状のカウンターに座って、オープンキッチンを見ていると、桜新町のきさらぎ亭を思い出した。後日、試しにネットで調べてみると、移転してしまったようだ。でも、ご近所さんなので、突然訪れても問題ないかな。あと、6人掛けのテーブルが1つある。でも6人座ったら、キツキツかも。
カウンターには塩が5種類置いてあるのを発見。
運ばれてきたので、それではと、まずは岩塩で食べ始める。
やっぱり凄いボリューム! 断面を見てみると、ピンクというより、赤い。ほとんど生。血が固まったように見えるところもある。
塩で食べたせいか、肉が甘い。ちゃんとトンカツらしい仕上がりなんだけど、あまりに肉が厚いので、食べている間は衣がほとんど気にならない。というか、圧倒的な肉の存在に負けている。
ボリュームがあるので、いろいろな塩やソースが試せるのがありがたいし、楽しい!
半生ではあるけど、かぶりつくと、筋などないので、意外に噛み切れる。
肉基準でご飯を食べていたら、あっという間にご飯がなくなってしまった! この歳なので、糖質は控えなければいけないので、トンカツをキャベツで頂く。
お米の質や、煮込まれた味噌汁など、マイナスのところはいくらでもあるけど、この値段で、このトンカツのクオリティは凄過ぎる。
★★★★★! サイト: https://www.facebook.com/pages/まるやま食堂/461429393881635
食後はまた京急蒲田までスーツケースを引っ張っていくのは辛いので、JR蒲田から空港までバスに乗りました。
4月13日(金)
早朝から貸切バスで光州(朝鮮半島の南西)に向かい、埋葬した後、高速道路でソウルに戻る。
途中のサービスエリアで、親族が大はしゃぎで売店に向かう。やっぱり、韓国の人でも葬式飯は飽きてしまうのかな。
若い子たちが大喜びして食べていたのは、ポークウィンナーとお餅の串。ソーセージとトック(餅)でソートック! 最近テレビなどで紹介され、人気があるとのこと。
なんだか不思議な味。ソーセージは日本で食べられているものと変らない。少し海鮮のような風味があるかもしれない。間に挟んでいるモチもそれほど特徴はないけど、カリカリの食感。相方に聞いたところによると、韓国のトッポギなどに使われるお餅は、日本のようにモチ米ではなく、8割くらい普通のお米が使われているとのこと。
ケチャップとカラシを掛けて、一緒に食べると、なんだかホクホクして美味い。1本約300円なので、SAグルメとしても最適かも。
他にも、日本のお好み焼のような粉物とハムをパンで挟んだホットサンドイッチなど、ちょっと変わって、気になるメニューが多い。私は美味くてバクバク食べてしまったけど、この手の料理が苦手な人は口に合わないかもしれない。
光州では桜がすでに散っていたけど、ソウルに近づくとまだ桜の花をちらほら見ることができた。これで、今年は3回目だな。(ちなみに、翌月4回目の桜を見ることになります。)
2日目の夜は、前回も泊まったマリオット コートヤード・ソウル タイムスクエアに宿泊。この日は直前に予約したこともあり、ツインの部屋が取れずに、ダブルの部屋で約21,000円。
荷物を部屋に入れた後、また永登浦区にある実家のそばにあるサムギョプサルのお店に甥っ子達と集まった。
お店の名前は炭火焼 ファサラン。以前、同じ場所のサムギョプサルのお店を紹介したけど、別のお店になってしまったらしい。
フロアは一回り広くなって、スペース的にゆったりしている。なのに、ほぼ満席で、席を案内されるのを待つ必要があった。
サムギョプサルは1人前200グラムで13,000ウオン(約1,300円)。小皿は味、種類的にも大満足。
炭火焼と屋号にあるように、3段バラ肉を炭火で網焼きする。これが意外に珍しい。通常は鉄板を斜めにして、カートリッジボンベで焼くのに対して、脂がすぐに落ちるためか、表面がカリッとした食感。今まで食べたことがない。ある意味、衣の薄いとんかつのようでもある。
肉はジューシーで美味いのだけど、軟骨や小骨が多くて、思い切りかぶり付くことができない。また、基本的にサムギョプサルだけでずっと食べ続けるのは少し飽きてしまう。
シメは冷麺(並 8,000ウォン 小 4,500ウォン)。この冷麺が美味かった。サムギョプサルも美味かったけど、細いのに腰のある麺とあっさりしているのに、コクのあるスープがたまらない。すでに腹が一杯だったのに、無理矢理食べてしまった。そのくらい美味かった。
★★★★★。これだけ人気があるのに、チェーン店ではないようだ。ある意味残念。住所: 永登浦区 文来洞6街3-1 電話: (02)-2677-5775
4月14日(土)
朝食も焼肉。前回(2017年6月18日)もレポートしたけど、ホテルのそばにある DARAK BANG WHARO GUI(屋根裏部屋での炭火焼?という意味らしい)に9:30に入店。なんといっても、24時間営業なので、ランチでいっても、深夜にいっても、早朝でも焼肉を食べられる。
この日のお目当ては、カルビタン(王カルビタン 10,000ウォン)。とはいえ、まずは牛のカルビ(13,000ウォン)を2人前を注文。やっぱりサンチュも付いてきて、お代わり自由。
まずは2人前といったけど、朝食べると2人前でも充分。カルビタンが運ばれてきて、少し安心した。もちろん、焼肉自体は美味かったけど、やっぱり朝食べるには脂分が多いかもしれない。
カルビタンには肉がたくさん入っていて、こちらもボリューム充分。スープはあっさりしていて、味に深みがある。もちろん、臭みなどはない。なるほど美味い!
金属製の器には、白米が思っていたよりたくさん入っていたけど、スープと一緒に食べていたら、完食してしまった。もちろん、カルビタンも完食。
ああ食った、食った。★★★★★! でも正直、私はカルビタンより、前回食べた冷麺の方が美味いと思う。 住所: 永登浦区永登浦洞4街63番地 電話: 02-2679-9255
相方をソウルに残して、1人で帰国。晩飯はまた蒲田でとんかつと考え、とんかつ 富膳に向かったけど、閉店してしまったようだ…。その後、1時間くらい蒲田駅周辺を歩き回ったけど、良い店を見つけられず、結局帰路に着いた…。無念!
4月21日(土)
チャリに跨り、南に向かうが、南風が強くて、なかなか前に進まない。
江の島方面に向かうのはやめて、二宮にある、あさりラーメンのめん屋 生竜(うりゅう)に向かった。
2時前に到着したためか、店内には客はいない。メニューを見ると、春季限定の潮あさりらぁ麺が始まっていた。でも、相方と明日来ることにしたので、この日は前々から気になっていた、炒飯(730円)を注文。
ラーメンでビブグルマンを取ったお店なのに、なぜか炒飯を注文する客が多い。3割くらいいるかもしれない。そんなに美味しいのかな?
また、昨晩食べたイタリアンが塩っぱかったので、塩味がきついものを食べる気がしなかったこともある。ちなみに、昨年食べた潮あさりらぁ麺は凄く塩っぱかった。
ううむ…。朝起きたら、笑ってしまうくらい顔がむくんでいた私には、炒飯もスープも少し塩っぱい。
仕上がりは極めて炒飯らしい。小細工がまったくないのが潔い。ただ、単調になり、すぐ飽きてしまった…。
★★★。正直、ラーメンのデキと比べると期待倒れ。この店ではラーメンを食べることをお奨めします。
4月22日(日)
予定通り、相方とめん屋 生竜に入り、春季限定の潮あさりらぁ麺をお願いした。天然のあさりが取れる時だけ出しているメニューで、毎年始まる時期が異なる。
生竜であさりラーメンが始まったら、春が来たと実感するようになってきた。
麺はいつもの少し細めのストレート麺。しっかりとした腰があるので、アルデンテの細いパスタのような食感がある。
スープは昨年ほど塩っぱくない。美味いけど、初めて食べた時のような感動はないな。少し弱く感じるので、おろしニンニクをもらえば良かった。
★★★★+。それでもやっぱり高得点。二宮周辺に来たら、ウナギのうな和とともに推奨したい。
FB: https://www.facebook.com/MenWuShengLong
4月29日(日)
この日は9年目の結婚記念日。そして肉の日。今年も五反田にある和牛専門店 ステーキ・ハンバーグ ミート矢澤に行ってみた。
いつも凄い行列ができているので、5時前に来てみたら、ほとんど待たずに席に着くことができた。
これまではフィレとサーロインのステーキにハンバーグを追加するのだけど、今年は相方がフィレとハンバーグのコンボ(税込 6,998円)で、私がサーロインの200グラム(7,538円)を注文。
生ビールが629円、黒ウーロン茶が486円。ステーキは安いのに、ドリンク類が高いのがお店のコンセプトにはふさわしくないと思う。ちなみに、ソフトドリンクはコーラも黒ウーロン茶も同じ値段。それなら、貧乏人は黒ウーロン茶ですね。
サーロインは柔らかいけど、かなり脂っぽい。筋も感じる。相方とシェアしたヒレがちょうど良い。私も歳を取ってしまったのかな。
ハンバーグも、23日の月曜日に、本厚木にできたとろけるハンバーグ 福よしにいっていたためか、それほどインパクトがなかった。
★★★★。価格はリーゾナブルだとは思うけど、開店してからかなり経つし、そろそろお店のコンセプトを見直すタイミングでは。いきなりステーキあたりに呑み込まれてしまうかも。住所:
品川区西五反田2-15-13 電話: 03-5436-2914
5月1日(火)
この日は会社はG.W休みだけど、そういえばカレンダー的には平日の昼。普段は行列ができる店にいってみようかと思い、茅ヶ崎の猪口屋というそば屋にいってみた。
さすがに平日なので、行列ができていないなあ、と思っていたら、この店の定休日が火曜でお休み…。
それではと、とんかつ大関に行ってみた。本当に久し振りだな。10年振り位かな?
なんて考えながらお店に到着してみたら、既に暖簾は取り込まれていて、休憩に入っていた…。まだ、1時半だというのに、かなり早い。
せめてお店の写真だけでも撮ろうとしていたら、お女将さんが出てきて、店内に招き入れてくれた。
『社長が来店したお客さんがいることに気が付き、店内に案内するように』いってくれたとのこと。社長といえば、ブルータスのとんかつ特集で取材されていた大関 好司さんのことだろう。チャリに鍵を掛けたりしていて、社長にお会いすることができなかったけど、わざわざ東京の北区からこちらで昭和53年に開業し、人気店に築き上げた氏の志の礎の一部感じることができた。
または、よっぽど私が入店できず、残念そうにしていたのだろう…。
2階の席に案内され、特ロースかつ定食(2,200円)を注文。この店ではカツ丼をやっていない。
注文した特ロースは『脂多め』と書いてあるけど、しっかりと火が通っていて、赤身はむしろパサパサしているくらい。脂身は口の中でサッと溶けるけど、もっとヌルヌルした仕上がりだと予想していたので、拍子抜けしてしまった。
豚汁には豚肉がブツ切り(大きなサイコロ状)で入っている、ダイナミックだし、食べ応えがある。
キャベツの量が半端じゃない。一般的はボール1杯分くらいある。食べるのに苦労したくらい。この時期キャベツも高かったけど、この店くらいになると、購入価格で内容や量が変わったりすることはないんだろうな。
赤身がパサパサしていたのは、バラツキもあるのだろうけど、★★★+。評価は前回と同じ。
サイト: http://ozeki.la.coocan.jp/
5月2日(水)
相方はウニが食べられない。臭みが強くて、なにが美味しいのか、わからないとのこと。
友人が結婚したので、お祝いを贈ったら、お返しに冷凍のウニを送ってくれた。週末に解凍して、食べようとしていた時に、試しに『食べてみる?』と聞いてみたら、『食べる』というので、スプーンですくって食べさせたら、美味しい!といった…。
状況をよく呑み込めず、ネットで調べてみたら、ウニが嫌いな人の多くが、ウニの出荷の際に浸すミョウバンの臭いと苦味が原因ということが判明。相方はこれまでミョウバンに浸したウニしか食べたことがなく、冷凍で送られてきた、ミョウバンに浸していないウニを食べて、初めて本当のウニの美味しさを知ったのだろう。
ちなみに、ミョウバンは出荷の際に形崩れ防止のために使用される食物添加剤のようで、ミョウバンを使用すれば1週間くらい形を留めるけど、使わないとすぐに溶けてしまうとのこと。
そういえば、私がウニを好きになったのは、小学生の時に、真鶴の三ツ石でシュノーケリングで潜って捕ったウニを石で割って食べてからだったな。そういうことか。
ということで、相方は美味いウニを食べるため、私は前々から気になっていた積丹半島に行くために、成田発のバニラエアで出発した。チケット代は荷物の重量制限なしで、1人20,920円。機体のカラーもウニ色に見えてくる。
LCCに搭乗するのは初めて。成田空港のチェックインカウンターが遠かったりと、少し不便で、安全面でも心配な部分もあったけど、無事に千歳空港に到着。
電車で札幌駅に到着。この日の宿泊は札幌プリンスホテル。地下鉄に乗るのが面倒なので、札幌駅で送迎バスに乗車。本数は少ないけど、やっぱり楽。
部屋に入ると、建物が円柱形のタワーなので、部屋の軸線と窓の角度が合わない。最初は少し気になったけど、すぐに慣れた。それほど部屋にいなかったし。
1泊素泊まりで13,068円だったけど、こちらは平日の価格。翌日からのG.Wの価格を聞いてビックリした。絶対に泊まろうとは思わない金額だった。(数倍)
ちなみに温泉施設もあるので、外出後に入ってみたら、若い女性社員が清掃で入ってきてビックリした。銭湯とすれば、そんなに変ではないのかも知れないけど、仕事とはいえ可哀想。こちらとしても、せめて年配の方にして欲しい。
部屋に荷物を置いて、身軽になって、聖地巡礼に着く。地下鉄を乗り換えて、向かったのは…。
北海道といえば、水曜どうでしょう。その番組を制作している 北海道テレビ! ONちゃんも屋上ではしゃいでいます!
中に入ってみると、ロビーの営業時間が過ぎていて、大泉 洋どころか、来訪者もいない状況。でも、ONちゃんが玄関のロビーにもいたので、守衛の人に頼んで記念撮影。
ガチャガチャとかでステッカーとか販売していたけど、ネットの価格と同じで結構高かったので購入するのはやめた。まあまあ満足!
HTVのそばに桜が咲いている公園を発見。まさかと思ったけど、よく見渡してみたら、水曜どうでしょうの頭と終わりのコーナーでロケを行っていた公園だった。感激です!
続いて向かったのは、札幌といえば、サッポロビール園。でも予約していなかったので、受付を行ったら、なんと120分待ちとのこと。う~~~ん、かなり悩んだけど、予約をすることにした。
時間まで、敷地内の散策。今年4回目の満開の桜を満喫する。(河津・通常・韓国・札幌)
しばらく目的もなく散歩をしていたけど、120分は待っていられないということになった。2時間も待つのであれば、札幌駅周辺に戻って、他の店でも良いのではないか、という話が出たところで、敷地内にライラックというジンギスカンのお店を発見。
どんな店かと思って、店員さんに失礼ながら、『サッポロビール園と同じ経営なのか?』と聞いてみたら、サッポロビールが経営しているという…。まさかと思ったけど、同じ敷地内にあるのだから、当たり前といえば、当たり前。後日確認したら、サッポロビール園のサイトにも載っていた。
店内だと90分待ちだけど(あまり変わらないな)、外ならすぐに始められるというので、少し寒かったけど、透明ビニールシートで囲われた外で食べることにした。細かく注文するのが面倒なので、食べ放題メニューにしようかと思っていたら、飲み放題も付いてくるとのこと。
相方はアルコールは全く飲めないけど、ファミリー食べ飲み放題(税込1人 3,600円)をお願いした。ラムにしては高いけど、これから札幌市内でジンギスカンの店を探すよりはマシという判断。
この店でトラディショナルと呼ばれる、ハムのような仕上がりの肉は臭みはないものの、他の肉はラムらしい臭みがある。私はそんなものかと食べ続けるけど、神経質な相方はダメ。トラディショナルばかり食べていた。
★★★+。観光地として考えれば、待たずに食べ始めることができたのはGOOD! でもラム肉としたら、伊勢原のアイヌというお店の方が美味い。やっぱり値段も高いしね。
サイクルスポーツに旅行記を連載している、いしだ ゆうすけ氏によれば、セイコーマートという札幌周辺でチェーン店展開しているコンビニのクロワッサンが無茶苦茶美味いという。
それならばと、ホテルに帰る途中、サイコーマートに何店舗か寄ってみたけど、どの店舗でも売っていなかった。売れ切れのようだ。というか、売り切ることができる量を仕入れているようだ。
ホテルの朝食を予約していなかったので、おにぎりを朝食用として購入した…。
5月3日(木)
チェックアウト後、ホテル内でレンタカーを受け取り、積丹半島に向かう。
予約したヴィッツを24時間借り出した場合、通常だと込々で9,180円。だけど、札幌借り出し、函館返却なので、ワンウェイ利用料(乗り捨て料)となり、追加料金は9,720円!(合計 18,900円) かなり高い。
最初に向かったのは、小樽のルタオ。もちろん、チーズケーキで有名なお店だけど、関東で食べることができるのは、冷凍されたものだけ。小樽に行けば、生のチーズケーキを頂くことができるらしい。
事前準備のないまま、小樽に到着。偶然にも、ルタオ パトスという生のドゥーブルフロマージュを食べられる店のそばのコインパーキングにクルマを停めることができた。(ナビではお店を住所でも検索できなかった)
店内は建てられたばかりで、新しいのだけど、正直高級感のようなものは感じない。品川駅上などに最近建てられた、イートインができるお土産販売店という感じ。9時過ぎに入店したら、雨のせいかほとんどお客がいない…。
生ドゥーブルフロマージュは410円。ホットコーヒーは300円。
ケーキは値段の割には小さいし、コーヒーもしょぼい。
でも食べたら、フワフワで、口の中ですぐに溶けてなくなってしまった。この食感は冷凍品では味わえない。
★★★+。そりゃ、美味いことは美味いけど、期待値と値段が高過ぎたためか、あまり感動がなかった。また、イートインのお客にも紙カップでコーヒーを出すのはいかがなものかと思う。(鈴木
宗男風)
クルマを運転していると、突然海面から突出した岩が現れた。
えっ!えっ!ええっ! 凄い!凄過ぎる!
ローソク岩である。事前に十分な調査を行っていなかったので、かなり驚いた! いや、たとえ下調べしていても、驚いていただろう。
もし、厚い雲の隙間から、この岩を目指して日差しが差したりしたら、それこそモーゼの十戎の世界だと思う。この時、遠藤周作の海と毒薬を40年ぶりに読んでいたためか、十字架に打ち付けられたキリストの姿のようにも見えた。
なんといっても、手前に観光目的の案内板などなく、さらに小さな寂れた漁港から望む状況だとは思っていなかった。観光船くらいは出ているのかと思っていたので、超意外。というか、拍子抜け。
ちゃんとした駐車場すらなかった。今になって、本当はしっかりとした展望台があるのではないかと思えてきた。
道産子にとっては、この位の奇石は珍しくないのだろうか。
この後、いろいろな奇石を見たけど、やっぱり今回のツアーでこの岩がナンバーワンだった!
残念なのは、奇石まで距離が結構あること。恐らく、200メートルくらいはあるのではないかと思う。もう少しだけでも、海岸沿いで歩いて近寄れたらと思う。
久し振りに離れたくないと思った観光地であった。朝焼けや、夕焼けのローソク岩を見てみたいと思った。また来れる機会があれば、ちゃんとしたカメラかキャンバスを持ってきたい。アイフォンのカメラでは完全に役不足。
また、どうやって、このような奇石が誕生したのか、とても気になった。ぜひともブラタモリで解説していただきたい。
この後も、セタカムイ岩や黄金岬などを見た後、内陸部に入り、積丹岬に到着。
駐車場にクルマを停めて、まず向かったのは食事処 鱗晃(りんこう)。
出発直前に知ったのだけど、生ウニ丼が食べられるのは、6月から8月の間だけ。ガッカリして、この旅行自体を中止しようかと思ったくらい。
しかし、ネットで調べていたら、この店で蒸しうに丼を食べられるようだ。ウニは蒸すと味が濃厚になり、甘さが増すとのこと。生うによりこちらを好むマニアもいると書いてあった。
お店に入り、店員さんに蒸しウニ丼が食べられるか聞いたら、やっているというので席に着いた。
メニューを見ると、積丹産蒸うに丼(税込 2,100円)が載っていた。蝦夷バフンウニを使った生うに丼の値段を考えたら、結構安いなあ。『春・秋期間限定(4~5月、9月~11月)』と注意書きがあった。蒸しウニすら食べられない時期があることを知り、なんだかラッキーな気がしてきた。
竹筒のような器に盛られている。円錐形なので、丼としては小さめだけど、ご飯は底まで結構入っている。
ウニは期待していたほどではないけど、ミョウバンのような臭みや、苦味はない。相方も満足そうにしている。とはいえ、ウニが載っているのは上面だけで、ご飯には煮汁などは掛かっていないので、バランスが悪い。残ったご飯は、小鉢で付いてきた香の物などでいただいた。
★★★★。でも、生うにには敵わないなあ。また積丹にくる理由ができた。 サイト: http://www.rinkou.net/attachment.html
食後は積丹岬に向かう。食堂からすぐにある、細くて長いトンネルに入ったけど、中では頭をぶつけるのではないかと心配だった。中央部で2メートルくらいしかないと思う。
トンネルを抜けると積丹岬が広がっていた。この辺りは北海道らしい。
波で削られて、小島のようになった姿を見ていると、オーストラリアのメルボルン近郊のグレートオーシャンロードのことを思いだす。スペース感が似ていると思う。
入場料・駐車場はタダだし、近くに来ることがあれば、やっぱり寄って行った方が良いと思う。
積丹岬を離れ、またトンネルを潜る。
女郎子岩にも行こうかと思ったけど、クルマでは行けず、歩いていくにはかなり距離があるようだ。少し悩んだけど、天気が不安定だったので今回は取りやめることにした。クルマで近くまで行って、ショートカットできるか試みてみたけど、獣道のような感じだったので諦めた。
今回の旅行の私のメインディッシュである神威岬に向かう。
実はこの3日間の天気予報は雨。自称、95パーセント晴れ男の私は、これまで何度も雨の予想を覆し、最悪でも曇天を勝ち取ってきた。しかし、今回ばかりは厳しそうだ。ホテルを出ることろは大雨で、風が強く、学校行事で遠足だったら、絶対に中止になっていたくらいの状態だった。
画像はこの日の午前11時の小樽市の天気予報。もうどう考えても1日中雨。これまでの過去の奇跡を目の当たりにしてきた相方は、私がいつものように晴れにすると信じているようだけど、そりゃ厳しすぎる!
幸運にも、ローソク岩や積丹岬を観光している時は雨は降っていなかったけど、あくまで短時間。また
強い雨が降ってきたので、半分あきらめかけていたけど、神威岬に到着する前に雨が止んできた。
やっぱり、私は晴れ男のようである。
駐車場にクルマを停めて、岬の先端まで行くことにしたけど、かなり起伏が激しく、距離もあるようだ。しかし、こちらも入場料・駐車場がタダなので、先端まで向かわない理由がない。傘を差さずに歩き出す。
いやらしいのが、駐車場付近からは岬の雰囲気は全くわからず、距離感も、どのくらいの起伏があるかもわからない。
でも、この歳になると、次回きたときに先端までいけるのか不安になる。今回が最後のチャンスだといい聞かせて、歩き出した。
気温はそんなに高くないのだけど、汗が出てきた。予想以上に起伏が激しい。最近は膝の具合が良くないので、かなり心配になる。1人でなくて良かった。何度も昇り降りを繰り返し、なんとか岬の先端まで辿り着いた。
はやり絶景である。まるで、絵画のようだ。すでにローソク岩に感動したせいか、気持ちの高まりは少ない。1日に何度も泣けないようなものかな。
幸運なことに、雨は降っていないし、わずかながらも陽が差しだしたけど、積丹ブルーを確認できるほどではない。とっても残念。
一方、膝の調子が悪いのに、何事もなく先端まで来れて良かった。今度、また来れるのであれば、本当に晴れた日であって欲しい。
その後、竜神岬、弁天島、兜岩などを横目で眺めながら、国道229号を南下。昼飯が軽かったので、お腹が空いてきたところで、セイコーマートを発見。店内に入ってすぐに、札幌では購入することができなかったバタークロワッサンを発見。お店で焼いたという。1個税込140円。
世界をチャリで走り回ったいしだ ゆうすけ氏がお奨めするのだから、期待が高まる!
ん? んん?
最近のクロワッサンの味の向上振りにはよく驚かされる。特に、新宿や渋谷周辺のお店のクロワッサンは、もう単品でもデザートと呼んでもよいくらいだと感じていた。
上質のバター風味とカリッとした食感を持つ『都内』のクロワッサンと比べると、ネチョッとした食感で、小麦粉の練り物という仕上がり。ご家庭で焼き上げたものであれば、まあ食べられるけど、期待値が高いと、ちょっと残念。
いしださん、またやっちゃったね。
その後も函館を目指してクルマを走らせる。
先ほどのクロワッサンが期待倒れだったためか、また腹が空いてきた…。
それではと、こちらもまたいしだ ゆうすけ氏がお奨めしていた、長万部町にある駅弁 かなや本店に行ってみることにした。駅弁として販売しているかにめしを店舗で直売している。
また、この本店では特急の車内をイメージした『自由席』と呼ばれる無料休憩所を利用することができる。
夕方4時ちょっと過ぎに到着。
売切御免のかにめし(税込 1,180円)は購入できたけど、もう一つのお目当てだった自由席は4時で閉鎖されていた…。
仕方ないので、クルマの中でお弁当をいただく。
ん、んん…。なんだか、カニの身がパサパサしていて、ありがたみがない…。途中で食べるのをやめてしまった。
蒸しうに丼が今ひとつだったので、その満たされなかった溝の一部を埋めてくれることを期待して入店したのだけど、結果として逆にその溝を深めてしまうことになってしまった。まあ、約1,000円の駅弁にそれを期待すること自体が間違えているのだと思う。
不味いわけではないけど、わざわざ北海道に来てまで食べるものではない。これなら、すぐ先にあるラッキーピエロに入れば良かった。
★★。
さらにクルマを走らせ、函館に到着。相方のメインイベントである『函館の夜景』を見に来たのだけど、残念ながら雨がパラついている…。晴れ男もここまでか!
ホテルにチェックインして、荷物を運びこみ、レンタカーを返却。
暗くなるまで、ホテルの部屋で小休止した後、函館山に向かう。なんとか雨はあがったようだ。
巨大な函館山ロープウェイに乗り、一気に頂上へ。展望台はやっぱり混んでいた…。もちろん、帰りのロープウェイ待ちの行列も延々と伸びていた…。
まあ、相方が喜んでいたので、ヨシとしよう。
さあ晩飯だ! 海鮮を食べまくろう! と思って、函館駅前に戻り、ホテルの人に教えてもらった海光房というお店に入ったら凄い行列で、いまから待ってもらっても、ラストオーダー前に席に案内できるか分からないといわれた…。
一方で、これだけ観光で有名な函館も、やっぱり地方都市のようで、ほとんどの居酒屋は9時や9時半で閉店してしまう…。逆にいえば、居酒屋でも、9時に閉店しても経営していけるということなのだろう。
グルグル回って、函館ダイニング 雅家(ガヤ)というお店に入ってみたら、幸運にも、カウンターに2席だけ空いていた。後から来たグループ客はみな入店できなかったのでラッキー!やはり、この時間に営業している海鮮の店は貴重なのだろう。
建物も波をテーマにしているのか、ユニーク。佇まいがロンシャンの教会のようにも見える。なんかカワイイ。
まずはメインとして、季節の刺身盛を2人前で活イカ付き(税抜 4,700円)でお願いした。刺身盛が3,200円なので、活イカは1,500円ということになる。かなり高いけど、北海道の刺し盛りは関東とは全然違うと聞いていたので期待!
また、本場のホッケを食べたくて、ほっけ焼き(1,300円 高い!)も追加。そして、シメには毛蟹雑炊(890円)をお願いした。
暫く待って、凄い大皿が運ばれてきた。メニューの写真の通りに、いろいろな海産物が載っている。
盛られている全ての具材の説明はしないけど、『北海道の刺し盛りは凄い!』と聞いていたので、量的にはかなり残念…。本厚木の七福で注文したら、ウニを除けば、もっと安く出してくれると思う。
面白いのは、ウニとイクラを別にすれば、1人前分ずつ左右に分けて盛られているところ。道産子は意外に細かいことをいう人が多いのかな。
ホッケも一昔前に大戸屋で食べていたものより不味いと思う…。特有のホクホク感がない。これじゃあ、なにしに北海道まで来たのか分からない…。
毛蟹雑炊も、う~んという感じ。具材を煮たまま放置してしまい、吹きこぼしてしまったような仕上がり。★★★。
5月4日(金)
函館で宿泊したのはルートイングランディア函館駅前。函館駅のすぐそばなので、いろいろと便利。ツインで1泊21,000円だけど、室内はキレイだし、朝食のビュッフェにはイクラが出ていて、朝からイクラ丼を頂いた。イカそうめんも出ていて、驚いた! 塩辛も美味い!
文句といえば、大浴場が狭かったくらい。★★★★+。
しかし、この旅行で、唯一美味い!と思ったのがホテルチェーンの朝食とは…。
飛行機の時間までまだ余裕があるので、ホテルに荷物を預かってもらって、五稜郭に向かう。
まずは五稜郭タワーに登ってみる。私が大学生の時は、貧乏旅行だったので、五稜郭には来たけど、旧五稜郭タワーには登らなかった。
今回初めて新しい方のタワーに登ってみたけど、五稜郭の成り立ちが平面図的によく分かる。たとえ行列ができていても、五稜郭に来たのなら、やっぱりタワーに登るべきだと思う。
規模が大きすぎて、スマホでは全体像を撮れなかったのが残念。
五稜郭でこの年4度目の桜(河津、関東、ソウル、北海道)を見た後、函館山の麓にある、新函館ラーメン マメさんに向かった。ちなみに、こちらもサイスポのいしだ ゆうすけ氏が紹介していたお店。
店頭には短い行列ができている…。店内にも短い行列ができていたけど、10分外で待ち、10分は店内で待ち、席に案内されて注文後10分でラーメンが運ばれてきた。
注文したのは、元祖マメさんラーメンの塩味(600円)。
驚くくらいあっさりしたスープ。なのに、物足りなさは感じない。恐らく、下準備をしっかりしているので、臭みとかが出てきていないからと思われる。基本は丸鶏スープということだけど、特有のネチョネチョ感すら感じなかった。
細めの麺には、軽く縮れが入っている。スープののりも良い。昔の麺のように、口の中に入れた瞬間にカンスイのような香りがした。しかし、すぐにその違和感にも慣れた。
あまりにもスープがあっさりしているので、ネギの輪切りの一切れが入るか、入らないかで、味わいが大きく変わる。私はネギ好きなので、一切れか、二切れを箸で摘まんで、麺と一緒にスープを啜ると口の中でハーモニーが広がる。★★★★+。サイト: http://gourmet.hakonavi.ne.jp/chinese/mamesan/index.html
ちなみに、持ち帰り用のラーメンは2食で540円だけど、気を付けて作ったにもかかわらず、デキは函館で食べた物とは大きく異なる。美味いラーメンはやっぱり現地で食べるしかない。
いしだ ゆうすけ様、マメさんは美味しかったです!
バニラエアの函館→成田便は1日1便だけ。悪天候や、機材の調整がつかずに飛べなくなった場合には、千歳→成田便に変更することも考慮して、かなり早くに函館空港に到着。
飛行機は定時に飛ぶようなので、一安心だけど、函館空港で時間を潰せない…。美味そうなレストランはないし、暇潰しができるような施設もない。ご注意ください。
グルメ旅行として計画したにも拘らず、一番美味いと思ったのが、ホテルチェーンの朝食という不甲斐なさ。仙台、北海道と連続して外してしまった。
唯一幸運だったのが、観光している間だけど雨が止んでいたこと。晴れ男だもんね。
飛行機に乗り込んだら、凄い雨が降ってきた…。
5月12日(土)
恵比寿にある美容院に行くので、昼飯は東京駅そばのかつ吉 新丸ビル店に寄ってみた。前回来た時は凄い行列ができていて、入店を諦めたくらいの人気店。
どうせこの日も行列ができているんだろうと思っていたけど、行列どころか、お昼時なのにカウンター席は全て空いていた…。もしかしたら、前回来る前にテレビ番組か何かの媒体で紹介されて、一時的に混んでいたのかもしれない。
入店する際には、入口横に置いてあったお品書きを見ると、冷しカツ丼が出ている。
あっ!思い出した! この店は渋谷警察署のそばにも店舗がある、半ばチェーン店で、これまで2店舗に入ったことがある。
ネットで調べてみたら、新丸ビル店を入れて、現在3店舗あるようだ。東京ドームそばの水道橋店が載っていないけど、閉店したのかな?
とはいえ、このまま帰ってしまうのも忍びないので、食べていくことにした。席はカウンター席の端っこ。
冷やしかつ丼は何度か食べたことがあるので、普通のカツ丼にしようかと思ったけど、替りかつ丼( 税込 1,600円)という、『醤油ダレでと「とろろ」で仕上げるかつ丼です。』とメニューに掛かれているものしかないので、こちらをお願いした。日本人が作成したとは思えない説明文だな。
山盛りのキャベツの千切りが別皿で付くのはありがたい。
カツには味が付いているということなので、ソースを掛けずに頂く。まあこんなものかな。
トロロが掛かっているのは、味が分かりづらくなるし、いかがなものかと食べる前は思っていたけど、意外に違和感がない。
肉の見た目は、筋切りで何度も叩かれて、メンチカツみたいになっているのかと思っていたら、しっかりとした歯応えで、ジューシーではないものの、肉らしい味がする。岩中豚というブランド豚のようだ。
でも、やっぱりトロロはいらないかな。
トロロの好みは別にして、★★★+。
美容院を出た後、相方と合流。
前々から相方が行きたがっていた、世界の山ちゃん 新宿靖国通り店に行ってみた。
6時に入店したけど、7時から全席予約が入っているというので、1時間で出る約束で入店。
となれば、手羽先以外は居酒屋と同じだろうということになり、手羽先だけ食べて、他店でラーメンを食べることにした。幻の手羽先(税抜 5本 450円)だけを4皿注文。
かぶりつくと(骨を引っこ抜くと)、外はカリッとした食感だけど、中はジューシー! でも、かなりコショウが強い。コショウで喉を乾かさせ、生ビールを飲ませる作戦だろう。
すぐに食べ方をマスター。調子に乗ってガバガバ食べていたら、あっという間に20本を完食した。
私は30年くらい前に、名古屋駅ガード下の店に入ったことがあるはずだけど、その時はポテトチップスのように、4種類くらいの味付けがあったと記憶している。しかし、少なくてもこの日のこの店舗では幻の手羽先しかやってなかった。
また、サイズがかなり小振りで、食べ応えがなかった。このことを愛知出身の知人に話したら、食べやすさと、手軽さなどで、コスト高になるのに、あえて小さめの手羽を使っているという話を聞いたと思う。
しかし、この日に食べた手羽先のサイズは、若干小さめだけど、小さいとは感じなかった。
この辺りは、お店の戦略が変わってしまったのだろうか、または地域などで異なるのだろうか。
ともあれ、バタバタしたけど、楽しかったので、★★★★。サイト: http://www.yamachan.co.jp/
シメは札幌で時間の都合で入れなかった、えびそば 一幻 新宿店に行ってみた。
国内にも4店舗あるチェーン店なので、概要を報告。
7時にお店に到着すると、やはり行列ができていた。でも、心配していたほどではない。
店舗の外で待った後、店内でも待つ。カウンター席のみの店内は、照明でかなり明るい。そして、エビ臭さ満点! また、バイト君が多いのが、ある意味の緊張感を緩めているようだ。チェーン店らしい雰囲気。
せっかくなので、2人ともエビの味が一番濃い、そのままのえびみそ(780円)の食券を購入した。外で並び始めてから、ちょうど30分でラーメンが運ばれてきた。
やっぱり、すごいエビの味と香りだけど、世界の山ちゃんの後なので、コショウで口の中がいかれてしまったようで、微妙な味わいは和かならないのが残念。細麺にしたので、スープが良く載る。
評価は味がよく分からなかったので保留。でも、ポテンシャルの高さは体感できた。
また行くしかない! 次回は腹を空かせた状態にして、ほどほどあたりを注文してみようかな。
5月19日(土)
この日も旧神奈川県のとんかつ店を攻めることにした。
1人なので、ガソリン代 + 高速代がもったないので、電車で新宿に出て、先週注文したメガネを受け取って、また西武線で東村山市の萩山にある、とんかつ かつ秀に向かった。線路が交差したためか、駅を降りたら方向感覚を失ってしまい、グーグルナビで方向修正。こんなこと、かなり珍しい。
夕方の5時半にお店に到着。休憩中かと思っていたら、店頭に営業中の看板が出ていた。
メニューも店頭に出ている。その中にはカツ丼の札も見える。
店内はまるでドラマのセットのような、昭和感一杯。キッチンの照明は、裸電球ひとつ。なのに、換気扇は驚くくらい清潔に保たれている。
老夫婦で切り盛りしているようだ。かつ丼は800円。
相撲を見ながら休憩しているところにお邪魔してしまったようで、カツ丼を作っている間、相撲のラジオ放送がかなりのボリュームで流れている。大将はカツ丼ができたら、奥に引っ込んでしまった…。
なかなか美味そうだ。
煮汁は少なめにとじられていて、カツのカリッとした食感は大々的に残っている。
味付けは甘塩っぱいけど、しっかり煮汁を切っているので、ツユダク感はなく、抵抗なく食べ続けることができる。
肉はしっかりと火が通っているけど、パサパサしていない。筋とかはなく、結構ジューシー!
全体的なまとまりが良いのは、とんかつ自体が美味いからだろう。とんかつを、甘塩っぱい煮汁(つけ汁)に付けて食べているような感じかな。結果的には、玉子とじとソースカツ丼の中間のような仕上がりになっている。
★★★+。お店を6時前に出たら、外はまだ明るかった。
5月20日(日)
チャリで江ノ島に向かう。
竹波で昼飯にしようかと思ったら、カウンター席まで一杯! 仕方ないので、その先にある、スバナ通り(スパナ通りではない)に行ってみたら、銀鍋というお店を発見。海鮮丼(税別 2,300円)もやっている。このエリアにしては価格がかなり高いけど、入ってみることにした。
お店はかなり年配の男女4人で切り盛りしているけど、無駄な動きが多くて、空回りしている。なので、お客の数は大したことがないのに、なかなか料理が運ばれてこない。
ところで、スバナ通りの雰囲気もかなり変わった。エル&エルという、ハワイアン料理のお店が開店したためか、なんだか賑やかになった。まあ、趣きがなくなったともいえるかな。
席に着いてから、20分以上経って、海鮮丼が運ばれてきた。
切干大根、ヒジキなど、海鮮丼を注文した人間にはどうでもよい小鉢が付いてきた。
ご飯の上には、生シラスの他に、地物と思われるアジなどが載っている。マグロは4切れも使われている。質・量的にまあまあかな。しかし、ご飯の量が少なくて、刺身が余ってしまい、満腹感もない。かといって、海鮮丼のご飯を途中でお代わりするわけにもいかない。
2,300円は税抜き価格だったので、税込で2,484円…。2人で入っていたら、5,000円かあ…。ご飯を増やしてもらって、1,600円くらいだったら合格レベルだけど、★★★。高過ぎる!
5月26日(土)
久し振りにウナギを食べたくなった。
予約で一杯だろうと思いながら、小田原のうな和に電話してみたら、空いているようだ。
席を確保した後、注文の話になった。メニューを見ながら注文したいところだけど、ウナギは仕込みに40分程度掛かるので、やはり事前に予約していた方が効率が良い。
うな丼/重でお願いしたのだけど、値段を聞いた時は、電話を切ろうかと思った。なんと、一番安いうな丼/重が3,888円!(梅 税込) 2人分だと、ほとんど8,000円! いつの間にか、一気に値上げしてしまったようだ。上が4,860円、松が4,428円、竹が4,108円。一番安いのがかなりの値段なのに対して、その上のクラスとはあまり価格差がない。
電話をしながら、かなり悩んだ挙句、松を二人前お願いした。ウナギの量と値段を考えたら、上が一番お得ということになるのだけど、なんだか釈然としない。1人5,000だもんね。それでも、2人前だと、約9,000円!
もう庶民が食べる料理ではない。
お店に到着し、席に案内される。料理を予約していたので、約10分でうな丼が運ばれてきた。
美味い! 美味い!
身はフワフワ。口の中で溶けてしまう。皮は主張しないし、臭みもない。やっぱり最高だ!
ボリュームも充分。多いくらい。隠し2段などをやっていないところも潔い。
これだけ丁寧に仕上げてもらえれば、ウナギも本望だろう。★★★★★。土曜日の昼なのに、お店は空いてる席があった。やはり値上げの影響なのかな。 住所: 小田原市国府津281 電話: 0465-47-2933
5月27日(日)
小田原厚木道路の二宮インターそばにあるのんきに行ってみた。私のカツ丼ランキングで49位。2007年12月22日以来なので、約10年振りとなる。
かなり暑いけど、チャリで到着。
カツ丼をお目当てに入店したら、カツ丼どころか、とんかつすらメニューに載っていない。どうやら、この10年間で、料理数をかなり減らしてしまったようだ。
なにを注文するかで、ずっと悩んでいたら、『なにが食べたいの?』と聞いてくれた。思わず『カツ丼!』と答えたら、『やっていないんだよねえ…』という回答…。
こういう時、私は信じられない位悲しそうな顔をする ようだ。いい中年オヤジが、泣きそうな顔をしていたようで、『ロース肉はあるから、作ってあげる』といわれた。
究極の裏メニューだね。でも、この状況だと、ランキングから外した方が良いのかもしれない。
かなり待って、カツ丼が運ばれてきた。時間が掛かった のは仕方ない。お店の方だって、まさかカツ丼を作るとは思っていなかっただろう。
残念ながら、肉が薄い…。とんかつ用でなく、生姜焼き用に用意していた肉なのだから、こちらも仕方ないな。でも、肉の厚さと、衣の厚さが同じくらいなのは寂しい。
その衣はカリッと揚がっていて、焦げたような苦味すら感じる。
味付けは甘塩っぱいけど、煮汁がしっかり切ってあるので、しつこさは感じない。具沢山の豚汁は、食べ応えがある。このあたりは変わっていない。
午後1時頃に入店した頃は、お客は他に1人しかいなかったけど、1時過ぎから徐々に増えだして、1時半くらいになったころには、かなり賑やかになっていた。常連さんたちが集まり出したようだ。
せっかく作ってくれたのに、申し訳ないけど、★★★+。店内の貼り紙を見たら、この店は国道134号沿いののんき亭の兄弟店のようだ。知らなかった。
5月30日(水)
飲み友達から、キリンチャレンジカップのガーナ戦のチケットが取れたという連絡をもらった。
もちろん、会社を午後休んで新横浜に向かった。
かなり早くに新横浜駅に着いた。朝から小雨状態だったけど、だんだん雨が強くなってきた。いつものメンバーが集まった頃には、大雨になっていた…。
そして、試合の内容も土砂降り状態で、0-2で敗戦。試合中勝てるとは全く思わなかった。
この試合はワールドカップへの壮行会を兼ねていて、西野 新監督の挨拶の後、セレモニーが行われた。
金は掛かっているけど、企画的にはショボイなあと思っていたら、ウカスカジーの短いライブが始まり、ミスチルの桜井君の生歌を聞くことができた。
試合の方はお寒い限りだったけどね…。
もちろん、この時は彼らがワールドカップであれほど活躍するとは、(期待してはいたけど)予想はしていなかった。
6月2日(土)
チャリに乗って、江の島方面に向かう。まだまだ足が出来上がっていないので、江ノ島で昼食を食べて、引き返すことにした。
そういえば、どこかのサイトで新江ノ島水族館のそばにある魚料理 ホノルル食堂で海鮮丼を食べたというレポートがあったので、行ってみることにした。
しかし、店内の黒板に書かれたメニューには、やっぱり海鮮丼は載っていなかった…。
仕方ないので、刺身定食(1,400円)を注文。
なんでなのか分からないけど、大将がニコニコ笑いながら、料理を作っていた。笑顔の人が作ってくれた料理を食べたら、幸せになれそうな気がする。
凄いボリューム!
ヒラマサ、バチマグロ、イシダイとイカが盛り付けられている。食べてみると、無茶苦茶美味い!
なのでものすごいスピードというか、無駄のない動きで一気に食べ続けてしまった。
刺身に合わせてご飯を食べていたら、先にご飯がなくなった。ご飯のお代わりをするほどは腹が空いていなかったので、大根のツマで残った刺身を平らげた。
★★★★+。やっぱり幸せな気持ちになれた! 住所: 藤沢市片瀬海岸3-24-25 電話: 0466-24-3223
6月3日(日)
茅ヶ崎から平塚に渡る際に、一番南側にあるのが湘南大橋。その平塚側にかなり前から平塚漁港の食堂という海鮮のお店が営業しているのだけど、開店時間の11:00より前に店頭に行列ができるくらいの人気振りで、閉店が午後3:00ということもあり、一度も入店したことがなかった。
昨日チャリでお店の前を通った際に、行列の長さがそれ程でもなかったので、満を持してお店に行ってみることにした。
開店時間の15分前となる、10:45に到着したけど、すでにかなりの人が店内で待っている。待っている人が店内に入り切れなくなり、外で待ちだしたくらいで開店時間となり、全ての席の1/3ずつ、3回に分けて案内された。私たちは最後の1/3の組で案内された。
席に着いたのは11:25。早起きはもちろん、時間に余裕がないと来れないな。
私は前日にチェックしていた海鮮丼(税抜 1,480円)、相方はかなり悩んだ結果、Deli・デリ御膳(1,780円)をお願いした。
海鮮丼が運ばれてきた。
生シラスやエビは載っていないし、具材全体的に臭みを感じる。また、一切れが小さいのも醍醐味に欠ける。昨日のホノルル食堂の方が、刺身を食べている感じがする。
また、ドンブリとしての世界観がなく、ご飯の上に刺身を載せただけ。
海鮮丼は★★★。わざわざ早起きして来る必要なし。
一方のデリ御膳の方は豪華で、これで300円しか違わないのは納得ができない。もちろん、相方の方は大満足! 開店前に並ぶのであれば、絶対デリ御膳!
昨日とは異なり、ご飯が余ってしまったので、相方にオカズを恵んでもらい、ご飯を完食した。
お店としては、★★★★。サイト: http://shokudo.locologi.jp
ちなみに、ラストオーダーは午後2時半なので要注意。
晩飯は久し振りに本厚木駅からかなり離れたところにある、お食事処 こばやし亭に行ってみた。
カツ丼をやっていないので、ランキングには載っていないけど、いつも高評価のお店。使っている豚肉の種類が多いので、いつも何を注文するかで大いに悩む。
席に着いて、メニューを見てみると、ブランド豚の種類がさらに増えたようだ…。もう、どれを選んでよいのか分からず、呆然としてしまった。
結局、私は上アグー豚のロース(2,200円)、相方はかむい豚のヒレ(2,200円)を注文した。ふと考えると、各地の美味しい豚肉を使って、美味しいトンカツを提供したいのは分かるけど、本当に腕のあるトンカツ職人であれば、安い豚肉でも美味いトンカツを揚げて欲しい気もする。
これだけいろいろな豚肉が載っていて、お客がそれぞれ好みの豚肉で注文しているのに、4人分くらいをまとめて揚げている。見分けがつくのだろうか?
カウンター席から見ていると、全く同じに見えるけど。
美味い!
衣が薄く、簡単に剥がれてしまうのは少し残念。
肉は赤身と脂身という感じでは なくて、全体がジューシー! 柔らかくって、癖がない。なんだかふっくらした食感。
2度揚げした後、すぐに運ばれてくるので、油っぽいけど、網の上に盛り付けられるので、すぐに油が落ちる。
すると不思議なことに、衣が落ち着くのか、衣が簡単には剥がれなくなる。
相方のヒレを1切れいただく。やはり柔らかいけど、少しヒレらしい臭みがある。やっぱり私はロースだな。
ずっと塩だけで食べていたけど、後半はソースで食べてみる。
ソースはほんのり甘く、しっかりしているのに、癖がないので、肉の味を隠さない。
★★★★+。この店も本厚木の宝だな。 サイト: http://www.kobayashitei.com/
6月8日(金)
新春の箱根駅伝の2日目の平塚中継所はしらすと地魚 手打そば 磯っぺというお店のようだ。海鮮丼もやっているようなので、会社をあがってから、相方といってみることにした。
平日の夜なのに、思ったよりはお客がいる。でも、席を案内されるのを待つ程ではない。逆にいえば、ファミレスのようなデザインの建物は結構大きく見えるけど、席数は意外に少ないのかもしれない。
海鮮丼は磯っぺ丼(税抜 1,800円)という名前のようだ。相方は生シラスが付いた、しらすそば御膳(1,800円)を注文。
磯っぺ丼はちらし寿司のような盛り付け。大きく裏切られることはなかったけど、盛り上がりもない。生シラスはさすがに臭みなどは無いけど、量的に寂しい。
う~ん、これは名前も違うけど、海鮮丼とは呼べないな。世界観がない。
相方の方もそばだけ先に運ばれてきたけど、メインの料理がなかなか運ばれてこない。サラダが付くなら、まずはサラダから食べ始めたいところ。
生しらす丼やかき揚げ、しらすサラダなどが運ばれてきたけど、なんだか脇役ばかりで、主役がいない。まるで、最近の阪神の打順のようだ。
★★★+。期待値が高かったかな…。
6月9日(土)
本厚木駅前にあるミロードの屋上で、今年もデジキューBBQテラスが営業を開始した。3時間制で、BBG施設を貸出するサービスで、食材の持ち込みが前提となる。
7月に同僚と利用することにして、浜焼きとBBQをやることになった。
この日は事前の調査として平塚魚市場 厚木支店に朝8時に行ってみた。先週来た時に、10時くらいまでは営業しているのだけど、8時を過ぎると急に混み出すので、8時に来場することを推奨されたため。前の晩、夜中の2時くらいまでバズリズムを見ていたので、かなり眠い…。
8時過ぎに到着すると、やはり料亭の大将のような面々が見受けられる。
BBQの際に購入する具材の価格を調査。やっぱり安い。実際にBBQ用として購入した際には価格の変動があったけど、この日の価格を参考までに報告すると、ハマグリが1キロ1,400円、ホンビノス貝は1キロ500円。かなりデカイ生ガキが三重産で1個で100円。宮城産が150円。貝毒が発生している殻付きホタテは1個400円とかなり高くなっていた。
練習なので、ハマグリを1キロ買って帰ったけど、後で例えば5個とか、500グラムとかでも買えることが分かった。
ということもあり、おまけしてくれたようで、家で数えてみると20個以上入っていた。
どうやって食べようか、少し悩んだけど、函館のマメさんで購入した、お持ち帰り用の塩ラーメンにトッピングすることにした。
もう、2人分ではスープが出過ぎて、濃すぎるくらい。
お持ち帰りのラーメン自体は、レポート済だけど、現地で食べた物には及ばない。でも、これだけハマグリが多いと、完全にハマグリが主役。ちなみに、ドンブリが小さく見えるけど、ハマグリの大きさのせいで、ニトリで買ったレギュラーサイズ。
砂が抜かれていて、ジャリジャリ感が全くなかったのはBBQの時には心強い。実際にはかなりの手間が省ける。よし! 浜焼きの具材はここで購入することにしよう!
白濁のスープは堪らない!
その後チャリに跨り、寒川 → 海老名周辺をスプリントラン。
藤沢市遠藤の街道沿いにアジサイが咲いているので、止まって撮影していると、味処 まるたかという海鮮のお店を発見。後日入店してみたら、名店だと判明。追って、レポートします!
帰宅後、汗が引いてから、昼飯を食べに前々から気になっていたコナズ珈琲 神奈川綾瀬店に行ってみた。
到着し、クルマは停められたけど、もうすぐ3時だというのに、店内には凄い行列ができていて諦めてしまった…。
どうしようかと、途方に暮れながらもクルマを走らせていたら、そばにとんかつ 高座があることを思い出した。
3時ちょうどに入店したら、暖簾は出ているのに、女将さんは休憩中で、横になっていた…。(笑える!)
いつも上ロースなので、私は並ロース定食(1,300円)、相方は並ひれ定食(1,400円)を注文。
小鉢がいろいろ運ばれてきたけど、無料で麦茶も出してくれるのはありがたい。相方にはスイカも出してくれた。(私は果物が苦手なもので)
並でも充分なボリューム。
火はしっかり通っているけど、充分ジューシー! 脂が口の中で溶けて、肉汁で溢れる。
やっぱり、名店だと思う。
相方にヒレを一切れもらったけど、やっぱり旨味という面では、私はロースだな。
★★★★+。並でも高座豚を充分堪能できることを確認。 住所: 神奈川県綾瀬市深谷上6-1-37-101 電話: 0467-76-7781
6月16日(土)
短期で韓国に帰っていた相方を迎えに羽田に向かう。
でも、その途中にとんかつタイム。
ネットで調べておいた、雑色駅近くにあるとんかつ こころ 雑色店に向かった。国道1号線沿いにお店を発見。
この通りは、六本木に住んでいた頃、毎週のようにママチャリに乗って、横浜のアウトレットまで通っていたけど、存在に気が付かなかった。多分、最近開店したのだろう。
店内を見渡すと、妙にチェーン店ぽい。新しいのだけど、安普請。かつ丼が700円と相場より安いのも他店舗と同じ。店員もチェーン店のような応対。
う、うまい…!
肉は価格の割には厚いし、柔らかくって、ジューシー!
少し酸味のある煮汁も堪らない…。
カツもご飯もボリューム充分。この値段なら納得だな。
多店舗もなかなか美味かったけど、この店も引けを取らない。少しツユダク気味なところは好みではないけど、全体的には満足。
評価は★★★+。最初 は合格にしようかと思ったけど、化学調味料のせいか、食後すぐに口の中がピリピリしたので減点。
6月17日(日)
これまで何度かレポートしたことがある、本厚木駅のダ・ブッチャーズはいつも人気だけど、今度はベーカリー&ビア ブッチャーズという、パン屋だけど軽食も出すお店を、同じ通りに出店した。ちなみに、経営母体は厚木市の株式会社 GACという地元の会社。(Good Aging Company の略)
開店の日から、なかなか良い雰囲気なのでマークしていたけど、開店後しばらくはいつも満席でなかなか入れなかった。
この日は曇で、すぐに雨が降り出しそうな空模様だったためか、かなり空いていたので相方と入店。
初めてなので、セットメニューのキャベザニアセット(税込 1,500円)とシュークルートセット(1,500)を注文。ソフトドリンク付き。
大のラザニア好きの私にとって、ラザニアはデザートであり(ケーキなどと一緒)、食後でも別腹で食べたくなるくらい。
また、メルボルンで食べた時の味が忘れられなくって、わざわざ行ってみたら、閉店していたということもあった。
高円寺のラザニ屋が現在マイランキング1位。
一方で、私は基本的にキャベツの臭みが嫌いで、最近はトマト鍋はしなくなった…。調理方法や時間が経つと、なんだかゴミ臭いというか、ドブのような臭いを感じることがある。なので、大好きなラザニアになんでキャベツを使うのか、運ばれてくるまではとても疑問に思っていた。
気持ちの高まりを抑えて、まずはラザニアを恐る恐るいただく…。
美味い!
キャベツの臭みは全くなく、普通に美味い!
これを本厚木で食べられるのであれば、わざわざ高円寺まで行くことはないかもしれない。
でも、なんでキャベツを使うのかな? 自然な甘みを出すためなのか、食物繊維のためなのか、ボリュームを増すためなのか、正直分からない。
相方のソーセージは、市販の粗挽きウィンナーのように、噛んだ瞬間に肉汁が溢れるタイプではなく、フカフカした食感。正直、目玉料理と呼ぶには弱すぎる。
ベーコンは脂が落ちて、ポークソテーと呼んでも良いくらいに食べ応えがある。逆にいえば、ポークソテーとしては、パサパサしている。バケットのようなパンがあれば、いくらでも食べられると思う。
★★★★+。 かなり満足した。どんな料理が運ばれてくるのかを考えていると、なんだかワクワクしてくる。初めての入店だったので、仮の評価かな。まずは近いうちにまた来てみよう。
住所: 厚木市中町2-7-16 電話: 046-259-9125
6月23日(土)
この日は相方と東京ドームで巨人戦を観戦することに。
デイゲームなので、昼食はいろいろ検討を重ねた結果、四谷のメキシカン サルサカバナ 四谷バールに行ってみることにした。美味いタコスが食べられれば良いのだけど。
これまで、近所のかつれつ たけだに行ったのに入れなかった時など、なんどもお店の前を通ったのに、中に入れなかった…。これだけ、食べ歩いた私が抵抗感を感じたのだから、店構えにも問題があると思う。
12:30に入店したけど、直前に20才台の男性グループが入店したようで、ごった返している。ランチはプレミアムビュッフェということで2種類だけ。タコスコンビランチとブリトーランチ(各税抜 1,000円)を1つずつ注文した。
セットにはサラダやスープ、チリなどが取り放題となっているけど、先述のグループが取りまくったので、トレーの上には何も残っていない…。これでプレミアムとはよくいったものだ。フォークも売れ切れていたので、店員が洗うのを待つ。
スープが残っていたけど、味がしない…。と思ったら、男の子たちが、『このスープ、味がしないけど、何スープ?』とダイレクトに質問していた。
メインが運ばれてくる前に、すでに諦める準備はできていた。一方、チリだけは結構美味かった。
やっぱり…。あまりに予想通りだったので、タコスの写真を撮り忘れてしまったようだ。なので、映りは悪いけど、メニューの写真を貼りつけました。
タコスのトルティーヤは恐らく小麦粉で作られているようで、分厚く、ブニョブニョ。でも、生地に粘りがあって、チャンキーな具材を包むのにはちょうど良い。メキシコで食べた物とは全然違うけど、料理としては成立しているようだ。
ブリトーは、タコスと同じトルティーヤを使っているようで、それを折りたたんでいるので、重なった部分や、角などは最早人間の歯では噛み切れない状況になっている。相方には『これは、本当のブリトーではない』と強く語りかけた。
ということで、評価は高めの ★★★。千円だしね。色々な意味で楽しみました。
晩飯は先日チャリを乗っている時に偶然発見した、藤沢市遠藤にある味処 まるたかに行ってみた。まぐろの丸隆水産直営店のようだ。しかし、正直いって、なんでこんな山の中に、お客が行列する海鮮のお店があるのか疑問だった。
店舗はログハウスなので、昼間は郊外のお店らしい佇まいだけど、夜間だと外から見ると少し怖い雰囲気…。漂流教室のようだ…。少し、ライトアップでもすれば良いのに。
8時くらいに到着したのだけど、ちょうど行列の最後の人たちが呼ばれたようで、待たずに席に着くことができた。
早速メニューを見てみると、海鮮系のドンブリの種類が凄い! 数えてみたら、18種類載っていた!
私は悩まず海鮮丼(1,500円)を注文。相方は煮魚を食べたかったのに、メニューに載っていない…。
店内を見渡すと、煮魚の単品メニューが張り出されている。店員さんに聞いてみたら、400円追加で定食にしてくれるという。きんめの煮付(1,250円)か、黒むつの煮付(1,200円)にするのかなやんだけど、黒むつでお願いした。
料理を待つ間、メニューを見ていたら、美味そうな料理がたくさん載っている!
特に、ミックスフライ定食のボリュームが凄そうだ! 次回トライしてみたい!
海鮮丼にはマグロがたっぷり載っている。1切れがしっかりしていて、食べ応えがある。水ダコやホタテも載っている。
盛り付けに遊びのようなものはないけど、魚市場のそばにある店で食べている時のような充足感がある。具材一つ一つが主張している。
一方、黒むつの煮付けはヤバイ! 運ばれてきた時には、そのボリュームに私も相方も腰を抜かしそうになったけど、食べてみたら、甘塩っぱい味付けが最高!
食べても、食べてもなかなか減らない!
全体的には★★★★+。恐らく、この店では海鮮丼より食べるべき料理がありそうだ。また来てみよう。 サイト: http://www.shonan-marutaka.com
2018年第2四半期のレポートは以上です。
ゴールデンウィークのレポートに手間が掛かり、
更新がかなり遅れてすみません。
でも、やっぱりローソク岩は凄かった。
また、絶対に行ってみたい。
< To Be Continued >