『やっぱりカツ丼!』 2012年4月~6月

★★:普通です ★★★:なかなかです ★★★★:お奨めです ★★★★★:おいしい店を教えてください


4月7日(土)

 4月に入れば、例年であればチャリ乗り始めるところ。しかし、今年は気温が上がらないだけでなく、週末は雨になることが多い。
 この日も天気が良くないので、
相方を横浜にあるアウトレットパークに置いて、私は磯子区洋光台にあるとんかつ かつ亭に向かった。もちろん、後で合流する予定。

 店の横にある駐車スペースにクルマを停めて、店内に。
そろそろ1時半になるというのに、かなりお客さんさんが入っている。でも、ほとんどが顔見知りで、ジモピーのようだ。まあ、こんな離れたお店にわざわざ来る客も珍しいか。

 横浜といっても、中心部から離れているせいか、店員とお客さんの距離が近い感じがする。作業服のお兄さんが入ってきたけど、とても礼儀正しい。

 
メニューを見ると、重セットのコーナーがあり、かなりのバリエーションがある。
 
かつ重セット1,050円であったけど、せっかくなので、ロース重セット1,470円)をお願いした。

 
店内はちょっと疲れた感じのいかにもとんかつ店という雰囲気。酒を飲みながら話し込むジモピーは、いきなりタバコを吸い出すので、嫌煙派は入店しない方が良いだろう。
 しばらくして、ロース重が運ばれてきた。

  

 カツの衣は薄いけど、結構煮込まれいるのになかなか離れない。肉は分厚く、食感はプリプリで、まるでエビを食べているようだといったら大げさかな? 味付けはちょっと甘めだけど、しつこくはない。
 一方、
仕出し弁当のようなお重に入ったら、カツ重はなんだか見た目がしまらない。1,470円の料理には正直見えない。

 
香ばしい匂いがしてきたとおもったら、先ほどのお兄さん達はカツカレーを注文したようだ。見てみたらなかなか美味そうだ
 
合格にしようか、かなり悩んだけど、★★★やなり、食べ物は見た目も重要だと思う。


4月14日(土)

 せっかくの週末なのに、
また雨だ。
 
ならば髪を切りに神谷町まで行くことにし、途中新宿で寄り道して、とんかつ 卯作に行ってみることにした。

 
新宿アルタの裏の通りにある日高屋の3階にお店がある。細い階段を上がって、店内へ。
 店内はかなり狭い。店名からして、なか卯のチェーン店かと思うくらい、安っぽい店内。3階までは階段を上がって来るというのに、店内は20代から30代の男性が結構入っている。3時前なのにこれだけ入っていると、意外と人気店なのかもしれない

 メニューを見たけど、
カツ丼はない。ランチのロースカツ定食800円。卯作カツ定食700円。通常のロースカツ定食1,000円だけど、せっかくなので、上ロースカツ定食1,600円)を注文。


 これで1,600円?というくらいカツは薄い。面積的には大きいけど、ボリューム的には1,000円の定食といった感じ。歌舞伎町プライスか?

 
端っこはジューシーだけど、基本的に上質の豚肉を使っているようにも思えない。一方、ご飯と豚汁は好印象。
 
皿の上に金網を置いて、カツの油切りをしているのは、さらに接している部分がシナシナになららないのでありがたい。
 
だけど、★★


4月15日(日)

 
新丸子駅からすぐのところにとんかつ 三八というお店があるようだ。川崎は制覇したつもりだったけど、モレがあったようである。早速、チャリで確認に向かった。

 お店の前に立つと、
立派なとんかつ屋(少なくとも看板が訴えている)。どうやら比較的新しくできた店のようである。新丸子周辺を制覇した時は、こんな店はなかったはず。
 せっかく制覇したつもりだったのに…なんて考えながらも、このようなことは、今後も続くのだろうとも思う…。

 
店内はカウンター席のみで、最近のラーメン店のように小洒落れた雰囲気。女性一人でも気軽に入れそう。逆に疲れた感じの親父さんには辛いかも。

 
ランチメニューのロースかつランチ920円。でも、意外なことに、ロースかつどん丼1,180円)をやっていたので注文! ヒレかつどん1,280円。

 しばらくして、出来上がった。
むちゃくちゃ美味そうだ。

  

 美味い!一口食べただけで、★★★★★ 満点合格 というよりは、自分の好み通りというべきか。

 
まずは、カツは目の前で揚げ立ていただけあり、カリッと仕上がっている。 肉は気持ち薄いけど、柔らかくてジューシー! 玉子は半生で、かるく煮込まれているので、カツには揚げ立ての食感が残っている。

 
味付けはあっさりしていて、あまり甘さを感じないけど、物足りなさはない。カツ、ご飯ともにボリューム充分。あえていうなら、米のグレードを上げて欲しい

 
なんといっても、とんかつ店らしくない、清潔で明るい店内は万人(オヤジを除く)に奨められるのでプラス要素。
 
都心からのアクセスも悪くないので、一度行ってみて頂きたい。

 帰ってきて、ネットで調べたら、それほど評価は高くない…。だったら、もっと美味しい店を教えて欲しい。 川崎市中原区新丸子町754 電話: 044-711-9872


4月21日(土)

 
先日、新丸子のふく屋に来てみたら、店舗の改装をやっていて、お休みだった。先週、同じく新丸子の三八に来た時に、改装が完了していることを確認できたので、行ってみることにした。

 店内に入ると、大きくレイアウトが変わっていて、印象的には狭くなったような気がする。メニューを見ると、以前来たときは
玉かつ丼(玉子とじのかつ丼 800円)はやっていなかったと思うけど、今回は載っていたのでお願いした。

 大将とそのお孫さんと思われる男性で厨房を仕切っている。1時を過ぎているというのに、ほぼ満席状態。近所の家族連れと独身男性が主な客層のようだ。

 カウンター席に座ったので、目の前で
分厚いカツがまな板で切られていると思ったら、自分のカツ丼用だった。

  

 カツの切り口がピンク!! うんめ~っ!!
 
ちょっと甘めの味付けが最高! 肉は分厚いのに、衣は紙のように薄い。

 肉は脂身は少なく、ジューシーではないが、逆に高級感がある。そもそも、日本では牛肉でもマグロでも、脂身をありがたがるのは極最近になってからのこと。特に豚肉は赤身の方が高級で、美味しいという話を良く聞く。

 
玉子が半生なので、後半は玉子掛けご飯ぽくなり、最初の緊張感はなくなるけど、ある意味食べやすい。また、あっさりとした仕上がりの豚汁も美味い

 
白木のカウンター席で食べるカツ丼は格別な趣がある。これで800円なら、★★★★★



 そういえば、金曜日の晩飯は牛角で腹一杯肉を食べまくった。
 そして、この日の昼食はカツ丼。

 なのに、晩飯はまたカツ丼。今回は
きむかつ舎しゃり銀に行ってみた。最近、店名をきむかつ三裕から変更したようだ。
 
東名・横浜町田インターそばのラブホテル街にあるので、意外に見つけづらい。
 
店構えは、一見ファミリーレストラン風だけど、和服の女性が入り口で立って待っていたりと、なかなか高級感がある。相方が予約をしていたのか聞いたくらい。
 
店内もゴルフ場のクラブハウスのような雰囲気。なぜかと考えたら、土曜日の夜なのに、子供が一人もいないのが大きいと思う。
 
窓ガラスの先にはラブホテルのネオンサインが妖しく光っている。なぜ、こんなところを選んだのだろうか?

 
という状況なので、まさかカツ丼はやっていないと思っていたら、しっかりメニューに載っていた。もちろん、きむかつ重1,980円)を注文。かつ重(1,570円)、ひれかつ重(1,890円)も載っている。次回、挑戦してみよう。
 相方はきむ
かつ膳 ハーフ&ハーフ(1,980円)を注文。お好みでカツを2種類選らべるが、黒こしょうとチーズを選択。


 これで2千円?(キャベツは無料で付けられる)
 とじている玉子が甘くて玉子焼きのようになっている。なんだかテンションが上がらない。そもそも、肉の味がしないのだ。ミルヒィーユ・カツは、なんだか湯葉でつくった懐石料理のカツを食べているようだ

 私は心にもやが掛かった状況だというのに、相方の方は
上機嫌。きむかつにハマってしまったようである。通常のとんかつは、中央部がパサパサで、両端が脂っぽいのが、この店ではどれを食べてもパサパサではないし、脂っぽくないのが気に入った理由のようだ。また、ご飯が美味しいといっている。

 好みもあると思うので、★★★普通のかつ重をたべにまた来てみようかな? 相方は気に入ったようだし。


4月22日(日)

 金曜日の夜は焼肉。土曜日にはカツ丼2杯食べたけど、日曜日の夜は平塚で飲み会になったので、昼飯は藤沢本町にある
とんかつ 正力に行ってみた。もう、無茶苦茶な食生活である。

 この前、善行にある正力(★★★)に行ってきたばかりなので、あまり期待しないで入店した。
 カウンター席に着き、出された
湯呑みをみると、善行にある同じ名前の店舗とはやはり姉妹店のようだ。しかし、店内の雰囲気は全く異なる。客層こそ近いけど、店内は明るく、清潔感がある。場末の飲み屋のような善行店とは大きく異なる。

 
しばらくして、注文したかつ重(880円)が運ばれてきた。カツは結構煮込まれていて、善行店と印象は変わらない。


 よく見ると細長いカツは半分しか使われていないようだ。ご飯の中に隠しているわけでもない。どこに行ってしまったのか?
 
味付けは甘く、ギリギリ食べられるレベル。ご飯と味噌汁のデキもマイナス評価。

 
結局、カツが揚げ立てかどうか分からなかったけど、こんなかつ重を食べるならかつやに行った方が良い。正直、かつやと比べて勝るところは1つもないと思う。

 
。この店ではかつ重を注文するのはやめましょう。


4月28日(土) 今年もゴールデン・ウィークが始まりました。今回は福岡に行く予定。ハウステンボスにも行くかも!

 この日は朝から天気が良い!
 沼部にある
かつ膳田園調布店にチャリで向かったけど、宅配専門だった…。

 そこで、次の候補である御嶽山にある、
味の店 とんかつ 蓬楽に向かった。

 メニューを見ると
かつ重850円)が載っている。でも、かつ重(上)1,050円)があったので、こちらにした。上には『味噌汁とお新香付』ということは、普通のかつ重には両方とも付かないのかな?
 
それで200円違いじゃ、かつ重とあまり変わりがないのかもしれない。

 
店内は典型的な駅そばのこじんまりとしたとんかつ店という感じで、そんなきれいな訳じゃないけど、明るく、男性客は結構入っている 。

 
実は今週も、金曜の晩飯はしゃぶしゃぶの食べ放題で、豚肉も結構食べたので、あまり肉モードではない。週末は肉ばっかりだけど、平日は炭水化物中心なので、心配しないでください(?)。

  

 カツはかなり煮込まれていて、衣はボロボロ。特に、真ん中付近は火が入り過ぎてパサパサになっているけど、端っこはかなりジューシー

 
肉は厚く、肉の味がするので、とんかつで食べたら相当美味いと思う。
 
ご飯も汁を吸って、ちょっと重たくなっているけど、こちらも定食で食べたら印象が違うだろう。

 
かつ重は ★★ だけど、多分とんかつはかなり美味いと思われる。



 帰宅途中、環八を走っていると、一瞬左側で緑色の景色が流れた…。
 不思議に思って、引き返し、橋の上から見下ろすと、小川に沿って新緑に溢れる空間が広がっている。なんだか見ているだけで活力がみなぎってきそうだ。
 自宅に帰って確認すると、ここが噂の
等々力渓谷のようだ。そばに小洒落たイタリアン・レストランもあるし、また来てみることにしよう。


4月29日(日)

 早速だけど、昨日発見した
OTTO(オットー)というイタリアン・レストランにランチで行ってみることにした。場所は環八沿いで、等々力渓谷に架かる橋の多摩川側。看板が地味だけど、場所柄お店が見つからないということはないと思う。


 地下の駐車場はすでに一杯だったので、近所の有料駐車にクルマを停めて、店頭にあるウエイティング・リストを見ると、3番目。
 時間があるので、入口に置いてあるメニューをみると、ランチのセットは3種類載っている。値段は1,250円~1,850円で、基本はパスタかピザを候補の中から選ぶ。どちらにしても、大した値段ではないので、一番高い1,850円のセットを注文し。パスタはカルボナーラ、ピザはカンパニョーラをお願いすることにした。

 名前を呼ばれて店内に入ると、予想通り店内から等々力渓谷を見下ろすことができる(写真上の中)。そして、特等席ともいえるような、窓の横の席に着席した。海外だったら、チップをあげたいくらいである。

 入り口部分は狭いんだけど、奥の客席は結構広い。調度品などは結構使いこまれているけど、あまり悪い気がしない。席はもちろん満席なんだけど、皆ゆったりとしている。スペース的に狭っ苦しくないのだけれど、客層もあると思う。


 カワイイ!! 最初のプレートから持って行かれてしまった。しかも、味もなかなかしっかりしていて美味い!! 今回のような状況にピッタリの演出である。真ん中のワイングラスは冷製ポテトスープ。

 パスタもアルデンテで、食べるとチーズの風味が鼻を抜けて行く。こんな美味いカルボナーラを食べたことがない(というほど食べ歩いているわけではないけど)。

 ピザは想像していたより地味だけど、味自体は悪くない。自分の好みではないけど、生地は薄くて、パリッとしている。デキとしては充分に満足できるレベル。

 全体的なボリュームは結構あり、男女のペアでシェアしながら食べるのなら充分。
 店員はちょっと冷たい感じはするけど、場慣れていて、取り皿などはお願いしなくても持って来てくれるし、とても効率的に動いていると思う。

 食べ終わって店を出る時に、店頭にできていた行列にビックリした。やはり、かなりの人気店のようだ。

 ★★★★★。夜はどんな感じなのかな? 今度来てみよう。 住所: 世田谷区野毛1-17-11 等々力渓谷スカイマンション 地下1階 電話: 03-3704-3778

 食後はもちろん等々力渓谷を散策した。結局、OTTOより下流方向を歩いてみたけど、ほのぼのとした、爽やかな一時だった。
 そして、自宅に一旦帰った後、夜の部の宴が開かれる、人形町の
咲村に向かった…。


5月1日(火)

 1日と2日は私はお休み。でも、天気が小雨まじりなのでクルマで横浜市戸塚区に向かい、昨日入れなかった
とんかつ とんじんにいってみた。
 かなり幅の狭い街道から、住宅時に向かう路地を上がり始めた坂の途中にお店がある。

 
暖簾が出ていたので、店内に入ったら、店内の電気が消えていた…。入るのを止めようかとも思ったけど、せっかくこんな離れたところまで(2日連続で)来たんだし、入ってみることにした。

 『すいませ~ん!』と呼びかけたら、暫くして
60才は過ぎていると思われる大将が出てきた。メニューを見たら、特製カツ丼(900円)が載っていたので、お願いした。ヒレかつ丼は1,000円。

 カウンター席前には板場があるんだけど、カツ丼は奥にある、別の厨房で作っていると思われる。
 ピピピッ!と電子レンジのビープ音が頻繁になっている。豚肉を解凍しているのかな? それともカツを解凍している??

 
カウンター席前にはすし屋によくある、食材を入れるガラスケースが置かれているけど、空っぽ。ゴールデンウィークだからかな?

  

 カツは煮込まれていて、揚げ立てか作り置きなのか分からない。
 
だったら、料理に箸を付けずに店を出たいところだけど、食べてみたら、肉は厚く、柔らかくってジューシー。なんなんだ…。こんなの初めて…。筋もなかった…。

 だったら、普通のとんかつは…。さらに揚げ立てのカツを使ったカツ丼は…。あくまでも、いま食べているのが、作り置きという前提だけど。

 味付けは甘塩っぱいけど、アクセントになって、箸がドンドン進む。ご飯の質はあまりよくないけど、味噌汁は美味い!
 評価は
★★★


5月2日(水)

 
今日も雨なので、チャリに乗れない。相方も会社だし、実家に帰る途中に横浜市泉区にあるとんかつ桐の家に寄ることにした。新百合ヶ丘からだと、さすがに遠いな。

 
お店に着くと、1時近いのに満席。しばらく待って、席に通される。店内は天井も高く、山小屋風で、居心地は良い。
 
メニューを見たら、丼物メニューは載っていない。念のため、店員さんに確認したけど、やはりやっていないというので、普通のロースかつ定食(1,470円)を注文。


 美味い!ソースが甘いのにさらっとしていて、カツだけでなく、キャベツに掛けても違和感がない。
 
肉は分厚いけど、ボリュームとしては価格相応。ロースらしいジューシーさはないけど、臭みも感じない。筋はないけど、繊維質のような食感は残る。弾力性は感じない。よって、あまり肉を食べている感じがしない。レジ横に貼られているポスターによると、このお店は、千葉県山武郡産の豚肉を使用しているようだ。

 
ご飯のお米は上質だし、多分良い豚肉を使っているとは思うけど、好みではない。
 
でも、女性の店員はよく気が付くし、客の半数近くが年配の女性客というのも納得できる。たぶん、入りやすいのだろう。

 
『自分の好みではないけど…』と書いたけど、端っこは超ジューシーで脂身が甘い。これは自分の好み。衣は薄く、パン粉も細かめ。評価は ★★★★


5月3日(祭)

 GWにマイレッジで相方と福岡に行こうと思い、予約ができるようになる2ヵ月前の日に会社を休んで臨んだけど、オープンになった瞬間に全ての羽田‐博多のフライトは一杯になっていた…。マイレッジの分は取っていたのかと思っていたのでとても残念。
 しかも、H.I.Sなどでも見てみたけど、GWのためか、かなり値段が高い…。

 本気で諦めようとしていたけど、なんだか割り切れなくって、JALのサイトを何度もアクセスしていたら、成田‐博多のフライトがあることに気が付いた。試しにアクセスしてみたら……
ガラガラだった…。

 距離的には新百合からだと羽田の方がもちろん近い。しかし、昨年1泊2日で沖縄に行った時も、新百合から羽田まで電車で行くのは乗り換えが多くて、とても面倒だった。もちろん、バスもあるけど、連休中は渋滞にはまったら、身動きが取れなくなる。
 結果、成田エクスプレスを使えば、新百合からは羽田も成田も同じという合意に至り、マイレッジで博多行きのフライトを予約した。

 フライトは予約できた…。でも、今度はホテルが予約できない。東横インやルートインなどのビジネスホテルも満室。GWは博多は人気なんだなと思っていたら、博多どんたくというお祭りがあるようだ。結局、福岡ドームの先にあるホテルを予約した。交通の便は悪くないけど、仕方ない。


 成田からの便は往きも帰りも1日各3便。行きの便は余裕を持って、15:25発の便にした。福岡空港には定刻の17:25からちょっと遅れて到着。地下鉄ですぐに博多駅に到着したけど、すでにどんたくは終わっていた。こんなに有名で、これほど早く終わるお祭りが他にあるのだろうか…。

 翌日はハウステンボスに行くことになったので、博多駅で指定席を予約しようとしたら、数日前は余裕があったのに、満席になっていた…。天気予報が変わったからかな? 指定席は諦めて、明日は自由席で行くことにした。

 晩飯は
水炊きに決めていたので、お店を電話で予約しようとしたけど、どんたくのため予約ができない。どの店も満席。
 
まっぷるに載っているお店は全て満席だったので、駅構内にある観光案内所に行ってみた。

 テーブルを見たら、
ドッキリ! なんと『本日の福岡市内の宿泊施設は満室です』というプラスチックケースに入った紙が置いてある。ホテルはヤフー経由で予約しただけで確認をしていなかったので心配になり、思わず電話で予約があることを確認した。正直、ビビったぜ!

 観光案内所で何軒か水炊きのお店を紹介してもらったけど、こちらも全て予約が入っていてダメだった…。
 半分以上諦めて、通りを歩いていれば良い店が見つかるかもと、ダラダラ天神周辺を歩いていたら、
博多 大福という、うどんすきと水炊きのお店を発見。ダメモトで確認してみたら、ちょっと待てば案内できるという。このままだと水炊き難民になりそうだったので入店。

 
3階はお座敷で賑わっていたけど、通されたのは4階はテーブル席で、BGMもなく、不思議とひっそりとしている。福岡の人は飲み屋で奇声をあげて騒ぐ習慣はないのかな?

 メニューを見ると、
水炊きはコースだと2,890円から。正直、この店が美味い店だかわからないので、単品(1,890円 2人前から)と、刺身の盛合せ(1,200円)、博多一番鶏塩焼(800円)と控えめに注文。


 まずは、刺身の盛合せが運ばれてきた。ウニが入っているのは意外だったけど、他のメンツがイマヒトツ。昨年、小倉で入った居酒屋のアジの味が懐かしい…。鶏の塩焼も普通。期待が高かったためかもしれない。

 8時を回ったら、皆、帰り出した。8時半からはフロアを貸切状態…。
 いよいよ水炊きが完成したので、いただくことに。
 鍋の具材自体は珍しいものはなく、味付けも一般的な出汁で、美味しいけど、驚きはない。一方、
透明なぽん酢はあっさりとしていて、酸味も尖っていなくて好印象。
 うどん(315円)を1玉追加したら、腹一杯になった。
2人でちょうど良い量だった。

 評価は
★★★。鍋はこんなものかと思うけど、サイドメニューがイマヒトツ。 一方、もっと美味い店があるなら、次回は必ず行ってみたい。


 天神からはタクシーで予約していた
シーサイドホテル ツインズももちに行こうとしたけど、運転手がわからずに、地図と無線で確認していた。どんなホテルなんだ…?


 到着後、室内に入ると、まるでワンルーム・マンションを改造したような感じ。隣の部屋で話す音も筒抜け。こんなホテルは全くお勧めではない。でも、博多のホテルはほとんど満室だったのだから、仕方ない…。


5月4日(祭)


   この日は
ハウステンボスに行くことに。
   ホテルの場所は市街地から離れているけど、バス亭が
  そばにあり、かなりの頻度で出ているので、ある意味便利。
 
   驚いたのは、
乗客のマナーが良く、騒ぎ盛りの男子高校
  生のグループも大人しく乗車していた。昨晩騒ぎ過ぎたの
  かな? もちろん、他の客も声高に話すオバチャンも、ヘッド
  フォンから音漏れしているヤングもいない。
 
 
 
 

   席の予約ができなかったので、駅にはかなり早く到着。
   ハウステンボス号はまだか、まだかと待っていると、
  湯布院号がやってきた。マイレッジで博多に来て、電車で
  湯布院に行くのも悪くないなと考えていたら、なんだか
  とても煙い。
   この湯布院号はディーゼル車で煙がホームに充満して
  いた。クルマには排ガス規制があるけど、列車にはない
  のかな?
 
 
 
 

   ハウステンボス号がやってきたので、乗り込む。有田焼き
  の有田で焼き物のお祭りをやっていたため、車内は年配の
  女性で一杯。
   シートカバーの後席から見える部分には、ネットでできた
  小さいポケットがある。何に使うのかなと考えていたら、
  前席の乗客が乗車券を挟んでいた。
   窓側の乗客は車掌から見えるので良いかもしれないけど、
  通路側だと寝ている間に乗車券が盗まれてしまうのでは?
  
  
  
  

   ハウステンボス駅に到着。博多から乗り換えなしで到着
  できるのはありがたい。ちなみに料金は自由席で3,270円。
 
   でも、九州はデザイン的にこだわった列車が多いの
  だから、オランダから列車を輸入するとか、何かもうひと
  ひねり欲しいところ。
 
 
 
 
 
 
 
   入場してすぐに風車が現れる。
   なんだか見所がないような気がして、一度もオランダ
  には行ったことはないけど、こういう風景を目にすると、
  やっぱり、世界一周した時などにちょっと寄ってみれば
  よかったと、プチ後悔をした。
 
   よく見えないけど、相方は大喜び!
 
 
 
 
 
 
 

   正直、ハウステンボスには全く期待していなかった。
  その背景としては、以前群馬にあるドイツ村に思いっ切り
  裏切られた経験があるからかもしれない。
 
   後日、日曜日朝のテレビ番組でオランダの街のレポート
  を見たけど、ほとんど変わらないような印象だった。
   もちろん、人が生活しているようなリアリティは感じない
  けど、東武ワールドスクエアよりは本気度が高い。
 
 
 
 

   晴れたね。天気予報では、出発数日前まで
  ずっと
だった。
   指定席がずっと空いていたのに、急に満席
  になったのも天気予報が変わったためかもし
  れない。
   さすが、
降水確率5%の晴れ男、いざという
  時は完璧に仕事をこなす。
 
 
 
 
 

   マーチングバンドを伴って、足の長い人達が
  やってきた。ネタも丸見えなのに、大喜びして
  しまった。なんでだろう…。なんだか楽しい。
 
   はっきりいってこういう所では
楽しんだ者勝ち
  なんだろうな。
 
 
 
 
 
 

   
ハウステンボス最大の弱点はレストラン。
  せっかくのオランダ村なのに、オランダ料理を
  楽しめない。これはありえないと思う。
 
   帰って来てから調べたら、ロード・レーウという店
  ではオランダ料理を食べられるようだけど、当日
  はチーズ・フォンデュやハンバーグなどがお奨めに
  なっていて、オランダ料理店とは気が付かなかった。
 
 
 
 

   結局、屋外フードコートにある、
バハマン・ケバブ
  というお店に行列してケバブを頂いた。
   チキンケバブが500円、ビーフケバブは600円。
  また、ポテト(250円)とソーセージ(300円)も追加。
  相方のコーラ(セットで200円)を入れたら1,850円。
 
   正直いって、そんなに美味いものではない。
   もともと期待していなかったので、完食できた。
   
★★★
 
 
 

   すぐそばには
九十九島カキ(『くじゅうくしま』と読む)
  というお店があり、焼いたカキを売っていた。見ていると
  なかなか美味そう。
 
   5個で500円というけど、殻で見てもかなり小さいので、
  2人でも一瞬で無くなってしまいそう…。なので、15個~
  20個になるという1kg(1,000円)でお願いした。kカキ
  チャウダーは1杯500円。
 
 
 
 

   
おおっっっ! 番号を呼ばれたので、行ってみたら
  カキが3皿もある! 焼き立てのカキにビールは最高の
  組み合わせ!
   逆に、この手の料理はこういう所でもないと、なかなか
  気楽に注文することができないかも知れない。
   2人で食べ続けたけど、ケバブもあって、もう満腹!!
   
最高だね!! 家族に連れられて来られたパパ達
  に絶対お奨め!! 家族サービスの疲れも吹っ飛ぶ。
  
★★★★★
 
 
 

   そうそうそう、こういう場所は楽しんだ者勝ち。
 
   もう、気分はF1レーサー。
   気分は右京か、可夢偉か。
   やっぱり、フェルスタッペンかな?(オランダ人F1
  レーサー)
 
 
 
 
 
 

   そうそうそう、楽しみましょう!
 
   気分はジャンボマックスか?
   (知らないだろうな)
 
   まあ、ビールが入っていなけりゃ、
  こんなことしないけどね。
 
 
 
 
 
 
 
 

   せっかくなので、ドムトールンというタワー登って
  みた。ふと階数表示を見てみると、4階が通常
  (ローマ数字)は4は『
』と書くところが『IIII』と
  なっている…。
   ネットで調べてみたら、時計の文字盤には『IIII』
  を使うことが多いらしいが、その理由は明確では
  ないようだ。
   駅そばのホテルオークラの時計も『IIII』だった。
 
 
 
 

   帰りの電車も予約が一杯だった。
   なので、駅員さんが7時にハウステンボス駅を
  出発し、早岐で左側の普通列車からみどり28号
  に乗り換える列車を予約してくれた。
 
   私がもし関東の鉄道マニアだったら、ハウステン
  ボスのロゴ入り普通列車に乗れたのを大喜びして
  いたのかもしれない。
 
 
 
 

   最初は博多駅周辺でモツ鍋でも食べて、ホテルで
  休憩したあと長浜に向かう予定だったけど、博多駅
  に着いてお土産を買っていたら、9時を回ってしまった。
 
   そこで、腹も減ったし、駅からタクシーで長浜に直行
  した。相変わらずすごい賑わいだけど、博多どんたく
  の影響かな?
 
 
 
 
 

   屋台だから移動可能なのに、やっぱり、一番手前は
  
ナンバーワンなんだな。唯一行列ができている。
   仕方ないので並んでいると、来る客が行列にビックリ
  していた。いつもは行列はなく、やはりどんたくの影響
  のようだ。
  
   臭みのない、あっさりとしたスープは本当に上質。
  ある意味インパクトは弱いけど、また食べてみたくなる。
 
 
 
 

   一緒に頼んだ餃子は一口サイズで、軽くてポンポン
  と口に運んでいると、あっという間に完食。
 
   具沢山で、ジューシーな餃子が好きだけど、こういう
  タイプも悪くないな。(ラーメンと餃子の値段を控えるのを
  忘れてしまった)
  
 
 
 
 
 

   続いて、
長浜安さんに移動。
   元気にしているかなあ…と厨房を覗くと、いました、
  いました、安さんが。
 
   ちょっと老けたかな。そりゃそうだ、前回は2007年
  なんだから5年前。こっちだって、同じ分老けているに
  違いない。
 
 
 
 
 

   
ラーメンは500円。ナンバーワンとは違って、
  しっかりとした味。前回もそうしたように先に食べ
  なくてよかった。
 
   ワイルドに一気に完食した。
   こちらだって充分に美味い!
 
 
 
 
 
 

   この店はラーメン・餃子だけでなく、焼き物も
  やっている。相方の好物の
牛タン(1,400円)は
  品切れだったので、
牛サガリ(1,000円)をお願い
   ちょっとレア気味だったのが気になったけど、
  この値段でこのボリュームはありがたい。部位
  的に近いハラミと味が似ている。
   一方、
手羽先(400円)も注文したけど、こちら
  はイマイチ。
 
 
 
 

   安さんと記念写真を撮ってもらったけど、
  フラッシュが光らないように設定していたので、
  誰だかわからない…。
 
   とはいえ、夏や冬は厳しい仕事だと思うけど
  これからもお元気で頑張ってください。
 
 
 
 
 
 

5月5日(祭)
 

   ホテルでの朝食はコーヒー程度にして、前回も
  訪れた
川端うどんに行ってみた。
   一度行ったことがある場所だから、相方に対して
  も余裕で行ってみると…あれ、ない…。
 
   近所の靴屋さんで聞いてみたら、ちょっと前に
  ラーメン屋さんに変わってしまったとのこと…。
   楽しみにしていたので残念。
 
 
 
 

   相方はしっかり朝食を摂っていたので、
  キャナルシティで待っていてもらって、私は
  天神方向に向かった。
 
   途中、いろいろなお店があったけど、みな
  営業していない…。
 
 
 
 
 
 

   結局、天神に来てしまった。
   たまたま入った天神福ビルの地下に
  
博多 峰松本家というお店を発見。基本は
  蒲鉾などの練り物だけど、
かつ重(900円)を
  やっていたので入店。
 
   でも店内に入って、この店はそば・うどんが
  中心の麺のお店だということに気が付いた。
 
 
 
 

   暫くしてかつ重が運ばれてきた。見た目が寂しい
  なあ…。
 
   
カツにはほとんど味が付いていなくて、ダシを掛け
  て食べる。
パン粉は極めて細かく、衣も薄い。残念
  ながら、肉はパサパサなので、玉子とじにする際の
  加熱を避けるためというわけではなさそうだ。
   
カツとご飯の間には、玉ねぎを焦げ目が付くくらい
  炒めたものが載せられている。
 
 
 

   
ダシは薄味なので、かなりの量を掛けてしまった。
  なんだかカツの茶漬けみたいになってきた。普通なら、
  ご飯がベチャベチャになるところだけど、お米が上質
  なのか、しっかりとしている。
 
   
全体的にはボリュームは少ない。
   味付けを調整できるのは新しい。特に甘さを食べる
  人の好みで調整できないものか
★★★
 
 
 
 

   ネットで博多のB級グルメを検索していたら、
  まかない食堂 極味や 天神パルコ店という店の
  ハンバーグが人気のようだ。
 
   かつ重完食後、試しに行ってみたら、凄い行列!
  店内はフードコートのラーメン店のような感じで、煙
  と油がすごくて、食べている人はまるで戦っている
  ようだ。
ハンバーグ ファイターだな。
 
 
 
 

   昼飯は相方とハンバーグにしようかと思って
  いたんだけど、行列するような雰囲気じゃなかった
  ので、どうしようかと考えていたら、キャナルシティ
  のそばに
河太郎というお店を発見。
 
   かなり格式のある店構えなので、冷やかし半分
  店頭のメニューをみると
いか活造り定食(1,980円)
  が載っている。
 
 
 
 

   店員さんに確認したら、ランチは予約ができない
  という。
   キャナルシティに戻って、相方と合流し、お店に
  戻ったら、待合室にはかなりの人が待っている。
 
   30分位待ったところで席に通された。
   店内には何ヶ所も生簀があり、イカが泳いでいる。
  それを見ながら生き造りを食べることができる…。
 
 
 
 

   ヤリイカは1人1匹。やはり生き造りで、ピクピク
  動いている。食べながらも、時々、イカと目が合った
  ような気がした。
   なぜ、生き造りなんてやるんだろう。私だったら、
  耐えられないかも。それともイカは気が付いていない
  のかな?
   九州の醤油は甘みが強いので、あまり付けないで
  いただいた。コリコリとした食感と自然の甘みが堪ら
  ない
 
 
 

   イカの外套膜を食べたら、ゲソの部分は天ぷらに
  するので持って行ってしまう。
 
   すると、煮物とともにご飯や味噌汁、イカシュウマイ
  などが運ばれてきた。もうこれだけでも
定食として
  成り立っている

 
 
 
 
 
 

   ヤリイカのゲソを食べるのは2回目だけど、
  
本当に美味い。飽きることなく、食べ続けて
  しまう。正直、ヤリイカは生(生き造り)より、
  天ぷらの方が美味いと思う。
 
   博多の、キャナルシティそばのロケーションで
  この値段で、唐津の味を堪能できるとは思わな
  かった。
★★★★★にオマケを付けたい位。
   今回の旅も楽しかった。2泊でも充分?
 
 
 

5月6日(日)

 相方は来週からの仕事の準備があるということなので、横浜市神奈川区神大寺にある
とんかつ かつひろに独りで行ってみることにした。大通りからかなり奥まった住宅地に店を構える。店内はどこか海の家のようなルーズ感を感じる。

 メニューを見ると、
玉子とじのロースカツ丼(1,050円)が載っていたのでお願いした。ヒレカツ丼は(1,260円)。だけど、味噌カツ丼やねぎ味噌カツ丼も載っているので、とっても気になる。

 また、こんな賑わいの無いロケーションなのに、土日はドリンクバー無料と頑張っている印象。なんだか好きになってしまいそうだ。
カツ丼のデキが良ければまた来てみることにしよう

  

 衣が黄色いな。ラードは使っていないのかな? そのためか、カツ丼特有の香ばしい、甘い香りがしない。
 
カツは軽くとじられていて、揚げ立ての食感が残っている。
 
そして、なんといっても肉が柔らかくって、弾力がある!少し肉に臭みを感じるけど、肉の味がしている。

 
味付けが淡白なために、全体的なまとまりは感じない。ご飯もパサパサなので、改善して欲しいところ。
 
一方、別皿のキャベツにソースを掛けたら、味噌のような風合いで、ドロッとした仕上がり。とんかつ定食で試したくなる。

 
評価は ★★★。味付けなどが単調なのが残念。
 
味噌カツ丼だったら、コントラストが強くなるので、このカツには合うかもしれない。



 元同僚の柳田君が登戸に美味しいソーセージ屋さんがあると、この前あった時にいっていた。ネットで調べたら、新百合ヶ丘からちょっと外れたところにあるお店の姉妹店だった。
 
 お店の名前は
ハウスメッツガー・ハタ
 ハムやサラミ、ソーセージなど一通り購入した後、ふとショウケースの右側を見たら、ヒレカツ、とんかつ、メンチカツ、コロッケの値札が出ている。なんでも作り置きはしないで、注文を受けた後に揚げるそうだ。
 美味そうなので、メンチとコロッケを相方と1枚ずつを注文した。


 お会計を済ませた後、相方と相談。結果、温かいうちに食べるのが一番美味いだろうということになった。
 そこで、クルマを路肩に停めて、メンチとコロッケをいただいた。

 
美味い!
 メンチは
ジューシー! 荒挽きで、しっかりと肉の味がする。だけど、かなり期待度が高かったので驚きはない。
 一方、コロッケの方は、
ホクホクで、こちらはジャガイモの風味が残っている。普段はあまりコロッケは食べないんだけど、これは美味い! しかも、コロッケは105円なので、消費税が入らなければ100円! とても味わい深い一品だと思う。
 評価は
★★★★
 ちなみに、晩飯は近所で買ったパンや野菜でハムやサラミを挟んで、コールド・サンドにしていただきました。こちらも美味かった!


5月7日(月)

 昨日1日で疲労回復したので、チャリで世田谷にあるとんかつ店に行ってみることにした。
 これまで神奈川を制覇することに集中してきたけど、かなりのお店を制覇した今は、チャリで気楽に行ける範囲には候補となるお店がなくなってしまったのだ。

 丸子橋を渡り、最初に向かった沼部そばにある
かつ膳は宅配専門だった…。
 そこで、次の候補のお店に向かうことにした。

 
中原街道を都心方向に進み、環7を過ぎて直ぐに右斜めに入った先にあるとんかつ 吾妻に向かった。電車で来るなら旗の台。幸いなことに営業している。(黄色いのが私のチャリ)
 店内に入り、
メニューを見ると、カツ丼(ロース)950円で載っていたので注文した。ランチのとんかつ定食830円。丼物はヒレカツ丼1,050円)とエビフライ丼1,100円)。

 カツはしっかり煮込まれているけど、美味そうだ。

  

 やっぱり、カツはかなり煮込まれていて、カリッとした食感はない。しかし、揚げ立てらしく、脂が落ちたような感じはない。

 
味付けは甘さ控えめで、少し塩っぱい。しかし、半生っぽい仕上げの玉子と絡まり、グイグイと食べ続けてしまい、気が付けば後半戦に突入していた。

 そして、カツの
端っこはやはりジューシー!!

 
カツが煮込まれているタイプはあまり自分の好みではないのに、一気に完食。 ★★★★ でギリ合格。今度はメンチ定食(ランチだと780円、通常は850円)を試してみたい。 住所: 品川区旗の台5丁目13‐10 電話: 03-3781-4381


5月12日(土)


   最近、新百合ヶ丘から東京までチャリでカツ丼を
  食べにいっています。

   次の週末はどの店に行こうかと地図を見ていたら、
  高円寺から狛江の多摩川そばまでほぼ
一直線に
  
伸びる道を発見!
   思わず、
TOKYO SLASHと名付けました。
   SLASHは『
/』。角度的にも似ていると思いません
  か? 距離はちょうど10km。

   実際に走ってみたら、どうやらこの道の下に上水道
  が通っているようです。
   住宅地にある道路なので、意外と信号も少なく、
  交通量は少なく、クルマのスピードは遅いのでかなり
  安全だと思います。(ほとんど一方通行)

   ただし、この辺りはランドマークがないので、一度
  迷ったら、
太陽くらいしかあなたを導いてくれる対象
  物はありません。



 それでは早速
TOKYO SLASHを走って、高円寺に行ってみることにしたけど、走り出しから迷ってしまい、狛江スタートができず…。気が付いたら、吉祥寺に1時間強で到着していた。帰ってから地図でルートを確認したら、かなり遠回りしていた。

 さらに永福町周辺で迷ったけど、なんとか高円寺に到着。事前チェックしていた地下鉄 新高円寺駅そばにある
とんかつ 万喜に入った。

 
店内はいかにもとんかつ屋という感じで、お世辞でも新しいとか、小洒落た感じとはいえない。さらに、中年のオヤジさんが1人で切り盛りしているので、店内に華がない。
 
どう見ても女性客には向かないと思うけど、実際に女性客が何組か来ていたのが不思議。パチンコ上がりでタバコ休憩を兼ねているいようだ。

 
カツ丼はやっていないというので、ロースかつ定食(1,200円)をお願いした。ランチだと800円だけど、ボリュームが違うというので、通常の定食にしたけど、健康診断が近いので、ランチメニューの方にすれば良かったかな。


 見た目は小さめだけど、肉はかなり厚い。ランチじゃないけど、1,200円だし、こんなものかな?
 
パン粉はかなりこまかく、衣は薄い。

 分厚い肉は見た目はほんのりピンク色をしているけど、真ん中部分は意外とパサパサしている。だけど、端っこはかなりジューシー!
 
1,200円だけど、やっぱり ★★★


 帰りも永福町辺りまで迷ったけど(やっぱりスマホを買おうかな?)、思い切ってコンビニに入って地図を見せてもらったら、そばにある荒玉水道という交差点を右に曲がれば良いことが分かった。

 なんとかTOKYO SLASHを発見。予想通り、細いけど、真っすぐな道が続いている…。
 途中、甲州街道と京王線、環八と交差する際に道をそれることになるけど、後は本当に真っすぐ。一方通行の区間は多いのでクルマでは走ることはできないけど、チャリでは高円寺と狛江の最短距離を走ることができる。

 スピードを調整するためにガードレールが両端にあったりして、チャリには走り辛くなっている場所も多いけど、全体的にはチャリに優しいルートだと思う。

 あっという間に世田谷通りと交差した。楽勝である。今後はこのTOKYO SLASHをどんどん活用して、西東京のみならず、埼玉エリアにも足を伸ばしてみたい。(写真は翌週分に掲載します)



 晩飯は結婚記念日に入れなかった、五反田にある
ミート矢澤にリベンジするとにした。お店に到着した時間が前回よりちょっと早かったので、行列が短く、あまり待たずに店内に入れた。

 前回は、サーロインとフィレ、そしてハンバーグを注文したけど、今回は店員に
カイノミが貴重な部位で、お奨めといわれたので試してみることにした。150gで3,500円。私は前回と同じサーロインの200g(5,040円)。黒毛和牛ハンバーグは今回は300g(2,100円)にしてみた。ミニサラダ、スープやライスは1人630円。ソフトドリンクを頼んだら、12,705円になってしまった…。


 料理が運ばれてきた。テーブルが狭いこともあったけど、カイノミがサーロインとハンバーグの鉄板に分けて運ばれてきた…。
 
えええっ~!! 確かに、テーブルが狭いので、分けて盛れば鉄板2枚で持ってこれるといわれたけど、ハンバーグを2つに分けて持ってくるのかと思っていた…。普通、3,500円のカイノミをスライスして持って来て、2,100円のハンバーグをそのまま持ってくる??

  

 そのハンバーグはなんだかパサパサでキッシュのよう。相方とはカイノミはすでにシェアしているので、サーロインを切って渡した。
 確かに、カイノミは柔らかくって、ジューシーで美味い。ある意味、加工肉のように美味かった。
 一方、サーロンの方も肉汁が口の中で溢れる。だけど、それより、BGMがうるさくって、落ち着いて食べられない。選曲は目をつぶるとしても、音量を下げて欲しい。

 前回は5つ★だったけど、今回は
★★★★。とはいえ、正直また行くことはないと思う。


5月13日(日)

 この日はカツ丼のレポートはなく、生田の中華料理店
味良の報告します。
 これまで何度か来たことはあるけど、この日は久し振りの入店。

 席に通され、メニューを見たけど、結局前回と同じような料理を注文してしまった。
 たらばカニのあんかけチャーハン(1,100円)、えびソバ(1,100円)、八宝菜(小: 650円)。焼き餃子(350円)、


 どの料理もとても。この店の生命線ともいえるかもしれない。

 チャーハンはなんとかタラバの味がするけど、まあ普通のあんかけチャーハンと考えた方が良いと思う。1,100円だしね。
 
えびソバの麺は中太のストレート。スープも典型的な中華風だけど、冷めてきたら、ほのかな甘味がでてきた。こちらも悪くない。エビはプリップリ!

 
八宝菜は味付けは良いのだけど、野菜が少ないのが残念。サイズは小だけど、850円なんだし、もうちょっと野菜というか、ボリュームが欲しい。
 餃子は安くて、ジューシーで美味いので、ぜひとも注文して欲しい。
 
★★★★。住所: 川崎市多摩区生田7-9-6 電話: 044-911-8483



 妹の家に顔を出したら、佐藤錦をもらってしまった。
 値段は分からないけど、1粒ずつ分けてあるので、多分高級品だと思われる。でも、タイミング的にはちょっと早いのでは?
 芦野 茂男さんが作ったサクランボのようだけど、ネットで調べたけどよく分からなかった。


 でも、食べたら美味い! この時期に台風が来たら、収穫間近のサクランボの実が落ちるとか、佐藤錦泥棒が毎年報道されるけど、なるほどなという感じ。アメリカンチェリーとは違って、ほのかな、癖のない甘みで何個でも食べられる。
 とはいえ、もしかしたら初めての佐藤錦かもしれないので、ゆっくりと1個1個味わっていただいた。
 
美味しい…。


5月19日(土)

 先週は調査が充分でなかったので、
TOKYO SLASHを一部しか走ることができなかった。
 この日は先週走った際の情報を基に、さらに下調べをしていたので、スタート地点から間違えずに走ることができた。


 狛江市と世田谷区の境界にある砧浄水場がスタート地点(写真上・左)。都心の人から見れば、高円寺エリアがスタートだと思う人がいるかもしれないけど、この道の下には浄水が流れるパイプがあるのだから、砧側がスタート地点だと思う。

 歩道もない道路だけど、かなり先まで真っすぐ伸びているのがお分かりいただけるだろうか?(写真上・中)

 何ヶ所か短い坂はあるけど、唯一傾斜がきつくて比較的長いのは、世田谷通りに出る前と出た後(砧スタートの場合)。それとて、チャリを降りて、押すほどキツイ訳ではない。ちょっとしたアクセントという感じ。(写真上・右)

 先週のレポートでも報告したけど、この真っすぐな道は、環8、京王線、甲州街道と交差する際に一直線からちょっと離れる。それが残念。せっかくなのだから、道の太さで道の優先順位が決まるのではなくて、その道が持つキャラのようなものも考慮しても良いと思うのだけど…。まあ、交通量が多いというのは影響を受ける人も多いということだから、仕方ないのかな。

 下の左側の写真は環8と交差したところ。ちょっとだけ左側に逸れて、すぐに真っすぐな道に戻る。
 また、甲州街道との交差は遠回りする距離は大したことがないけど、上を中央高速が走るので、分断された感が強い。
TOKYO SLASHマニアは精神的にダメージを受ける可能性があるので、要注意ポイントである。(写真下・中)

 あっという間に高円寺エリアに到着(写真下・右)。ゆっくり走ったけど、1時間もかかっていない。
 あまりにも味気ないので、環7に出て北に向かったけど、高架になってしまったので、右に曲がり都心部に進んだ。
 この辺りでとんかつ屋があれば入ろうかと思ったのだけど、
目白まで行ったけど、みつからない…。


 さすがに諦めて、目白からの帰りは別のルートにしたら、野方でとんかつ とん味を発見。
 店構えの通り、店内はあまり広くない。典型的なとんかつ店という感じ。老夫婦で切り盛りしているようだ。
 ガテン系のお客がひっきりなしにはいってくる。9割はガテン系という感じ。

 
メニューを見たら、カツ丼はやっていない。
 
試しに、70才前という感じの大将に聞いてみたら、即座にやっていない!とかなりきつくいわれた。
 
カツ丼蔑視系だな。神奈川ではありえない。なにかカツ丼に恨みがあるのかな?

 壁に貼られたメニューを見ると、ろーすかつ750円)が右隅に載っていたけど、せっかくなので上ろーすかつ950円)にした。


 肉はかなり厚い。ジューシーさはあまりないけど、なんだか品格を感じる。衣はもちろんカリッとしているけど、ちょっとカリントウのような仕上がり。

 
値段を考えたら、納得のボリューム。端っこはやっぱり、ちょっとジューシー。
 
ただ、またこのとんかつを食べたくなることはないだろう。★★★


5月20日(日)

 鎌倉に墓参りに行った帰りに、ドイツ料理のお店、
シーキャッスルに行ってみることにした。
 前回行ったのは今から40年前。家族で行ったのだけど、サンドイッチの量が多かったので、妹が残してしまったら、ドイツ人の女将さんに『なんで残すの? 不味かったの?』と真剣に聞かれて、残りを詰めてもらって帰ったことがある。
 母親と妹にはこの店は女将さんが怖い店というイメージが残っていて、それ以来、一度も入ったことがなかった。

 お店に到着したけど、ガーン!駐車スペースが2台分しかない。しかも、周辺には時間貸しの駐車場がないようだ。
 結局諦めて、小町通りにある
食事処 秋本にいったら、凄い行列ができていた…。

 人気のある店は諦めたけど、どこか面白いところがあるお店はないものかと歩いていたら、
穴子ちらし 小野という変わったお店を発見。さっそく、中に入ってみた。

 店内は思ったよりかなり狭くて、
カウンターには5席だけ。他の客はいない。
 
BGMはないし、ご主人もあまりしゃべらないので、店内はシーンとしている。外の喧噪が嘘のようだ。


 アナゴは焼きたてではなく、ちょっと冷たいのが残念。
 
全体的なボリュームは多いけど、アナゴは期待していたほどではない。

 後は特にコメントはない。早くこの店から出たい…。
★★★


5月26日(土)

 急遽、群馬県太田市に行くことになった。
 最初はクルマで行こうかと思ったけど、浅草にある
大黒家天麩羅に寄っていって、電車で行くことにした。

 
お店には11時6分に到着。営業時間は11時10分からだから、営業時間前になるんだけど、店内はほぼ満席。
 
メニューを見ると、天丼は1,500円1,700円1,900円の3種類ある。ちょっと迷ったけど、1,900円の天丼はエビ天だけで寂しいので、天丼の1,700円をお願いした。
 
まわりのお客の多くも真ん中を注文しているようだ。

 
店内は思っていたよりスペースがゆったりとしていて、居心地は悪くない。
 
11時15分ころには満席になり、別館が案内され始めるが、そちらもすぐに満席になり、店頭に行列が出来始める。
 
やはり、天丼の世界も時間との戦い。アーリーバードは天丼を行列しないで食べられる。

 
問題なのは、店内がこれだけ込み合っているのに禁煙ではないこと。せめてランチタイムは禁煙にして欲しい。
 暫くして運ばれてきた。


 うっ!真っ茶色! カツ丼はドンブリ界のキングだったら、天丼は彩り鮮やかだからクイーンや、貴婦人と呼ぶべきかと思っていたけど、鮮やかさが全くないまあ、大黒家という屋号なのだから、仕方ないか。ある意味、確信犯だな。

 
早速食べてみる。タレは甘いだけでなく、焦げたような苦みがある…。
 
天ぷらの衣は厚めで、グニャグニャした食感。温かいそばの上に載せたら、そば汁を吸ってちょうど良い塩梅になるかな?
 
ご飯は美味しいけど、味噌汁は付かない。

 お奨め度としては ★★★。浅草エリアで天丼と食べるんだったら、浅草橋のあかしをお奨めします。でも、浅草にきたら、うなぎの小柳だな。
 お店をでたら、行列ができていた。私もこの行列に騙された。


 それでは太田市に向かうことにしたけど、東武伊勢崎線の浅草駅に向かっていったら、吾妻橋からアサヒビールの横にスカイツリーが見えたので写真撮影大会となった。まあ、こんな写真撮ってもどうしようもないんだけどね。

 予定より早く着いたので、もしかしてとんかつ店がやっていたら入ることにして、かなり強い日差しの中、街中を歩きまわった。
 事前に調べておいた
は営業していなかった。
 駅から離れたところにある萩乃家はお店がなかった。(グーグルだと出てくる)

 待ち合わせ時間にはまだあるけど、周辺には喫茶店のような場所どころか、ファミレスすらなかったので、ヤマダ電機で時間を潰した。
 歩き回っている際、視界に『
太女 86名』という文字が残像のように入ってきた。デブ専向けのマニアックなお店かと思ったら、早稲田ゼミ太田校1号館だった…。どうやら、太田女子高校のようだ。

 用件を済ました後、6時を過ぎていたので、ダメモトでもう一度 英(はなぶさ) に行ってみたら営業していた。とんかつ とん平という看板も出ているけど、最近名前を変えたのかな?


 店内に入ったら、いわゆる飲み屋さん。ちょっとためらったけど、気合いを入れて席に着いた。

 
カツ丼はやっていないので、ロースかつ定食1,500円)を注文。一番安い定食がチキンかつ定食で900円。生姜焼定食は1,200円と結構高い。豚汁と赤出汁を選べるので、豚汁をお願いした。


 肉は分厚く、見た目はパサパサに見えるけど、食べてみたら、かなりジューシー!
 
ソースがウスターのようにさらっとしている。ここまで軽いのは最近珍しい。甘味も、塩分も抑えられているので、爽やかな印象

 豚肉の脂も牛肉のようにさらっと溶けて無くなる。パン粉はそれほど小さくないのに、衣はむしろ薄いくらい。
 
ご飯はいまひとつだけど、豚汁は上質。★★★かな。


5月27日(日)

 いつもの通りチャリに跨り、
TOKYO SLASHに入ったら、あっという間に高円寺。
 あまりにもあっけないので、環七を北に進み、野方駅周辺で環七からそれたので、今度はどこまで北に進めるのか試してみた。
 東武東上線の下赤塚駅を過ぎたところで、そろそろ昼飯にしようかと考えていたら、昨日のようにとんかつ店の看板を残像のように発見!
クルマで走っていたら、絶対見逃してしまうと思う。騙されたと思っていって見ることにした。

 
すると、巨大な狸の置物とともに、和風とんかつ孝松(老松ではない たかまつ)を発見。『和風とんかつ』っていうけど、とんかつは和風じゃないの? 洋風だったら、カツレットでしょう??
 どちらにしても、
超マニアックなロケーションだな。

 外のメニューを見てみると、平日はランチでカツ丼をやっているようだ。
 
しかし店内に入って、グランドメニューを見てみると、カツ丼は載っていない…。平日は出しているんだから、休日に作れない理由はないだろうと、ちょっと高くなっても良いから注文できないか確認したら、なんとか引き受けてくれた。

 
その一方、数量限定のメンチかつ(840円)が無茶苦茶気になる。カツ丼が美味かったら、また来てみようかな。
 
偶然、隣りのテーブルのお客がメンチカツ定食を頼んでいた。運ばれてきたのでチラミしてみたら、小さめのカレーパン2つというくらいのボリューム。なおさら気になる。

 なんてこと考えていたら、こちらのカツ丼も運ばれてきた。

  

 美味い…。衣なんて煮込まれていて、グダグダなんだけど、ほっとする仕上がり。
 
肉は厚くはないけど、リブロースと思われ、弾力性があり、ジューシー!
 
肉も、ご飯もボリューム充分★★★★。住所: 板橋区赤塚7-8-11 住所: 03-3939-4958
 会計したら、1,370円だった。まあ、相応だな。

 帰宅後、どこまで行ったのかネットで調べてみた。すると、あと5kmも走り続けたら、
埼玉県に突入していたことが分かった。かなり残念…。知っていたら、絶対神奈川-東京-埼玉ランを完成していたのに…。


5月28日(月)

 
パスポートの申請のために会社を休んで新百合(住民票)、浜松町(戸籍)と回って、川崎駅そばのビル(申請)に行くことにした。最初は大井町の美竹でカツ丼を食べようかと思ったけど、先日美少女ヌードルで見た麺屋翔が気になって仕方ない…。

 結局、自分の気持ちに正直になることにして、新宿で電車を降りて、お店に向かった。
 場所はネットで調べていたので、だいたいは分かっていたけど、
地図を印刷してなかったのでちょっと不安。少し迷うかと思ったけど、あっさり到着。スマートフォンはまだ買わなくても良いかな?

 お店には11時30分過ぎに到着。昼休み前なので、さすがにお客が少ない。余裕でカウンター席の端に座った。
 食券を買わなければいけないシステムだと気が付き、券売機に向かったけど、なにを買うべきかわからない…。ちょっと悩んで、
塩チャーシュー麺(1,000円)のボタンを押した。

  

 ほんのり甘味のある塩スープにそうめんのように白くて伸びやかな細麺が絡み合う。
 
チャーシューは上質のビーフステーキのよう。5枚も入っていて、ボリュームも充分。また、竈でいぶしているのかな。ほのかな香りを感じる。

 
残念なのはスープの量が少ないところ。また、逆三角錐のようなドンブリも完食派には食べづらい。
 
★★★★中華街の聚英の海鮮そばを思い出した。あの伸びやかな麺は翔の麺と相通じるところがあると思う。あっさり塩スープもしかり。チャーシュウは聚英にもチャーシュウ麺があり、こちらも美味。マニアは是非とも食べ比べをしていただきたい。


6月9日(土)

 キムカツ/しゃり銀は相方が気に入った、数少ないお店の1つである。この日は磯子の方に用があったので、ちょっと遠回りになるけど、横浜インターそばにある
きむかつ舎しゃり銀(三裕)に行ってみることにした。

 ちょっとだけ高級感のある店内に入り、席に着いた。メニューは2人とも既に決まっていた。相方は前回と同じ
きむ膳ハーフ(ノーマルとガーリック: 1,980円)、私はかつ重(1,570円)。


 カツはかなり煮込まれている。カツの上の玉子は実は分厚く、味付けは出汁巻きのように甘い。

 肉はかなり良い物を使っているのかも知れないけど、火が通り過ぎてパサパサ。ジューシーさは全くない。また、肉が厚い分、噛むと硬く感じる。脂身が口の中で溶けてなくなるのがせめてもの救い。

 
また、カツとご飯の間に敷かれている刻み海苔も不協和音と感じる。
 
そういえば、前回来たときはキャベツを付けてくれたけど、今回は付けるか聞かれなかったな。
 
★★★。相方は相変わらず、美味しい、美味しいと食べていた。 サイト: http://www.kimukatsu.jp/main/


6月10日(日)

 先日食べた新丸子にある
ふく屋のカツ丼がまた食べたくなって、チャリで行ってみることにした。

 湿度が低いこともあり、6月の晴れの日は本当に気持ち良い。また、水蒸気が少ないので、遠くまで見えるから、空が広く感じる。まるで、スペインの乾燥した台地のようだ。


 お店に到着し、中に入ると満席。また、ファミリーが多いので、お店全体がかなり賑やか。
 
しばらく待って、カウンター席に通された。

 これまでずっとそばが美味そうだと思っていたけど、セットメニューやミニカツ丼もないので試したことがなかった。
 しかし、
健康診断前だけど、思い切ってトライしてみることにした。ソースかつ丼800円)とセイロそば700円)を注文。


 前回のかつ丼よりカツのボリュームがすくないな。玉子とじじゃないから、そう感じるのかもしれない。
 こちらも前回ほどではないけど、
肉の断面にはほんのりピンク色が残っている。

 
肉は練り物のように柔らかい。カツ丼とは使っている場所が違うのかな?
 
カツにとんかつソースが載っているのかと思ったら、ウスターよりあっさりとした、ほんのり甘いソースがカツ以外にかかっている印象は悪くない。

 
そばは細くて腰がある。そしてすごい量。普通の店の倍くらい、いわゆる名店の3倍はあると思う。
 
一方、そばツユが濃すぎるな。薄いよりは良いけど、半分もつければ塩っぱく感じてしまう。

 
ワサビはひどい。スーパーで買った刺身についているものを使っているのではないかと思うくらい。
 
そば粉にはこだわりがあるようだけど、ワサビにはこだわりがないようだと思われる。

 
全体的に量が多くて、他店だったらカツ丼の大盛りにセイロの大盛というところ。
 結構厳しかったけど、もちろん完食。

 私の隣で大盛りのセイロを食べていたオジサンがたまたま、大将にセットメニューか、ミニ丼を懇願していたけど、大将は苦々しい表情で聞き流していた。なんで? ぜひともご検討いただきたい。
 ★★★★。カツ丼の方は前回ほどは感動しなかった…。


6月16日(土)

 相鉄 西谷駅からちょっと外れたところの町田街道沿いにある
らーめん 丸一は、前々からチェックしていたけど、時間が中途半端だったり、カツ丼を食べた後だったりして、なかなか入れなかった。
 でも、店構えからして、きっと美味いラーメンを出しているに違いないと思っていた。丸一というくらいだから、鶏を丸々寸胴に入れて作りだす、鶏ベースの塩ラーメン辺りかと考えていた。

 この日は朝から雨で、相方と昼はラーメンにすることになり、いってみることになった。やっとお店に入れた。
 店内はカウンター席のみ。ラーメン通好みのレイアウトである。

 券売機の前でどれにしようか二人で考えていたら、お客がドンドン来たので、二人とも全部載せ(のり8枚、味付玉子、チャーシュー3枚丸一ラーメン900円)を選んだ。
らーめん600円
餃子はやっていない。
 カウンターに置かれたニンニク、生姜、豆板醤でこの店が家系だと気が付いた…。まあ、良いか…。

 暫くして運ばれてきた。
 
海苔で麺が見えない…。海苔をドンブリの淵に立てると…ほうれん草も載っているし、やっぱり家系なんだ…。


 鶏油で湯気が立たない…。
 
家系にしては獣臭くなく、マイルド。でも、物足りなさは全く感じない。塩分も控えめ。
 でも、スープはしっかりしていて、思わず唸ってしまった。

 
最近、家系はあまり脚光を浴びることはないけど、家系としてはトップクラスだと思う。
 (家系として)
★★★★★


6月17日(日)

 神谷町に髪を切りに行く途中、小田急・経堂駅そばの
とんかつ とん久に寄って行くことにした。

 いかにもとんかつ店という感じの店構えと店内。年期は入っているけど、整然としているので居心地は悪くない。
 70才はいっていると思われる、老夫婦によって切り盛りしている。余計な心配だけど、後継者はいるのか気になる。
 客層は40才オーバー。

 
メニューを見ると、とんかつ定食として一番安いのがロースカツ定食で1,890円。ヒレカツ定食は1,990円。
 
一番安い定食はカツライス定食で1,470円と全般的に高め。

 
カツ丼は載っていなかったので、念の為に聞いてみたけど、やはりカツ丼を見下したような口調で『やっていない』との返答。お客が食べたい物を念のために確認してはいけないのか…? 仕方ないので、ロースカツ定食をお願いした。


 甘くて香ばしい香りがする。
 
肉は柔らかい。ジューシーではないけど、パサついている訳ではない。
 
衣は軽く肉を包みましたという感じで、すぐに剥がれる。

 
カツに添えられている千切りは、キャベツじゃなくてレタス。
 
ご飯、味噌汁も上質だけど、値段を考えればこんなものかな? ★★★★


6月22日(金)

 日本には美味いタコスがない…。
 だいたいの店では、ナチョスのような大きいチップスにサルサソース風な具を載せてタコスと呼んでいる。

 一方、
メキシコで食べたタコスは本当に美味かった…。
 写真は2005年7月27日にシティーにあるTaqueria Tlaquepaque というお店で食べたタコスの写真。小振りながら、5枚でUS$3。コロナビールがUS$2。たった5ドルで天国に行くことができる。もちろん、他のお店でも、カンクンでも最高のタコスをいただいた。
 本場のタコスに比べたら、日本で出されるタコスは全く別の料理である。


 そもそも、この前(3月3日)レポートした原宿のフォンダ・デ・ラ・マドゥルガーダだって、全然美味しくなかった。お店の雰囲気だけ。

 もう、カツ丼をやめて、タコスに集中しようかと思ったくらい。日本にだって、1軒くらいは美味いタコスを出す店はあるだろう。
 まあ、それはともかく、下北沢にある
メキシコレストラン テピートに行ってみることにした。
 このお店は
トウモロコシで作ったマサを使ってタコスを作っているとのこと。本格派である。もちろん、期待は高まる。

 場所は下北沢駅からちょっと歩いた先にあるビルの2階。結構、地味なロケーション。
 店内は薄暗く、雑然としている。広さの割には席数は少なく、スペースにもゆとりがない。

 陽気なメキシコ人と思われるちょっと年配の女性がスペイン語を絡めてオーダーを取りに来た。

 まずは、お通しのチップスとサルサ。
 仕事帰りだったこともあり、カメラを持ってくるのを忘れてしまった。ただでさえ、店内が暗くて、美味そうな写真を撮るのが難しそうなのに、ブラックベリーなので、美味そうには全く見えないなあ…。


 2枚目の写真はタコス(豚の皮 950円)。メキシコで食べたようなタコスを期待していたので、正直、これがタコスとは気が付かなかった。なかなかタコスが運ばれてこないので、『遅いなあ…』といっていたら、相方にもう食べたといわれて気が付いた…。

 タコスにはトウモロコシの粉を使ったマサを、それ以外の料理には小麦粉を使用しているという。確かに最初に食べたトルテージャはその後に食べた
ソぺス(1,000円)とは違っていたとは思ったけど、メキシコで食べたようなトンガリコーンのようなトウモロコシの香ばしさは感じなかった。

 そのソぺスはそれほど期待していなかっただけに、一番美味しかったかもしれない。野菜が多くて軽いし、ヘルシーな仕上がり。



 お店のサイトにはタコスとかは写真入りで載っているんだけど、肉料理はほとんど載っていない。上の左の写真は多分
アラチェラ(メキシコ風ハラミステーキ 1,800円)。正直あまり記憶に残っていない…。まあ、普通に完食したと思う。

 
チョリッソとポテト炒め(1,450円)はお奨めということなので注文してみたけど、パフパフで全く美味いと思わなかった。どんな料理かわかなかったけど、これで1,450円は高すぎる。680円位が良いところ。でも、後で急に腹が一杯になったのはこの料理のせいかもしれない。

 メニューを見ていたら、
ファヒータ(2,100円)が載っていることに気が付いて、追加注文。しかし、料理が出される頃はほぼ腹一杯。正直作っていただいた方に申し訳ない。初めて入ったお店、特に外国料理はボリュームが分からない。さらにメキシカンは急に腹が一杯になるから要注意だな。

 会計したら、なんと
9,700円だった。確かにちょっと頼み過ぎたけどね。一方、煮込み料理も試してみればよかったと思う。
 あまり知人にはお奨めできないので、
★★★かな。 サイト: http://www.tepito.jp/


6月23日(土)

 昨晩は食べ過ぎたけど、この日も高円寺駅そばにある
とんかつ 田むらにチャリで向かった。
 この辺りはラーメンのレベルが高いけど、カツ丼のレベルも高いのかな?駅周辺には結構な数のとんかつ店がある。

 
店内はとんかつ屋というよりも、学生街の定食屋という感じ。女将さんはいるものの、女性客独りで入るのは難しいだろう。
 
ランチタイムはいろいろなセットメニューがあるけど、カツ重750円)が載っていたので、こちらを注文

 
お客は男性だけで4人。私以外はビールと定食を注文している。(生が400円と、ちょっと安いからかな?)
 
細長い店舗で、奥のテレビに向かってテーブルが4つ並んでいるけど、全てのテーブルに男性客が座りテレビ(NHK)を見ているのはちょっと異常。まるで、運転免許の更新時の講習中のような雰囲気…。

  

 調理にかかっていた時間からして(後から来た客の方が早く出されたくらい時間がかかった)、カツは揚げ立てだと思うけど、かなり煮込まれていて、その面影もない。

 
一方、肉は厚くはないものの、かなり柔らかい。また筋など全く感じない。
 
味付けは甘めだけど、癖がないので気にならない。
 評価は
★★★やっぱり学生街のキッチンという感じで、味噌汁のレベルも低い。



 晩飯もカツ丼。
 これまで横浜・都筑インターそばにある
とんかつ 藤よしになんども週末の昼間に行ったけど、いつも営業していなかった。

 この日は相方が職場の飲み会があるというので、今度は夜の部にクルマで再度行ってみることにした。
 もしかしたら営業していないかもと心配していたけど、営業中であった。良かった。

 店内に入って、席に着く。メニューを見ると、夜はとんかつ居酒屋という感じ。でも、そばに駅があるわけでもないし、地理的にいって飲みに来る客がそんなにいるとは思えない。
 ただし、店内はとんかつ店らしく、スペースもゆったりしているので居心地は悪くない
 
ロースカツ重1,200円)を注文。ヒレカツ重1,300円)もやっている。

  

 蓋を取ったら、カツが表面を覆っていた。そのカツはかなり煮込まれているので、衣はグダグダ。
 しかし、肉を見るとかなり分厚く、食べてみたら、柔らかくって、弾力があり、そしてジューシー! とんかつで食べたら相当美味いと思われる。

 
玉ねぎは半生でシャキシャキ。味付けは気持ち甘めだけど、それほどには気にならない。
 
カツはどこを食べても柔らかいけど、味と食感は一緒。ベトッとした食感は残念。
 
カツもご飯もボリュームがある。味噌汁にはシジミが入っているし、値段はむしろ安く感じる。

 煮込まれているカツが好きか嫌いかで大きく評価が分かれるところ。私は嫌いなので、★★★


6月26日(火)


   この日から3泊4日で中国・蘇州に出張になった。
   いつも晴れ男の私だけど、なんとか羽田では
  とても爽やかな朝を迎えることができたが、上海空港
  に着いたら大粒の雨が降っていた。
   まあ、無事に到着できて良かった。
 
   実は世界一周旅行で香港・マカオは行ったことが
  あるけど、中国本土は今回が初めて。ちょっとドキドキ
  している。
 
 
 

   別の便で羽田から来たサプライヤーと空港で
  合流し、先方手配のクルマ(オンボロ・シボレー)で
  蘇州に向かう。
 
   噂には聞いていたけど、クルマの運転はみんなで
  F1レースをやっているのではないかと思うくらい荒い。
   でも、中国に詳しい人に聞くと、これでも道が良く
  なった分、マシだという…。
 
 
 
 
  


   1泊目と2泊目は先方手配のために、
ニュー
  シティーガーデンホテル
(New City Garden Hotel)
  に宿泊。実はコーポレート割引の値段を見たけど
  それほど高くはなかった。
 
  もちろん、部屋もその他の面でも充分の品質。
  4つ★の評価のサイトも多いけど、シャワールームの
  他にも外を見下ろせるバスタブもあるし、いうことなし!
 
 
 
 

   晩飯には早いので、ホテルのラウンジで打合せを
  行っていたところ、少なくとも1ドリンクは注文してくれ
  ないとウエイトレスさんにいわれてしまった…。
   仕方ないので、取引先の1人がエスプレッソをダブル
  で注文したら、
普通のエスプレッソが2杯出てきた…。
 
   結構教育されているように見えるホテルでも中身は
  この程度なのだろう。
 
 
 
 

   工場から来た現地の営業部隊と合流し、夕食に
  向かった。
 
   入ったのは
ZEN CHINESE CUISINE (香港采蝶軒)
  という店で帰国後調べたら、上海でも人気があるお店の
  ようだ。
    確かに、店構えも店内も正直ここが中国?と思うくらい
  しっかりとした出来栄えだった。
 
 
 


 料理はドンドン出てきて、皆で分け合う。しかし、ロブスター(左)や骨付きカルビ(右)はケンカしないように人数分が運ばれてくる。もしかしたら、追加注文したのかな?

 味はどの料理も美味しい。しかし…正直いって、どの料理もあまり変わり映えがしない。というか、面白みがない。
 恐らく、現地としてはかなり高級な店なのかもしれないけど、その実感がない。
 敢えていうなら、写真のカルビは硬かった…。

 食べる前に美味いだろうな、という料理は美味いし、美味そうではないな、と思う場合はみな美味しくない。 

 現地でデートに使うなら良いのかもしれないけど、日本から来たマニア系にはかなり物足りない。値段は安くても良いから、もう少し現地の素材を使ったユニークな料理を食べたかった。
 なんだかんだで、黒酢を使った(のが蘇州料理の特徴のようだ)酢豚(中)が一番美味かった。
 
★★★★。でも、もちろん文句の付け処はない。 住所: 蘇州工業園区星漢街108号 電話: 0512-6763-4567


6月27日(水)


   この日も雨。
   でもまあ、昼間は仕事だし関係ないか。
   泊った部屋からは蘇州体育中心体育場が見える。
 
   中国の朝のラッシュ時にはチャリが道幅一杯に
  広がるシーンが見れるのかと思ったけど、意外に
  普通。ちょっとバイクとチャリが多いくらい。
 
 
 
 
 

   中国の朝のラッシュ時にはチャリが道幅一杯に
  広がるシーンが見れるのかと思ったけど、意外に
  普通。ちょっとバイクとチャリが多いくらい。
 
   でも、日本みたいに傘をさしながら乗っている
  人はいない。皆カラフルなポンチョを着ている。
   この辺は日本も見習うべきだな。
 
 
 
 
 

   購入先の工場での打合せが終わり、夕飯まで
  時間があるので、一度ホテルに帰ることに。
 
   帰りのクルマはアウディの高級セダンだったので、
  余裕のドライビングかと思ったら、結果は同じ。
   隣りの車線に自分が入れるスペースがあれば、
  クラクションをガンガン鳴らして車線変更して行く。
   
全く急いでいないのに…。
 
 
 
 

   中国に来てビックリしたことのひとつが、
バイクが
  夜間ヘッドランプを点灯しないで走っている
こと。
 
   ガソリンで発電して走っているんだから、中国人は
  本当にバイクのことを知らないなあ…意味ないじゃん
  …と笑っていたんだけど、なんとみんな
電動バイク
  とのこと…。
   それならわかるけど…。
 
 
 
 

   今回の蘇州出張で一番驚いたのは、
日本の4大
  
バイクメーカーのバイクをほとんど見なかったこと。
  見ても10年以上前に発売された古いモデルが多い。
 
   なんでも中国政府がガソリンエンジンのバイクの
  使用を禁止したとのこと。また国産の電動バイクであれ
  ば2~3万円で購入できるのも大きいとのこと。
   電動バイクは自転車扱いで免許がいらないことも
  ここまで早く普及した理由の1つだとのこと。
 
 
 
 


 連れて行ってもらったのはシャングリラ ホテルにある 香宮(Shang Palace) というお店。昼食は会議が伸びたために、デリバリーのピザだったので、なおさらテンションが上がる。
 クラゲの前菜や、北京ダック、蘇州の淡水魚、蘇州由来の黒酢を使った酢豚、小龍包など、いろいろな料理を出されるので、回転テーブルで皆で分け合いながら頂く。ちなみに、回転テーブルを開発したのは日本人だという話になり、プチ盛り上がる。

 一方、昨晩連れて行ったお店でも同じような印象なのだけど、やっぱりどんなに美味しい中国料理も正直インパクトに欠ける。B級グルメ扱いになってしまうけど、台湾に行った時に食べた
ビーフンは衝撃的だった。食べ物の価値観が変わるくらいの影響力があった。

 という意味では、最後に出てきたカラフルな掛けご飯のような料理は独特で面白かった。味ももちろん美味しかったけど、食べる場所で味が様々に変化する。でも、地元の人たちは全然箸を付けていなかったから、それほど珍しくはないのかな?
 ホテルのサイトでメニューを確認できるので、料理の名前を調べようとしたけど、写真がなくてなんという料理かわからなかった。
 こちらも
★★★★。でも、もちろん美味い!


6月28日(木)

 この日は同じ蘇州にある別の会社に向かう。
 お昼はその会社の食堂でいただくことになっていたけど、近所の日本食料理店
かっぽぅ 都 に連れて行ってくれた。店名の『ぅ』の扱いからして、オーナーは中国人で、日本人は経営には関係していないようだ。
 でも、その割には日本人客が多い。


   面白いのが、料理の値段。私が注文したのは
  もちろん
カツ丼定食(50元 620円位)。同行して
  くれた方は
鰻丼定食(60元 744円位)で、たった
  10元(124円くらい)しか違わない。
さば塩焼き定食
  だって50元。
   なので、この店を訪れる時は、いつも鰻丼定食
  を注文しているという。材料の値段はあまり変わら
  ないということなのかな?
 
 
 
 

   どんな料理が運ばれてくるのか心配だったけど、
  意外と普通な構成。
 
   カツの具合は評価に及ばないけど、例えば自分が
  蘇州に駐在していたら、普通に食べられると思う。
 
   セットで付いてくる茶碗蒸しだって、極めて普通の
  味付けと具材。
   
★★★。海外としたら、かなり頑張っていると思う。
 
 
 

   お店を出ると、道路沿いに緑色の自転車がずらっと
  並んでいた。
   ショッピングセンターで自転車を貸しているのかと
  思ったら、中国政府(もしくは地方自治体)が運営して
  いるとのこと。
   自転車自体を見てみると、意外と新しく、タイヤの
  空気もちゃんと入っている。巡回してメンテしている
  のかな?
 
 
 
 

   スイカ・パスモのようなカードシステムを採用
  していて、料金を事前にチャージする。
   基本は使うたびに料金が引き落とされるの
  だけれど、使用時間が短ければ無料となる
  とのこと。
   電動バイクにはビックリしたけど、こちらも
  流石の展開だと思う。正直、中国政府を見直
  した。パワーとスピード。日本政府に最も欠けて
  いるところである。
 
 
 

   昨晩までのホテルは出張先の手配だったので、
  
書香世家(Scholars Hotel)にお引っ越し。
   紹介してくれた訪問先からは『いいホテルでしょう?』
  と何度も聞かれたけど、室内は調度品は痛んで
  いるし、壁紙もあちらこちらで剥がれている…。
   どうやら、最近訪問先はこのホテルを使ってなくて、
  蘇州は湿気が多くて、建物が痛みやすい一方、中国の
  建築物の耐久性が低いのも悪影響を与えているようだ。
   これでも1泊5,181円(400元程度)。
 
 
 

   取引先が晩飯に付きあってくれるというけど、
  まだ約束した時間までかなりあるので、独りで
  周辺を歩き回る・
 
   周辺は至る所で高層ビルが建てられている。
   正面の建築中の建物は、パリの凱旋門を模して
  作られている。かなり高いけど、近くで見みると
  各フロアに人が入れるようだ。
   どのような空間になるのか楽しみ。
 
 
 

   ということで、時間もあるので、取引先に教えて
  もらった自転車屋さんに向かう。 
 
   3軒教えてもらったのだけど、最初の店は
メリダ
  (美利達自行車)
の専門店だった。たまたま看板
  を付け変えていた。
   置いてある自転車も基本はメリダ。でも、オルベア
  やクォータなども取り扱っている。
 
 
 
 

   例えば、メリダ O.NINE 3000D が26,800元。日本円
  だと、12.40円で計算しても、332,320円。
   サイトで調べると、定価が399,000円と、それほど
  中国での価格と比べて変わらない。台湾のレポート
  で報告したけど、やはりメリダは台湾で買うに限る
  のかな?
   オルベアのアクアは10,900元と書いてあるけど、
  ホィールがフルクラムなので、シマノが使われて
  いる日本仕様とは異なるようだ。
 
 
 

   1階の1部と2階には結構マニアックな用品が売られ
  ている。私が今使っているOGKのレジモスが1,719元
  なので、21,316円。日本での定価は26,000円(税抜き)。
   最近は結構割引されて売られているので、わざわざ
  蘇州で買って帰るのは意味ないな。クレームもでき
  ないし。
   でも、探していたシマノプロのスタンダード・ハンドル径
  対応のステムが安かったので買ってしまった。
 
 
 
 

   次のお店はもっとマニアック。
   お店の名前は
シルバーストーム(SILVERSTORM)
 
   結局、なにも買わなかったけど、用品とかをみている
  だけで楽しい。
   一方、完成車の方はあまり興味を引くモデルはなかった。
  確か、ジャイアントとかの廉価モデルが多かったと思う。
   蘇州に駐在している日本人が初めてロードモデルを
  買うのには良いかも
 
 
 

   

 3軒目はそばにあるショッピング・センター内にある。外は倉庫のように味気ない建物だけど、中はかなり今風の作り。正直、中国にいるとは思えないくらい。

 一方、売られているものを見てみたら、やっぱり
コピー天国ダイソンの羽のない扇風機(日本だと定価は39,000円)もコピーされていた。品辰(Panshiny)だと528元(1元12.40円で約6,600円)。安い!?


   かなり歩き回って、お店を発見。
トッレク・ストア
  だった。お店は高級感があるけど、一方三輪車も
  大々的に販売している。用品はトレック系のブランド
  だけ。マニアには面白みがない。
 
   販売価格を見てみたら、マドン 4.5が16,980元。
  12.40円で計算したら、210,552円。日本では約23万円
  だから、ほぼ同じ。わざわざ中国で買って、持ってくる
  ような値段ではない。長居はしないで、店を出た。
 
 
 

   約束の時間まで一旦ホテルに帰って休憩しようかと
  思っていたら、訪問先から携帯に連絡があり、ホテル
  に着く前に合流した。便利になったものである。
 
   しめしめ、先方は1人だけである。ここぞとばかり
  お昼休みに聞いた『
蘇州そばを食べたい』と連呼した。
   相手は本当に良いのですか?といっていたけど、
  しぶしぶ(?)受け入れてくれた!
   入ったのは東呉面館 天虹店
 
 
 

   訪問先にどれを食べたいですか?と聞かれた
  けど、メニューを見てもわからない…。
   結局、中国語で注文して、10元支払っていたけど、
  なにを注文してくれたのかは分からなかった。
 
   麺は事前に聞いていた通り、日本のそばのように
  ストレートでザックリとした食感。断面が丸いので、
  包丁で切ったのではなくて、押し出したのだと思われる。
 
 
 
 

   スープはほんのり甘くて、とても優しい感じ。切れは
  ないけど、物足りなくは感じない。表面に脂が浮いている
  のが意外な感じ。
 
   目玉焼きの下には、大きなチャーシューというか、
  トロトロに煮込まれた肉片が隠れていて、箸で簡単に
  切ることができる。脂の部分は煮こごりのようになって
  いるので、好みが分かれるだろう。
 
 
 
 

   特に特徴のないラーメンだったけど、面白いことに
  帰国後無性にもう一度食べたくなる時が何度かあった。
 
   接待先はこれまで、いろいろな人を接待してきたけど、
  ラーメンに付きあって、こんなに喜んでもらったのは
  初めてだと、苦笑いしていた。
   蘇州そば1杯125円。
2人で250円の接待に大満足!
   でも今思えば、餃子とかも試してみたかったな。
 
 
 
 

   予定より晩飯が早く終わったので(せいぜい15分)、
  その後は市街地に連れて行ってもらうことになった。
   『タクシーで行きますか? 地下鉄にしますか?』と
  聞かれたので、もちろん地下鉄でお願いした。
   訪問先も私の好みを分かってきたようである。
 
   写真は地下鉄の入口。右手奥からエスカレータで
  降りて行く。
 
 
 
 

   チケットの購入は極めて簡単。
   駅名だけ分かっていれば、悩まずに購入できる。
 
   韓国ソウルも見習って欲しい。
 
 
 
 
 
 
 
 

   改札も日本と同じタッチタイプ。
   というか、デザインがとてもクリーンで、かつ可愛らしさ
  も感じる。むしろ日本のJR・私鉄の方がデザインでは
  遅れていると感じる。
   とてもまとまりが良いので、海外のメーカーから購入した
  のかも。
 
   日本の駅周りのデザインはなんとかならないのかな?
   無味乾燥しているだけでなく、とても煩雑だと思う。
 
 
 

   平江区にある
観前街に到着。地下鉄の駅からすぐ。
   写真正面のホテルの並びには、昔、秋葉原にあった
  ような、小規模の店舗がひしめきあっているビルがあり、
  本物か偽物か分からないけど、パソコンやスマートフォン
  などが販売されている。
 
   また有名ブランドのコピー品を販売している店舗も
  いろいろあり、冷やかしで見学させてもらった。
 
 
 
 

   街自体は蘇州の渋谷という説明を受けたけど、空が
  広いので、なんだかラーメン博物館のようなイベント
  会場に来てしまったようなハリボテ感。
 
   ここが日本だったら絶対に入らないようなお店が
  並ぶけど、平日の夜だというのに結構人が溢れて
  いる。
 
 
 
 
 

   一番の観光スポットである
三清殿
   由緒があり、建立時にもいろいろあったようだけど、
  やっぱり閉まっていた…。
 
   写真には親子でシャボン玉で遊んでいる姿が映って
  いるけど、実はお寺の左側には露店のようなお店が
  並んでいて子供向けのおもちゃなどを売っている。
   まあ、浅草のようなノリです。
 
 
 
 

   日本や韓国と同じように、ここ蘇州でも繁華街には
  屋台のようなお店が並ぶ。
 
   なんだか、ここの通りは原宿の竹下通りやソウルの
  明洞のようなノリがある。
 
 
 
 
 
 
 

   無茶苦茶試したかったけど、同行の方が食が細い
  方だったので、注文できなかった…。
 
   今度はタクシーに乗せていただき、ホテルのそばに
  あるライブ・ハウスでビールを一杯頂くことにした。

   相変わらずタクシーの運転は荒いけど、その駐在員に
  よれば、
一番運転が荒いのが、路線バスの運転手
  とのこと。親方日の丸じゃないけど、バスの運転手も
  役人なので、態度がデカイらしい・
 
 
 

   今度はタクシーに乗せていただき、ホテルのそばに
  あるライブ・ハウスでビールを一杯頂くことにした。
 
   なかなかライブが始まらないなと思っていたら、右側
  に映っている男性のギターの練習のような演奏が始ま
  った。
   暫くしてから女性が出てきたけど、歌が美味いわけでも
  なく、なんだか盛り上がらない
   ビールがなくなったので、店をでた。
 
 
 

6月29日(金)

 この日はタクシーで上海空港まで行って、飛行機で羽田に帰るだけの余裕の移動日。特にレポートするネタもないと思っていた。
 まずはホテルのフロントで料金メーター付きのタクシーを呼んでくれと頼んだ。フロントの男性が上海空港までだと700元はするといっていたけど、ホテルが呼ぶタクシー会社なのだから、そんな酷いクルマが来たりしないだろうという期待もあった。


   しかし、フロントの男性は電話もしないでドアマンに
  合図。そのドアマンが通りまで歩いて出て、数分後に
  オンボロのワーゲン製のタクシーを連れてきた…。
  なんと、
リアシートにはシートベルトもない…。
 
   しかも、乗車した瞬間、『500元?』と聞いてきた…。
  絶対に値切れると思ったので、ちょっと交渉したけど
  面倒になったため、500元で行ってくれといった。
 
 
 
 

   料金メーターは最初から全然動いていなかったけど、
  なんとか500元でレシートを印刷するのだろうと思って
  いた。でも、なんだか心配になってきた。

   なので、ドライバーに聞いたら、『…大丈夫…』という
  返事だったけど、グラブボックスを確認したりとかなり
  怪しい…。
 
 
 
 
 
 タクシーが上海に到着。そうしたら、運転手が何枚も何枚もレシートを印刷し出した。高速代は掛っていたから、何枚かになるだろうと思っていたけど、合計が500元を超えていたのでお金を払った。そしたら、運転手は
ニターっと笑って走り去って行った…。
 しかし、後でレシートを確認したら、私が乗る前の客の分が何枚か混ざっていた…。

 帰ってから会社で相談したら、以後気を付けるようにということで穏便に扱ってくれたけど、下記の点は要注意!
  ① 料金メーター付きのタクシーに乗って、ネゴをしないのなら、ちゃんとメーターが動いていることを確認。
  ② 会社のためにネゴって乗るのであれば、白タクに乗車する。白タクの方が事前に領収書を用意している。

  いろいろあったけど、全く予期しない発見があって、とても楽しい出張だった。そして、いろいろ勉強になった。


6月30日(土)

 
朝起きて、テレビで途中下車の旅をみていたら、東中野にあるレストラン イトというお店が紹介されていた。
 
看板オリジナルメニューのボンボーヌミニサラダ、カップスープ付きで800円)という、ひき肉を鉄板の上に敷いて、オーブンで焼き上げた料理が無茶苦茶美味そうだ。

 
今度行ってみようかな』と思ったけど、だいたいそういう場合は、一度も行かずに終わる場合が多い。
 
出張の疲れはあるし、空は曇っていて今にも雨が降り出しそうだけど、思い切って当日にチャリで行ってみることにした。
 
やっぱりこういう行動力(ノリ)って仕事でも、プライベートでも必要だと思う。

 店頭には短いけど行列ができている。店内はカウンター席が10席のみなので回転が悪い。
 お休みは
毎週木曜日とのことだけど、木曜日もランチタイムは営業しているので、お休みは木曜日の夜だけということになる…。頭が下がる思いです。

 
ほとんどの客がボンボーヌを注文しているけど、生からオープンで焼くので時間がかかるようだ。
 
オープンが空いたら、待っている客に注文を聞いて、席に着く前から作りだして、時間の短縮の努力はしているようだ。

 一方、奥様と思われる女性はボケ~っとずっと立っている(夫(
志垣 太郎さんに似ていると思う)の働く姿を後ろから見つめている)。なんだか、お客が増えたので、嫌々お店に立っているようだ。正直、皿くらい洗えば良いのに(手が荒れるから?)。水出しと会計だったら、小学生でもできる。

 お店に到着してから、
1時間待ったところでボンボーヌが運ばれてきた。やっぱり美味そうだ。待った甲斐があった。


 使っている材料からして、ハンバーグみたいな料理だと思っていたんだけど、むしろ柔らかい鶏肉のような食感。ひき肉を結構しっかり鉄板に押しつけているからかな?

 そして、上に掛るチーズやソースの味はしっかりしているけど、軽くて、しつこくない。後はあまり覚えていない
 気が付けば、
あっという間に完食!
 
料理的にはイシチャンにレポートして欲しいところだけど、残念ながらボリュームはそれほどない。
 いい換えれば、
食後にまた走り出すにはちょうどよい量。
 
満点にしたいところだけど、通りに看板を出している店は好きじゃないので ★★★★


博多に蘇州と結構食べまくりました。
また、いろいろな発見もありました。
来月からは地味にカツ丼レポートを
続けることにします。


< To Be Continued >


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