『やっぱりカツ丼!』 2012年1月〜3月
★★:普通です ★★★:なかなかです ★★★★:お奨めです ★★★★★:おいしい店を教えてください
謹賀新年!
今年もお付き合い、よろしくお願いいたします。
初詣はいつもの鎌倉八幡宮。
でも、今年はおみくじを引きませんでした…。
昨年、新年早々ヤル気に燃えていたのに、おみくじで
凶が出たら、想像以上に凹んでしまったから…。
今年は自分を信じてカツ丼道に邁進していきたいと思います。
年内、神奈川制覇!やりまっせ!
1月5日(木)
新年を迎え、カツ丼もしばらくはお休みモードだったけど、そろそろ新年のスタートを切ることに。
ということで、事前にチェックしていた店に行ってみたけど、まだまだ正月休みの店が多く、カラ振りが続いた…。
半分諦めたところ、カーナビで検索して出てきた、とんかつ のざわに行ってみたら、営業していたので入ってみることに。
かなり年季の入った店内。もろに昭和。古いだけでなく、黒光りするような趣がある。
メニューを見ると、かつ重は700円。安い! でもロースかつ定食は1,050円だから、あまり期待できないな…。
美味い! 肉は薄いけど、値段を考えたら納得。なんといっても、控えめな味付けがたまらない。
カツはしっかり煮込まれているけど、揚げたてなので、気にならない。
むしろ、あっさりとした煮汁を吸い込んでいるので、味の調整をしながら食べていると、あっという間に完食。
評価は ★★★★の下の方。できれば1,000円くらいで、肉の厚い上かつ重をたべてみたい。
住所: 横浜市神奈川区平川町27-8 電話: 045-481-7820
1月8日(日)
先日発見したとんかつ おおぎに行ってみたら、営業はしているけど、駐車場が見つからない。
100円パーキングもそばにはなく、かなり離れているパーキングでさえ満車だった。
仕方ないので、そばにある勝よしに行ってみたけど、看板は出ているものの、廃業したようである。
事前に調べたのは以上で終わり。あてもなく、クルマを走らせていたら、そば処 富士見庵を発見。
あまり期待できそうもないけど、駐車場も隣りにあるし、入ってみることにした。
まるでフランチャイズ系のそば屋という感じの店内。メニューをみると、なんでもある感じ。
カツ丼(800円)。カツ丼セットは1,000円。
まずはそばを頂くと、ちょっと太めで、硬いけど、喉越しもよいので、悪いデキではない。
カツ丼の方は明らかに作り置きか、買ってきたカツで、衣は簡単に剥がれるけど、肉は柔らかくて、味付けもちょうどよい。
一方、そばのワサビは小袋のまま出されるし、肉の端っこには硬い筋があったけど、文句をいいだしたら切りがない。そば屋のカツ丼だったら、こんなものかな。★★+。
1月9日(月)
会社のカレンダーで、土曜出勤した代りに、この日はお休み。先日、駐車スペースが見つからなかったために、入店できなかったとんかつ おおぎに行ってみた。今回入れなかったら、チャリで行くしかないな。
たまたま比較的そばの100円パーキングが空いていたので、クルマを停めて入店。
店内は昔ながらのとんかつ店という雰囲気。ウナギもやっているようだけど、注文する人はいるのかな?
カツ丼はないので、とんかつ定食(900円)をお願いした。
パン粉は細かく、衣は薄い。箸で摘まむと、簡単に肉から衣が剥がれてしまうのは残念。
肉は見た目より柔らかくて、両端はかなりジューシー。
かといって、また来たくなるようなレベルではない。
会計したら、ランチなので850円だった。でもまあ、それでも評価変わらずの ★★+。
1月14日(土)
仕事がなかなか片付かないので、休出することに。でも、せっかくの休みなんだから、昼飯はちょっと遠回りして相模原にあるかつ膳総本舗に行ってみることにした。
12時前にお店に到着したけど、外からは店内のお客どころか、店員も見えず…。照明も控え目なので、営業しているのかどうかわからない…。
思い切って、入口のドアに手を掛けると、扉が開いた。店内に入ると、ラジオがBGMで流れていたので、営業していることを確認できた。
しばらくしてから、女性店員が出てきて、席に通される。
メニューを見ると、カツ丼はヒレかつ丼御膳があるけど、ランチメニューにはロースかつ丼定食もあり、924円。ランチメニューは土曜日も注文できる。
ん!? 肉はとても柔らかいんだけど、カツはどう見ても揚げたてではなく、作り置きのようだ。ランチメニューだからかな?
とはいえ、生気のない衣は、パサパサした肉から簡単に剥がれるし、とんかつ屋のカツ丼としてはありえないデキ。
もしかしたら、作り置きの分がなくなったら、揚げたてに変更されるのかも知れないけど、客からしたら、いつ作り置き分がなくなるなんてわからない。さっぱりとした味付けが好印象なだけに残念、というか裏切られた気がする。
控え目に出された豚汁は具材を細かく刻んでいて、気遣いを感じ取れる。一方、端っこは脂身が多いためか、獣臭が強い。
評価は ★★。 これなら、近所のそば屋でカツ丼を食べた方がマシ。
1月15日(日)
以前から川崎駅前にはとんかつ 都という店があるのは知っていたけど、お店のロケーションから、チェーン店かと思っていた。年末にローラー作戦で、川崎を制覇できたのかどうか確認していて、お店のことをちょっと調べたら、どうやら川崎駅前に2店舗しか展開していないようだ。古めかしいウエブ・サイトが懐かしさを感じる。
そこで、クルマをそばの100円パーキングに停めて、川崎駅地下街アゼリア店に行ってみた。
午後1時になろうとしているのに行列ができている。同じ地下街に和幸があるのに、すごい人気。最近のとんかつ店とは思えない。しばらく店頭で席に通されるのを待つ。
3席ばかりのカウンター席に着いた後、メニューを見ると、カツ丼はやっていないようだ。
念のために、店員に聞いてみたけど、カツ丼はやっていないということなので、黒豚ロースかつ定食(1,260円)をお願いした。どうやら、この店のイチオシメニューのようである。
油切りを充分にやっているためか、あまり衣に油が残っていない。オーブンを使っているのかな?
肉はジューシーで柔らかくて、ボリュームも値段を考えれば納得。人気があるのも理解できる。
一方、ご飯の茶碗が小さい。お代わりはできるけど、もう少し大きい方が見た目にも落ち着く。なんだか、仏様に供する茶碗のように感じてしまう。
甘めのドロドロしたソースは自分の好み。少しフルーティーな感じがあれば、いうことないんだけどね。好みだとは思うけど。
女性店員達がテンションを上げて小走りで動き回るのは、活気があるけど、落ち着かない。
とはいえ、特に減点項目もないし、★★★★。 住所: 川崎市川崎区駅前本町26-2-414 電話:
044-245-1794
1月19日(木)
ビックサイトで開催されていた展示会へ調査に行ったので、帰りに下北で相方と合流。こちらからの一方的な提案により、お好焼・鉄板焼 だいこんまんという、昔からあるお好み焼き屋に入った。久し振りである。もう15年振り位になるのかな?
相方は、焼き上げたお好み焼きをテーブルまで運んでくれるスタイルは初めてだという。私からすれば、金を払うんだから、プロが焼くのは当たり前だと思うんだけど、お店の人件費削減のためか、関東でもテーブルで焼く店が当たり前になってきている。そのくせ、お好み焼き1枚が1,000円近くしたりするんだから、なんだか入店する度に割り切れない気持ちになる。
という意味では、この店は私には納得のスタイルである。
広島風のなどのメニューも気になったけど、今回は関西風お好み焼をミックス(950円)と特製太やきそば ミックス(950円)とともに、野菜炒め(780円)をお願いした。
まずは野菜炒めが運ばれてきた。味付けが絶妙で、まさにお好み焼屋の野菜炒めという仕上がり。真ん中の半熟目玉焼きを割ると、さらにこってりとした味になる。
2人で突いていたら、あっという間になくなってしまった。
その野菜炒めとほぼ同じくらいのタイミングで焼き始めたお好み焼きは、私たちが野菜炒めを完食するのを待っていたのか、かなり長い間火を通していたので、テーブルに運ばれてきた頃にはキャベツとかのシャキシャキ感はなくなっていた。
一方、粉物の生焼き感が嫌いな人も多いと思う。例えば、お祭りのお好み焼きはなんだか生焼で私は苦手。そういう人にはしっかりと火が通っているので、好い塩梅となるだろう。
味付けは濃いめだと感じたけど、これでちょっとでも薄くすると、物足りなく感じるんだろうな。
結構すごい勢いでお好み焼を食べていたところに焼きそばが運ばれてきた。こちらもちょっとこってりとした味付けだけど、悪くない。ビールにはちょうど合うな。
ビックリするような味ではないけど、期待通りの料理を味わえる。ある意味、懐かしい。結構満足!でも、写真を見ると変わり映えしないのはマイナス評価。★★★★。場所: 下北沢南口を降りて、そのまま5分位真っすぐ歩いて左側。
1月21日(土)
ネットで検索していると、横浜・センター北駅そばの商業ビルのフードコートに茶子溜りというとんかつ店があるようだ。なんだか期待はできそうにないけど、とりあえず行ってみることにした。
何度来ても、何年経っても、センター北駅は人の匂いがしない。よくいえば遊園地、悪くいえばマニアックさ全くなし。住む気なんぞ全然しない。
その駅のそばにあるノースポートモールの3階に行くと、思ったよりも広いフードコートを発見。予想よりもかなりこじんまりとした店構えの茶子溜りを発見。ネットで検索している時は分からなかったけど、福井のソースカツ丼のお店のようだ。
基本メニューは元祖 ソースカツ丼(並盛 490円)。丼物メニューは他にも荒挽 メンチカツ丼(同 490円)、一口チキンカツ丼(同 490円)などがある。そば、うどんもやっているけど、品定めもあって、オールスター丼ともいえるミックス丼(590円)を注文。
福井のソースカツ丼らしく、蓋の端っこからカツが覗いている。佇まいは福井のソースカツ丼というよりも、埼玉県小鹿野町の安田屋のわらじカツ丼といった感じ。蓋が浮いている感じがしないのが残念。(カツ丼の佇まい評論家?)
ロースも、チキン、メンチも見た目は同じ印象でどれがどれだかわからない。オールスター丼といったけど、オール福井丼といった感じ。 チキンカツは、他の料理で使った残りものの端っこだと思う。カツ特有の開き直りともいえる、堂々としたところはなく、半分腰を引いている。
そういえば、カツは堂々としている。同じような堂々とした料理でいえば、お頭付きの焼魚かな。キンメの煮付けなども堂々としている。大海老の天ぷらなどもスケール感は感じるけど、線が細い。
一見、堂々としているか、いないかは、面積で決められるように思われるけど、ハムカツなんて面積だけで、ペラペラ。田舎から出てきたばかりの書生(死語?)のようだ。
あっ!せっかくカツ丼を食べているのに。全然集中していない…。もはや、心ここにあらず…。
ロースは紙みたいというか、食パンを潰したような食感。甘くてちょっぴり酸味のあるソースは食欲をそそるけど、全体的にはかなり雑な感じ。
★★。 これでは福井のソースカツ丼の印象が悪くなる。
1月22日(日)
御殿場のアウトレットにいった帰りに、相方を説得して、こだわりとんかつ かつ榮に入った。
いかにもファミレス然とした店構え。なんの感慨もなく、店内に入り、席に着く。
そして、メニューを見て、ビックリする!!
高い!トンテキ定食が1,890円!
南大沢にある、東京ミートレア 東京トンテキだったら、1,000円も払えば、分厚くって、ジューシーなトンテキが食べれるのに!
と思って、念のためネットで検索したら、閉店していた…。
とはいえ、普通のとんかつの定食だって、1500円以上するのは尋常ではない。ある意味ローカルプライスなのかもしれない。仕方ないので、お店の定番と思われる熟成ロースかつ定食(150g 1,628円)をお願いした。好奇心の強い相方は、味噌ロースかつ定食(120g 1,502円)。
美味い!豚汁が美味い!これなら、1杯300円くらい出しても良いくらい。ご飯も美味いので、豚汁定食でも食べられそう。
一方、主役の肉も分厚く、柔らかくって、ジューシー。そしてボリュームも充分。脂身も口の中でさっとなくなる。値段が高かったので、クレーム・モードだったため、拍子抜けしてしまった。
しかし、相方の味噌カツのタレはかなり甘い。そして掛け過ぎ。サービスのつもりなのかも知れないけど、これならソースを別に出して欲しい。。
今回は普通のロースカツだったけど、大満足。ならば、メニューに載っている黒豚ロースかつ定食(2,650円)はどんな味なのか気になる…。だったら、この黒豚ロースカツでカツ丼を作ったら…。今晩寝れないかも…。
★★★★★。お茶を継ぎ足すのではなく、入れ替えたり、食後にほうじ茶を出したりするのは、さすが静岡県!
サイト: http://t-katsuei.com/ チェーン店かと思っていたら、御殿場店と裾野店しかないようです。
1月28日(土)
この前来た時にお休みだった、川崎市幸区にあるとんかつ 源平に行ってみたら営業していた。
ちょっと離れたところにある100円パーキングにクルマ停めたけど、ランドマークなどないので、迷子になりそうになる。
店内は思ったよりこじんまりしている。高級感など全くなく、部屋着の上にダウンコートを羽織って行ったんだけど、違和感は感じなかった。
壁に貼られたメニューを見たら、特製かつ丼(1,000円)が載っていたのでお願いした。他にはハンバーグ定食などもあるけど、基本は揚げ物料理。
すごく良い匂いがする。ご飯はクスクスのように硬く、パラパラ。でも柔らかすぎるよりはマシかな。香りだけでなく、味付けもちょうど良いんだけど、残念ながら肉が硬い…。
汁もきっちり切ってからカツを載せているけど、もう少しご飯にかかっていても良いと思う。
端っこは柔らかく、脂身も癖がないので、とんかつで食べたら美味いかも。★★★。
近所に住んでいたら、常連になってしまうかも。
2月4日(土)
ローラー作戦によりリストアップされたお店をチェックしていると、横浜・藤が丘にある、とんかつ 勝美というお店には入ったことがなかったので、行ってみることにした。
着いてみてガックリ、これまで何度か来たけど、発見できなかったお店…。これまで、他店でも何度もあったけど、すでに閉店しているのかも知れない…。
でも、タウンページにも登録しているのだから(広告料を払っているのだから)、念のため周辺をゆっくり走っていたら、マンションの間クルマも通らない細い路地の真ん中にお店の幟を発見。100円パーキングにクルマを停めてお店に向かった。
店内はちょっと狭いけど、典型的なとんかつ店という感じ。
メニューを見ると、その店の基本メニューが書かれる右端にメンチかつ定食(800円)が載っている…。おもしろいことに、ロースかつ定食(850円)は真ん中あたり。
メンチかつがイチオシメニューなのかと思ったけど、よく観察すると値段の安い順に載っているようだ。なるほど。
カツ丼(800円)は左端に手書きで追加されている。この店に置いての位置づけを察することができる…。
そんなに小綺麗なわけでもないのに、中年や学生などの男性客だけでなく、女性客も入ってくる。昼間から飲み始めているオヤジが吸っているタバコが店内に漂っているのに不思議な気がする。
見た目はそば屋のカツ丼のような仕上がり。
食べてみても、衣は煮込まれ、カリカリ感はない。肉も火が通り過ぎて、硬くなっている。味付けはカツ丼も味噌汁も薄口で、正直物足りない。
正直、評価は ★★+位だけど、火の通りは好みもあるから、★★★ とします。
2月5日(日)
これまでチェックしていたけど、一度も行ったことがなかった玉川学園前の駅前にあるとんかつ 朱毬に行ってみたけど、お休みだった。土曜日の夜と日曜日はお休みのようだ。
仕方ないので、町田にあるとんかつ割烹 はなたつに行ってみたけど、こちらもお休み…。どうやら、この日はとんかつと相性が良くないようである。
少々脱力気味で町田の市街地に向かって歩いていると、人通りの少ない路地にラーメン店が突如現れた。お店の名前は白河手打中華そば 一番。…だと思っていたんだけど、ネットで検索した結果、店名は一番いちばん(イチバンイチバン)のようである…。
テナントの入っていない年季の入ったビルの入り口部分を改造したようにも見える…。
店内は今風の喫茶店という感じで、カウンター席のみ。さらにラップ系の音楽が流れるけど違和感がない。
客層の基本は恐らくジモピーだと思われる。しかし、若年層からヤングカップル、中年夫婦まで、客層は幅広く、ひっきりなしにはいってくるので、1時を回っても満席状態。よくよく見ていると、遠方から来ている中年風もいて、帰り際に『美味しかった、頑張って!』などと声を掛けて席を立つ。
チャーシュウが切れてしまったようなので、わんたん麺(880円)を注文したけど、ちゃあしゅう麺(980円)が食べたかったと、後から入ってきた客が嘆いているのを何回か見た。やはり、白河ラーメンはチャーシュウか。
スープは色的には濃いめだけど、丼の底が見えるくらい透き通る。
麺は太めで、縮れが強い。 歯当たりは柔らかいのだけど、充分に腰がある。白河ラーメンらしい仕上がりである。
ワンタンはすごいボリュームで、食べても、食べてもまだ残っている。皮はツルツルッとした食感で、喉越しがよい。
食べ続けると、段々塩っぱさが気になってきた。かなり塩っぱい方だと思う。特に、チャーシュウの煮汁の味なので、焦げたような苦々しさが残る。
また、チャーシュウは豚のモモ肉と鶏肉が出されるが、鶏肉の方はとにかく柔らかい。一方、スジ肉も思ったより柔らかくて、ジューシー。
完食して、店を出ようとしたら、買ったばかりのダウンジャケットが真っ白になっていた。店を出た後、叩いても、叩いてもなかなかとれない。ラーメンはともかく、お店としては最悪。
ラーメンは ★★★★。お洒落な店内も良いけど、まずは店内の掃除をして欲しい。
2月10日(金)
相方が飲み会ということもあり、町田で途中下車して、先日入れなかったとんかつ割烹 はなたつに行ってみた。営業しているか、ちょっと心配だったけど、しっかり営業しているようだ。
店内に入ると、予期していなかった位の熱気を感じた。ハナキンということもあるとは思うけど、結構賑わっている。店内は思ったよりも手狭で、とんかつ屋さんらしい和風の仕上がり。
とんかつの定食屋というより、揚げ物メインの居酒屋という感じかな。食事のお客はちょっと肩身が狭い。
カウンター席に着いたけど、狭い空間なのにテーブルはほぼ満席になっていることもあり、かなりアット・ホームな雰囲気。
店員さん(恐らく家族経営)もノリが良いので、例えばテレビでなでしこジャパンがオリンピックで優勝しようものなら、店員が盛り上げ、見知らぬ客同士、肩を組んで喜べるくらいのポテンシャルがあると思う。
メニューを見るとカツ丼は載っていないので、ロースかつ定食(1,260円)にしようかと思ったけど、明日は休みだし、特ロースかつ定食(1,680円)にした。胃もたれしても、怖くない!
しばらくすると、料理が運ばれてきた。
とんかつ独特の甘い香りがする。見るからにジューシーで美味そう!
美味い!むちゃくちゃ美味い!そして、超ジューシー!
ソースは尖った感じではなく、まろやかで、デミグラスソースのよう。キャベツに掛ければ、これだけでもご飯が進む。
脂身は口の中で溶け、赤身は鶏肉のように柔らかいのだけど、歯が底付きしたような感じになり、柔らかいのに不思議と噛み切れない。またよく歯に挟まる。よって、この店は赤身より、脂身の周りの方が美味いと思う。
評価は難しいところだけど、★★★★+。このままで、ずっと営業し続けて欲しいと思う。
住所: 町田市中町3-6-33 電話: 042‐723‐8881
2月11日(土)
まだまだチャリに乗っても楽しい気温ではないので(もちろん、好みはあるけど)、先日到着が遅れたために入れなかった季乃華和にクルマで向かった。しかし、到着したら、お休み…。そこで、ちょっと離れたところにあるかつ福に向かったけど、こちらは閉店したようだ。
アイ・ワールドそばにある匠もお店が見つからないし、結局、相模原駅前にある桔梗亭(ききょうてい)に入った。
ちなみに、この店のすぐそばにある、先日レポートしたばかりの一番も閉店してしまったようだ…。
美味しい店はみんなで情報交換して守って行かなくてはいけないと思う。
一種、ナショナルトラスト運動のように、お店を所有して存続させるまでは考えないけど、次のとんかつマニア世代に美味い店を引き継ぐまでは私達の責任である。
食にこだわりを持つということは、人生に彩りを与えることになると思う。人生に変化を与え、美味い店を発見した時は喜びを感じる。
夜はいい感じの揚げ物メインの居酒屋になるようだけど、昼は12時過ぎなのに客はほとんどいない。プライバシーのためか、テーブルの間に簾のような敷居があるけど、席に着くときに絡まってうっとうしい。
メニューを見ると、カツ丼はやっていないし、とんかつ定食もなんだかサイドメニューのような扱いなので、メンチかつ定食(893円)にした。
時間が掛かるといっていたけど、15分位で運ばれてきた。
思ったより小さいな。
油で揚げていないというので、確かに衣は他店と比べものにならないくらいサクサクとしている。
食べてみると、肉汁溢れるメンチカツというより、ほっくりとしたメンチコロッケに近い仕上がり。恐らくポテトは使ってはいないと思うけど、そのくらい、仕上がりが軽い。
ご飯は3口で完食できそうなくらい少ないけど、お代わりするほどカツのボリュームがない。
メンチの最大の魅力である、あの甘い香りもないし、ボリュームもない。なんだか満足感がない893円。
冷凍食品で、レンジでチン!するとんかつのような仕上がりは好みが分かれると思う。ヘルシーなのかもしれないけど、揚げ物特有のダイナミックさは無い。★★+。
2月12日(日)
久し振りにとんかつ熱が再燃したようで、この日で3日連続のレポートになる。
この日にとんかつの鬼が向かったのは、横浜・センター北駅そばにあるとんかつ 稲 港北ニュータウン店。この店の他には鷺沼店(レポート済)とセンター北駅そばにもお店があるので、全部で3店舗。4店舗からチェーン店ということにラーメンを食べている時から決めているので、ギリギリで評価対象ということになる。
駐車場がないのかと思っていたら、道路の反対側にあるサイクルベース
あさひの裏にある。距離的にも遠いけど、とにかく場所が分かりにくい。まずは、何度かレポートしたことがある韓国家庭料理 ソナムのお店の前から路地に入っていくことになる。
店構えは控えめだけど、店内は広々としていて、モダンな雰囲気。BGMはジャズが流れる。イスの座面は硬いけど、居心地は悪くない。蓮沼にあるお店とは大きく異なる。
ランチメニューのかつ丼(1,050円)と普通のかつ丼(1,365円)との違いを店員に聞いてみたら、香の物とミニサラダというので、ランチのかつ丼をお願いした。
ちなみに、ヒレカツ重は1,365円。ランチだと997円。ランチだとはいえ、ヒレよりロースの方が高いのは珍しい。
あまり待たされないで、運ばれてきたので、カツは作り置きかもしれない。
食べてみても、カツが煮込まれていて、揚げたてかどうか分からない。でも、少なくても揚げ立てという印象はない。
肉も脂が落ちて、パサパサになっているだけでなく、なんだか臭みを感じる。もしかしたら、2度揚げしているのかな?
どちらにしても、こちらはとんかつ専門店だと期待して来ているのだから残念である。
もしもこれで揚げ立てだったら、それはそれで残念である。
完食したら、丼の底に夢と書かれているのを発見することになる。とんかつ専門店なのに作り置きカツを出すようなお店にどんな夢があるのだろうか?
売上?利益率? ★★+。
2月19日(日)
いつもの神谷町の美容院に行く途中で、都内のとんかつ店によるつもりだったけど、出発前にばたばたして家を出るのが遅れてしまった。いまから途中下車して、新しいお店に向かうのは難しそうである。
そこで、代々木上原で乗り換えることにして、武信分店に久し振りに行ってみることにした。駅を降りて、新しくできたコンコースを歩いていると、とんかつ工房というお店を発見。武信に行こうか、この店に入ろうか、マジで悩んだけど、時間がないということで、とんかつ工房に入ることにした。
かつ丼は540円だけど、上かつ丼(670円)が載っていたので、こちらにした。味噌汁はべつで50円。
店内はいかにもチェーン店のドンブリ飯屋という感じ。期待してよいのか、すべきではないのか、微妙なところ。
恐らくカツは揚げ立てだと思うけど、食感的には作り置きと変わらない。肉は鶏肉のように柔らかい。逆にいえば、あまり豚肉を食べている感じはしない。また、ジューシーさは全くない。どちらかというと、筋のちょっとあるヒレカツのような印象。
かつやのような衝撃的な出会いを少しは期待してしまったが、評価は
★★★。 良いところはないけど、特に悪いところもない。
2月25日(土)
この日も小雨がパラついていて、チャリに乗れない…。今年はなかなか暖かくならないし、せっかくの週末も雨の日が多い。
百合ヶ丘にあるチャンタムというベトナム料理店の近くにあるそば屋でカツ丼をやっていることを思い出し、行った見たら、その並びにある味のより道 舌ごころという串カツ屋で昼間はとんかつ定食をやっているのを発見したので、こちらに入ることにした。
席に着いてメニューを見ると、とんかつ定食はあるけど、カツ丼はやっていない。ロースかつ定食は890円。ちょっと考えて、特上ロースかつ定食(1,500円)を注文。昨晩はいくどんで焼肉を食べまくったというのに、相変わらずの食欲に本人がビックリ。
喫茶店風の店内にお客は私だけ。窓から見える外は雨上がりだけど、雲は重い。なんだか、とても寒々しい。
肉は分厚い。食べてみると、とても柔らかいけど、肉汁が溢れるようなことはない。
衣はかなり薄くて、カリッと仕上がっているけど、簡単に肉から剥がれてしまう。好みもあると思うけど、特上ロースかつ定食はお勧めできないな。普通のロースかつ定食の方が印象が良いのかも。
★★★。でも、定食屋としては使えるな。とはいえ、駅から離れているのが残念。
2月26日(日)
Googleで川崎のとんかつ店を確認していると、とんかつ 多つ田という店が出てきた。川崎駅そばにあるようだ。本当はチャリで訪れたいエリアだけど、クルマで行ってみることにした。
尻手から川崎駅に向かって走っていると、左側にお店を発見。ここまではスムーズだったけど、周辺は道幅が狭い、一方通行路が多いこともあり、駐車場がなかなか見つからない。結局、お店からかなり離れたところにある100円パーキングにクルマを停めてお店まで歩く。
店内は高級感は全くないものの、比較的新しく、清潔感はある。女性客も後から入店してきたくらいだから、特に平日のランチとかだったら女性でも違和感がないだろう。
メニューにカツ丼が載っていないので、大将に聞いてみたけど、丼物はやっていないという回答。そこで、おろしロースかつ定食(1,200円)をお願いした。ちなみにランチメニューは850円から。
注文してから、大将が豚肉を切り出した。昔は当たり前だったことだけど、最近では珍しい。
この日もロースなのに、脂が落ちた感じで、ジューシーさはない。豚肉は牛肉と違って、脂身が少ない方が高級とされるから、ある意味厳選された肉質なのかもしれない。肉は柔らかいんだけど、ダイナミックさはない。
1,200円にしてはボリュームが少なめだけど、普通のロースかつ定食が1,100円なので、たっぷりの大根おろしの手間を考えたら安いくらい。★★★ かな。
3月です。
先日、近所のヨーク○ートに行ってきました。
生茶が2リットルのペットボトルで168円!本当に安い!
早速数本ワゴンに載せました。
一通り、購入予定のアイテムをワゴンに載せたので、
レジに向かうと、うずたかく積み上げられた箱入りの
生茶を発見! 『なんだ、箱入りがあるんだ』と積み替え
ようとした瞬間…。
6本で1,068円ということは、1本178円か…。
ん!?? ペットボトル単品なら168円だから、
箱買いするより単品で買った方が安いということ!?
こういうことはシャンプーとかでもよくあるけど、
あちらは容量違いとかで、このような大量買い
した方が高くなるケースなど聞いたことがない。
ちなみに、この店の運営母体はセブン&○イHLDGS。
これだけ全国的な展開を行っている会社で、このような
ことが行われているのが信じられない。
性悪説に基づき、全てを疑って生きて行かないと
バカを見るような世の中になってしまったようです。
3月3日(土)
この日は相方の??回目の誕生日なので、原宿にあるメキシコ料理店、フォンダ・デ・ラ・マドゥルガーダに行ってみることにした。この店を選んだ理由は、もちろん店内の雰囲気もあるけど、正直にいうとタコスです。
メキシコで食べたタコスは滅茶苦茶美味かった。一方、日本に帰って来てから、なんどかメキシコ料理の店に行ったけど、ポテチのようなハードタイプか、トウモロコシでなく小麦粉でできたトルティージャで話にならない感じ。これをタコスと呼ぶのであれば、恐らくマサ(トウモロコシの粉)で作ったトルテージャを食べたことがないのではないかと思う。
どうしても、マサで作ったタコスが食べたくなったので、スペイン語が堪能で、メキシコの女性と結婚した会社の先輩に東京でタコスの美味い店を聞いたら、この店の名前が出てきた。本人はかなりのグルメで、奥さんの実家(メキシコ)にも何度も行ったことがあるようなので、トライしてみる価値がありそうだ。
この店には10年近く前に飲み会来たことがあったけど、確か仕事で遅れて、ほとんど料理を食べられなかったと記憶している。そもそも、その時はタコスがここまで美味いとは思わなかったので、タコスを食べたかすら覚えていない。
お店の入口からガウディのカサ・ミラような階段をドンドン降りて行くと、お店の入口に到着。とんでもない穴倉感なんだけど、なんだか南欧のレストランらしい雰囲気がある。
さらにその下の階とは大きな吹き抜けがあるので、閉塞感は若干緩和されている。
ネットでメニューを見たら、かなり多くて当日決められそうもない。そこでコース料理を頼むことにした。
コース料理はA(3,990円)、B(5,040円)、C(6,090円)の3種類あるけど、タコス料理は含まれていない。せっかくなので、Cのコースと、タコスを追加することにした。
タコスもチキン、白身魚、ビーフ、ポークの4種類があるので、悩んでそばを通った外国人風の店員にどれが人気があるのか聞いてみたら、コース料理は量が多いので食べ切れないといわれた。それでも、タコスを食べたい旨を伝えたら、ビーフのタコス(1,260円)を奨められたのでお願いした。
最初のプレートはワカモレ・グァカモーレ(アボガドのディップとトルティーヤチップス)、ナチョス、プロチェッタ・デ・レス(ビーフと野菜を串焼きにした焼き鳥風)のコンビプレート。カラフルだけど、ちょっと単調だな。この店のレベルがちょっと垣間見えてしまったような気がした。これなら、お通しのサルサソース(とトルティーヤチップス)の方がレベルが高いと思った。
2皿目はシーザーサラダ。かなりのボリュームで、これだけで腹が8分目まで行ってしまった。こちらはなかなかの好印象。
スープはソパ・デ・マリスコスという、トマトベースの濃くって、辛めのシーフードスープ。具沢山で、もうこの時点で結構腹が一杯になっていた。
メインの前に、タコスが運ばれてきた…。やっぱり…、でもなんで…トウモロコシのマサで作っていないんだろうか…。タコス独特の香ばしさが全くない。NGです!
メインはフィレテ・ペスカド(白身魚に魚貝を詰めて蒸したクリームソース掛け)、カマローネス・アル・テキーラ(海老ソテーのテキーラ風味クリームソース掛け)、タンピケーニャ(薄切り牛フィレ肉のメキシコ風ステーキ)のまたまたコンビプレート。
いろいろ書いたけど、これまでの料理と食感が一緒で、2人とも全く食指が進まない…。
また、トルテージャが6枚くらいメインと一緒に保温のためか籐のかごに入って出されたけど、こちらも小麦粉…。結局、2人とも1枚も手を付けなかった…。
デザートとコーヒーを済ませてお店を出た。誕生日だった本人はお店の雰囲気で満足していたようだけど、こちらは超不満。★★+。
皆さん! タコスというのは、本当は無茶苦茶美味い料理なんです! でも、日本ではなんちゃってばかりで、その美味しさがなかなか伝わらない…というか、相当誤解されていると思う。
考えて下さい。とんがりコーンがとうもろこしでなくって、小麦粉でできていたら…?
あの香ばしさなんて全くないのに、食べられる?
そろそろ、重い腰を上げようかと考えてしまった…。
3月4日(日)
横浜の原宿交差点のそばにあるとんかつ割烹 たにぐちに行ってみたら、一度入ったことがある店だった…。ルートが違っていたので気が付かなかったのだけど、まあよくある話です。
そこで、次の候補の酒菜肉庄 ふるやに向かった。
戸塚駅に到着後、佐野実の『支那そばや』のお店の前を通り過ぎ、クルマがなんとかすれ違えるくらいの路地を進むとお店が現れた。かなり立派な店構え。明らかにカツ丼はやってなさそう。
かなり店内は広いのだけど、お客はほとんどいない。4人用のテーブルは8割方空いていて、そろそろランチタイムが終わるというのに、2人掛けのかなり入り組んだところにある狭い席に通された。なぜ?
メニューを見ると、やはりカツ丼はやっていない。とんかつ料理は2つだけで、厚切りロースカツ膳が2,000円!高い! 重ねカツ膳『じゅうにひとえ勝』(いわゆるミルフィーユとんかつ)は1,400円と若干安いけど、せっかくなのでロースかつ定食にした。
まずは塩で食べて下さいというので、1切れ目は塩でいただくことにする。ん? 筋があって噛み切れない?? 仕方ないので、奥歯で擂粉木のように筋の部分を擂り潰す。
まるでサーロインステーキのように揚がった肉の脂は口の中で溶けるけど、レア気味なので、少し獣臭さを感じる。また、衣は紙のように薄く、すぐ剥がれる。
とりあえず、半強制的に食べさせられた1切れ目が終わったので、残りはソースで頂くことにする。あれ? ソースが出てない…。ということは、全部塩で食べろということなのか…。
ご飯と味噌汁などは価格相応でプラス評価。
その後も、噛むところが違うと、噛み切れない現象は続いたけど、場所をちょっとずらすと生肉系のジューシーさが味わえる。別に塩で食べられない訳ではないけど、塩で食べることを強要されるのは納得がいかない。造り手のエゴだと思う。
★★★。
昼飯に2,000円払って、気分が悪なったのじゃあ、話にならない。
食べ終わって、会計のために立ち上がったら、テーブルからかなり高いところに、雑誌やお皿と一緒にソースが置いてあるのに気が付いた。見渡すと、通常のテーブルにはとのテーブルの上にソースが置いてある…。
通常であれば、一度席に着いた後、料理が運ばれてきたら、自分の目線より高い位置のものに目が行くことはないと思う。しかも、席に座っていると、ソースが置いてあるところは下からみても分からない。なんだか、より一層気分が悪くなって店を出た。
3月9日(金)
3月は会社で決められた年次の休暇を消化するためにお休みを取らなくてはならない。この日は週末だけど、外は雨。やることがないので、横浜のとんかつ店に向かうことにした。
ネットでとんかつ店を検索していると、横浜でも北側のお店はかなり訪問しているけど、南側は手つかずのエリアが多い。そこで、杉田の駅ビルに入っているとんかつ 奄美というお店に行ってみることにした。
クルマを駅ビルの駐車場に入れて、お店に向かう。地図をみて、迷路状になった通路を進むと、なんとかお店に到着できた。お店の入口部分も狭いけど、店内もかなりこじんまりしている。
こじゃれた感じは全くないけど、独りで来ている女性客もいるくらいだから、意外に誰でも入りやすいのかも知れない。
もっとも、外は冷たい雨。駅の構内という立地はお店の選択に大きく影響を与えていると思われる。かつ丼は840円。
暫くして、かつ丼が運ばれてきた。こじんまりと仕上がっているけど、なかなか美味そうだ。
美味い! まずはちょっと濃いめの味付けが最高!
一方、肉は脂のまわりはジューシーなんだけど、全体的にはちょっと硬め。また、値段の割には薄いな。
衣は煮汁を吸い込んでいるけど、かぶりつくと、その肉汁は口の中に放出される。正直、仕上がりは悪くないけど、840円にしては、ちょっとしょぼいな。というほどの値段でもないけどね。
評価は ★★★+。食後に舌がピリピリしたのは味付けが濃かったから?それとも、化学調味料?
3月10日(土)
平塚の高校時代の友人と飲むことになり、せっかくなので小田急線
善行で途中下車してとんかつ 正力に行ってみることにした。
善行駅前はとてもローカル感溢れる。むかしながらの雰囲気の駅前ロータリーに面しているので、すぐにお店を発見。
店内に入ると、かなり疲れた感じの大将が現れた。店内は地方の定食屋という感じで、入口横にはキャベツがダンボール箱に入ったまま置かれていたりと雑然としている。
メニューにはかつ丼はなくて、かつ重が870円。
他の料理ではメンチかつ定食が950円と、とんかつ定食(800円)より高いのが気になる。二種盛り(メンチかつ・あらびきポーク)というのもあるけど、あらびきポークのカツがメンチかつなのだから、一体どんな料理がでてくるのだろうか? まさか、あらびきソーセージ?
美味い!ちょっと薄味の味付けと気持ちツユダクのコンビネーションがよい。カツはしっかり煮込まれ、肉は硬くて、パサパサだけど、箸が進む。
しかし、これだけ衣がグダグダで、肉も脂が落ちきった感じなので、揚げ立てじゃないんだろうな…。★★★。わざわざ食べに来るような店じゃない。
3月15日(木)
この日も有休休暇の消化のために、お休み。
Googleで横浜エリアをチェックしていると、上大岡駅周辺にはとんかつ店が数店あるようだ。早速、クルマで行ってみることにした。
お目当てにしていたとんかつ 松平は店舗の改装のためにお休みだった。
そこで、ヤマダ電機が入っているミオカというショッピング・コンプレックスの6階に入っているとんかつ 勝にいってみた。
日産追浜工場そばにあるお店の支店かな? ネットで調べたけど、微妙なところ。
店頭のランチメニューを見ると、カツ丼は980円で載っている。
店内に入り、席に着いた後、試しに通常のメニューを見てみたら、カツ煮定食はあるけど、カツ丼はのっていない。カツ丼はランチにしか食べられないのかな?
店内はまるでイタリアン・レストランのような感覚で、揚げ物屋のような油臭さは全くない。ある意味チェーン店だけど、こうでもしないと若い女性客が入ってくれないのかな?
壁にはヘルシーに脂を落として揚げるサービスを無料で提供している。どうやら、130キロカロリーも落ちるようだ。女性客を狙ったサービスのようだけど、次回来ることがあったら、お願いしてみようかな。
肉はとにかく柔らかいし、臭味もない。また脂の部分は口の中で溶けてなくなる。また、八角かシナモンのような苦味に近い風味を感じる。
一方、ご飯だけでなく、カツもツユダク状態で、ちょっと気持ち悪い。衣はツユを吸いまくっている。これでは、カツが揚げ立てなのかも分からない。
最初は合格にしようか悩んだけど、★★★+。もっとも、お店の大将なんていなくて、毎日作る人が違うんだったら、こんなことレポートしていても意味がないかな…。
3月14日(水)
なんと最初に入った会社の元同僚だけでなく、自分が新入社員の時に、主管(主任と課長の間のポジション)だった方と偶然に飲みに行くことになった。
集まったのは立川駅北口からちょっと歩いたところにある、無庵というそば懐石のお店。ラブホ・エリアなので、変なしっとりとした静かさがある。かなり迷って、やっとお店を発見。
中に入るといきなり真空管アンプを使ったオーディオとご対面。噂に聞いていたけど、予想通りの柔らかい音が店内に響き渡っていた。
夜のコース料理はおまかせ膳(5,000円)と蕎麦游膳(8,000円)とかなり高めの値段設定。子供の入店は小学生からということもあり、かなり客層を絞った経営方針のようだ。
また、ビールはジョッキや大瓶はなく、中瓶はエビスだけ(しかも730円!)。グラスも小さいので、ビールを注ぐのも忙しい。この辺りはなんとかならないものか。
一方、料理の方は値段が高いだけあって、居酒屋とは比べ物にならないようなデキ。一気、一気とベロンベロンになるまで飲む様なお店ではなく、美味い料理を堪能しながら、美味しいお酒を頂くというのがこの店で求められている顧客像なのだろう。
だけど、いちいちビールを注ぐのが面倒なので、結局焼酎をボトルで注文し、帰る頃にはかなり酔っ払ってしまったけどね。
この手のお店にしては、マリネや天ぷらを1人分で出してくれるのはありがたい。いちいち取り分けるのは面倒だし、年配の方と一緒だと誰かが取り分けてくれるのを待っているような人もいる(偉そうなので、いつも無視しているけど…)。どの料理も私がいちいち説明するようなレベルではない。
そば懐石のお店だけあって、そばは無茶苦茶美味い。しかし量が少ないので、とっても悔しい。ケチケチしないで、もうちょっと盛ってくれれば良いのに。そばは細くて、腰がある。汁も美味いけど、汁なしでも食べられそう。そばの香りは鼻からは伝わらないと聞いたことがあるけど、鼻の良い人なら香ばしい香りを嗅ぎわけられそう。
今回写真を載せていないコース料理もあったし、また追加注文したあい鴨のロースト(1,380円)も超ジューシー!!
会計したら、1人8,000円…。接待か戦友会なら良いかも。とはいえ、たまにはこういうお店も悪くない。特に、20年振りに昔の上司に会うのであれば、居酒屋という訳にもいかないしね。評価は難しいけど、★★★★。 サイト: http://www.muan.jp/
3月17日(土)
朝から強い雨。クルマで横浜・三ツ境にある福よしという定食屋に行ってみたけどお休み、というか閉店してしまっているようだ…。
仕方ないので、その先にある味の散歩道 田舎路に行ってみた。ネットの書き込みにはファミレスのようなお店と紹介があったけど、どちらかというと、高速道路のサービスエリアにある食堂といった感じ。
でも、よく調べてはいないけど、チェーン店展開はしていないようだ。
席に着いて、メニューを見ると、カツ丼(780円)の他に、ソースカツ丼、みそカツ丼も同じ値段で載っている。
こういう場合、玉子とじカツ丼のデキは全く期待できないけど、カツ丼をお願いした。
この店の良いところは、ファミレスらしく駐車場があり、店内は禁煙席とはっきりしていて、その境界線に近い席に座ったけど、全然タバコ臭くなかった。好印象です。
しばらくして運ばれてきた。やっぱり、全然美味そうではない。
味付けは薄味で、ほんのり甘い。完全に玉子を溶いてからカツに全体的に掛けているので、丼が真っ黄色に染まっていて、むかしのカツ丼という感じ。衣もかなり煮込まれていて、揚げ立てなのかも分からない。
一方、肉の方は脂が落ちているけど、かなり分厚く、そしてパンのように柔らかい。カツの端っこは片方は使われているけど、もう一方が載っていない。ということは、少なくともカツ丼2杯に1杯は作り置きということになるな。
★★。まっ、こんなものでしょう。
3月18日(日)
ネットを見ていると、以前住んでいた東戸塚の裏にあたる緑園都市駅周辺には何軒かとんかつ店が点在しているようだ。
週末なのに、昨日もこの日も雨なので、クルマでとんかつ割烹 和太鼓にいってみることにした。
裏通りにある駐車場にクルマを停めて、入口に向かう。店頭にメニューを置いてないし、外から店内が見えないのはとても不安。どんなお店か分からないと、なかなか店内に踏み入れるのは難しい。
店内はとんかつ店というより、良くも、悪くも会席料理店という感じ。ちょっと器が大きいかな? テーブル席もあるし、とんかつ定食もあるけど、値段はちょっと高め。夜の営業がメインのようで、客は私だけ。
メニューを見たらカツ丼がない…。
仕方ないので、ロースかつ定食(1,800円)を頼もうとしたけど、念のためカツ丼があるのか聞いてみたら、『作ってあげましょうか?』と全然期待していなかった返事が来たものだから、『じゃあ、ロースで!』とお願いした。裏メニューだね。
女将さんが新聞と一緒に航空写真をテーブルに持って来てくれた。
新聞を一通り目を通した後で、航空写真を拝見する。まずは緑園都市駅周辺と戸塚駅周辺の都市開発の軌跡といった感じの写真が続く。その後には、藤沢駅周辺の私が住んでいた頃は松下電器
藤沢工場と呼ばれていた工場があったエリアや、Mr.Maxなどの施設が建設されていく写真も見ることができた。
常連のお客さんがヘリコプターを持っていて、撮影してくるという。ブラタモリの感覚で見ていると、なかなか面白い。
しばらく見ていたら、カツ重が運ばれてきた。
カツが少し小さめだけど、美味そうだ。
美味い! 久しぶりにこんなに美味いカツ丼を食べた!
衣はカリッとした食感が残っていて、まさに自分の好み。肉はちょっと筋張っていて、硬めだけど、最近は食パンを潰したような肉が多かったので、逆に新鮮。ただ、臭みはないけど、肉の味がしないのはなぜかな。
もちろん、端っこは真ん中よりジューシー。
味付けはちょっと濃いめだけど、ツユの量が少な目なので、ちょうど良い。また、ご飯、シジミの味噌汁、香の物もレベルが高い。★★★★+です。
もう少しカツを油からあげるのが早かったら、評価はさらに高くなったと思う。
会計したら、1,365円。普通のロースかつ定食よりかなり安い。納得の裏メニューです。 住所:
横浜市泉区緑園5-29-5 電話: 045-811-5788
3月25日(日)
この日は川崎駅そばにある和風レストラン都 本店に行ってみた。先日入ったアゼリア店の本店。川崎で一番大きいアーケードである銀柳街の入口部分に店を構える。
アゼリア店はとんかつ専門だけど、こちらは和風レストラン。しかし、和食だけでなく、一部中華もやっている。なんでもありなのである。
店舗は地下。回転寿司の横から入り、迷路のような通路を頭をぶつけないように進むと店員が現れ、席に案内された。ちょっと不思議の国のアリスのような感覚。
店内は想像していていたよりずっと狭いけど、本当に満席。アゼリア店も席を待っている人がいたので、この店は地元民に愛されているようだ。
もっとも、会席で、酒もかなり進んでいる客も多いので、アゼリア店ほどは回転が早くない。また、人口密度が高くて酒が入っている客が多いので、やかましい。
メニューを見ると、やはりカツ丼はないので、前回は黒豚を食べたし、かつ煮定食(980円)にした。
鍋はグツグツいってないけど、イシチャン(石塚
英彦)が好きなかつ銀のかつ煮定食(かつ丼)に仕上がりが似ている。
でもちょっと肉が硬いかな。やっぱりかつ銀には及ばないな。
味付けはかなり甘いけど、ご飯を大盛にしなかったので、あっという間に完食
残念なことに、端っこも肉がパサパサだった。
★★+。まだ2回しか来たとこがないけど、この店は黒豚ロース定食だな。
3月26日(月)
川崎のとんかつ店の制覇もいよいよカウントダウンとなってきた。あと3軒。今月中に達成できるだろうか。
この日は有給休暇の取得ノルマ達成のために、会社はお休み。
ちょっと遠いけど、クルマで川崎市川崎区東門前にある、とんかつ 寿枝廣にいってみることにした。早速ナビ使って、住所で検索しようとしたら、東門前が出てこない…。電話番号でもヒットしなかったので、現地に行けば分かると思い出発。
しかし、現地に着いてもなかなかお店が分からない…。仕方ないので、ジモピーの方に聞いてみたら、東門前は『とうもんまえ』ではなく、そのまま『ひがしもんまえ』とバス停のように呼ぶこと教えてもらった。ナビで検索したら、お店を確認できた。
いままで捜していたところとは全然違って、国道の反対側だった。
やっとのことでお店に到着したら、2時を回っていて、昼の営業を終えていた…。お店を捜すのに時間を使ってしまったのが痛い。やっぱりスマートフォンを買おうかな。
とはいえ、手ぶらで帰るわけにはいかないので、次の候補の天一商店にダメモトで行ってみることにした。
鋼管通沿いにお店を発見。幸い営業しているようだ。しかし、近所の100円パーキングは一杯で使えない。念のために、(クルマを停めている間に休憩に入ってしまわないように)お店の女将さんに近くに駐車場がないか確認してから、ちょっと離れた、小学校そばのパーキングに停めた。
クルマが斜めになっていないか確認した後、歩き出そうとしたけども、お店がどこにあるのか分からなくなってしまった。かなり走り回って、なんとかお店は発見したけど、周辺にはランドマークになるような建築物などはないので要注意。帰りは女将さんに小学校までの道順を聞いてから帰りました。
店頭では天ぷらなどの揚げ物を売っている。メニューを見ると、そば・うどんもやっている。というより、そばかうどんのお店なのかもしれない。
かつ丼は600円! 600円のカツ丼と聞くと、また作り置きではないかと思ってしまうけど、注文後、厨房からはカツを揚げる音が聞こえる。
店内にはオバチャンの乾いた声がとても良く響き渡る。カラオケではブイブイいわせてそうな感じ。定食屋と銭湯は女将さんの声が通らないとなんか物足りない。
600円だというのに、凄いボリューム! カツはしっかり煮込まれているけど、揚げ立てらしく、カリッとした食感が残っている。カツはジューシーという訳ではないけど、十分柔らかい。
味付けはかなりあっさりしているけど、物足りなさは感じない。ご飯や味噌汁にも不満がない。
★★★★。安いから合格という訳ではないけど、ランキングに載っているお店の中では一番安いと思う。
住所: 川崎市川崎区鋼管通2‐10‐2 電話:
044‐355‐7747
3月28日(水)
またまた有給休暇。周りは仕事だし、チャリに乗ってカツ丼を食べに食べに行くことした。
天気予報では午後2時頃から雨が降って来るという。細いロードタイヤで濡れた路面を走るのは心配なので、マウンテンバイクでいざ出陣!
川崎のとんかつ店 ラスト2軒目のお店は上野毛にある食事処 東。ちょっと迷って、なんとか到着。住宅地の細い道をくねくねと進んだ先にある。先日、調査のためにクルマで一度お店まで来てことがあったから発見できたと思う。初めてのチャリだったら、地図を持参しないと見つけられないと思う。
また、そばには100円パーキングなどないので、クルマではなかなか行けない。
ちょっと抵抗感があるけど、思い切って入店。
爺様と婆様で切り盛りしている、とんかつ店ていうより、定食屋さん。
カツ丼は700円だけど、ランチだと500円。月曜日に入った天一商店より安い。ちなみに、ロースカツ定食は650円。安い!
店内は昭和というより、オールウェイズという感じ。白熱灯の照明がノスタルジック。
一方、昔ながらのお店ということもあり、お客も昔ながらのマナー。近所にある食品会社の作業服を着たお客がスパスパとタバコを吸うので、店内はかなり煙い。もっとも、最近はラーメン店でも禁煙の店が増えたから、彼らからすればオアシスのような場所なのかも知れない。
500円のカツ丼なので、ランチメニューでもあるし、カツは作り置きかと思ったら、しっかり揚げる音がする。
カツ丼が出来上がる度に、別のテーブルに運ばれて行く。ほとんどの客がカツ丼を注文しているようだ。
自分にもカツ丼が運ばれてきた。まるで親子丼のような仕上がり。
揚げ立てのカツは煮込まれてグズグズになっている。肉は火が通り過ぎてカチカチ。とても残念。こんなお店で、こんなに安いカツ丼が美味かったら、1位にでもしようかと考えていたくらいだから、余計に寂しい。まあ、予想通りのデキともいえる。
暫くして、目玉焼きが出てきた。ありがたいけど、ただでさえカツ丼のカロリーが高いのに、追加の玉子はかなり危険。健康診断も近いので気を付けたいところ(といっていて、食べちゃったんだけどね)。
ご飯はかなり柔らかいし、味付けはちょっと塩っぱい。
評価は ★★+。値段はともかく、良いとこなしだけど、なんだか不思議と店選びを失敗した気がしない。
3月31日(土)
さあ、いよいよ川崎のとんかつ店を制覇する日が来ました。そのお店は、先日入れなかったとんかつ 寿枝廣。
この日は朝から雨で、やることもないので相方とお店に向かった。先日来たこともあり、スムーズにお店に到着。強風のために暖簾が踊っている。
ちょっと離れたところにある100円パーキングにクルマを停めて、店内に入る。壁に貼られたメニューを見るとカツ丼は載っていない。とんかつ定食は800円。
試しに店員さんにカツ丼ができるのか聞いたら、作ってくれるという!
神奈川は東京のお店と違って、まずカツ丼をやっているお店が多いし、メニューに載っていなくても、作ってくれるお店も少なくない。
これが東京のとんかつ店になると、カツ丼がメニューに載っているのはだいたい半分。さらに、メニューに載っていないお店では、まずカツ丼を作ってくれない。それも、『カツ丼なんて邪道なものは作りません!』といいたいのではないかと思うくらい店員が不機嫌な表情になる。
東京に比べて神奈川では人気があるのか、それとも、東京のお店が気取っているのかな?
自分がカツ丼が好きだから、こう感じるのかもしれないけど、そもそも、神奈川県民は全般的に玉子とじカツ丼が好きなのかも。どなたか、統計を取っていただけるとありがたい。
ちなみに、相方は生姜焼き定食(1,000円)を注文。
器は小さいけど、美味そうだ。
揚げ立てのカツは半生の玉子でとじられている。しかし、残念ながら肉は火が通り過ぎてパサパサになっている。また、薄付けの衣は剥がれている部分がある。
味付けはかなりあっさりしているけど、ご飯はあまりよい米を使っていないのかパサパサしている。よって、淡白な印象。
一方、生姜焼き定食を食べている相方は生姜焼きも味噌汁も美味いと大騒ぎ!
カツの端っこは結構ジューシーで助かった。
★★★。だけど、カツ丼は1,000円は高いと思う。
川崎を制覇しました!
2012年1月〜3月のレポートは以上です。
ようやく川崎のとんかつ店を制覇できました。
しかし、次の目標は横浜制覇。お店の数はかなり増えます。
年内制覇を見据えながらも、1杯1杯積み重ねていく所存です。
< To Be Continued >