『やっぱりカツ丼!』 2010 2nd Qtr

★★:普通です ★★★:なかなかです ★★★★:お奨めです ★★★★★:おいしい店を教えてください




バラ100本で、3,880円!

詳しくは4月24日と29日のレポートをご確認ください!


4月3日(土)

 今日は相方が飲み会で、独りの晩飯。だったら、もちろんカツ丼でしょう。

 久し振りに自分のカツ丼ランキング9位の川崎・鷺沼にある
にいってみたら、なんと閉店…。
 仕方ないので、クルマのナビでとんかつ店を検索していたら、宮前平に
しお田というお店があるようだ。試しに行ってみることにする。

 店には駐車場がないので、そばの100円パーキングに停めて入店。山小屋風の店内だけど、結構広いのにテーブル席がないのが不思議。カウンター席のみという、まるで有名ラーメン店のようなレイアウト。でも、そのカウンター席に座ってみると、意外と居心地がよい。

 また、揚げ場をガラスで仕切っているためか、とんかつ店なのに、店内はあまり油臭くない。テレビは置いてなく、AMラジオ放送がしんみりと流れる。昭和である。


 メニューを見ると、カツ丼はやっていない。残念。
 
ロースかつ御膳は3種類あり、たっぷり(2,310円)、普通(1,680円)、ちょっと少なめ(1,575円)。ちょっと悩んで、普通でお願いしたけど、後から来た客は特上ロースかつ(定食で2,100円)を注文していた。2種類の塩で食べるようで、なんだかとっても気になる。次回チャレンジしてみたい。(ただし、揚げるのに30分掛かるので要注意)

 カウンターの上には、ご飯のお代わりが200円という札が立っている。値段の割に、意外とセコイのね。


 美味い!美味い!美味い!
 
肉は見るからにジューシーだし、口の中に運ぶと、肉汁で口の中がいっぱいになる。肉はもちろん柔らかいんだけど、脂身に近いところになると、上質のロースハムのよう。

 ご飯は大盛だし、カツのボリュームが多いので、よほどの大食漢でなければお代わりすることはないと思う。逆にいえば、お代わりしたくなるくらい、カツの量が多い。

 
6時半には満席。それどころか、行列ができるくらいの勢いでお客がやって来る。
 文句なしで
★★★★★ とんかつマニアはぜひ一度来店してみて欲しい。住所: 川崎市宮前区宮前平3丁目10-17 電話: 044‐877‐5145

 ところで、ヒレカツはどうなっているんだろう…。


4月4日(日)

 南大沢のアウトレットで相方がスーツを買って、パンツの寸法直しを頼んだら、1時間以上掛るという。それならばと、カーナビでそばのとんかつ店を検索したら、八王子・松木の
とんかつ 串揚 味処 おか田が出てきた。
 昨日入ったしお田と屋号が似ているのでなんだか期待してしまう。

 
店内は一見、地方のラーメン店のような感じたけど、カウンター席でも席に余裕があり、居心地がよい。また、奥には座敷席もある。

 メニューを見たら、カツ丼は載ってない…。カツ煮しか載ってないので、これを注文しょうとしたけど、念のためにカツ丼をやっているか聞いたら、作ってくれるという。もちろん、お願いした。裏メニューということになる。
 相方は一番小さいロースかつ定食(幕下(140g) : 1,300円)を注文。

  

 カツは結構煮込まれているけど、ちょっと甘めの味付けが最高!

 
肉は充分にぶ厚いけど、火が通り過ぎていて、パサついている。また、煮汁を吸った衣は簡単に剥がれてしまう。だけど、せっかく作ってくれたんだから、文句を書くのも気が引ける。とはいえ、煮ていない相方のロースかつの衣も簡単に剥がれるので、カツ丼だからというわけでもないようだ

 会計したら、2,800円だったから、カツ丼は1,500円ということになる。
 評価は ★★かな。でも、相方の評価は最悪で、しばらくは『あの店のカツは本当に硬かった』と何度もいわれてしまった。


4月10日(土)

 先週、南大沢のアウトレットに向かう途中に発見した、
とんかつ 有の実(ありのみ)に行ってみることに。場所は東京と川崎の境界線付近とは思えないほど、のどかな雰囲気。
 店内も広々としていて、まるで長野や山梨の街道沿いの定食屋といった感じ。

 メニューを見てみると、
カツ丼が載っていないので、念のため水を運んできたご主人にカツ丼をやっているか聞いたら、『やってないです』ときっぱりいわれた。

 なので、
ロースカツ定食1,260円)もあったけど、厚切りロースカツ定食1,400円) が気になったのでこちらを注文相方はランチのロースカツ定食(950円)を注文した。

 料理が運ばれてくるのを待っていると、先に食事を終ったグループがタバコを吸いだした。
前述の通り、店内は広々としているのに、エアコンが停まっている為か、かなり遠くで客が吸っているタバコの臭いがとても気になる…。

 
とんかつを揚げる際の、ラードの甘い香りが漂ってきた。と、思っていたら、運ばれて来た。


 厚切りというけど、厚みは15mmくらい。だけど、ランチのカツが10mmくらいだから、あまり有難味がない。
 また、食べようとして、カツを箸でつまんだら、衣が簡単に剥がれた…。

 美味い! 肉が柔らかくって、無茶苦茶ジューシー! 脂身は口の中で溶けてなくなる。
 
ランチのカツと一切れ交換したけど、ランチの方は少しパサついた印象。もし同じ肉を使っているとしたら、火が通り過ぎているのかもしれない。

 評価は ★★★★。肉は満点だけど、衣と肉を別々に食べるのはとんかつを食べる際の醍醐味にかけるし、ご飯の器が肉に対してあまりにも小さいのは、せっかく高まったテンションが下がってしまう。
 住所: 東京都稲城市坂浜972 電話: 042-331-6777
 ヤフー地図の道案内で調べてみると、京王相模原線 若葉台から約1.9キロ、徒歩23分という結果だったけど、かなり起伏があるのでクルマ・チャリで来ることをお奨めします。


4月13日(火)

 勤務地が変わってから、仕事柄出張がほとんどなくなってしまったけど、この日は久し振りに埼玉・志木市に出張となった。久し振りの遠征だけど、取引先と同行したため、先方が選んだお店に入店することに。
 結局、国道463号線沿いにある、
たけのやというそば屋に入店。メニューを見ると、カツ丼セット(900円)があったので、期待しないで注文。


 カツ丼の味付けはかなり塩っぱいけど、食べられないレベルではない。肉は柔らかいけど、ジューシーさはない。
 
そばはラーメンでいえば家系という感じ。そばにしては歯応えがあるけど、そば特有の繊細さなどは全くない。
 
普通だけど、評価は ★★★


4月18日(日)

 この日は朝から気持ちよく晴れ渡っている。こんな時にチャリに乗らなきゃ、いつ乗るんだ!という感じだね。
 といいながらも、まだまだ最高気温は上がっていないので、お昼前まで待って、家を出た。

 昼飯は
二子新地にある、豚子新地に入ってみた。
 
店内はかなり狭いけど、かなりマニアックな雰囲気。席は1階はカウンター席だけど、2階にも席はあるようだ。一番客だったので、いきなり端っこに座るのは変だと思って、ちょっと真ん中寄りに座ろうとしたら、『端に座ってください』ととてもクールな声でいわれた。

 メニューにはカツ丼が載ってないので、いつもは念のため店員に確認するところだけど、カツ丼を出すような感じでは全くないのでやめておいた。

 
ランチのロースカツ定食は800円とかなりお手頃。ランチじゃないと1,200円みたいだけど、同じものかどうかは分からない。

 この店では
うつくしまエゴマ豚を使っているとのこと。エゴマとはシソの仲間で、最近健康食品として販売されているらしい。よく分からないけど、美味しくって、体に良ければいうことない。


 さっぱりしているのに、脂が載っている。肉が薄いのがダイナミックさに欠けるけど、どうやら、とんかつというより、フレンチのコートレットCotelette)を意識しているようである。そのためか、ソースの他にもいろいろな塩をカウンターの上に並べている。お奨めを聞いてみると、『ゲランドのセルグリ』とのこと。ちなみに、ゲランドは産地。セルは塩、グリは灰色の意味だという。
 ネットで調べてみると、ゲランドはフランス西海岸のブルターニュ地方にあるようだ。食べてみると、
味わい深く、あまり塩っばさを感じない。ごの塩だけでご飯が食べられそう。今度機会があったら、この塩を買ってみようかな。

 
塩でとんかつを食べていると、気分がコートレットを食べているように感じられるだけでなく、皿に盛られて来た漬物もピクルスのように感じる。塩味が抑えられて、おつまみとしても食べられそうだ。

 評価は難しいところだけど、また来てみたくなるということで ★★★★
 
お弁当でカツサンドもやっているので、天気の良い日に河原でお弁当を食べるという手もある。

 
暫くすると、別の客がやって来た。壁に貼られているメニューを見ながら、『カツ丼の貼り紙がなくなった』といっていた。えーっ、以前はカツ丼もやっていたのかな? 住所: 川崎市高津区二子1丁目1-23 電話: 044‐844‐0722



 4月29日は私たちの
結婚記念日である。その理由は、この日に初めてデートした日だから。
 韓国映画の『
猟奇的な彼女』でも取り上げられていたけど、韓国では付き合いだして100日目とか、1年目とかの区切りのタイミングを日本人には驚くくらい大切にしている。女性にとって、付き合っている男性がこの日をいかに演出したのかが直接的に相手の評価に繋がるといってもよいくらい。

 ちなみに、すでにレポートしてきたけど、付き合いだして100日目には
ピンクのバラ100本(15,000円)を贈り、昨年入籍した際にも、今度は赤いバラを100本(30,000円!)、朝に配達してもらった。(さすがに赤いバラは高い)

 今年は始めての結婚記念日。すでに結婚しているし、これまでマンションを2回移り住んだり、冷蔵庫や、洗濯機なのど家電をさんざん買ったので、さすがにバラ100本は厳しい状況。ハワイもいったしね。
 とはいえ、なにもしないんじゃ、後でなんといわれるかわかったもんじゃない。

 ということで、前回赤いバラを贈ったときにインターネットで発見した
東京花小街のサイトに行ってみた。昨年は、予約するのがかなり面倒だったので、お願いはしなかったけど、今回は別。安くバラが手に入るのなら、ぜひとも活用したいところ。

 何といっても、サイトに出ているのが本当であれば、
バラ100本で3,880円! 信じられないような価格である!
 もちろん、これには裏があって、サイトからそのままコピーすると:

  ※1 バラ100本3,880円のサービス品は月、水、金曜日のお昼12時からのご予約となります。
      ご利用日に一番近い曜日にご来店下さい。先着順。(電話も可。但し、ご来店の方優先)
  ※2 バラ100本3,880円のサービス品は仕入れ状況により数に限りがございます。
      また、天候・時期により提供できない場合がございますのでご了承下さい。


 バラ100本を3,880円で購入できるのはありがたいけど、基本的には決められた日にお店にいって買い付けなければならない。例え、会社を休んでお店に行っても、仕入れが少ないと、購入できない可能性があるということ。
 う〜〜ん、とっても微妙なところである…。

 そこで、会社を休まなくても、確実に花束を手に入れられる
事前予約でお願いすることにした。価格は8,880円。3,880円からは大幅に値上がりしてしまうけど、ピンクのバラをお願いした15,000よりは安価である。

 予約は電話で可能。だけど、料金は事前にお店に行って支払うか、銀行振込みを行う必要がある。どんなお店か分からないので、渋谷にある店舗に行ってみた。


 お店が見つからず、何度もお店に電話してしまったけど、いざ見つかると、なんでそんなに時間が掛ったのか分からなくなるくらい派手な店構え。246沿いに世田谷側から来たら、左側なので、まず見逃すことはないと思う。何度か、お店の前を通り過ぎてしまったのが信じられない。結婚式場関連のような、白くて、女性的な感じだと想像していたからかも知れない。

 お店で店員とちょっと話してみると、確実に入手したいのであれば、やっぱり事前予約がお奨めだとのこと。
 だけど、8,880円に、梱包費や川崎までの宅配便などを加えると、なんと
11,909円になってしまった。これじゃあ、最初に頼んだピンクのバラ100本(15,000円)とあまり変わらないな…。
 まあ、実際に花束が届いてから評価することにします。東京花小街のサイト: http://www.hanakomachi.com/giftflower/index.html


4月25日(日)

 最近は、羽田空港までチャリで行く途中にとんかつを食べて帰ってくるというのが、週末のルーチンになってきている。
 この日も、川崎競馬場そばにある
三好というとんかつ屋に行ってみたけど、12時をまわったところなのに暖簾がでていないので、お休みのようだ。

 そこで、その先にある
とんかつ かつ政にいってみることにした。川崎大師駅前かと思っていたら、駅からすこし離れたところに店を構える。

 店内に入ってメニューをみたら、カツ丼(945円)をやっていたので注文。ちなみに、メンチカツ850円。
 ヤクルトが付いていると思ったら、マルオカ メロディーだった…。でも、大根おろしが付いているのはありがたい。


 せっかくの揚げたてカツなのに、かなり煮込んでいる。全体的に脂が落ちた感じなので、ちょっともったいないな。
 
味付けは、濃くもなく、薄くもなく、ちょうど良い。というか、言い換えれば特徴がない。

 
評価は ★★★メロディーを一気飲みして、店を出た。

 追伸: 羽田空港に到着して、飛行機をよく見ていたら、もう現役を引退していたと思っていた
YS-11を2機発見。もう現役を引退していたと思っていたので、結構感動してしまった!
 ネットで調べたら、どうやらここは海上保安庁羽田航空基地で、未だに日本で5機現役で使用されているとのこと。羽田にはそのうちの2機が配置されているようだ。

 客席はほとんどないというので、フライトするのはまず無理だろうけど、天空橋駅そばのJALの整備工場と、たまたま迷って入ってしまった旧日本道路公団の事務所脇からもその雄姿を拝むことができた。
 また、ヤフーの地図でその位置を確認していたら、YS-11と思われる機体がそれぞれの位置で映っているようだ。
 まあ、マニアの人には当たり前だろうし、興味ない人には何を喜んでいるのか理解できないとは思うけど、私にはなんだかご褒美をもらったような気がしました。


4月29日(祭)

 東京花小街を紹介した際にも書いたけど、この日が私たちの結婚記念日。先日注文したバラが到着するのか心配だったけど、予定通り午前中に到着。写真の通り、個々のバラの質も悪くない。
 もちろん、相方は喜んでくれたけど、3年連続だとサプライズ慣れしているようだ。来年はどうしようかな…。

  



5月1日(土)

 ゴールデン・ウィークの間は、少なくとも関東エリアにおいては、自転車に乗るには最適な時期だと思う。乾燥している分、紫外線は強いけど、真夏のような
ギラギラした日差しはなく、大汗をかいても、サラッとしているのが気持ち良い。
 特に、多摩川に近いところに引っ越してきたので、チャリ・マニアにしてみたら別天地。これまで住んでいた東戸塚とは異なり、ここは
天国にかなり近いと思う。この日はサイクリングコースの両側に白い花が咲き乱れ、まるで沿道から声援を受けているよう。


 と、語りながらも、今週もとんかつ屋に向かうのである。
 この日入ったのは、川崎競馬場から比較的近い、
とんかつ&カレー 三好。お店の入り口の真上に布団を干しているのにはビックリしたけど、実は4月26日に来た時も、お店は営業していなかったけど、蒲団だけは同じように干してあった。もしかしたら、この布団がこの店のマスコット?? KFCのカーネル・サンダースと同じ扱い?? そういう目で見ていると、ゴーストバスターズのマシュマロ・マンのようにも見えてきた。

 お店に入ると、
昭和丸出しゴールデンウイークの中日の平日のせいか、12時を大きくまわったところなのに、客は私だけ…。
 
店内に貼り出されたメニューを見ると、カツカレー(800円)がお奨め料理のようだけど、カツ丼もやっていて、800円。ヒレカツ丼900円。もちろん、カツ丼をお願いした。老夫婦で切り盛りしているみたいだけど、料理を作りだしたのはご主人の方。

 かなり諦めかけたところで、カツを揚げる音がしてきた。もしかしたら、鎌倉の長兵衛のような展開か?


 カツ丼特有の甘い、なんともいえない香りがする。残念ながら、カツは煮込まれていて、衣にカリカリ感は全くない。揚げる時間が短いなあと思っていたけど、やはり肉は5ミリ強と、ちょっと薄め。やはり火が通り過ぎていて、パサパサしている。
 味付けもあっさりしているので、インパクトも弱い。いわゆる、お年寄り夫婦のカツ丼。昭和ノスタルジーといったところか。

 
川崎競馬場は新しくなり、川崎球場ではプロ野球の試合を行わなくなった。でも、この店はひっそりと、まるで川崎の街を守るように営業を続けている。
 
一方、意外なことに店内禁煙なので、こんな店にも平成の新しい波がすぐそこまできているようだ。★★

 私がカツ丼を食べていると、メッセンジャー系のヤングが店内に入ってきた。その彼は悩んだ後に、ヒレカツカレー(800円)とメンチカツ(450円)を注文していた。呆れるくらいの食欲だけど、自分もヤングだった頃にはそれ以上食べていた…。
 
新しい波に飲み込まれるのは、この店だけではないのかもしれない…。


5月5日(祭)

 天気が良いので、チャリに跨り、川崎駅周辺に向かう。
 川崎競馬を過ぎたところにある、
とんかつ 和富に到着したけど、営業していない。
 仕方ないので、事前に調べておいた、
かつ善に行ってみたところ、営業していたので入店。

 陽気な女将さんに席を案内され、メニューをみるとカツ丼は載っていない…。念のため、女性の店員にも聞いてみたけど、やっていないとのこと。
 
ランチメニューはないようなので、メニューの右端に載っていたロースカツ定食のA1,260円)を注文。


 肉は柔らかくって、筋もなく、臭みもない。でも、その一方、ロースならではのダイミックさのようなものはない。カツを揚げる際に、良質な豚肉から溢れ出した脂を、薄い衣で閉じ込めた感じ。なので、衣の内側は肉汁がしみこんでいる。
 
仕上がりはあっさりしているけど、こういう揚げ方が好きな人はいるんだろうな。
 
とはいえ、また食べに来ようとは思わないから、★★★。もちろん好みの問題だと思います。


5月6日(木)

 昨日でゴールデン・ウイークは終わったけど、会社が時短とかで半強制的に有休を取らされた。
 基本的に暇なので、クルマのオイルでも交換しようと、川崎市宮前区周辺を走っていたら、
とんかつ 勝義を発見。
さっそく中に入ってみることにする。


 席に着いてメニューを見ると、上かつ丼1,000円)とかつ丼800円)が載っているので、上かつ丼を注文
 
熟年夫婦は2人ともテンションが高いけど、辛気臭いよりはマシかな。

 平日のお昼時とはいえ、店内はほぼ満席。でも、お客は男性会社員風の客は少なく、引退した部屋着の夫婦か、親子連れといった感じ。地元の定連に支えられているようだ。

 暫くして、運ばれてきた。立派なサラダが付いてくるのはありがたい。
 
丼の蓋を取ると、青海苔の香りが鼻をつく。

  

 早速、カツから食べ始めてみるが、煮込まれていて、特に真ん中付近は脂が落ちて硬くなっている。これでは揚げたてのありがたみがないしかし、両端のカツは、衣は甘めの煮汁がしみこんで柔らかくなっているけど、肉はかなりジューシー。
 
お店としては好印象だけど、カツ丼は ★★


5月7日(金)

 この日も強制的に有休。天気は今にも雨が降りそうな感じ。なので、クルマで実家に荷物を取りに行くことにした。
 その途中、暇なのでいつも使わない道を使っていたら、東名・川崎インターの先にとんかつ屋を発見。
 
とんかつとそばの両方をやっているようだけど、とん忠そば忠両方の看板が掲げられているので、どちらがメインなのかわからない。一応、入り口の上はそば忠になっているが、ちょっと右にはとん忠と書かれている。

 
ファミレス風の店内に入って、メニューを見ても、一枚物のメニューがそれぞれあるので、印象がはっきりしない。
 
席のそばの壁に、越後もち豚ロースかつ丼(1,300円)の貼り紙があったので、こちらを注文。新潟のカツ丼のように、ソースをささっと潜らせたような、ひれソースかつ丼950円)もあるので、もしかしたら、新潟繋がりでそばととんかつをやっているのかも知れない。
 
…と考えるのは私だけで、作る側も食べる側もあまり気にしていないのかもしれない…。ちなみに、普通のかつ丼1,000円。

  

 しっかりとしたサラダが別皿でついてきた。カツもご飯もかなりのボリューム。
 食べ始めると、
カツとご飯の間に海苔が敷いてあって、かなり食べ辛い。

 
上に載っている玉子の方は半生で、カツをとじるための玉子とは別なので、玉子は2個を使っていることになる。
 肉は約1センチあり、真ん中付近はパサついているけど、ダイミックさを感じる。しかし、せっかくの揚げたてのカツは煮込まれていて、衣も厚いので、かなりふやけてしまっている。

 
カツの両端はジューシーさは残っているけど、衣がグズグズなせいもあり、胸がときめくことはない。
 
味噌汁にはタケノコが入っていたりと、気配りを感じるけど、カツ丼をまた食べに来ようとは思わない。(といいながら、7月4日にまた行ってしまいました)
 
 
評価は★★★。カツの煮方など、どこか改善したら、印象は大きく変わると思う。


5月9日(日)

 やっとゴールデン・ウイークも最終日。11日間だったから、完全に弛んでしまった。
 天気も良いので、チャリに跨り、川崎方面へ。この前行ったけど閉店だった
とんかつ 和富が営業していたので、入ってみることにした。

 
ちょっと狭めで、年季の入った店内だけど、とんかつマニアには、入りやすく、居心地が良い。
 
店員はご主人だけだけど、もしかしたら、それが居心地良く感じる理由だったりして。やかましい女将さんは、店に賑わいが出るけど、落ち着かない。丼物はかつ重1,000円)玉子丼650円)だけ。
 とんかつ店にしては若いご主人は、口数は少ないけど、かなり真面目そうな印象

  

 硬い…。肉は厚めなこともあり、歯が立たないくらい。筋があって噛み切れないのではなくって、歯が肉に入っていかない状況。ある意味、こんなに肉の硬いカツ丼は初めて。日本一硬い? だったら、世界一てこと?

 
味付けは甘さも控えめで、むしろ上品なくらい。だけど、衣はかなり煮込んでいるので、すぐ剥がれる…。
 
でも、両端は脂が落ちていないためか、結構ジューシー! このカツもとんかつで食べたらジューシーで美味いのかも。★★


5月15日(土)

 とんかつには段々飽きてきたといいだした相方をなだめつつ、『美味いとんかつ屋に連れてってあげる!』と、先日発見した宮前平の
しお田に向かった。

 6時過ぎに到着したら、ほぼ満席。どうしようかと迷っていたら、店内にいた客が一気に帰ってしまった。6時に客が1回転するとんかつ店も珍しい。

 席に着き、私はふつうひれかつ御膳(1,785円)、相方はふつうロース御膳1,890円)を注文。
 前回レポートした通り、この店のひれかつやロースかつは『たっぷり』、『ふつう』、『ちょっと少なめ』でカツの量を基準に3段階ある。
 相方は焼肉以外はそれほど食べないので、『ちょっと少なめ』にしようかと思ったけど、『ふつう』とは200円(税抜き)しか違わないので、『ふつう』にした。

 
ドッカーン! まるでジャンボ・フランクのようなサイズのとんかつが2本お皿の上に並んでいる。揚げているところを見た時は、豚肉でアスパラとかを巻いた、揚げものかと思っていたけど、実はこれは(『ふつう』の)ひれかつ。カツが切れていないし、席にはナイフが置いてない…。どうしたらよいのか悩んでいたら、女将さんが中で切れているので大丈夫という…。


 恐る恐る口に運んでみると、肉は中で輪切れになっている。なっているけど、外観からはどこで切れるかわからない。 分からないので、歯先でどこで切れるのか、切るべきなのかを手探り(歯探り)しなければいけない。
 衣が厚めなので、なんだがドーナッツを食べているような錯覚に陥った。

 一方、相方の
ロースは相変わらず超ジューシー! ただし、気持前回食べたカツの方がよりジューシーな気がした。
 
ヒレはさすがにジューシーさではロースにかなわないけど、普通のとんかつ店のロースよりははるかにジューシーだと思う。

 会計の時に、試しにどこの豚肉を使っているのか聞いてみたら、『
この日は栃木産だけど、質の良いものを使ってているので毎日産地が違っている』とのこと。カキとかだったら、よくありそうだけど、豚肉では珍しいと思う。通常は契約している畜産農家から仕入れているので、○○産三元豚とか、○○牧場の高座豚というのが一般的。こういうこだわり方もあるんだな。
 
ヒレは食べ辛いので ★★★★ロースは相変わらず ★★★★★


5月16日(日)

 
昨晩とんかつを嫌というほど食べたというのに、昼はいつも通りにチャリでとんかつを食べに川崎へ。入ったのは、ヤフーには登録検索されていないけど、この前周辺を走っている時に見つけた、大とんかつ 一(いち)という店。店内は明るくて、白木造りの店内は居心地がよい。メニュー的にはとんかつしかやっていないのに、女性客が多いのはそのためかな?

 
メニューにはカツ丼が載っていなかったので、女将さんに念のためカツ丼をやってないのか聞いたけど、やっていないという回答。そこで、一番人気と思われる上ロースとんかつ(900円)をお願いした。

 
他にも特上とんかつ大(2,000円)があると思ったら、極上とんかつ大2,800円)もやっているようだ。
 
上ロースとんかつの評価が良かったら、とても気になるな

  

 柔らかい! 衣も薄く、軽いんだけど、バンバン叩いて筋を切ったりしていなかったし、練り物のような人工的な感じもしない。肉汁が溢れ出したりはしないけど、パサパサした食感はない。

 
ボリュームも900円なら充分! 感激はしないけど、充分納得できる。
 そして、
端っこは無茶苦茶ジューシー! 食べ終わって、その軽さに驚いたけど、油にはラードはあまり使っていないようだ。店内も、あの香ばしいような香りはあまりしない。
 
誰にも勧められる。★★★★。 住所: 川崎市川崎区大島5-16-3 電話: 044-201-2663 定休日: 月曜


5月22日(土)

 この日も晴れたので、いつも通りチャリで川崎駅そばにとんかつを食べに向かい、宮本町にある
とんかつ とんQに入店。
 
ちょっと高級感のある店構え。店内に入ると、1階はお座敷のようなカウンター席しかなく、靴を脱いで席に着く。面倒臭いけど、小料理屋のような雰囲気は悪くない。

 メニューをみると、やはりカツ丼は載っていない。また、宇津井 健似のご主人には、カツ丼をやっているのかどうかを確認できないような緊張感がある。

 ランチのカツライス1,000円)はあるけど、せっかくなので、ロースカツ定食(1,890円)を注文。面白いのは、多くの店では、ロースカツだったら3種類くらいあるのに、この店は1種類しかない。また、他の料理も基本的に1,890円で統一されている。この辺りにもこだわりを感じる。


 うわあああっ、上質だあ! 衣はかなり薄く、すぐ剥がれるけど、肉は分厚く、柔らかい。でも、単に柔らかいだけでなく、リブロースのような弾力がある。そして、肉らしい味がする。

 かなりジューシーだけど、端っこなんて、脂の溶け具合はまるで上質の牛肉のよう。
 
少し値段は高いけど、納得の味と雰囲気。★★★★★

 
でも、なんで店名がとんQなのかわからない。正直、店構え、料理のレベルとは合わないと思う。どちらかというと、学生街のとんかつ店という響き。
 なんて考えていたら、回りで食べていたお客さんがみな帰って行ってしまって、私一人になってしまった。これはチャンスと、会計の際に『
店名はなんでとんQというんですか?』と恐る恐る聞いてみた。すると、大将は一瞬ビックリしたようだけど、昭和38年からこの名前でやっているだよね、というのがその回答。昭和38年といえば私が生まれた年だ。何かの縁かなと考えていたら、暫くして、『とんQのQが豚の尻尾の形に似ているでしょ?』といって大将が微笑んだ。
 職人気質の大将は、ちょっとお客さんと距離を保つように見受けられたけど、この時はちょっとだけその距離が短くなったような気がした。
 
住所: 川崎市川崎区宮本町5-2  電話: 044-244-6005 定休日: 日曜日


6月6日(日)

 今週もチャリで川崎に行き、カツ丼をいただくことに。
 まずは喜多八食堂に到着したけど、臨時休業…。なので、念のために調べておいた、
とんかつ 百万石に入店した。1階のテーブルが一杯だったので、2階席へ。だけど、2階もほとんどのテーブルは埋まっている…。といいながらも、満席には程遠い…。
 実は、独りで来た男性客がそれぞれのテーブルを使っているためだ。テーブルの数はあっても、それぞれ1人しか座っていないのだから、なんだか活気がない。しかも客は男しかいないんだから、むさ苦しい。
 先週入った、大とんかつ 一とは大違いである。

 
プラスチックケースに入ったメニューをみると、ランチメニューだけで、カツ丼は載っていない。外の貼り紙にもカツ丼は出ていなかったので、ランチのとんかつランチ(800円)を注文することにした。ちなみにメンチは650円!安い!だからこんなに男性客が多いのかな?

 でも、注文の際に、試しに店員にカツ丼をやっているのか聞いてみたら、やっているという…。
 
それではと、カツ丼をお願いした。お願いしたんだけど、ちょっと気になったので、隣りのテーブルに置いてある、束ねられていないプラスチックケースを見てみると、カツ重(ヒレ)1,100円が載っていた。

 慌てて、店員にメニューには載っていないけど、ロースに変更できるかと聞くと、ロースに変更してくれた。(値段は同じ1,100円)。
 
お店の人にはバタバタさせて悪いとは思うけど、客の目線で言えば、最初からすべてのテーブルにメニューを置くか、壁にお品書きを貼りだしておいて欲しい。

 思ったより早く運ばれてきた。なので、揚げたてなのかは不明。
 また、ご飯の上に載っているカツのうちの
1切れは、どう見てもヒレカツにしか見えない。食べてもヒレみたいだし、ロースカツで端っこが3つ載っているのは珍しい。サービスかな?それとも、カツ丼はヒレの残りでつくることにしていたから、混ざってしまったのかな?

  

 カツは甘辛く煮てある。肉はしっかり厚く、思ったよりジューシー!そして、柔らかい。
 
ボリュームは充分で、これからチャリで帰るのが辛くなるくらい。

 
★★★。悪くはないけど、またヒレカツ重を食べに来ようとは思わない。食前より、食後の方がコメントが少ないけど、あまり気にしないでください。単にコメントが書きづらいデキなだけです。


6月12日(土)

 川崎駅周辺のとんかつ店もチェーン店を取り除くと、店舗数は意外と少ない。
とんQには先日入ったので、残りはとんかつ 喜多八くらいとなる。

 チャリを店頭に停めて、店内に入ると、
一階は基本的にカウンター席のみの、とても狭い空間。でも、二階席もあるようだ。メニューを見ると、カツ丼(850)は1種類しかないので、こちらを注文。
 客は平均年齢60歳の男性という感じかな。とても枯れた雰囲気。

 しばらくして運ばれてきた。
 
隣のオヤジが食べているロースカツはサクッとした食感で、かなり美味そうなのに、こっちは煮込まれていて、あまり美味そうじゃない…。

  

 ん、肉が薄い! 厚さは2ミリ〜3ミリ。衣の方が厚いくらい。日本一薄い肉を使ったカツ丼かと思ったら、肉を2枚重ねて使っていた それでも薄い。
 
味付けは甘いし、ご飯はパサついている。玉子が半生なのは良いんだけど、衣が汁を吸っているので、ヌルヌルして気持ち悪い。
 
評価は


6月21日(祭)

 フレンチの後は、
仏蘭西亭(ふらんすてい)、という名のとんかつ店。とんかつ 仏蘭西亭とは、かなり思い切った店名だと思う。場所は先日報告した、とんかつ 武信の先。最寄駅は小田急線 生田駅になると思うけど、4キロくらいはある。この辺りは起伏が激しいので、歩いて行くのはやめた方が良いと思う。

 カツ丼はヒレかつ重(1,050円)しかやっていない。カツ丼をやっているのに、ロースをやっていないのは珍しい。
 相方は、
ランチのロース定食(990円)を注文。

 ヒレかつ重が運ばれてきた。1,050円の割にはカツが小さいな。


 カツはしっかり煮込んであるのに、食感は不思議としっかりしていて、グズグズした感じはない。肉の方は、ヒレらしい味がする。

 
味付けはしっかりしていて、ツユダク気味だけど、甘味が強くないので、普通に食べられる。
 
値段の割にカツのボリュームが少ないし、★★★相方の方は結構満足していたので、★4つ。


6月26日(土)

 川崎 登戸に
とんかつ 八向という店があるが、本当にそのすぐ先、同じ並びにもやまとというとんかつ店がある。とんかつ店を探すのがなかなか大変な中、独立店がこんなに近くに店を構えるのは珍しいと思う。

 店内に入り、メニューを見てみると、
カツ丼は800円で載っている。 ヒレカツ丼(1,000円)もあるけど、もちろんカツ丼を注文。基本的にはフライ物が中心のようだ。
 店内は
高級感は全くないけど、清潔で、カウンター席も多いので、だれでも入りやすいと思う。

 しばらくしてカツ丼が運ばれてきた。

  

 玉子はあまり煮込んでなく、トロッとした仕上がり。味付けは少し塩っぱいけど、味がしっかりとしているので、あまり気にならない。
 
カツはすこし少ないけど、肉は鶏肉のように柔らかい。一方、端っこはヒレ肉のような食感。

 
衣はほんの一部にカリッとした食感が残っているけど、基本的には汁を吸っている。でも、だからといって簡単に衣が肉から離れないのはさすが。
 評価は
★★★。あまり特徴がないというのが正直なところ。


2010年第2四半期のレポートは以上です。

3月に引っ越しをして、バタバタしていたけど、
なんとか落ち着いてきました。
できるだけ早くアップするようにします!


< To Be Continued >

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