『やっぱりカツ丼!』 2010 1st Qtr
★★:普通です ★★★:なかなかです ★★★★:お奨めです ★★★★★:おいしい店を教えてください
1月1日(祭)
元旦である。
新年早々、ダイエー東戸塚店にあるくろべえに行って、ランチの食べ放題で焼肉をいただく。
炭火じゃないし、アメリカ産の輸入牛肉だけど、なんと1人1,280円! しかも、1,280円とは思えない肉の質。はっきりいって、安楽亭や焼肉のさかいとかの通常のカルビ肉よりは厚くて、柔らかく、断然美味い!
一方、肉はカルビ肉だけなので、単調になり、黙々と食べ続けることになる。だけど、その辺の定食屋で焼肉定食を食べたら、一掴みの焼肉なのに、800円くらいは取られてしまうので、食べ放題で1,280円なのだから、とっても納得プライスである。
実は国産牛を使った、カルビとタン、そして豚トロのセットも1,980円であるんだけど、タンは見た目だけで、硬くって、噛み切れないくらいだった。ただし、カルビと豚トロは値段を考えれば、十分に納得できるレベルで、霜降りのかかった和牛カルビはまたトライしてみたい。
これまで、相方と結婚して良かったと思ったことが何度かあったけど、この日もつくづく彼女を選んでよかったと思った、なぜなら、普通の日本の女性なら、正月・元旦のランチから焼肉なんて、全くありえない選択だと思うから。
単に付き合いで入っただけでなく、私とほぼ全く量を食べるんだから、本当に凄いと思う。体重なんて僕の約半分なのだから、正直どこに入っているのか不思議になるくらいである。
なんてことを考えていたら、男性店員がやってきて、『もう、終わりですか!?』と聞いてきた。2人で大皿2枚と、小皿1枚を平らげ、箸が完全に止まっていたので、『もう食べられません!』と答えた。
すると笑いながら、『この前、1人で来た若い女性が、5枚完食しましたよ!』というではないか! 若い女性1人で焼肉を食べに来ること自体凄いのに、なんと5枚とは…。
1月4日(月)
明日までソウルに帰っている相方は戻ってこないし、会社は明後日から。
外は寒いけど、家でグダグダしていても仕方ないので、ヤフーで検索して、横浜・東神奈川駅そばにあるとんかつ せんのきに行ってみた。
外から見ると、店内は狭そうだけど、中に入ると意外に広い。そして、結構お客が入っている。誰でも気楽に入れる雰囲気だからかな。
席について、メニューを見ると、残念ながらカツ丼はやっていない…。メンチカツ定食(683円)もあったけど、ロースカツ定食(998円)を注文。
1,000円にしては肉が厚くて、ボリュームがある。パン粉はかなり小さくて、衣は薄い。
厨房では肉をガシガシいわせて筋を切っていたので、どんなカツが出てくるのか、楽しみというか、心配していたくらいだったけど、まるで良質のハムのような食感。ギュッと詰まった感じ。こんなとんかつを食べるのは初めてかもしれない。
見た目通り、カツがボリュームあるので、ごはんが先になくなった。これで1,000円なら、大満足!★★★★★!
メニューをよく見たら、六角橋にもお店があるようだ。今度、行ってみよう。 住所:
横浜市神奈川区西神奈川1-10-16 電話: 045-323-2911
家で1時間くらいマグネット・バイクに乗った後、晩飯は相鉄
鶴ヶ峰駅から1.5kmくらいのところにあるとんかつ かつ平にクルマで向かった。
7時過ぎに到着すると、暖簾が裏返しで掛かっている。もしかしたら、すぐに閉店なのかと思ったら、通常営業中のようだ…。
壁に貼られているメニューを見ると、かつ重(1,260円)が載っていたので注文。他にひれかつ重(1,470円)もある。
ふとテーブル上の小さいメニューを見てみると、かつ丼やひれかつ丼が1,050円で載っている…。どうやら、こちらの丼物も注文できたようだ。
中年の大将と、入ったばかりと思われるバイトの少年というコンビは、ぎこちないけど、なんだか昔を思い出し、新鮮な感覚を覚えた…あっ、もう、中年の大将の側にいることを忘れていた…。
見た目はイマイチだな。玉子は半生なんだけど、衣はかなり煮込まれていて、一部は食べる前から肉から剥がれている…。
カツを食べてみると、肉はパサパサで、臭みを感じる
せっかくの揚げ立てなのに勿体無い。
美味かったら、次回はカツ丼を食べに来ようかと思ったけど、このデキだと多分2度と来ないと思う。★+。
1月5日(火)
ちょっと遅くなったけど、鎌倉八幡宮で初詣。
そして昼飯は、久し振りに逗子マリーナそばのめしやっちゃん。前回、天丼の大盛りを完食できなかったので、暫くはお店に近付けずにいた…。
この日はもちろん天丼ではなく、まぐろホホ肉ステーキ定食(980円)を注文。相方はぶりのてりやき定食(750円)にして、小あじからあげ(500円)もお願いした。
まぐろのステーキは凄いボリューム! 臭みのないマグロをガツガツ食べていると、まるで上質の豚肉を食べているような錯覚に陥った。もちろん美味い!
相方のブリ照りも脂が載っていて、ご飯がガンガン進むし、アジの唐揚げもカラッと揚がっていて、臭みもないので、ポリポリと食べ続けてしまう。
この店の良いところは、なんといっても敷居が低いというか、気楽に入れるところ。いつ行っても、行列しなきゃいけないゆうき食堂は、食べていてもなんだか落ち着かない。この日は
★★★★+。
1月11日(月)
小田急相模原はとんかつ天国であることを検証するために、この日もガサイレ。小田急相模原の駅を降りて、予めチェックしていたお店を探したけど、見つからない…。
かなり歩いても見つからないので、諦めて別のお店を捜していると…なんだか小汚い定食屋を発見…。お店の名前は、なんと、めめちゃん!
試しに店頭のサンプルを見てみたら、カツ丼があるではないか!
やっべーっ!
美味いカツ丼は期待できなそうだったので、本当は入りたくなかったけど、小田急相模原を制覇するためには仕方がない。覚悟を決めて店内に。
カウンター席6席と4人掛けテーブルが2つ 。カウンターの椅子は使い込まれていて、とても不安定で、落ち着かない。
40代と思われる女性店員と、ヒゲをはやした『マスター』(お爺さん)がお店の人で、お客は男性がひとり。カツ丼ができるか聞いたら、女性定員がちょっと考えてから、『できます…』という…。
でも、実際の料理は爺さんが作るのかと思ったら、女性の方が作り出した。
カウンター席に座って、作るところを何気に見ていたら、意外にも、カツを揚げているではないか!
平皿だ!でも、見た目は意外と美味そうだ!
まず、手前の玉子の部分を食べてみると…。醤油味がかなり控えめで、一方、砂糖をかなり使っているので、まるで普通の玉子焼きのよう。
一方、肉はかなり厚くて、柔らかく、無茶苦茶ジューシー!! 肉だけの評価だったら、余裕で合格! ボリュームも十分だし、臭みもない。衣もカリカリ感が残っているし、ご飯と味噌汁はイマイチだけど、想像していたよりはマシ。
となると、問題は味付けか、店構えか? 多分、この店でとんかつ定食をしたら、なんの疑問もなく、普通に完食していたんだろう。
評価は ★★+。カツ丼は、会計したら、700円でした。
1月13日(水)
この日もまた小田急相模原で下車し、一昨日お店を発見できなかった れもん亭 に向かう。
いかにも昭和という感じのメイト商店会のゲートをくぐって、すぐ右にお店を発見。店構えは控えめだけど、美味いとんかつを食べられそうな雰囲気。
店内に入ると、カウンター席しかないとはいえ、ほぼ満席…。どうやら、ジモピーで盛り上がっているようだ…。あきらめて、比較的そばにある とんかつ さがみ に行ってみた。
ちょっと年季の入った店内はかなり広いのに、客はオヤジ1人…。
メニューを見たら、カツ丼は載っていない…。 とんかつ定食でも注文しようかと思ったけど、試しにカツ丼をやっているのか聞いてみたら、作れるというのでお願いした。裏メニューということになるな…。
ボケ〜ッとテレビでバラエティ番組を見ていたら、カツ丼が運ばれてきた。お重を開けたときの匂いがたまらないなあ…。ふたをあけると、結構煮込んでいる。ちょっと期待できそうもない…。
……美味い! まずはちょっと焦げたような、独特の風味がある味付けが最高! そして、肉は柔らかくって、超ジューシー! 衣は薄く、煮込まれているので、剥がれやすいけど、端っこなんてカリカリの食感が残っている。
断面を見ると、肉の赤みがかなり残っている。生っぽいけど、大丈夫かな?
とにかく美味いカツ丼を食べた また、絶対に来よう!
評価はもちろん合格だけど、見た目があか抜けていないのと、オリジナリティがあまりないので
★★★★+!
会計したら、なんと1,000円! 会計する前に、立ち上がって暫くご主人の厨房での動きを見ていたら、どうやら注文を受けた後、肉の塊から切り出しているようだ。知れば知るほど、この店が気に入ってきた。
この店のロースカツ定食も食べてみたいな。 住所: 相模原市相南4丁目23-13 電話: 042-742-3365
1月19日(火)
出張で広島に来た。同僚との待ち合わせは、午後1時。まだ1時間以上あるから、美味いカツ丼でも食べたいところ。…だけど、これまで何度か広島駅周辺でカツ丼の美味い店を探したけど、まともな店が見つからなかったので、望みは薄い…。
この日も30分近く歩いたけど、結局、新しいお店は見つけられなかった。仕方ないので、駅ビルに入っている
酔心 という居酒屋のランチメニューで、カツ丼(840円)をやっていたので、入ってみることにした。
居酒屋のランチメニューだから、すぐに運ばれてくるかと思ったら、なかなかやってこない…。集合時間がかなり近づいたところで、なんとかお目にすることができた。あと数分遅れたら、食べないで出てくるつもりだった…。
(またまた携帯で撮影。ピンボケですみません。)
揚げ立てのようだ。肉は薄いけど柔らかい。また、衣にはカリカリ感が残っている。
とはいえ、本気でカツ丼を出しているお店とはお話にならないレベル。そもそもこのカツ丼はランチメニューで、お店として思い入れもないようだ。
美味い店がない広島駅だし、★★★。
1月25日(月)
全然知らなかったんだけど、横浜・石川町駅そばの雑居ビルにプチ・秋葉原という感じの電子部品を扱っている店舗が軒を連ねていて、オタッキー系から、普通の会社員でかなり賑わっている。
私は仕入先から供給停止となった、カーボン系の抵抗を購入。最近、この手の部品が次世代・次次世代部品の普及により、どんどん手に入らなくなってきているのだ。
これまで、ほとんど縁のなかった世界だけど、マニアックな空間に身を置くのは緊張感があり、なかなか楽しい。
で、せっかく久し振りに石川町に来たので、相方を呼び出して、中華街に寄っていくことに。
中華街西門をくぐり、中華街に到着したけど、なんだか雰囲気が違う…。あっ、辣(ラー)がなくなっている! 私のランキングで7位だったのに、閉店してしまったようだ。切れのある麻婆豆腐を出していたのに、とても残念である。
いろいろ悩んで、結局入ったのは京華楼本店。私のランキング1位なんだけど、入ったのがかなり前だったし、1回しか入ったことがないので、本当にこの店を1位にしてよいのか、ずっと自分の中で心配だった。
ラーメンと同様に、作り手側にもバラツキは多少はあるし、食べる側には作り手以上に体調を含めて、評価にはバラツキがあるのはいうまでもない。ましては、まだ舌が出来上がっていない、調査の初期に入ったのであれば、なおさらである。
席について、まずは陳麻婆豆腐(1,700円)を注文。他には、四川担担刀削麺(900円)、中華丼(900円)、焼き餃子(600円)、春巻き(700円)をお願いした。
麻婆豆腐はラー油が多くて、ネチョっとした食感。辛さは3段階の真ん中にしたせいか、あまり辛くない。やはり、一番辛くした方が味的には良かったのかも。といっても、すぐに汗が出てきたけどね。
でも、期待が高すぎたためかもしれないけど、味付けがちょっと塩っぱいし、なんだか1位という感じではないな。
一方、一品料理はみんな2,000円くらいするけど、丼物や麺類のほとんどが1,000円以下。これは予算が厳しい我々にとってはありがたい。
と、評価しながらも、中華丼がイマイチで、とても残念。せっかく作ってくれたんだけど、この味じゃあ食べる理由がない。
といって、この店の目玉商品である担担麺も残念なデキ。麺はすごい量なんだけど、味付けが全然美味くないので、8割方残してしまった。
春巻きは至って普通。なんの驚きや失望もない。いかにも手作りという餃子はほんのり甘いけど、納得のデキ。中華街全般的に、焼き餃子のレベルは高いと思う。
評価は、お店としては ★★★+くらいかな。麻婆豆腐は ★★★★+。
ちなみに、カシスオレンジがメニューに載っていてビックリしたけど、飲んでみたら、明らかに缶入りの味だった。
もちろん、ランキングを変更します!
1月31日(日)
昼下がりに、ダイエー東戸塚店にあるくろべえで焼肉の食べ放題を気持ち悪くなるくらい堪能したというのに、晩飯はクルマで横浜・井土ヶ谷にある
とんかつ美とん さくらい に入店。
店構えは、年季が入っていて、あまりパッとしないけど、店内に入ったらすごい人気。熱気でムンムンしている。1階の奥には座敷席もあるし、2階席もあるようだけど、それでもほぼ満席というのは凄いと思う。みんな肉が好きなんだな。
メニューを見たら、かつ丼が1,050円、味噌かつ丼は1,140円で載っている。もちろん、かつ丼を注文。相方は小ロース味噌とんかつ定食(1,040円)を注文。
店内の貼り紙とかを見ていると、この店のウリは釜焼きとんかつのようだ。また、この店以外にも、上大岡、岡村、食肉卸売センターの3店舗あるとのこと。
白木造りのカウンターは年季が入って、茶色くなっているけど、なかなか趣があって、居心地がよい。
かつ丼が運ばれてきた。美味そうだ。
肉は厚みが1センチくらいあって、すごく柔らかいんだけど、肉の味があまりしない。だけど、端っこは弾力があり、ジューシー。衣は薄く、かなりしっかり煮込まれているのに剥がれていない。さすがだね。
ボリュームはかなり多いので、完食するのはかなり大変だった。味付けはほんのり甘いけど、あまり気にならない。
評価は難しいところだけど、他の3店も行く前提で
★★★+。
でも、日曜日の夜だというのに、これだけお客がひっきりなしに入ってくる店も珍しいと思う。
2月4日(木)
会社にクルマで行って、帰りがけに同僚を家まで送った後、長津田周辺でナビを使ってとんかつ店を検索したら、とんかつ 勝善が出てきた。早速、行ってみることに。
なかなかしっかりとした店構え。暖簾を潜ると、店内は広すぎることもなく、狭すぎることもない。席がゆったりとしているためか、居心地が良い。また、不思議と美味いカツ丼を出してくれそうな雰囲気がする。なぜなのだろうか?
かつ丼(930円)は1種類しかないので、ちょっと心配していたけど、運ばれてきたら安心!
思いっきり美味そうだ!
まずはカツにかぶりついてみる。半生の玉子で軽く閉じられているので、玉子とじカツ丼の味わいと、揚げたてのカツのカリカリっとした食感を味わえる。また、火が通りきっていない玉ねぎがシャキシャキで、良いアクセントになっている。
そして、なんといっても、味付けが最高!
一方、肉があまり厚くなくって、パサついている…。これでジューシーだったら、いうことがないのに。とても残念。まあ、好みの問題かもしれないけどね。
評価は ★★★★の上。肉がジューシーだったら、5つ★だったと思う。見た目も美味そうだしね! 住所:
横浜市緑区十日市場町814-10-101 電話: 045-983-8583
2月7日(日)
ヤフーでとんかつ店を検索していたら、横浜・弘明寺にとんかつ割烹 陣屋を発見。
クルマで行ってみたら、店構えが地味で、こじんまりしていたので、通り過ごしてしまった。
20人くらいは入れそうな店内は、昼過ぎだというのにほぼ満席。なかなかの人気のようだ。
カツ丼が壁に貼られたメニューに載っていないので、女将さんに聞いてみたけど、やっていないとのこと…。仕方ないので、ランチメニューのとんかつ定食(940円)をお願いした。
うまっ! ちょっと獣臭い感じがしたけど、肉は厚くて柔らかいし、この値段なら満足。脂身もあっさりしていて、口の中で溶けてなくなる。逆にいえば、肉汁が溢れるようなジューシーさはない。
刻んだキャベツもシャキシャキで、キャベツだけで一膳食べられそう。ご飯・味噌汁・香の物も美味いので、全体の印象を引き上げる。
でも評価は ★★★★。やっぱり獣臭いのが気になる。 住所: 横浜市南区通町4-91 電話: 045‐741‐6752
2月8日(月)
小田急相模原で下車して、この前入れなかったれもんに向かう。でも、入店したら、直前に予約が入ったということで断られてしまった…。
仕方ないので、駅の反対側にあることぶきを探したけど見つからない。
半分諦めかけたけど、目の前に肉屋があったので、聞いてみたら、教えてくれた。
その通りに歩いて行くと、住宅地にお店を発見。だけど、月曜日は定休日だとのこと…。
仕方ないので、そばにあった立ち食いそば屋のような店でカツ丼をやっていたので入店。
店の名前はそばと定食 朝飯 くまさん。中に入ってみると、意外としっかりした店のようだ。
カツ丼は680円だけど、そばかうどんが付いたセット(750円)があったので、こちらを注文。
値段が安いので、全く期待していなかったけど、なんとカツを揚げているではないか!
でも、やっぱり期待し過ぎたようだ…。
カツ丼のちょっと甘めの味付けは悪くないんだけど、肉が硬過ぎる。また、せっかくの揚げ立てなのに、しっかり煮込んでいるので、衣が簡単に剥がれてしまう。
そばの方も、甘めのツユは良いんだけど、そは自体が運ばれてきた時から伸びている感じ。
まあ、★★+くらいでしょうか。
2月13日(土)
昼飯はカツ丼にすることにして、横浜・戸塚周辺のとんかつ店にクルマでいってみたけど、合計3軒、全部ギリギリで入れなかった…。ついていないな。
最後に訪れたのは、戸塚駅に比較的近い、とんかつ 田中。せっかくコインパーキングにクルマを停めたので、すぐそばにあるそば店 満留賀に全く期待しないで入った。
寒々とした店内は全く緊張感がない。かつ重(800円)、上かつ重(1,100円) の他にかつ丼セット(980円)がメニューに載っている。ちょっと悩んで、上かつ重を注文した。
暫くして運ばれてきた。やはり、期待しなくて良かったようだ。
揚げ立てではないカツの衣は、煮汁を吸ってグチャグチャ。肉は厚めで、意外とジューシー。
カツをとじた玉子の他に、生玉子が載っている。これが300円の違いの証なのか? その玉子を割って、ご飯に混ぜていたら、カツの衣が全て剥がれてしまった…。
衣が剥がれたカツは、マスクを剥がされた覆面レスラーのように惨めである。さらに剥がれてしまった衣は、引き裂かれてしまったマスクのように存在の意味を失う。
★+。誉めるべきところはなし。
2月14日(日)
新横浜周辺で家具とか買い物した後、カーナビでとんかつ店を検索したら、かつ亭 喜多八が出てきた。とりあえず、お店のある緑区北八朔町に行ってみたら、営業しているので入店することに。
かなり趣のある店構え。店内に入ると、お座敷にはひな人形が飾っている。横浜にいることを忘れるくらい、家庭的な雰囲気。料理人の緊張感など全くない。
メニューを見ると、とんかつだけでなく、寿司もやっている…。かつ重は1,100円。相方はひれカツ定食(1,470円)を注文。
とんかつはもちろん揚げ立て。結構無茶苦茶で、適当な盛り付けだけど、玉子は半生だし、美味そうだ。
カツは意外と煮込まれていて、肉は硬く、パサパサになっているところがある。衣も思ったよりツユを吸っていて、カリカリ感はない。
端っこになると、少しジューシーになるけど、我を失うほどではない。
味付けはほんのり甘めだけど、味付けが少し薄味なので、普通に食べられる。評価は
★★+。
ちなみに、ヒレカツを一切れもらったけど、柔らかくって、相方の評価は上々。カツの量はかなり多かった。
2月26日(金)
会社が休みになったので、平日だというのに戸塚の外れにあるとんかつ割烹 たにぐちに相方と行ってみた。
冬季オリンピックをカーナビで見ていて、ちょうど真央ちゃんが滑走に入る直前だったので、店内のテレビのきれいな画像で見ようと急いで入店したら、テレビはなく、AMラジオでオリンピック中継が流れていた…。
フィギュア・スケートをラジオで聞いていても、さっぱり分からない。トリプル・アクセルくらいなら分かっても、ダブル・トー・ループやサルコとかいわれたって、頭の中でイメージなんかできるわけがない…。
結局、キム・ヨナが金メダルを取って、相方は大喜び!
こういう時、自分が国際結婚をしたことを思い出す。
注文はもちろんかつ丼(890円)。
絶妙な味付け。そして、玉ねぎがシャキシャキで、食感に変化がある。
カツは柔らかいけど、それほどはジューシーではない。また、カツ 肉の量はそれほど多くはないけど、値段を考えれば納得。
とはいえ、4つ★以上をつけるような、食べる人を惹き付けるところはない。★★★。
2月28日(日)
近いうちに小田急沿線に引っ越すことにしたので、この日は物件探し。
東戸塚に帰ってきたけど、飯を作るのも面倒だし、遠出もしたくない。そこで、この前行った、国道1号線沿いの福徳屋でカツ丼をトライすることに。
前回はそばとのセットだったから、単品(900円)を食べるのは初めて。前回の印象が良かったので期待は大。
上品な味付けはたまらないんだけど、カツが揚げたてじゃない…。そして、肉は柔らかいんだけど、衣はグズグズで、カリカリとした食感など全くない…。
やっぱり、この店ではそば、うどんを注文すべきなのだろう。
ちなみに、相方のかけうどんはかなり太いんだけど、伸びきったような感じ。歯当たりは柔らかくてよいんだけど、腰がないのは意外なくらい。
★★+。 まさか、オーナーが変わった?
3月14日(日)
なんとか引っ越しも土曜日に完了。翌日は残った荷物と、退去した部屋の掃除のために再び東戸塚に向かう。
ちなみに、これまでレポートしたことがあったかどうかは覚えていないけど、東戸塚に引っ越してきた時に、なんだか不思議に落ち着いている自分に気が付いた。
なぜだか分らなかったんだけど、その後、相方と入籍した際に、自分の出生地が横浜市戸塚区だということが新しい様式なった戸籍謄本を見て分かった。窓口に来たのが今は亡き父親だというのは驚きはないけど、その時の心境を今思うと、なんだか胸が熱くなる。
そんな戸塚区ともお別れである…。ただし、引っ越しをした理由が、相方が吉祥寺で就職したためで、センチに浸るような心境ではない。さっさと、昼食を済ませて、東戸塚の部屋を掃除しなくては。でも、食べるものを食べないと、体は動かない。ネットで調べて、新しい棲み家に比較的近い、とんかつ 武信に入ってみた。
コンクリート打ちっぱなしの超モダンな店内。かなりの高級感で、郊外の単なるとんかつ店とは思えない。厨房は店内を見下ろすように、2階に位置する。まるで、DJルームのようだ。そして、店内にはクラッシック(交響曲)が流れる。
しかし、メニューを見ると、ロースかつ定食が1,260円。ロースかつ重定食も1,260円とちょっと高めだけど、驚くほどでもない。
一方、特製ロースかつ定食は4,000円とかなり価格帯に幅がある。また、丼物メニューはロースかつ重、ヒレかつ重、エビ重の3種類だけ。
私はもちろんロースかつ重だけど、相方はいつもはヒレカツなのに、この日からロース。どうやら、ロースの美味さが分かりだしたようだ。
店名を聞いて、マニアの人なら!と思ったかも知れないけど、この店は、代々木上原の有名店、武信 分店(ランキングは茜が閉店したので現在10位)の本店で、分店の方はこちらの息子さんがやっているとのこと。
なるほど、あの店も超モダンな出来映えだったので、DNAが引き継がれたということなのだろう。
美味い! カツは小さめだし、甘めの味付けだけど、肉は柔らかくって、数回噛んだらなくなってしまった。
カツはかなり煮込まれていて、揚げたてのカツのカリッとした食感を味わえないのは残念。
評価はお店も含めて ★★★★+。やっぱりカツが小さいのは盛り上がりに欠けるし、せっかくのロースの揚げ立てなのに、ジューシーさがないのも残念。相方のロースかつも、柔らかかったけど、ジューシーさはあまりなかった。
でも、誰でも連れて来れるとんかつ店はあまりないので、いろいろ使い方はあると思う。デートにも使えるとんかつ店という感じかな。
次回は特製ロースかつ定食に挑戦だね!
注文の際に女将さんと分店の話をしていたことを、女将さんがご主人と話していたようで、会計の際にご主人がわざわざ2階の厨房から降りてきてくれた。
まずは、交響楽が流れるとんかつ店は珍しいと切り出すと、実は交響楽より、できるだけ楽器の少ない音楽が好きだとのこと。そちらの方が聞いていて疲れないらしい。そういえば、前回私が分店に行った時は、ラテン音楽(カエターノ・ヴェローゾ)が流れていた旨を話すと、分店では通常はジャズを流しているとのこと。たまたまラテンを流していたようだ。
また、店舗デザインについてお聞きすると、本家は男性の建築家だけど、分家は女性だという。とくに分店については、いろいろ楽しそうに話してくれたご主人は、本当に息子さんのことを愛しているんだなと感じた。自慢の息子という感じでもあり、また、息子の実力を認め、お互いに刺激し合っているようにも見受けられた。
美味い料理を作るためには、どんな有名なお店で修行したかというより、どれだけ温かい家庭で育ったかが重要なのではないか。 そんなことを感じた。
住所: 川崎市多摩区南生田4-12-5 サイト:
http://take-shin.net/
3月21日(日)
ヤフーで検索していたら、小田急 柿生駅のそばにとん鈴というとんかつ店を発見。早速行ってみることに。
店構えは結構高級感があるけど、店内は至って普通のとんかつ店。ただ、3連休の中日とはいえ、満席というのは意外。結構人気があるようだ。家族連れが多いので、多分、駅前にファミレスがないからだろう。
メニューを見てみると、カツ丼はやってない。美味いカツ丼が食べられそうだったので、とても残念。
仕方ないので、メンチかつ定食(1,207円)を注文。相方は、今回もロースかつ定食(1,417円)。だんだん、ロースの美味しさがわかってきたようだ。
メンチは衣には大きめのパン粉を使っているけど、割ってみるとかなりソフトな仕上がりで、無茶苦茶ジューシー。だけど、逆にいえば、フワッとしていて、存在感は弱い。体育会系の大食漢なら、メンチで丼飯2杯は食べたいところだけど、このメンチじゃ無理。
箸で割った写真も撮ったけど、切れ口が汚くって、なんだか気持ち悪いので、切る前の写真を載せます。
一切れもらったロースかつも、ジューシーさはなく、どちらかというと練り物のような食感。筋とかは感じないけどね。
とはいえ、店や店員の雰囲気も悪くないし、★★★+。(多分2度と来ることはないと思うけど…)
3月26日(金)
この日は会社が休みだったので、相鉄・小田急大和駅すぐそばにあるかつていにいってみることに。実はこの店に来たのは4回目だけど、入店するのは初めて…。
最初は会社が終わってから来てみたら、7時くらいだったのに、閉店していた。
2回目の時も、会社を終えて来てみたら閉店していたけど、たまたまご主人が仕込み用の食材を店内に持ち込むところだったので、思い切って尋ねてみた。すると、現在はランチタイムしか営業していないとのことだった。
ということなので、3回目は会社を午後から出社することにして、ランチタイムに来てみたんだけど、12時近くになっても、営業を開始しないので、休みかも知れないと判断し、他の店に入ってしまった。
それで、今回が4回目。でもよく考えたら、5回目になるかもしれない。昨年の6月18日にかついちというとんかつのチェーン店をレポートしたけど、実は、この時もかつていに行こうとしていたのに、間違えて入ってしまったから。
まあ、念願の入店ということには間違いない。
壁にはかつ丼が750円と、ランチタイムのメニューのかつ丼が600円で貼られている。だけど、ランチタイムしか営業していないんだから、750円のかつ丼は食べられないことになる…。
なんてことを考えていたら、カウンター越しでカツ丼が運ばれてきた。しっかりと煮込まれているけど、美味そうだ。
かはり、カツに火が通り過ぎていて、少し硬くなっている。また、噛む度に肉の筋もプチプチと切れる。
一方、少し甘めの味付けは懐かしいし、玉ネギのシャキシャキとした食感が丼にリズム感を出している。
わざわざ何度も足を運ぶほどではないけど、端っこは結構ジューシーだったし、印象は悪くない。
★★★。
カウンター席に座って、高校野球の放送を14インチのブラウン管テレビで見ていると、『昭和』にタイムトリップしたような感覚がした。
晩飯はクルマのナビを使って、自宅そばのとんかつ店を探索したけど、田園都市線のお店はかなり閉店したところが多かったようで、なかなか見つからない。
結局、青葉台そばにあるとんかつ むさしに入ることにした。
店構えはガラス張りで、一見、洋食店のようだけど、中に入ったら学生街の定食屋といった雰囲気。造りは安っぽいけど、逆にいえばとても入りやすい。
メニューを見ると、かつ丼は850円だけど、ランチタイムだと750円になるようである。
店内には14インチのブラウン管テレビでナイター放送の音声が響き渡る。ここも『昭和』である。
しばらくして運ばれて来た。結構、煮込まれているなあ…。
やはり少し甘めの味付け。肉は硬めだけど、昼間の店より肉はジューシー。あとは、特にレポートすることなし。
850円にしては安い肉みたいだけど、サラダがついているしな。でも、衣の食感がベチョベチョなので、★★+。
3月27日(土)
百合ヶ丘駅のすぐ先にとんかつ店を発見したのでいってみることに。お店の名前はとんかつ 醍醐。店構えも、店内も、とんかつ店らしいレイアウト。なんだか落ち着くなあ。
メニューを見ると、カツ丼はヒレかつ丼定食(柳川風・ 1,200円)しか載っていないけど、店員に気いたら、ロースでも作ってくれるようだ。値段は、会計した際に1,100円だとわかった。相方は黙っていてもロースかつ定食(1,200円)を注文するようになってきた。
かつ丼が運ばれて来た。すごい湯気。
早速食べてみると、柳川風というが、煮汁はとろみが少なく、味付け自体もあっさりしているので、スープカツ丼といった感じ。新富町のかつ銀のような濃厚な感覚はない。
衣はもちろん簡単に剥がれるけど、肉は意外とジューシー。
一方、定食のカツは、肉はかなり柔らかいんだけど、練り物のような食感。ロース肉というダイナミックさは全くない。どこか普通の店と異なる部位を使っているのかな?
評価は ★★★。自分はあまり好きじゃないけど、こういったカツ煮が好きな人もいるのかもしれない。
あと、換気が悪いのか、周りの客のタバコの煙がかなり気になった。
2010年第1四半期のレポートは以上です。
3月に引っ越しをして、バタバタしていたので、
なかなか更新できませんでした。
ネットには3週間も接続できなかった状況です。
でも、しっかりガサイレは続けていたので、
レポートは期待してください!
ちなみに、4月は ★★★★★ の
とんかつ店で始まります。
< To Be Continued >